富士山一周を楽しむ「フジイチ」をテーマにした”フジイチサイクルフォト”コンテスト:受賞作品の紹介
富士山一周を楽しむ「フジイチ」をテーマにした「フジイチサイクルフォトコンテスト」を、2024年12月~2025年1月締切で開催しました。
サイクリングをしながら感じた自然、風景、仲間との思い出など、多くのご応募をいただいた中から、受賞された9作品をご紹介します。
フジイチサイクルフォトコンテストの概要と審査方法
募集テーマは、「フジイチで出会った最高の瞬間」
・サイクリング中に撮影した写真
・富士山や周辺エリアの風景
・サイクリング仲間との思い出の1枚
・富士山を中心とした文化やライフスタイルに関わる写真
で、サイクリング時の写真であることが分かるように、自転車もしくは自転車アイテム(ヘルメットなど)が映っている写真であること、その他規約に記載した条件で募集しました。
応募作品は約450点。その中から一次審査で35点に絞り込み、5人の審査員が最優秀作品を一点(3ポイント)、優秀作品を三点(各1ポイント)を選定し、合計ポイントで集計しました。
素晴らしい写真が多いため、惜しくも最優秀賞、優秀賞に選ばれなかった5作品も「佳作」として紹介させていただきます。
受賞作品紹介
最優秀賞
撮影場所:河口湖
・紅葉と快晴の中を、富士山と湖を横目に気持ちよく爽快に自転車で走り抜けていく様子が写真から大変よく伝わりました。
・赤い紅葉と、青い空と湖のコントラスト、その中心に少し雪を被った富士山という素晴らしい構図に、走る自転車が入ることで、動きと楽しさを感じさせてくれる素晴らしい作品です。
優秀賞(3作品)
撮影場所:富士市大淵笹場
・富士山と共に写る茶畑。自転車旅の旅程にぜひ組み込みたい、この地域の魅力が伝わる写真だと思います。このあとお茶関連のスイーツを食べたいです。
・偶然出合った風景かと思いますが、透明な空気感や日差しの暖かさまで感じられて、思わずサイクリングに行きたくなります。
撮影場所:山中湖
・富士山の雄大さと共に、曇りのない逆さ富士の世界に迷い込んだ自転車の構図が美しいと感じました。
・雲ひとつない青空と富士、そして自転車が湖面に映り込む。いわゆる逆さ富士でよくある撮り方かもしれませんが、見事にキマった一枚です。
撮影場所:静岡県富士市中里
・引退が近づくドクターイエローと富士山。この瞬間、この場所でなければ撮れなかった風景で、自転車で訪れたくなりました。
・いつ運転されるかわからないドクターイエローの走行予想をもとに狙ったであろう執念の一枚。鉄道と自転車の「好き」があふれた一枚ですね。
佳作(5作品)
撮影場所:富士川橋梁
・富士山、ロードバイク、新幹線が絶妙に収まった欲張りな構図が魅力的。3つの要素を違和感なくまとめるために構図を工夫されたと思う。シャッタータイミングもバッチリ。
・身近な乗り物(自転車)の上に、速い乗り物(新幹線)があり、その先に日本を代表する富士山を望むという組み合わせを、ローアングルで、迫力あるまとめ方をしているのが素晴らしいと感じました。
撮影場所:河口湖
・銀杏の黄色、白んだ青空と日に照らされた富士山。シンプルに、最も美しい作品と感じました。
撮影場所:山中湖
・ローアングルからの撮影が奥行きを際立たせ、旅のワンシーンのよう。折りたたみミニベロと富士山のスケール感の対比が良い。大きめのサドルバッグや泥除けが旅慣れた雰囲気を演出していて素敵。
・自転車と富士山の織りなす情景を表現しているだけでなく、下半分が手前の道だけという大胆な構図は、「旅の途中」を感じさせてくれる素敵な演出だと思いました。
撮影場所:和田峠
・幾重にも重なる山々のレイヤーの奥に、凛とそびえる雪化粧の富士山。澄みきった冬の冷たい空気を感じます。
撮影場所:山中湖
・富士山と湖と自転車、そして何より道路の曲線を美しく捉えた作品です。
賞品・副賞
最優秀賞、優秀賞、佳作には、それぞれAmazonギフトを賞品としてお送りさせていただきました。
また最優秀賞には副賞として、文字盤に富士山をイメージした機械式腕時計「JPW」をお送りしました。
まとめ
■審査員紹介
フジイチをテーマに開催したフォトコンテストに、数多くのご応募をいただきありがとうございました。
応募頂いた作品を厳正に審査するために、TABIRINに関わるメンバーの中から、経験や立場の違う5人が審査員となりました。
〇 栗栖 嵩(TABIRIN運営スタッフ):自身もロードレースに参加する本格派サイクリスト。国内外でのサイクリング経験も豊富な視点から審査しました。
〇 増池 由有(TABIRIN運営スタッフ):旅先でレンタサイクルやシェアサイクルを楽しむ派。ライトユーザーであり女性視点で作品を審査しました。
〇 山岡 高治(デザイナー):TABIRINサイトのデザインを手がけ、自身もロードバイクを楽しむサイクリスト。クリエイター視点で作品を審査しました。
〇 岩田 敦雄(エディター):雑誌サイクルスポーツからバイシクルクラブの編集長を歴任した経歴を基にTABIRINでの執筆も担当。メディア編集経験者の視点で審査しました。
〇 花田 康(広告業):TABIRINのサイクリングレポート(撮影・執筆)を数多く担当。広告屋の視点で作品を審査しました。
季節や場所によって、様々な富士山の風景を楽しめることが、とても伝わってきました。私たち編集メンバーも四季折々の富士山を改めてサイクリングで楽しみたくなりました。
みなさんもぜひ、美しい富士山の風景を探しに、フジイチサイクリングに出かけてみてください。
執筆:花田 康(TABIRIN編集部)