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【長野県】標高の高い白樺湖から大河原峠周辺を走る45kmのコースを紹介

暑い夏は無理せずに、標高が高くて涼しい白樺湖から“のんびりヒルクライム”で標高2093mの大河原峠に行き、あとはグルッとまわって白樺湖へ戻るという避暑地高原サイクリングです。

白樺湖の無料駐車場

白樺湖周辺の観光用駐車場

まず車で白樺湖畔に向かいます。
遠征したときに近くに駐車場があるかどうかが悩み所ですが、白樺湖畔には観光用無料駐車場が何ヶ所かあります。今回は南白樺湖駐車場からスタートします。
近くに公衆トイレと日帰り温泉施設があるのがポイント高いですね。

自宅のある関東は朝から蒸し暑かったですが、さすが標高1400mの白樺湖周辺は気温が関東より10℃ほど低くて快適です。

ミニレマン湖の黄色い花

湖畔を半周してローソンの裏にあるミニレマン湖に着くと、湖面に黄色い花が咲いています。スイレンに似た浮葉の黄色い花は、準絶滅危惧種のアサザです。
近くの「池の平ホテル&リゾーツ」が管理しているそうです。
夏から秋にかけて咲くようなので長く楽しめますね。

ビーナスラインで女神湖へ

ローソン前の道からビーナスラインに入り、上り坂が始まります。前半は少し斜度がキツいので気合いを入れて上りましょう。
道の途中に「鹿注意」の道路標識がたくさん出てきます。道路の路面にまで描いているのは初めて見ました。

女神湖で休憩

「蓼科牧場」交差点手前の女神湖通りを左折して女神湖へ。
標高約1500mの女神湖に来ると、さらに風が冷たく心地よいです。

女神湖センター近くに気になる看板を発見しました。
“女神湖は勝利の湖と呼ばれ、忍耐力と意思が強くなる…”
これは自転車レースなどに出ている人が来るべき場所なのでは?

女神湖センターの奥には女神湖自然園があり遊歩道を散策するのもオススメ。

蓼科スカイラインを走る

蓼科牧場ゴンドラリフト乗り場前を通過し、蓼科スカイラインを走ります。
ビーナスラインより車が少なくなり、斜度も緩やかで走りやすいです。
かつては有料道路だった夢の平スカイラインは、現在は無料で林道夢の平線という名称になっています。

少し上ると眼下に、先ほどまで居た女神湖が見えてきます。さらに奥には北アルプスの穂高連峰が望めます。ツンと尖った山は槍ヶ岳ですね。

御泉水自然園ビジターセンターで休憩

しばらく上って行くと御泉水自然園の駐車場が見えてきます。
女神湖近くの蓼科牧場ゴンドラリフトに乗ると、この奥にある女神のテラスまで来ることが出来ます。ゴンドラに乗ると約5分らしいですが、自転車だと結構かかりました。
ビジターセンターにはトイレと自動販売機があるので、少し休憩しましょう。
ここから大河原峠までは8kmです。

御泉水自然園から少し下ってから上り返した場所に蓼科神社奥宮一ノ鳥居があります。
蓼科山の登山口にもなっているようで、駐車場には車がたくさん止まっていました。鳥居を過ぎると、約2kmの緩い下り坂です。

さらにY字の右手に行くと道幅が狭く荒れた路面になってくるので走行に注意しましょう。
だんだんと視界が開けた場所も増えてきました。

兜巾の岩と切り通し

人気の無い道を進むと「兜巾の岩」という場所に出ました。
兜巾(トキン)とは山伏や天狗がかぶる帽子の事です。
木々が茂って全体は見えませんが、兜巾の様な形をした岩山という事でしょうか。
約5分で登る事ができるようですが、自転車用シューズでは危ないので止めておきます。
また機会があれば登ってみたいですね。
その代わり…というか、少し進んだ場所に、立派な岩の切り通しがあったので満足です。

標高2093mの大河原峠に到着

進行方向から左奥前方に赤い屋根の建物が見えてきました。その建物のところが大河原峠です。遠く感じますが距離としてはもうすぐ。
峠の手前でふと横を見ると、巨大なパラボラアンテナが見えます。JAXAの深宇宙調査用のアンテナです。佐久市から蓼科スカイラインを走ると、すぐ近くを通るようですよ。

遠くから見えていた赤い屋根は「大河原ヒュッテ」という山小屋でした。
ここから登山をする人達が利用するようです。

駐車場の脇に立派な峠看板があるので、記念撮影しましょう!

黒い雲が湧いてきたので急いでUターン

ここから先に進むと佐久市へ抜ける事が出来ますが、今回はここでUターンです。
先ほど休憩した御泉水自然園まで戻ります。

もともと予定では御泉水自然園に戻って、自然園を散策して女神のテラス1830まで行こうと思いましたが、途中大粒の雨が降ってきて悩みます。
今の時期、突然の雷雨などがあるので油断できません。

晴れてきたので女神のテラス1830へ

ビジターセンターに着くと雨は止み晴れてきました。今のうちに散策しておこうと自転車ラックに自転車を置いて入園します。入園料は大人600円です。

ビジターセンターから伏水湿原植生エリアの木道を歩きます。
背の高いカラマツの間を歩くとカッコウの鳴き声が聞こえてきます。
女神のテラス1830まで歩いて10分程ですが、木道や砂利道を歩くので歩きやすいシューズの方が良いでしょう。

女神湖を見下ろすテラス席

ゴンドラリフトの山頂駅にある女神のテラス1830には、自由に使える椅子とテーブル、ハンモックなどがあります。パンなどを持ってきてここで食べるのも良いですね。

近くには恋人の聖地の「幸せの鐘」と御柱祭で使用された「御柱」があります。

女神湖で美味しいお蕎麦

ビジターセンターに戻り、女神湖まで下りてきたら遅いランチにします。
女神湖近くにある「そば処せんすい」で「せんすいセット」を頂きます。長野県産そば粉100%使用しているとの事で、つるっとしたのど越しが最高です。

夕陽の丘公園からの眺め

ビーナスラインを走り夕陽の丘公園に向かいます。
この時は小雨が降ったり止んだりして薄暗かったです。
カーブを曲がると、視界が開けた場所が出てきます。ここが夕陽の丘公園ですね。
遠くの山々まで見渡せるのですが、あいにくの曇り空…時間的に夕陽もありませんが一息つくのにはちょうど良いポイントです。

鹿の群れと遭遇

丁字路に出たら右折します。真っ直ぐ伸びた下り坂で気持ちが良いです。
途中、林の奥に鹿の群れを発見しました。立派な角の鹿がジッとこちらの様子を見ているのが分かります。

白樺湖に戻ったら温泉へ

坂を下ると白樺湖に到着です。車に戻ったら、すぐ隣にある「白樺湖温泉すずらんの湯」で汗を流しましょう。

※茅野市のHPに「温泉入浴割引券」があるのでプリントしておくと100円引きになります。

コース紹介

▼白樺湖温泉すずらんの湯
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/kankou/276.html

まとめ

佐久市側から蓼科スカイラインで大河原峠を目指すと、標高差もありキビシイのですが、今回のように標高が高い場所からスタートすれば標高の高い場所を目指すサイクリングも楽しめます。平地が暑い夏には特にオススメです。

自転車で行ける標高2000m越えの場所という図を作成しておきました。

今回行った大河原峠派8番目の場所です。興味がある方は、この夏に2000m越えの場所を目指してサイクリングを計画してみてはいかがでしょうか。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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