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【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さんのプロフィールに迫る!|by TABIRIN Part.1

世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をしている人がいます。

それが、自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。

TABIRINでは、そんな西川さんの活動を応援するとともに、4回に渡って西川さんの「これまで」と「これから」を追っていきます。

 

今回のプロフェッショナルは

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

 

西川昌徳さんの旅のきっかけ

TABIRIN ──まず、西川さんのこれまでの活動について教えてください。

自転車で旅を始めたのが2006年、23歳のときで、7カ月かけて日本一周15,800kmを走りました。

その後、

  • 2007~2009年 中国~タイ~インド走破(17,000km)
  • 2012~2013年 ユーラシア大陸横断(ネパール~ポルトガル、13,200km)
  • 2013~2014年 北米大陸縦断(アラスカ~ロサンゼルス、8,000km)、オーストラリア横断(5,000km)
  • 2015~2016年 ニュージーランド一周(4,000km)、ベトナム縦断(1900km)、タイ〜シンガポール(2500km)
  • 2016~2017年 北中米縦断(バンクーバー~メキシコ、12,700km)

そして2017~2018年に中南米(メキシコ~コロンビア、12,000km)を縦断しました。

2006年から2018年まで、12年間で世界36カ国、90,000kmを自転車で旅してきました。

▲世界各国を自転車で旅してきた西川さん

2010年からは全国各地の学校をはじめ、様々な場所で講演会や写真展に呼んでいただているほか、2012年からは自転車旅で訪れた国々と日本の学校をテレビ電話でつなぐ「ちきゅうの教科書」という課外授業をやらせてもらっています。

また、このほか、2008年の中国四川大地震、2011年の東日本大震災、2015年のネパール地震での復興支援やボランティア活動なども行ったりしました。

▲西川さんのこれまでの旅の軌跡(2018年1月現在)
Skype®マークは「ちきゅうの教科書」を行った国々だ

 

TABIRIN ──どうして旅を始めるようになったのですか?

話は小学生の頃にさかのぼるのですが、当時の西川少年はいわゆるガキ大将でした。

それが、ある日を境にクラスから無視されるようになっちゃったんです。好き放題していたせいなんですけどね。それで、自分に自信が持てなくなっちゃったんです。

で、自分に自信を持ちたくて・・・というのが僕の旅の根底にあります。

でも、そもそも自信がないのに簡単に旅なんて始められるわけがないじゃないですか。

▲小学校時代の西川さん(真ん中)

 

TABIRIN ──では、きっかけとなる出来事があったのですね?

そうなんです。「後悔しなように生きる」ことを強く意識するきっかけが2つありました。

一つ目は中学校の卒業式のときのことです。ほら、やっぱり年ごろなんで青春したいじゃないですか。

でも西川少年は自分に自信がないので、好きな子に告白なんてもちろんできなかったわけですよ。それでも、勇気を振り絞って、その子に自分の卒業アルバムにメッセージをお願いしたんです。

 

TABIRIN ──西川少年頑張りましたね!それで結果は・・・?

そしたらなんと、こう書かれていたんです・・・!

”私も気になっていました。でも話せないままでした。さようなら”

とてもショックでした。笑

そのときに「後悔しないようにしなきゃいけない」って子どもながら思いました。

▲自身のエピソードを語る西川さん

 

TABIRIN ──それは衝撃的ですね・・僕だったらしばらく寝込みますよ・・・。ではもう一つのきっかけとは?

もう一つのきっかけは、大学2年生の時です。とても大きな出来事でした。

子どものころからの親友がいて、そいつは勉強もできて良い大学に行って、順風満帆の人生を送っていたんです。

その親友がある日事故で亡くなったんです。とてもショックでした。それで、人生について考えるようになって、「後悔しない生き方」って何なのか意識するようになりました。

その後、ファッションに興味があったので単身、バックパックだけを持ってヨーロッパに渡りました。この時はまだ自転車ではなかったんです。

 

日本一周そして世界の旅へ

TABIRIN ──西川少年のことを考えると、単身ヨーロッパなんてすごいですね!

でも実際には不安だらけでしたよ。今でもそうですけどね。

その旅でいろんな人に出会って、いろんな人に助けてもらったんです。それで、「踏み出せば新しいことに出会える」ってことを実感したんです。

そして、自転車と出会うきっかけがオランダを旅した時でした。

ある食堂で70歳のおじいさんに出会ったんです。その方が言ったんです。「これから自転車でドイツに行くんだ」と!

この出来事がきっかけで自転車で国境を渡ることに強く惹かれました。

それで大学卒業後、まずは自転車で日本一周をしました。2006年、23歳のときです。7カ月で15,000kmを走りました。

▲ドイツで出会ったおじいさんの言葉がきっかけで、自転車旅の世界へ

 

TABIRIN ──その後、世界を走ることになったのですね!

そうなんです。親には25歳までやらせてくれってお願いしました。

バイトをして旅の資金を貯めてですね。それで最初に世界を自転車で旅したのが中国でした・・・!

▲初めての海外の旅の舞台は中国

 

ほろ苦い青春時代、友人の死、様々な人との出会いをきっかけに、自転車旅に踏み出した西川さん。

果たして、どのような旅が待っていたのか。次回は西川さんが世界を旅する中で起きたエピソードやその中での学びについてご紹介します。

>>Part.2のレポートへ

 

【西川さんの講演会レポート】

(執筆:クリス)

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