【大阪府・奈良県】柏原市から葛城市へグルメを求めて山越えサイクリング
大阪府の南東部を流れる「石川」沿いのサイクリングロードから、金剛山麓を越えて奈良県の「葛城市」へヒルクライムとグルメを楽しむ約100kmのサイクリングをご紹介。
今回は、TABIRINスタッフに加え、自転車メディアでの執筆経験もあるAyakaさんにもご一緒いただいたレポートです。
目次
スタートは東大阪
朝7:30、東大阪市の中央環状線沿いにあるコンビニ。今回はTABIRINスタッフに加え、メンバー一人が面識あった経緯でご一緒いただくことになったAyakaさんも参加いただきました。
準備をして、まずは、柏原市にあるある「リビエールホール」へ。そこまでは国道と大和川沿いのサイクリングロードです。
石川サイクリングロード
大和川右岸(北側)を走り、リビエールホール近くに着いたら、近鉄と並行する橋を渡って、石川サイクリングロードへ。
富田林市の「PLの塔」をバックに写真撮影
上流方面にどんどん南下して、滝谷不動近くのコンビニで休憩。
ここはサイクリングロードの終点に近くでもあり、これから向かう国道310号線方面では最後のコンビニでもあるので、多くのサイクリストが立ち寄っています。
国道310号線で金剛山越え
金剛山(こんごうさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある山で、標高は1,125m。
国道310号線はその南側山麓を走る国道で、一番高い場所の金剛トンネル(標高約700m)まで登りが続きます。
観心寺
国道を登り始めて約3kmにある「観心寺(かんしんじ)」は、大阪府河内長野市にある高野山真言宗の寺院。境内には国宝の「金堂」「木造如意輪観音坐像」「観心寺縁起資財帳」が残る由緒あるお寺です。今回は『観心寺』と彫られた石柱と「山門」しして「梅」を見るて、春を感じながら、先へと進むことに。
13kmのヒルクライム
約13km(観心寺までの3kmと、ここから10km)のヒルクライム。里山の風景や、梅の花、竹林などを見ながら(途中からは見る余裕もなくなりながら)、県境の金剛トンネルへと登ります。
山を下りてランチスポットへ
金剛トンネルを越えたら、約5kmの坂を一気に下り、目指す「ランチスポット」へ。
奈良の県道へ入ると景色も一変します。
そして着いたのは、新鮮卵の「たまごかけご飯」が人気の『たまごのたまこ』。
しかし、休業、、、、、
一気に空腹感が襲ってきますが、気持ちを切り替えて、別のランチスポットへ。
山麓線(県道30号)を北上し、奈良県の葛城市を目指します。
山麓線
山麓線は左手に「金剛山」「大和葛城山」を見上げ、右手には「御所市」「葛城市」の町を見下ろしながら走れる、風光明媚な道路。
手作りパン工房 カントリーロード
「たまごのたまこ」から約10kmがんばって着いたのが、葛城市の『手作りパン工房 カントリーロード』
店内で好きなパンを選び、おすすめメニューをオーダーし、春風を感じられるテラスで、お待ちかねのランチタイム。
オーダーした「ハンバーガー」が来るまでに、「さくらあんパン」をいただきます。
そしてメインの「ハンバーガー」。ジューシーなミートが2枚も入ってボリューム満点!もちろん手作りのバンズと合わせて味もGOOD!
当麻名物「中将堂のよもぎもち」
ランチの後は、葛城市当麻の名物「よもぎもち」を目指し北上。当麻(たいま)は當麻寺(たいまでら)が有名な葛城市のスポット。その玄関口となる近鉄当麻駅すぐにあるのが、「中将堂本舗」。
中将堂本舗の中将餅(よもぎ餅)は、葛城の里に昔から伝わる掌大のあんつけ餅を一口の大きさにし、ぼたんの花びらを型どったもので、よもぎの香りと甘味を押さえた独特のあんとの調和が絶妙です。
穴虫峠からリビエールホールへ
ここからは、一気に16km先の「リビエールホール」へ向けて帰路につきます。
少し北上して穴虫峠へと向かい、石川の臥龍橋から、再びサイクリングロードへ入ります。
川沿いを走って到着!
コースデータ
今回のコースは、走行距離:100km 獲得標高:約1070m
動画レポート
サイクリングを1分にまとめた動画です。
Ayakaさんからのサイクリングレポート
今回走ったコースでは、南河内の里山の風景〜木々の生い茂る金剛山、そして峠を越えた後に開ける古都 奈良の山々と、景色の移ろいを存分に堪能することができました。
私は昨年、神奈川から大阪に転勤で引っ越してきたのですが、地元ではヤビツ峠や箱根によく登っていました。なので、今回のコースで目にした風景は懐かしさを感じると同時に、関東のそれとはまた一味違う歴史的な情緒も感じられ新鮮でした。これから桜、新緑とまた季節を変えて味わいたいダイナミックなコースですね。
また、冬場はコロナ禍の影響もあり、一人で淀川サイクリングロードを淡々と走り込むような日々が続いていました。
その反動もあってか、仲間と一緒に見知らぬ景色を求めて走り、訪れた先で地元の方々と出会い、地のものを食すというのはシンプルな行程だけれども、とっても幸せなことなんだなと、今回改めて気づかされました。心身に新鮮な空気と栄養がたっぷりと送り込まれた感じです!
春はもうすぐそこ。自転車も人も、適度なソーシャルディスタンスを保ち、安全に気をつけながら、新しいシーズンを存分に楽しんでいきたいですね!
Ayaka (Cycle Evangelist, Writer, Editor) 2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。 ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。 2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。 座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。 |
まとめ
昨年からTABIRINスタッフで始めた「自転車の旅」第三弾。今回は日帰りで、ゲストも交えてのサイクリングでした。大阪から日帰りで川沿いや山越え、そして奈良県の景色とグルメまで楽しめるコースは、ロングライド派の方におすすめです!
これからも「自転車旅」の魅力を、TABIRINを通じて「写真」「文章」「映像」で、たくさん伝えていきます。
執筆:YASU
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