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【兵庫県】ビンテージバイクが似合う、古き良き町並みが残る高砂市サイクリング

のんびりサイクリングを楽しむべく、昨年クロモリのビンテージロードバイクを購入したので、「古く懐かしい風景が残るまち」を求めて高砂市へ行ってきました。

高砂市とは

神戸から西へ約50km、姫路市の手前に位置する高砂市。
「高砂やこの浦舟に帆をあげて・・・」と古くから謡曲「高砂」(世阿弥作)で知られ、東に加古川、南に瀬戸内播磨灘を臨み、古くから白砂青松の風光明媚なまちとして栄えてきました。市内南部を中心に神社が多く、「播州の秋祭り」と総称される祭礼が知られています。
今回は、山陽電鉄「高砂駅」から、のんびりまちを散策してみます。

古い建物と町並み

駅から南側(海側)へ行くと、江戸時代以降、海運の要衝として栄えた跡や、大正、昭和初期の建物が多く残っています。

申義堂


文化年間(1804-1818)に、高砂町北本町に創立された学問所。姫路藩家老河合寸翁の命によって、当時、高砂の大年寄であった岸本吉兵衛が土地・建物を提供した、町民による町民のための教育機関でした。

魚町倶楽部


明治時代に建てられた木造洋館は、庭には大きな木があり、明治ロマンを思わせる建物です。この建物は外国人技師の居住施設として建てられたもので、現在は三菱製紙社員の厚生施設として利用されています。

梅ケ枝湯

江戸時代の面影が残る町並みの一角にある 昭和18年(1943年)開業の古い風呂屋。玄関は、レトロですが、昭和のモルタル造りの平凡な建物に見えます。

裏に回れば景色は一変します。古い木造建築で、増改築を繰り返した跡があり、建物側面と煙突には煉瓦が使われた混構造となっています。

現在も薪を使って湯を沸かす数少ない銭湯として貴重な存在だそうです。
営業時間外だったので、中に入ることはできませんでしたが、ここはまた再訪したいと思います。

高砂センター街と駄菓子屋さん

梅ケ枝湯の東側すぐにある「高砂センター街」。あちこち破れているアーケードは、かなりの年季を感じられます。

その入口近くにある「友藤商店」。看板は「タバコ屋」ですが、今はタバコの販売は無く、地元の子供たちに愛されている「古き良き駄菓子屋」さんです。

お店を守っている、とても明るいお店のお母さんに話を聞けば、かつてこの町はとても栄えていて、人も子供も多かったそうですが、いまではすっかり減ってしまったそうです。でも「小銭を握りしめて来てくれる子供たちの笑顔が楽しみ」で、お店を続けていると語ってくれました。
いろいろ話をしていると、懐かし気持ちになり100円予算で駄菓子を選んでみることに。

あれこれ悩んで5個を選びました。全部で108円(軽減税率)です。

堀川運河と高砂百閒蔵跡

高砂センター街から東へ行けば、加古川の手前に小さな運河(堀川運河)があります。

江戸時代初期に播磨を治めていた池田輝政が、京の伏見にあったものを移して増築したといわれている蔵を指しますが、現在、江戸時代の蔵は見られず、跡地には石碑が立っていて、工場の塀に蔵の面影が残っています。
海側へ渡れば、また何とも懐かしい景色が残っています。

公園に小さな梅林がある「鶴林寺」

堀川運河から、東へ3kmちょっとで「鶴林寺(かくりんじ)」。その公園に、春を感じさせてくれる小さな梅林があります。


加古川沿いと鉄道

サイクリングロード

高砂市と加古川市の間を流れる「加古川」。

この右岸には「加古川右岸自転車道(通称:加古川右岸サイクリングロード)」があります。約20kmのサイクリングロードについては、こちらをご覧ください。

一般県道加古川右岸自転車道線

3つの鉄道

加古川を、最も内陸側にJR山陽本線、海岸側に山陽電気鉄道本線、その間にJRの山陽新幹線が通っています。
時速300kmも出る新幹線と一緒に、にこんな写真が撮れます。

新幹線の後だと、のんびり感じられる山陽電鉄。

廃線跡地

1914年から1984年にかけては、「加古川駅」から「鶴林寺」を通り加古川を越えて「山陽電鉄高砂駅」そして「高砂町」に至る『国鉄高砂線』が運行されていました。
高砂市内の廃線跡地は、遊歩道として整備されています。

加古川市にも廃線跡地が残っているようなので、今度行ってみようと思います。

高砂パンケーキ茶屋 パンドウィッチ

高砂・加古川といえばソウルフード「カツメシ」が有名なのですが、人気のお店は満席だったので、高砂駅前の「高砂パンケーキ茶屋 パンドウィッチ」で軽くカフェタイム。

生クリームとフルーツなどをパンケーキでサンドした「パンドウィッチ」が人気だそうです。イチゴのパンドウィッチとカフェラテを頂きました。

高砂の懐かしい風景を水彩画風に

撮った(上記で紹介した)写真を、スマホアプリで水彩画風にしてみました。何ともノスタルジックな雰囲気です。


姫路市の夢前町玉田「菜の花畑」へ

まだ日没まで時間があるので、高砂市からクルマで姫路市の夢前町へ。ここは「菜の花畑」が有名な場所。最後に、菜の花畑をバックに自転車撮影。

まとめ

最初、まちを走りはじめた時は、正直「寂れたまち」という感じがしました。しかしまちを散策し、地元の方に話を聞いてるうちに、ここは「寂れているのではなく」、「古いものを大切に守っている」のだと、強く感じました。
自転車もどんどん軽量化や進化されていますが、古い自転車で、「古き良きまち」をのんびり巡り、ノスタルジックな気分に浸るのも、サイクリングの魅力だと思います。

執筆:YASU

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