もうすぐ見頃!江戸前の「桜」を巡るサイクリング
※この記事は2019年3月30日に公開されたものを2021年9月に更新したものです。
こんにちは!
TABIRIN(たびりん)編集部です。
今回は、王子駅をスタートに駒込~巣鴨駅まで、江戸時代から人気の高い桜の名所を巡るサイクリングレポートをご紹介します。
皆さんもお花見サイクリングを楽しみましょう!
目次
江戸前の桜サイクリングレポート
スタート地点は王子駅〜
スタート地点はJR京浜東北線王子駅です。駅の正面に桜の名所として有名な「飛鳥山公園」があり、ホームからも公園の桜を楽しめます。
王子駅南口を出て、飛鳥山公園に向かう陸橋の上が常磐線と桜を一緒に撮影できるポイントです。電車が来るタイミングで常磐線と桜の写真を取りたかったのですが、顔が少し切れてしまいました。
王子駅は、JRだけでなく、東京さくらトラム(都電荒川線)も通っており、王子駅前駅でほっこりする車両を見ることができます。
もともと都電荒川線の愛称として「東京さくらトラム」と呼ばれていますが、名前に桜が入っていますが、その由来は、飛鳥山はじめ沿線に桜の名所が多かった、また、外国人にも親しまれていることなどから愛称が決められたそうです。東京さくらトラム沿いのサイクリングも楽しめそうですね。
飛鳥山公園へ
王子駅から見える飛鳥山公園は、江戸時代から庶民のお花見の名所として人気が高く、今も昔も人気のお花見スポットです。
ソメイヨシノ・サトザクラなど約600本が植えられており、桜が満開の時期はとても華やかになります。
飛鳥山公園の児童エリアには、昭和47年6月まで走っていた蒸気機関車(D51853)や、昭和53年4月まで走っていた都電(6080)が展示されています。
また、飛鳥山公園から近いところで、東京さくらトラムの飛鳥山駅がありますが、トラムと背後に飛鳥山の桜が楽しめます。
飛鳥山公園のライトアップ情報
飛鳥山公園では桜の開花時期に合わせて、夜のライトアップも行われます。たくさんのぼんぼりに照らし出された園内はとても幻想的。日中に桜の名所巡りを楽しんだ後、日が暮れる頃に再び飛鳥山公園を訪れるのもいいですね。
また、開花中には「北区さくらSA*KASO祭り」も開催されます。和太鼓やエイサーなどのステージ、グルメの出店などでにぎわう人気のお祭りなので、開催日に合わせてお花見に行くのもおすすめです。
<桜のライトアップ>
開催時期:例年3月下旬~4月上旬頃
点灯時間:日没~21時まで
飛鳥山公園 | |
場所 | 東京都北区王子1-1-3 |
入園料 | 無料 |
URL | https://www.city.kita.tokyo.jp/d-douro/bunka/koenichiran/asukayama.html |
PiPPAでシェアサイクルをレンタル
今回はPiPPA(シェアサイクル)を借りてサイクリングします。PiPPAは専用アプリを使って自転車を借りるシェアサイクルサービス。
使い方はとても簡単で、アプリをダウンロードしたら会員登録し、支払いプランを選択します。後は駐輪ポートへ行き、アプリを使って自転車の鍵を開錠するだけです。
今回は王子駅前のポートを利用します。借りたい場所の「P」を押して、QR開錠を押すとQR画面が立ち上がるので、自転車についているQRコードにかざすと開錠します。
自転車は、電動アシスト自転車ではなかったですが、ギアチェンジができるもので、坂道でもスイスイ登ることができます。
借りた自転車はPiPPAの駐輪ポートであれば、どこでも返却可能です。
全国の様々な地域にポートがあるので、お出かけの際にぜひ利用してみてはいかがでしょう。
自転車を借りて用意万端!
さて、お花見サイクリングのスタートです。
旧古河庭園
庭園の名前からは想像できないですが、公園内には大正の風情が漂う瀟洒な洋館と日本庭園が配されており、和洋が見事に調和がとれている素敵な庭園です。
桜の本数は少ないものの、ソメイヨシノ・シダレザクラ・ヤマザクラなどが洋館や庭園を彩る様子は、歴史の長い庭園ならではの貴重な景観です。庭園好きな方は要チェックです!
また、旧古河庭園はバラの名所として有名です。
洋館の前に約100種・200株のバラが植えられており、毎年開花時期には「春のバラフェスティバル」が開催されます。
シダレザクラは例年3月中旬頃、ソメイヨシノやヤマザクラは3月下旬頃に見頃を迎えます。
旧古河庭園 | |
場所 | 東京都北区西ヶ原1-27-39 |
営業時間 | 9:00~17:00(入園は16:30まで) |
休業 | 年末年始(12/29~1/1) |
入園料 | 一般150円、65歳以上70円、小学生以下無料 |
URL | https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index034.html |
豊島区立染井吉野桜記念公園
名前の通り染井吉野はこの駒込・巣鴨エリアで発祥したそうですが、園内にその由来を説明する碑が建っています。
江戸時代にこの地で「エドヒガンザクラ」と「オオシマザクラ」が自然交配してできた品種がソメイヨシノで、一斉に咲きそろい一斉に散る様が見事なことから、日本人だけでなく世界中の方々に愛されています。
園内にはエドヒガンザクラとオオシマザクラが植えられて親品種同士の比較ができるようになっています。
ですが、こちらが多分、エドヒガンザクラと思われます(不確かですみません)が、こぶりなピンク色のお花がきれいでした。
染井吉野桜記念公園 | |
場所 | 東京都豊島区駒込2-2-1 |
入園料 | 無料 |
URL | http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/002.html |
近くには、六義園があり、そちらのしだれ桜も有名です。
ぜひ、こちらもお立ち寄りください。
染井霊園
「なぜ霊園?」と思われると思いますが、染井霊園は実は隠れたお花見スポットとして人気です。都内のお花見スポットは人が沢山集まっておりゆっくり楽しめませんが、染井霊園はゆったりと桜を楽しめます。
近くには、芥川龍之介(慈眼寺)や遠山の金さん(本妙寺)などの著名人が眠るお寺があります。
<桜のライトアップ>
開催時期:例年3月下旬~4月上旬頃
点灯時間:日没から20時まで
場所:都立染井霊園管理事務所前
★管理所前のソメイヨシノ1本をライトアップします
※夜桜鑑賞の際は、近隣住民へのご配慮をお願いします。
染井霊園 | |
場所 | 豊島区駒込5-5-1 |
URL | https://www.tokyo-park.or.jp/reien/park/index074.html |
霜降銀座商店街
北区西ケ原にある霜降銀座商店街は、内田康夫氏の人気推理小説の主人公「浅見光彦」が住む街としてファンにおなじみの場所です。
昔からのお店と新しいお店が入り混じって、今も活気を残している商店街でのんびり街の雰囲気を楽しむことができます。
そして道を進むと染井吉野にちなんだ、SOMEI VILLAGEさんを発見!
駒込の生活実習所や福祉作業所などを統括する社会福祉法人が運営するカフェで、コーヒーやランチ、スイーツなどを味わえます。また、店内では施設で手作りした雑貨やお菓子なども販売しているので、自転車巡りの休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょう。
PiPPAでシェアサイクルを返却
最後、シェアサイクルを巣鴨駅近くのPiPPAのステーションに返却して、サイクリング終了となりました。
もうすぐ見頃!江戸前の「桜」を巡るサイクリングまとめ
その他、山手線などのJR線の沿線が桜並木となっており、巣鴨駅までの間も桜を楽しむことができました。
今回は「江戸前の」と題しましたが、最初から最後まで電車で始まり、電車で締めることとなりましたが、電車好きの方にも楽しんでいただけるサイクリングコースと思われますので、ぜひ参考としてください。
初心者でもシェアサイクルを利用することで気軽にはじめられ、エリア内のお花見スポットを効率よく巡ることができます。
桜が見頃を迎えると気持ちも浮き足立ちますが、お花見だからといって、飲酒後の自転車の利用は禁じられているので、ルールを守って、みんなで快適にお花見サイクリングを楽しんでください!
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(文責:S.K)