【千葉県】東京湾フェリーで館山・南房総(原岡海岸 岡本桟橋)へ日帰り輪行のんびりサイクリング
暑い夏は海が恋しくなりますね。そんな天気の良い夏の日に、日帰りで海沿いを走ることができる、千葉県への輪行サイクリングをご紹介します。走行距離は10km程度なので初心者でも楽しんでいただけるコースです。
※この記事は2020年8月25日に公開されたものを2021年6月に更新したものです。
TABIRINでは、コロナ禍におけるサイクリングを中心とした観光情報を発信する3つの意味を持って、情報をお届けしています。自転車を利用する場合は、最新の動向を踏まえ適切に行動するようにしましょう。 |
目次
出発点はJR「久里浜駅」から
今回のサイクリングは、お盆休みの時期を利用しました。当日の朝に天気予報を見て、天気が良いことを確認したら出発です!
JR横須賀線を輪行で久里浜駅まで行きます。久里浜駅から久里浜港までは約3kmで連絡バスもありますが自転車で行くことにします。
11:36久里浜駅着で東京湾フェリーは久里浜港発12:15。乗り換え時間は約40分。久里浜港までは川沿いを走るので景色がよく、海に突き当たった時にちょうどフェリーが到着しました。
東京湾フェリーで40分の船旅
東京湾フェリー 久里浜港~金谷港は片道800円(往復なら1,450円)。輪行袋なら無料で自転車の持ち込みが可能です。乗船したらゴルフバック置き場に自転車を置きます。
分解せずに乗船したい場合は、乗船料+持ち込み料で片道1,400円になります。
船内はゆったりしていて快適ですし、外に出て風を感じながらもとても気持ちが良いです。
客室内はビンディングシューズ禁止なのでスリッパへの履き替えが必要です(私はスニーカーなので問題なし)。また輪行袋で入船した場合は、必ず下船してから自転車に乗るように注意書きもありました。
12:15に出発した船は12:55金谷港に到着。
金谷港からJR浜金谷駅へ
金谷港からサイクリングを始める人も多いようですが、私は約500m先のJR浜金谷駅ヘ。
自転車は担いで約7分移動し、13:12分発館山行きに乗ります。
JR館山駅とレンタサイクル情報
浜金谷駅から24分、13:36に館山駅に到着。神奈川県の久里浜駅から千葉県の館山駅まで2時間ちょうどです!館山駅は100周年を迎えていたようです。
館山駅にはレンタサイクルがあり、お話を聞くとクロスバイク、ロードバイク、電動アシスト付き自転車のレンタルがあるとのこと。しかも予約可能なのでここまで手ぶらで行ってもサイクリングが楽しめます。
▼レンタサイクル情報
桟橋と「“渚の駅”たてやま」
館山駅から海へはすぐ近く。500mほどで「北条桟橋」があり、そこから500mで「館山夕陽桟橋」もあります。
桟橋近くには、「“渚の駅”たてやま」があります。
ここで食事をしようと思いましたが、2階のレストラン「館山なぎさ食堂」は人気なので27組待ち…。
1階の「海のマルシェたてやま」の、びわソフトクリームとエッグタルトで腹ごしらえです。
渚の博物館は入場無料です。
こちらでは、“渚の駅”たてやま名誉駅長である「さかなクン」のイラストが描かれた、特別な自転車をレンタルできます。さかなクンのトレードマークであるハコフグのヘルメットも無料でレンタルできます。
館山城
渚の駅たてやまから小高い山の上にお城が見えます。約1kmほどで行けるのが「館山城」。
城山公園まではほぼ平坦なのですが、天守閣へは550mの激坂。私は250mほどでギブアップし押し歩きです。
天守閣がある場所からの景色です。
北条海岸から原岡海岸へ
再び「“渚の駅”たてやま」まで下って、ここから約8kmの最終目的地「原岡海岸」を目指します。北条海岸は海沿いを走ることができ、南国ムード満載です。
だんだん日が傾いてきて良い雰囲気になってきました。
JR那古船形駅近くに「諏訪神社」がありあす。崖観音で有名な「大福寺」も隣にあります。暑さで上まで登る自信がないので次回の楽しみにしておきます。
原岡海岸 岡本桟橋
昭和10年ごろに設置された漁業用桟橋です。一部は木製で、先端まで裸電球の外灯が並び、ノスタルジックな雰囲気を漂わせています。TVCMやドラマのロケ地でもあるので、人気の写真映えスポットのようです。
空気が澄んでいれば正面に富士山も見えるそうです。
JR富浦駅から東京湾フェリー経由でJR久里浜駅へ
18:59富浦駅発のJRに乗り、19:16浜金谷駅着。やや急ぎ足で金谷港へ向かい19:30発の東京湾フェリーに乗り、20:05久里浜港に着き、自転車で久里浜駅まで走りサイクリング終了。原岡海岸から1時間半ほどの移動でした。
映像レポート
▼今回の自転車旅レポート映像も作ってみました。
▼ドローンとタイムラプスを使った岡本桟橋の映像
南房総をもっと楽しむなら「太平洋岸自転車道」
夏の日帰りサイクリングをご紹介しましたが、サイクリングを楽しむには「天気」はとても重要な要素。
まして夕陽を見に行くとなると朝天気が悪いと悲しいですよね。しかし日帰りサイクリングなら前日の予報や当日朝の天気で決めることもできます。夏場は日が長いので朝はゆっくり目のスタートでも楽しめます。
今回サイクリングで走った距離は10km程度ですが、フェリーや海辺サイクリングなど十分に夏を満喫できました。
今回利用した東京湾フェリーの久里浜港~金谷港の航路は、実は「太平洋岸自転車道」の一部でもあります。
「太平洋岸自転車道」は、千葉県銚子市を起点に太平洋岸を走る約1,400kmのサイクリングロードです。国土交通省が『日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルート』を指定する「ナショナルサイクルルート」に、2021年5月に選ばれたばかりのサイクリングロードでもあります。
南房総も丸ごとコースに含まれていますので、「もっと南房総を楽しみたい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
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執筆:YASU