※この記事は2019年6月15日に公開されたものを2020年11月に更新したものです。
こんにちは!
TABIRIN (たびりん)編集部です。
突然ですが皆さんは「大三島(おおみしま)」という島をご存知でしょうか。
「神の島」として信仰を集め、多くの大自然と古来からの生態系が現存する瀬戸内海にうかぶ島。そこには、サイクリングやハイキングを満喫できる自然路もたくさん整備されており、多くのサイクリストたちの五感を楽しませています。
今回は「IKIDANE HOSTEL &CAFE SHIMANAMI」を起点とした、初心者でも楽しめる「大三島一周サイクリング」の様子をご紹介します!
しまなみ海道の大三島(おおみしま)は愛媛側から3番目の島
しまなみ海道は愛媛県の今治市から広島県の尾道市を結ぶ、全長約60kmの道です。
自転車歩行者道が設置されており、瀬戸内海に浮かぶ島々を縦断しながら安心して風景を楽しめるということで、サイクリング好きの憧れの場所になっています。
ちなみにしまなみ海道を愛媛側からスタートする場合、大島、伯方島と来て3番目、しまなみ海道のちょうど中間地点が今回サイクリングした大三島です。
大三島は愛媛県今治市に属する芸予諸島(げいよしょとう)の中の1つの有人島です。
愛媛県の最北に位置していて、愛媛県に属する島の中では最大です。
大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)がある「神の島」として知られています。
しまなみ海道サイクリングの拠点は大三島の「IKIDANE HOSTEL &CAFE SHIMANAMI」
前回紹介させていただきました「IKIDANE HOSTEL &CAFE SHIMANAMI」は大三島にあります。サイクリストに優しい機能が揃ったホテルですので、詳細については是非以下の記事からご確認ください。
このホテルにはサイクリング拠点としての機能が十分備わっていますので、連泊してサイクリングするのにうってつけです。
大三島一周(ショートカット版)のサイクリングルート
大三島は少し起伏があるので上り坂は少し頑張る必要がありますが、全部一周しても約40㎞。時間をかけてゆっくりサイクリングすれば完走できそうな距離ではないでしょうか?
しかし、初心者の方やサイクリングが久しぶりの方にとってはこの距離を長いと感じられる方もいらっしゃいますよね。
そこで今回はショートカット版の「大三島一周サイクリングルート」を巡ることにします。
距離は36.4㎞、獲得標高は上り1,300m、下り1,296m。大三島一周のサイクリングルートのショートカット版とはいうものの、色々な場所へ立ち寄るため4㎞しか短くなっていませんでしたね。
獲得標高は1,000mを超えており、意外に起伏が激しく、初心者は覚悟が必要になってきます。
【大三島一周のサイクリングルート(ショートカット版)】
【大三島一周のサイクリングルート】
大三島サイクリング (ショートカット版)スタート!
スタートは「IKIDANE HOSTEL &CAFE SHIMANAMI」から
スタートは「IKIDANE HOSTEL &CAFE SHIMANAMI」の目の前にあるこちらのモニュメントから。目印にはちょうどいいですよね。
島を周回するコースなのでどちら回りでもサイクリングできますが、今回は景色を見ることを優先して、時計回りでのサイクリングです。
左側にファミマがありますが、これ以降は補給する場所がほぼゼロなので、不安な方はここでしっかりと補給しておきましょう。
しまなみ海道のお土産が買える「道の駅 しまなみの駅御島」を通過
少し走ると道の駅が見えてきます。
サイクリングレポートとしては立ち寄るべき場所ですが、さすがに休憩するには早すぎますのでここではスルー。
なお大三島の特産品コーナーやサイクリストの休憩も考慮したシャワー室が整備されていて、レンタサイクルもあるようです。
大三島の海と青空を楽しみながら、しまなみ海道をサイクリング
道中ではブルーラインがしっかりと整備されているので走りやすいです。
少し進んで、上り坂を登ると大三島橋が一望できるスポットがあります。
良い撮影スポットなので休憩も兼ねてぜひ記念撮影を!
さすがしまなみ海道。
サイクルラックも設置されており、案内看板もあります。
ご存知だと思いますが、しまなみ海道は自転車の通行料が無料。
この先に絶景が待っていますので、ぜひご自身の目で確かめてみてください!
今回はこんなところも走ってみました!探検気分でわくわくしますよ!
天気が良くて最高のサイクリング日和です!車も全然通らないので快適そのものです!
基本的に海沿いを走るので撮影スポットはたくさんあります!
ここだ!と思ったところでぜひ撮影してください。
ちなみに下の写真は私がここだ!と思った撮影スポット。
実はアートの島でもある上三島の「今治市岩田健母と子のミュージアム」
しまなみ海道の上三島は実はアートの島でもあることはご存知でしょうか?
上三島には1周約40kmの小さな島の中に、3つもの美術館があるんです!
休憩にちょうどいいタイミングで、その中のひとつ「今治市岩田健母と子のミュージアム」が見えてきます。
円筒状のコンクリート壁に覆われた半屋外スペースに、母と子をテーマにした岩田健氏の彫刻が展示されています。
外観が美術館だけあってお洒落ですね。
ただ、例のごとく中には入っておりませんが…
こういうところに入る時間があるようなゆったりした行程でサイクリングをしないとな…。
アートスポット「ところミュージアム大三島」を通ってサイクリング続行
次に山を登ると、何やらいびつな建物が見えてきました…。
そうです。
これが「ところミュージアム大三島」です!
現代彫刻の美術館で、館内のオープンテラスは瀬戸内海の多島美が望めるビューポイントだそうです。
今回は訪れませんでしたが大三島のもうひとつの美術館はこちら。
■伊東豊雄 建築ミュージアム
伊東豊雄さんの建築思想や大三島での試みを広く伝えるためのミュージアムです。
こちらにももちろんサイクルラックが用意されています。
アップダウンがあるので、上りはつらい分、下りが最高です!
大三島で必見の観光スポット「大山祇神社」
最後に訪れたのが一番の観光スポット「大山祇神社」です!
大きな駐輪スペースがあるので、安心して中を見ることができます。
駐輪スペースの入口。
合っているかどうかわかりませんが、一応サイクルラックのように停められました!
大きい境内では見る場所がいろいろとあるみたいですね。
広い空間があって、リラックスできますね。この奥を進むと本殿があるので行ってみたいところですが、今回は時間がないので折り返すことにします。
「大山祇神社」を後に数キロアップダウンを経てサイクリングを続けると、もとのモニュメントに到着です!
これで大三島一周(ショートカット版)のサイクリングは終了です。
サイクリングの休憩には「道の駅 多々羅しまなみ公園」もおすすめ
今回のサイクリング時には立ち寄りませんでしたが、「道の駅 多々羅しまなみ公園」の紹介です。とても便利でおすすめの施設です。
多々羅しまなみ公園は大三島IC下車すぐの所にあり、心地よい潮風と潮騒に包まれた爽やかな公園です。
ここは拠点にできるぐらい何でも揃っています!
しまなみ海道の紹介写真でよく出てくる場所が、こちらの「多々羅(たたら)橋」です。
曇っていたのでいい写真に見えませんが、最高の撮影スポットですので、立ち寄りの際は是非こちらの「多々羅(たたら)橋」で記念撮影をしてみてくださいね。
レンタサイクルも種類がたくさんあります!
レンタサイクルの詳しい情報はこちらから
レストランでは、地元の特産品が食べられます!写真はマハタ薄造り御膳です。
マハタという魚は、スーパーや鮮魚屋には並ばない高級魚なのでぜひご賞味ください!
レストランのメニューはこちらです。
お土産もたくさん買えますし、先ほどの多々羅橋とフランスのノルマンディー橋の姉妹橋提携を記念して造られた「しあわせの鐘」もあります。
鳴らす人のしあわせを祈って造られたそうですよ!
サイクリング好きなら一度は行きたい!しまなみ海道のサイクリングレポート
最後に大三島のサイクリング動画もご紹介します。
画質が悪くなってしまいましたが、少しでもこのサイクリングの良さが伝われば幸いです。
大三島一周サイクリングはお手頃ですので、ぜひ挑戦してみてください!
しまなみ海道はサイクリング好きなら一度は訪れたい、サイクリストの聖地として知られていますよね。
そんなしまなみ海道はTABIRINにもたくさんのサイクリングレポートがあります。
しまなみ海道サイクリングの参考に、ぜひご覧ください。
【広島スタートのコース】
しまなみ海道を広島からスタートして、愛媛に至る全行程のレポートです。
経験者1名、初心者2名でのサイクリングですので、サイクリング初心者の方もぜひ参考にしてください!もちろん大三島も訪れていますよ。
【愛媛スタートのコース】
こちらはしまなみ海道を愛媛からスタートして広島に至るレポートです。
前半は羽田空港から愛媛の伯方島まで、後半は大三島からのサイクリングです。
次回は、島々をわたる「とびしま海道」のサイクリングレポートです。こちらもぜひご覧ください。
<執筆:コぶた>