旅×自転車 記事

自分だけのサイクリングルートを作ろう。快適な旅が実現するコースの作り方

サイクリストにとって「次はどこにサイクリングに行こうかな?」と考えるだけでワクワクしますよね。

ただし現在、外に出るのが中々難しい状況が続いています。

そんな今だからこそ次回の旅に向けて、自分だけのオリジナルコースを作ってみるのはいかがでしょうか。

自分の計画した通りのコースを走って目的地に辿り着いたり、気持ちを膨らませていたご当地グルメを口にできたり、そんな喜びが見つかるのもオリジナルコースならではの楽しみのひとつです。

今回はオリジナルコースの作り方や自宅でできて友人ともシェアできる、おすすめルートアプリをご紹介します。

※この記事は2020年9月7日に公開されたものを2020年12月に更新したものです。

オリジナルコースを考える楽しみ

行ってみたい場所や目的地、ゴールを決めよう

まずは、旅雑誌や地図で行ってみたい場所、ゴールをピックアップしてみましょう。

行ってみたかった場所、食べてみたかったご当地グルメなど、これまでのサイクリングを振り返って決めてみるのも良いですね。

自分の体力とも相談

行きたい場所や食べたいものを考えながらのコースの作成はとても楽しいですね。

ですがここで、実際にサイクリングする前に、そのルートが安全かどうか、自分のレベルや自転車の性能に合っているかなどを前もって確認しておきましょう。

大まかなルートを練ってみる

目的地を決めたら早速ルートアプリでオリジナルコースを作成してみましょう。ポイントはバイパス等の大通りを避けること、川沿いや海岸、旧道を利用したサイクリングロードを中心に走ることです。

サイクリングロードは自然が豊かで景色も楽しめる場所に整備されるケースが多く、快適で気持ちの良いサイクリングを楽しめるのでおすすめですよ。

ルート沿いの行きたいところを取り入れてみる

せっかくのサイクリングですから、ルートの周辺にも足を延ばして気になる場所に立ち寄るのも楽しいものです。ここで意外と参考になるのは街歩きの書籍やサイト。

徒歩よりもやや早い自転車のスピード感だからこそ、街歩き目線での観光も可能になるのです。ご当地グルメやおいしいスイーツのお店、史跡名勝、古い町並みなど、次回のサイクリングには「立ち寄る楽しみ」も加えてみてはいかがでしょうか。

ルートアプリを使うメリット

ルートが決まったら、ルートアプリでデータを作成してみましょう。

今回はパソコンやタブレットでオリジナルコースが作成でき、友人とシェアしたり作成したりしたコースをスマホで見ることができるおすすめアプリをご紹介します。

ルートアプリは実用的にも様々なメリットがあるので、簡単にご紹介します。

迷うことなく快適にサイクリングができる

初めての土地でのサイクリングでは、少し道を間違えただけで大きな遅れが生じてしまうこともありますよね。その点、ルートアプリを使用することで道に迷いにくくなるので、時間をロスすることなく、快適にサイクリングを楽しむことができます。

準備段階から気持ちが高まる

漠然と行きたいところやコースをイメージするよりも予めオリジナルコースを作るほうが準備段階でワクワクして、気持ちが高まります。地図データをなぞりながらオリジナルコースを作成することでサイクリングの疑似体験も楽しめますし、立ち寄りスポットが「どんな場所なんだろう」と思いを馳せることもできますね。

また複数人でのサイクリングでは、前後を走る人で速度の差や距離が開きやすいものです。そんなときに予めオリジナルコースを作って共有しておくことで、先頭を走る人は「次の分岐点で、後続の自転車が来るのを待とう」など、気を遣いながらのサイクリングが可能になります。

坂道や砂利道等の悪路を回避して、快適なルートを選べる

激しい峠道をのぼるヒルクライムなど、過酷なサイクリングを楽しむストイックなアクティビティもありますが、そうでない時は平坦な道で楽しくサイクリングしたいですよね。

しかしノープランのサイクリングでは往々にして長い上り坂や砂利道などの悪路に遭遇してしまうものです。そんな悪路を避けて快適な道をサイクリングするためにも、オリジナルコースはしっかりと練っておきたいですね。

その点、これからご紹介するアプリでは道の起伏などを把握することができるので快適なルート選びに役立つことでしょう。

フリーのおすすめルートアプリ5選

それでは実際にオリジナルコースを作成してみましょう。

今回はアカウントひとつですぐに使用可能、自転車にスマホをマウントすることでナビとしても使えるアプリを5つご紹介します。

Googleマップ

何かと使うことの多いGoogleマップにも、実はサイクリングに最適な機能が用意されています。

例えばGoogleマイマップ機能を使えばタイトルを付けてオリジナルコースを作成することができますし、URLをシェアすれば作成したコースを他の人が見ることもできます。

またGoogleマップの標準機能である、地図表示/航空写真/ストリートビューの切替機能を使えば、よりリアルにコースの状況を視覚的に知ることが可能です。Googleアカウント(Gメールアドレス)以外の会員登録が不要なので手軽というメリットもあります。

Route hub

次にご紹介するRoute hub は、かつてサイクリストの支持を集めていたサービス、ルートラボが廃止されたことをきっかけにルートラボの継承を目指して作成されたアプリです。

ルートラボとは約10年間にわたってYahoo Japanによって提供されていたサービスですが、惜しくも2020年3月31日をもってサービスが終了してしまいました。

(「Yahoo Japan/サービス終了のお知らせ」https://latlonglab.yahoo.co.jp/close.html)。

そこで、サイクリスト有志が中心となり、Route hubが作成・リリースされました。Route hub にはGPS対応のルート作成機能が用意されており、地図データはOpen Street Map、標高データは国土地理院の測地データを使用するなど、より凝ったオリジナルコースを作ってみたい方にもおすすめのハイスペックなアプリに仕上がっていると好評です。

STRAVA

全世界で5000万人超のユーザーがいると言われるSTRAVA。「STRAVA ルートビルダー」と呼ばれるルート作成機能に加え、最大の特徴は、サイクリングのアクティビティログをユーザー同士で共有し、サイクリングのタイムを競い合うなどのバーチャルなプラットフォームが用意されていることです。

また、STRAVAユーザーがアップロードした膨大なアクティビティログを元にルートを検索できる機能や、できるだけフラットなコースを検索したい時に使える最低標高機能など、初心者から本格的にサイクリングをしたい方まで、便利な機能が満載です。

Bikemap

Bikemapはアメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、オーストラリア、アジアなど世界中のサイクリングコースを作成/共有/検索できるアプリです。

走行データや休憩所などを示してくれる機能など、サイクリングコースを作成する際に役立つ機能のみならず、自分の作成したルートや他のユーザーが作成したルートを共有、検索することも可能です。

『PC-NAVITIME』 サイクリングコース作成

たくさんのサイクリストが使用する『自転車NAVITIME』。

そんなNAVITIMEの『PC-NAVITIME』には独自のサイクリングルートを作成できる「サイクリングコース作成」という機能があります。

走行速度や経由地点にメモを記載することもできるため、正確なスケジュールを組むことも可能な他、自転車NAVITIMEアプリと連動して、音声案内機能を使用することができます。

より快適なサイクリングのために「ルート検索アプリ」の活用もおすすめ

オリジナルのルート作成はとてもワクワクする作業ですが、時にはルート検索アプリの力も借りてみてはいかがでしょうか?

ルート検索アプリは目的地への最適なルートを自動で探してくれるので、サイクリングロードや高低差の少ない道など、走りやすいルートを知ることができます。どの道を行くか迷った時や目的地だけ決まっている時などは、ルート検索アプリの情報がとても役に立ちますよ。

ルート検索アプリは、ルートアプリとしてもご紹介した「自転車NAVITIME」、徒歩や公共交通機関での移動にも使いたい人は「Yahoo!MAP」「いつもNAVI」なども便利で、いずれも基本無料です。

ルート作成の参考に是非TABIRINを!

今回は、初心者から本格的にサイクリングを始めたい方までおすすめのルートアプリを紹介しました。

当メディア・TABIRIN (たびりん)では全国の様々なコースや観光スポットを検索できる機能や、ルート作成に役立つ情報をまとめた記事がありますので、ぜひご利用ください。

「都道府県別サイクリング情報」は全国のご当地の景色を心行くまで楽しめるコースが盛りだくさん。

また「コース・マップ検索」の詳細検索を使用することで距離/レベル/標高など、自分のレベルにあったコース選びが可能になります。

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