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【兵庫県】ほぼ尼崎市一周(アマイチ)で夏の水辺&夕暮れサイクリング

暑い夏は水辺サイクリングが気持ち良いですよね。

大阪市の西側に隣接する尼崎市は、南は大阪湾、東に神崎川・猪名川、西には武庫川に囲まれていて、川沿いには自転車道もあります。

そこで阪神尼崎駅から反時計回りに(ほぼ)尼崎一周してみました。初心者から中級者にお勧めの坂の少ないコースをご紹介します。

スタートは15時「阪神尼崎駅」


暑い日中を避けて15時に阪神尼崎駅。南側の駅前広場から反時計回りにスタート。

ユニチカ記念館


尼崎城を見ながら西に1km少し進むと、雰囲気のあるユニチカ記念館。いまは閉館中のようです。
※ユニチカ記念館は観光スポットではありますが、現在、閉館しており内部の見学はできません。

ユニチカ記念館は、明治33年(1900年)に建設された建物です。なんとこの建物は、尼崎市の洋風建築で最も古い建物といわれています。(建築年代が判明している建物の中で最も古い)

現在のユニチカ株式会社の本社事務所として建設された建物で、尼崎市で最初の大工場でした。

左門殿川・神崎川を北上


ユニチカ博物館から少し進むと左門殿川(さもんどがわ)の堤防に出ます。ここから川沿いに北上。
左には工場、右には堤防が続く約1.5kmの歩行者自転車専用道路。堤防の階段を上がってみるとこんな景色です。

阪神電鉄のガードをくぐり、国道2号線に出たら、大阪方面に進んで神崎川の西側へ。ここから「なにわ自転車道」を3kmほど北上します。ここもしばらく堤防沿いです。

しばらく堤防沿いを走ればやっと川が見えました!
この自転車道は大阪市ですが対岸に見えるのは尼崎市です。

途中、JR東海道線、阪急電鉄、新幹線の高架をくぐります。

猪名川を北上


神崎川を北上すれば、旧猪名川、猪名川、藻川へと分かれます。毛斯倫大橋(もすりんおおはし)を渡って尼崎市に入り、猪名川の西側を北上します。


途中未舗装道路もありますが、2kmほど進むと歩行者・自転車用の橋があるので、東側に渡り再び北上します。
そこから川沿いに1kmほど進めば大阪国際空港(伊丹空港)の滑走路が見える場所にでます。

この川沿いは関西では「飛行機が間近に見える場所」として有名なスポット。この日は台風接近による風向きの関係で、離着陸が通常の逆なので頭上を降りてくる飛行機は見られませんでしたが、普段ならこんな写真が撮れる場所です。

飛行機を見ながら伊丹スカイパークで休憩


2kmほど行けば「伊丹スカイパーク」。離着陸する飛行機を間近で楽しめる公園です。

伊丹スカイパークは、間近で飛行機を見ることができる観光スポットです。夜には飛行機の灯りが美しいことからデートスポットにもなっています。

国内の空港の中で、最も間近に飛行機を見ることができる公園です。

公園内には、ネットでできた巨大な立体迷路、ローラ滑り台、ジャングルジムなどさまざまなアトラクションを体験できます。


目の前で離陸する飛行機や、着陸時のタイヤの煙まで見えます。

スタートからここまで15kmほどなのですが、風が強く結構疲れました。のんびりしたいところですが、陽がかなり傾いてきたので先を急ぎます。

人気洋菓子店に寄って武庫川へ

伊丹スカイパークから西へ進み、阪急電車沿いに南下し県道に出てまた少し南下。ここにも自転車レーンがあります。

新幹線高架下を西へ進むと人気の洋菓子店「ショウタニ」があります。

テイクアウトで「庄谷の和の心」という焼き菓子と、フィナンシェ、マドレーヌを買って武庫川を目指します。

武庫川サイクリングロードを河口へ南下

スカイパークから約8kmで武庫川沿いにでました。国道171号線から南への武庫川沿い尼崎側は、毎週日曜の日中は自動車通行止めになるのですが、この日はお盆初日の平日なので西宮市側の武庫川サイクリングロードを、対岸の尼崎市を見ながら南下します。

途中(かなり風が強い中)ショウタニの洋菓子で小休止。

国道2号線にかかる武庫大橋は日本百名橋にも選ばれています。

さらに南下すればこんな景色。

この先を尼崎市側へと渡り、さらに3km先の河口へ一気に南下します。
「尼っ子リンリン・ロード」として自転車レーンが整備された道を走り、河口に着いたころはもう日没時間。

空の色がどんどん変わり、あっという間に夕焼けが美しい夏の空がひろがってきました。

この後は「尼っ子リンリン・ロード」を走ってみるつもりでしたが、日が暮れたので今回は主要道路を走って尼崎城を目指します。
「尼っ子リンリン・ロード」はまた次回レポートします。

天然温泉 蓬莱湯

暑さによる汗と風による疲れを癒すため、道中にある「天然温泉 蓬莱湯」へ立ち寄ることに。

思わずゆっくりのんびり過ごしてしまい、温泉を出ると外は気持ちいい風が吹く夜になっていました。

ゴールは尼崎城

今年の春に復元完成した尼崎城は、ライトアップされた夜も綺麗です。

尼崎市の観光スポットである「尼崎城」は、甲子園球場の約3.5倍相当の敷地があります。春に復元が完成した尼崎城天守の再建期間はなんと約400年!

阪神尼崎駅近くのここで、今回のサイクリング終了とします。

ほぼ尼崎一周(アマイチ)約40km

今回のコースは、尼崎市のほぼ外側を走るルートで約40km。

坂はほとんど無く、川沿いは一部未舗装の場所もありますが、歩行者・自転車専用道が多く初心者でも楽しめるコースでした。
ただ尼崎市を東西に横切る道は、結構交通量があるので、もっと良いルートを探してみようと思います。

夏のサイクリングはクルマより燃費が悪い?

今回約40kmで、500mlのペットボトルを4本飲みました。車の燃費に例えるとリッター20km!なので、かなかの高燃費なのですが、ガソリンならハイオクでもリッター150円ほど。しかしペットボトルのドリンクは1本150円ほどするので、夏のサイクリングは経済的にはクルマより燃費が悪い?なぁ、、と感じました。

まとめ

大阪から、阪神・JR・阪急と並行して3線が走っていていずれも10分ほどで行ける便利な「尼崎市」。
東西は川沿いを走ることができ北には大阪空港、南には大阪湾と、見どころも沢山。今回紹介できなかった「尼っ子リンリン・ロード」を走ればまた違った風景にも出会えるようです。

執筆:YASU

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