【茨城県】東海村名産の干し芋を求めて約26㎞のサイクリング
茨城の冬といえば「干し芋」。全国1位の生産量を誇ります。県内ではひたちなか市、那珂市、そして東海村が主な生産地です。さつまいもの品種によって色や味の異なる干し芋を味わうことができます。砂糖などを使用せずさつまいもの自然の甘さを安心して楽しむことができます。東海村で干し芋を求めてサイクリングしてきました。
阿漕ヶ浦(あこぎがうら)公園を出発
国道245号線沿いにある公園。神秘の沼として由緒ある阿漕ヶ浦に隣接していることから公園の名前がついたそうです。
2019年度の茨城国体の開催にあわせて改修されたという新しい公園で、遊具は子供たちに大人気。よくみてみると、さつまいもの形をしている屋根が付いていたりカラーリングもさつまいも色。とても可愛い遊具です。
阿漕ヶ浦公園を出発します。
天神山
最初に訪れたのは天神山。一度来てみたかった場所のひとつです。阿漕ヶ浦公園から約1.5㎞ほどで到着。
自転車を置いて登ってみます。斜面が急なので足元には注意。
あっという間に頂上へ。なんと標高17.4m。県内で一番低い山とされています。
近くに来た際はぜひ登ってみてほしいです。一人でも楽しい気持ちになれました。
下山もあっという間。自転車に乗って干し芋を探しにいきます。
直売所を巡る
ほしいも(株)直売所
まず訪れたのは東海村須和間にある直売所。平日にも関わらず干し芋を買い求める客でにぎわっていました。
干し芋はもちろん、加工品もたくさんありました。ジェラートや焼き菓子など手土産にぴったりなものも。
まずは、「紅はるか焼き芋ソフト」をいただくことに。紅はるかの焼き芋を練りこんだ特製ソフトクリームは、お芋の味がしかっりでていて美味しかったです。
他にも焼き芋を買うことができました。手のひらサイズの小さい焼き芋はちょっとした補給食に。
圷ほしいも直売所
ほしいも㈱直売所から約4㎞のところにある圷ほしいも直売所へ。
ほしいもの加工品もあるということで尋ねましたが、畑に出ているということで入ることができませんでした。
まさにシーズンを迎えて忙しそうです。
道中、かわいい手書きの看板が目に入りました。
東海ファーマーズマーケットにじのなか
東海村石上内宿にあるJAの直売所にやってきました。
実は、他の農家の直売所へ行ったのですが予約販売だったりやっていなかったりと心が折れたのでJAの直売所へ行くことにしました。個人の直売所へ行く際は、事前に電話で問い合わせることをお勧めします。
直売所の一画には大きく干し芋コーナーが設けられていました。
さつまいもの品種や生産者もさまざま。干し芋をかご一杯に買っていく人もたくさんいました。
東海村産の干し芋や加工品、焼き芋を購入。留守だった圷ほしいも直売所のお菓子「ぷれすた」も手に入れることができました。干し芋をプレス焼きした、新食感の美味しさでした。
また、干し芋は、東海村産のさつまいもで作られたものでねっとりと甘く素晴らしく美味しかったです。
干し芋だけでなく様々な加工品も出ていて、生産者の熱い思いをみることができた気がします。
たくさんの買い物を済ませ久慈川方面へ向かいます。
のどかで開けた景色の中を走っていきました。
久慈川
久慈川は南北に長い福島県、栃木県、茨城県の5市5町2村にまたがる大きな川です。
川の向こう側は日立市に入るという境にあります。
堤防も整備されていて綺麗でした。散歩やランニングの人とすれ違いました。スピードの出しすぎには注意ですね。
川沿いの景色も素晴らしかったです。
村松山虚空蔵堂・大神宮
国道245号線近くにある村松山虚空蔵堂にやってきました。
平安時代初期に弘法大師空海によって創建された歴史ある寺です。
初詣などで地元の人々が多く訪れます。
村松山のすぐ隣には大神宮があります。
西暦700年ごろ創建されたとする歴史ある神社です。
駐車場の一画に君が代にでてくる「さざれ石」が。
また、境内には安産祈願・子孫繁栄・健康成長を願う「なで犬」。
願う内容によってなでる犬が変わります。
境内は神聖な空気が漂っていて心落ち着けるところでした。
阿漕ヶ浦公園に戻ってサイクリングは終了です。
コース紹介
▼ほしいも(株)
https://www.hoshiimo.tv/
▼圷ほしいも直売所
https://xn--n8jubxg4a4f.com/
▼東海ファーマーズマーケットにじのなか
https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=402
▼村松山虚空蔵堂
https://www.taraku.or.jp/
▼村松大神宮
https://ibaraki-daijingu.com/
まとめ
約26㎞のサイクリングは一人でも存分に楽しむことができました。干し芋を求めて走っていく楽しさがありあっという間のサイクリングでした。茨城の食は美味しいもので溢れています。たくさんの人にサイクリングで茨城の旬を味わっていただきたいです。
執筆:水越恭子
茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。 |