旅×自転車 記事

【千葉県】利根川沿いをめぐる水郷エリアサイクリング

梅雨明けが待ち遠しかった6月、天気予報で雨が降らなさそうな日を選び、日帰りで千葉の利根川沿いサイクリングに出かけてきました。いつもは茨城でご一緒いただく根本さんと水越さんもお誘いして、千葉の魅力散策をしてきました。

スタートは、道の駅「発酵の里こうざき」

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)神崎インターを降りてすぐ、千葉県の神崎町(こうざきまち)にある道の駅「発酵の里こうざき」で集合。
https://www.hakkounosato.com/

田園風景と水神社

スタートから利根川右岸(千葉県側)は、利根水郷ライン(国道356号線)がありますが、その南側を並行している田園地帯を、のんびり走ります。

この地域では、所々に水神を祭る水神社(すいじんじゃ、みずじんじゃ)を見かけます。
ちょっと気になったので「飯島水神社(千葉県香取市)」へ立ち寄り。


調べたところ千葉県には70を超える水神社があるそうです。さすが水郷の町ですね。

スタートから約10kmで、水郷大橋(すいごうおおはし)へ。

水郷大橋は、国道51号の利根川に架かる橋長535.25メートルの斜張橋。
千葉県香取市と茨城県稲敷市を結んでいるので、橋の途中から「茨城県」へ入ります。

橋を渡れば、横利根閘門はすぐです。

横利根閘門(よことねこうもん)

横利根閘門は、横利根川にある閘門で、茨城県稲敷市と千葉県香取市の県境に位置していています。
船で利根川と横利根川を行き来する際に、水位を調整するこの閘門は、パナマ運河などと同じ種類の複式閘門複扉式です。

1921年完成(運用は1922年)のこの閘門は、国指定の重要文化財であり、ちょうど100年経った今も現役で動く閘門として使用されています。

「横利根閘門ふれあい公園」は、公園の中に県境があるので、千葉県香取市と茨城県稲敷市で管理しているそうです。Googlemapでポイントすると、場所によって千葉県だったり茨城県だったりします。

水郷のまち佐原(さわら)

水郷大橋を再び渡って約3kmで佐原へ。かつての佐原市は、2006年3月に香取郡栗源町、小見川町、山田町と合併し、香取市となりました。

古くから水郷の町として栄え、市街地の小野川沿いには「小江戸」とも呼ばれ古き良き町並みが残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


ドラマやCMのロケ地でも有名なので、この風景はどこかで見たことがある人も多いかもしれません。

ランチ前に、懐かしい「ラムネ」で一休み。

ランチは人気のレストラン「ワーズワース」

「佐原の町並み」の中心部を流れる小野川沿いにある、イタリアンレストラン「ワーズワース」でランチタイム。

明治期に建てられた古民家を改修した雰囲気あるレストランのテラス席で、パスタセットを注文。

伊能忠敬(いのうただたか)旧宅

日本国中を測量し、初めて実測による日本地図「大日本沿海與地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)」​を作ったことで知られる伊能忠敬。
17歳で伊能家10代目当主として婿養子で迎えられた忠敬の旧宅が残っています。(近くに伊能忠敬記念館もあります)。

今回、根本さんはビンテージロードでの参加。古き良きまちが似合いますね。

香取神宮(かとりじんぐう)

伊能忠敬旧宅から東へ約3kmに位置する「香取神宮」は、東国三社(とうごくさんしゃ)の一つでパワースポットとしても有名です。※東国三社は、関東地方にある鹿島神宮・香取神宮・息栖神社の総称。


平安時代の927年にまとめられた歴史書物「延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)には、日本三大神宮は、「伊勢神宮」「鹿島神宮」「香取神宮」と記されています。

参拝を終えて、参道の「和茶房 うの」でひと休み。

昭和の雰囲気漂う店内で、「ローズヒップかき氷」を注文。(後ろに写っているのは水越さんが注文した「抹茶あずきかき氷」)


店内のBGMが心地よいと思ったら「レコード」をかけていました。のんびりした空間で時間忘れて過ごしてしまいました。

大利根自転車道で「発酵の里こうざき」へ。

「香取神宮」から帰路は、佐原を経て「発酵の里こうざき」へ約16km。
水郷大橋を過ぎたところから少しの区間「千葉県道404号銚子小見川佐原自転車道線(大利根自転車道)」を走ってみます。

河川敷を見下ろすサイクリングロードは快適で、時々遠くに筑波山が見えます。
▼千葉県道404号銚子小見川佐原自転車道線(大利根自転車道)
https://tabi-rin.com/archives/course/30748


再び田園風景が広がる道を走り、きれいな夕日を見ながらゴールへと到着。

動画レポート

コース

コースは、距離38.5km。最大標高:12mで、累積標高(登り):18m。
ギアは一度も変えることがありませんでした。

まとめ

都心からアクセスが便利な利根川流域。川沿いということでアップダウンはほとんどなく、ポタリング感覚でサイクリングを楽しむことができます。広い田園地帯や河川敷は、高い建物がなく、電線も少ないのでとても空が広く感じます。
都心の人は「今日は天気が良い!」と思ってからでも行けますし、茨城県在住の人は利根川を渡って、隣接県の魅力を楽しんでいただけると思います。
何より「坂は苦手…」という人には、おすすめです。

執筆:YASU(TABIRIN編集部)

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