旅×自転車 記事

【インタビュー】スポーツMCアケさんのサイクルライフとインドネシアへの熱き思い

スポーツMCとして全国のサイクリングイベントでも活躍されているMCアケさんこと竹内明美さん。ご自身はどのようにサイクリングを楽しんでいるのかを聞いてきました。

まずはプロフィールをお聞かせください


現在は、兵庫県在住でKiss FM KOBE、FM三木、加古川BAN-BAN RADIOのラジオパーソナリティと、自転車やマラソン、ジェットスキー等のスポーツイベントMCをしています。

DJアナウンス専門学校時代に、岐阜県にあるダイナランドスキー場DJステーションのお仕事をさせていただくことになり、元々スノーボードも大好きだったので、周りの方から自然な流れで大会のMCをお願いしてもらい喋り始めたことがスポーツMCの原点ですね。
スノーボードが好きすぎてインストラクターの資格も取り、一時期はびわ湖バレイでインストラクターもしていました。そこから沢山のご縁でマイクを持たせてもらえる機会をいただき本当に幸せを感じています。

自転車に乗るきっかけや所有自転車をお聞かせください

スノーボード仲間がオフトレーニングでロードバイクに乗っていて、オールシーズン楽しめる自転車楽しいぞと進めてもらい、初めは何だかドロップハンドルに抵抗があったのでMTBを購入しようとしていたのですが、結局何も分からないままみんなと一緒に走りたいなと即決断で、そのまま近くの自転車ショップへロードバイクを注文しに行きました。
2012年4月に初めてMASIのアルミロードバイクを購入し、ぐんぐん進むロードバイクに一気にはまりました。1か月もたたないうちに、仲間としまなみ海道へ走りに行ったり、淡路へ行ったり岡山の片鉄ロマン街道へ行ったり、スノーボード仲間が色んな場所へアクティブに誘ってくれたおかげで自転車の楽しみが一気に広がりました。

そんな頃、SNSに楽しそうな自転車の写真を載せていたら、元々スノーボードMCとして大先輩で憧れだったMCアリーさんから自転車の仕事やってみる気ない?と声をかけていただき、自転車を始めてから、3か月後に「SPECIALIZED DAYS」にて、初めて自転車の現場に関わらせていただきました。
2013年には、より登りも楽しめるようRIDLEYのLIZ(女性モデル)カーボンバイクに乗り換えました。
今ロードバイクはRIDLEYと、大好きなインドネシアのメーカーPOLYGON (HELIOS LT9)、街乗り用にGTのマウンテンバイクの3台を所有しています。
最近はもっぱらPOLYGONで走りに行くことが多いですね。

POLYGONっていうメーカーは日本ではあまり聞かないと思うのですが、インドネシアでは誰もが知っているほど歴史があるメーカーなんです。もともと姉がインドネシアに住み始めたことがきっかけで2011年に初めてインドネシアへ行き、2012年からは自転車旅をしに年に数回インドネシアへ足を運んでいます。そんなインドネシアでの出会いが自分の自転車にも大きく影響しました。

インドネシアの話しをもう少し聞かせてください


2012年に初めて現地でMTBを借りて首都ジャカルタのカーフリーデイに参加しました。

案内していただいたのは、現地の駐在員サイクリストの皆さんで作られているジャカルタ自転車部の皆さん。今でも本当にお世話になっています。

毎週日曜日の午前中に、普段は大渋滞する大通りの道路を両車線歩行者天国にしているというそれはそれは壮大な環境でした。日本ではこんなに主要な道路を封鎖するなんてきっと苦情が殺到しそうなことを(笑)毎週、しかもインドネシアのどこのエリアでも開催していると知り、なんて全てのことに寛容な国なんだ、ここは自転車天国か!と、自転車に乗り始めて半年だった自分にとってあまりにも衝撃的で驚くことばかり、とても感動したことを今でも鮮明に覚えています。

道路の両端には、屋台が沢山あって、そこで朝食を食べたり、ライブもそこらじゅうでやっていたり、みんな本当に自由なんです。

道路は歩行者天国で車が入ってくる心配がないのでウォーキングしたり、サイクリングしたりランしたり、自転車に乗り始めたばかりの子供さんがお父さんと一緒に自転車の練習をしていたり、おじいちゃんおばあちゃんも本当に楽しそうに運動している姿が印象的でした。
今は、人が増えすぎてとても快適に自転車に乗れるような場所ではないのですが、おもしろ自転車の人とか、とにかくクセが強い人が多いので(笑)人間観察をしているだけでも十分楽しめる場所です。どんな人でもいつでも気軽に無料で参加出来て、交流できる場所が毎週あるということがうらやましい環境ですね

2014年からは初めて飛行機輪行をして自転車を持って行きインドネシアのジャワ島を中心に毎年現地へ走りに行っています。国内で電車輪行の経験もなかったのですが、まずは行きたい気持ちが先行し行くことを決めて、その後にどうやったら飛行機に載せられるかを調べました。

すると、ガルーダインドネシア航空なら、何といつでも自転車一台が無料で載せられるとのこと!おかげで飛行機輪行の敷居がぐっと低くなりました。そして2015年にバンドンという町で出会ったローカルサイクリストとの出会いで、一気に現地のサイクリストとの繋がりが広がりました。


インドネシアでは、自転車はロードバイクもいればMTBやクラシックな自転車まで何でもアリ。暑い国なので夜明けとともに朝に走ることが多いのですが、様々な年代の人達が自転車で一緒に走っています。
ここでも紹介しています。https://www.cyclowired.jp/tag/term/10122

女性や子供たちは周りの人がしっかりサポートをして、サイクリングが終わったら一緒に朝ごはんを楽しむんです。
日本ではゆっくり走っていると申し訳ない気持ちになる人や、クロスバイクだから、ママチャリだからと気にする人は少なくないと思います。
ただ、私が知っているインドネシアは全然違いました。レベルとか年齢や職種も何も関係なく、大きな意味でみんなが自転車を自由に楽しんでいるんです。
インドネシアで走った経験が私自身の「自転車の楽しみ方」に大きく影響しているような気がします。
そして今年2018年、一番大好きな街ジョグジャカルタで念願だった自転車イベントに初参加してきました。今年2回目を迎える「ツール・ド・ジョグジャ」という110kmのグランフォンドイベントです。
ここでも景色はもちろんのこと想像を超える光景やイベントの運営方法も沢山刺激を受けました。まずは馬もひっくり返るほどと言われる想像を絶する「坂!」。そこであえて無理をしないインドネシア人の性格についつい笑ってしまいました。
日本人の私はキツイ坂も「絶対に足をつかないぞ」とがんばっていたら、その横を坂専用に用意されている伴走トラックでご機嫌に坂をパスする人達。インドネシアの人々はとにかく写真が大好きなので景色の良い場所があれば「フォト!フォト!」
日本人女子はかなり珍しいみたいで、ピットストップになると写真撮影会が始まりかなりの時間を写真に費やしてしまった!制限時間がやばい!と焦っていたら、また私の横をクルマで悠々ゴールへ向かう人達!笑。後半かなりがんばり、私は制限時間15分前に何とか無事に完走することが出来ました。ホント楽しければいいのだ!
そして、今回約600人の参加者で日本人参加は初だったようで、とにかく歓迎されました。MCさんからも日本語で歓迎の言葉を沢山もらい、自分も同じ仕事なので、その国の母国語でお迎えされる嬉しさを改めて感じました。

そして本当にイベントの運営が徹底されていて、道も景色も日本に負けないほどキレイだし、どこに行ってもだいたい何かお店やコンビニもあるし、参加費が日本円で4500円ほどなのに、イベントジャージと完走メダル、フードやドリンクも沢山ついてきてとにかく至れり尽くせりのおもてなし。

そして、車もバイクも多い街中でも信号待ちしなくていいように、スタッフさんが交通整理をして走らせてくれたり、地元の子供たちが沢山応援してくれたりと、絶対に来年も走りたいと思わせてくれる素晴らしいおもてなしでした。

今後、自分が経験した感動を少しでも皆さんに体験して欲しいなと日本からインドネシアへ走りに行くサイクリングツアーも企画したいと考えています。きっと現地の人たちの底なしの優しさと明るさに好きになってもらえるんじゃないかと思っています!!

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