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【茨城県】笠間市で新栗の季節。いろんな栗を食べる約23㎞のポタリング!

食欲の秋。美味しいものがたくさん出てくる時期ですね。秋の味覚「栗」の栽培面積、生産量日本一の笠間市へ栗を食べに行ってきました。一括りに栗と言っても楽しみ方食べ方は様々。笠間市でどんな栗に出会えるのでしょうか。

笠間芸術の森公園をスタート

「伝統工芸と新しい造形美術」をテーマとした公園で、敷地内には茨城県陶芸美術館や県立笠間陶芸大学校などがあり、2021年にはスケートボートの国際大会も開催できる規模のスケートパークもオープンし幅広い世代が集う場所です。

ゴールデンウィークには陶炎祭(ひまつり)という笠間焼の窯元が集まり販売などを行うイベント開催されていたり、多くの人が訪れます。
駐車場も広いので笠間芸術の森公園をスタート地点にし、栗を求めてサイクリングへ出発です。

周辺には笠間焼の店が建ち並ぶ「陶の小径」やギャラリーロードがあります。
芸術の秋にもぴったりな街です。

栗を求めて走っていると栗畑に出会うことができます。まだ新しい栗の樹も。風景を楽しみながら進んでいきます。 

栗のいえ

芸術の森公園から約11㎞のところ、笠間市土師(はじ)にある「栗のいえ」。すでにたくさんの車が停まっていました。



築130年の古民家を改築してできた店は広い庭に趣のある建物で静かな時間が流れます。
店内に入ると列ができていました。ショーケースには旬のフルーツを使ったケーキもありましたが売り切れの品も。

お目当ては「愛宕のこぼれモンブラン」。

こんもりと盛られた栗のペースト。スプーンですくうとホロホロと落ちていきそうになり、気を付けて食べました。一口食べると栗そのもの。栗の香りと甘さが口いっぱいに広がります。とても美味しかったです。
人気なので早めに来店された方が良さそうです。

モンブランを味わったあとは次の目的地へ。

小田喜商店(おだきしょうてん)

小田喜商店では、岩間の栗を専門に販売しています。
岩間というのは、旧岩間町のこと。2006年に岩間町、友部町、笠間市が合併して現在の笠間市になりました。

石でできたかわいいモニュメントがありました。

店先の大きな人形は左右に動いています。かわいらしいです。

中に入ると栗の良い香りがします。
ショーケースには、栗のペーストや甘露煮、くりきんとんなどが並んでいます。他にも焼き栗やアイスと栗を使ったものがたくさん。

冷凍の栗おこわ「ぽろちゃんおこわ」を購入。レンジで約3分温めるだけで良いそう。

ごろっと入った大きな栗は、茨城県産ぽろたんという品種。
大き目の栗が何個も入っていました。ほくほくで美味しかったです。あっという間に食べてしまいました。

笠間の焼栗 愛樹(あいき)マロン

続いて焼栗を求めて愛樹マロンへ。

中へ入ると棚にはスイーツやおこわ、栗を使ったカレーなど色んな商品がありました。

購入したのは焼栗「愛樹マロン」特選という大粒のもの。

ピンポン玉くらいある大きさ。
愛樹マロンの栗は栽培方法にもこだわっているそう。
温めて食べても良かったのですが、そのままでも栗の優しい甘さを感じることができました。

店の外には窯焼き焼栗ピザも販売していました。気になるので次回食べてみようと思います。

道中、国道355線の近くにも栗畑を発見。良い風景です。

道の駅かさま

2021年9月に北関東道友部インターチェンジの近くにオープンした「道の駅かさま」。連日多くの人で賑わっています。

サイクルラックもありました。混雑する場所は自転車だと楽ですね。
道の駅のフードコート内にある「つけめん・らーめん活龍」へ。

笠間栗とゴマの担々麺を注文。一見、栗は見当たりませんがスープに秘密があったようです。
味わってみるとゴマの香りと栗の甘さがマッチしています。主張はしていないのでじっくり食べるのをおすすめします。
ラーメンと栗が出会うとは思ってもいませんでした。美味しくいただきました。

森の石窯パン屋さん

ギャラリーロード沿いにある洋風の可愛らしい外観のパン屋。

外にはサイクルラックやテーブルがあります。地元の食材を使ったパンを作っています。

栗の形をした「栗あんぱん」。中には一粒まるっと栗が入っています。小田喜商店の栗の甘露煮を使っているそう。

フォルムがなんとも愛らしい。
お土産にして自宅で食べましたが、手のひらサイズでしたが満足感がありとても美味しかったです。

コース紹介


▼笠間芸術森林公園
https://www.city.kasama.lg.jp/page/page000122.html

▼愛樹マロン
http://www.aiki-marron.jp/

▼道の駅かさま
https://m-kasama.com/

まとめ

訪れた店ごとに工夫を凝らし、いろんな形で栗を楽しんでもらおうという気持ちが伝わってきました。
紹介しきれなかったものも沢山ありますが、そのままの栗を味わっても良し、他にはない栗を見つけても良しと栗の底力を感じるポタリングになりました。
岩間地区をメインにポタリングしましたが、笠間稲荷神社のある街中でも栗スイーツなどを堪能できますので足を延ばしてみても良いと思います。
まだ出会ったことのない栗を味わうことができます。ぜひ、お気に入りの栗を見つける旅をしてみてください!

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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