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コーヒーと自転車のステキな関係|TABIRINコラム

こんにちは。TABIRIN編集部のクリスです。このところコロナ関係の重たい記事ばかりなので、明るい話をひとつ。

 

新型コロナウイルスの影響で、テレワークによる自宅勤務になってから1か月半が経ちました。

オフィスで勤務していた頃は朝・昼の食事をあまりとらなかったのですが、いまでは三食食べるようになったり、通勤時間が無くなった代わりに睡眠時間が増えたりと、日常生活でポジティブな変化がたくさんあります。

そして、そうした変化の一つとして、コーヒーを楽しむようになりました。

コーヒー自体は好きだったのですが、僕にとって習慣として飲むことはあまりなく、どちらかというと自転車ロードレースや長距離練習の際のカフェイン摂取を目的としたものが多かったのです。

胃に負担がかかる気がして何となく避けていたのですが、自宅勤務になってから妻が淹れてくれたドリップコーヒーをきっかけに、時間をかけてコーヒーを飲むのが楽しみになりました。

そんな折、かねてから親交があり、TABIRINでもおなじみの自転車旅人・西川昌徳さんが、フリーコーヒーの新しいカタチである「届けるフリーコーヒー」を開始されたことを知り、さっそくオーダーさせてもらいました。

 

ワクワクしながら待つこと数日。届いたのは、コスタリカのブラックハニーという豆を西川さん自身が焙煎し、丁寧に封詰めされたドリップパックが2つ。

これは、元気がたくさん必要なら2つとも飲んでいいし、少し余裕があるならひとつは誰かのために淹れてあげたり、渡してください、という西川さんのステキな思いが込められています。

西川さんはHPでこう綴っています。

たとえ1杯のコーヒーでも世界は、ひとは、

繋がれるかもしれない。そんな思いでフリーコーヒーをはじめました。

1杯のコーヒーを通して、僕は自分が信じたかった世界を少しだけ垣間見させてもらえた気がします。

世界はいま大きな課題と向き合っています。

これまで揺るがないと信じていたものが大きく揺らぎ、当然のように訪れていた場所にも、人にも会いにいけない現状がここにあります。

先の見通せない日々のなかで、どうするべきか、どうあるべきかを問われているように僕は感じています。

ほんとなら僕が大変な場所に出向いて、コーヒーを振る舞いたい。

けれどいまはそれができません。

だから、僕の代わりに、僕がつくったコーヒーに会いに行ってもらうことにします。

あなたのもとへ。

あなたに少しだけでも笑顔が、心の余白が届くよう願いながら。

出典:Masanori Nishikawa

 

自転車旅人と呼ばれる西川さんですが、たまたま縁があって移動手段として「自転車」に出会っただけと言います。

しかし、そんな西川さんがdailylife bicycle coffeeとしてフリーコーヒーを始められたことには、コーヒーと自転車に不思議な引力があるように感じてなりません。

世界的に見ても、コーヒーとサイクリングは切っても切り離せない存在。

史上最高と言われる伝説的サイクリスト、エディ・メルクス(Eddy Merckx)が1968年から所属したFAEMA(Fabbrica Apparecchiature Elettromeccaniche e Affini)はイタリアのコーヒーメーカーですし、ここ数年レース界を席巻しているコロンビア人で初めてグランツールを制したルイス・エレラ(Luis Alberto Herrera)が1987年に所属していたのもカフェ・ド・コロンビア。そして、1990年代~2000年代にかけてマリオ・チッポリーニ(Mario Cipollini)やジルベルト・シモーニ(Gilberto Simoni)、ダミアーノ・クネゴ(Damiano Cunego)などのイタリアの名選手が所属したSAECOもエスプレッソマシンメーカーであり、これらの象徴的な3つのチームの活躍は、サイクリングの歴史の一部としてコーヒーの関わりを確固たるものにしています。

ほかにも、コーヒーと歴史の深いイギリスでは、2012年のブラッドリー・ウィギンス(Sir Bradley Marc Wiggins)による同国初のツール・ド・フランスの総合優勝とロンドンオリンピック金メダル獲得を受け、サイクルカフェブームに沸き立つことになったと言います。サイクルカフェに関してみると、イギリスで1860年から5代続く世界最古の自転車店「Pearson」は2012年にカフェ併設の店舗をオープンしていますし、世界で約15,000人が所属する世界最大のサイクリングクラブを持つイギリスアパレルブランド「Rapha」は、サイクリストが出会う場としてカフェスペースを有するクラブハウスを世界中に展開しています。

ちなみに、コーヒーと健康の関係を調べたところ、The Institute for Scientific Information on Coffee(ISIC:直訳ではコーヒーに関する科学情報研究所)によればコーヒーに含まれるカフェインを摂取することで、日常の疲労改善やスポーツパフォーマンス向上につながるとし、欧州安全局(EFSA)は1日あたりコーヒー5杯程度までのカフェイン摂取量(最大400mg)であれば健康的な食事の一部として楽しむことができると結論付けています。

1日5杯まで、というところがポイントですね。

 

さて、話が逸れましたが、西川さんから届いた大切なコーヒーは、仕事中にではなく、心に余白がある時に頭をカラッポにして楽しむ予定。もちろん、ペアのドリップパックは妻のためにです。

そして、西川さんは、ネット飲み会ならぬ「西川zoom珈琲店」なる企画も行っています。

気になる方は西川さんのFacebookをチェックしてみてください!

(執筆:クリス)

 

西川さんについて

 

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界36カ国90,000km。世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

 

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