【台湾】本場台湾でカーボンロードバイクを借りて、台北のラファライドを体験!
※この記事は2019年8月4日に公開されたものを2021年5月に更新したものです。
前回の記事でロードバイクのレンタル方法や観光情報等をお知らせしました。そして今回は、実際に台北でのサイクリング体験記を紹介いたします。
目次
台湾と日本は交通ルールが異なる点もあるので注意!
台湾と言えば、世界最大級の自転車メーカー「GIANT」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。「シマノ」に続いて世界2位のシェアを誇る「GIANT」だけではなく、5位の「メリダ」も台湾の自転車メーカーです。人口1人当たりの生産台数は全世界でダントツの1位という、「自転車大国」という言葉がぴったりな国ですよね。
そんな台湾でサイクリングを楽しみたいところですが、日本と台湾では交通ルールが異なる点もあります。
特に日本とは違い、「右側通行であること(二段階左折を行うこと)」、「ヘルメットの着用が法律で義務付けられていること」に注意しましょう。
自転車大国である台湾は、駐輪場が多く、自転車専用のレーンが整備されている場所も多いです。ルールを守って、快適なサイクリングを楽しんでください。
詳しくは、下記の記事も参考にしてくださいね。
台湾ライドスタート!
4時間の旅で「台北桃園国際空港」に到着
日本の新千歳空港から約4時間ほどで台北桃園国際空港に到着しました。雰囲気が日本に近く、入国エリアを抜けてもなんだか親近感が湧きます。
入国エリアを抜けると早速自転車大国らしい広告が。参加するわけではありませんが、なんだかワクワクしてきますね。
そして台北の電車MRTを利用し、台北中心街へ。
ロードバイクをレンタルできるショップは台北中心地にあるので、まずは中心街に向かう必要があります。
「96自転車」でロードバイクをレンタル
事前に予約していた96自転車さんの店舗に徒歩で向かいます。台北メインステーションからは、15分ほどでしょうか。
お店に入って予約している旨を伝えると、気さくな店長が出迎えてくれました。英語が話せるようで、コミュニケーションには困りませんでした。
こちらが借りられるバイク。イタリアブランドのバッタリンのバイクです。重量は約7.0kgほどでしょうか。十分な戦闘力があります。
本当に1日3000円でこんなバイクを借りてもよいのでしょうか…。借りる際はパスポートのコピーを渡せばOK。支払いも後払いのようです。もちろんカード対応。
バイクセッティングはある程度自由にいじらせてもらえます。ただ、ハンドルを低くしすぎるのは安全上の問題でダメとのこと。
グループライド「ラファライド」のお誘いが
と、ここでバイクショップから日本語が聞こえてくることに気が付きました。日本から旅行でやってきた親子もバイクをレンタルするようで、世間話を交わしました。
その親子ライダー曰く、翌日にラファ(Rapha)台北主催で軽いグループライドがあるとのこと。最初はソロライドをする予定でしたが、なんともラッキーなお話に二つ返事で参加を決めました。
バイクをレンタルした後、台北メインステーションの近くにあるホステルに宿泊しました。台北市内の宿泊施設では、室内へのバイクの持ち込みはほとんど許されているようです。ありがたいことこの上ありません。
しっかり休んで「ラファライド」へ出発!
翌朝、待ち合わせ時間の7:30に合わせ、10分ほど前にラファ台北に向かうと、昨日お会いした親子ライダーが。時間厳守は日本人の性ですからね。
7:30になるとぞろぞろとライダーが集まってきます。皆さん個性的で楽しい。
ルートはラファ台北から30キロほど南東へ向かい、小さな丘を登って帰ってくる1時間ちょっとのコース。イージーですね!
朝の台北は気持ちがいいです。日中は30度を超える暑さになるので、乗るなら朝か夕方がベターです。
ライド中の最高地点(南深路)でパシャリ。台北のサイクリストが沢山集まる山のようです。
帰り道では台北101も見ることが出来ました。
ライドの後はコーヒーブレイクで親睦
ライドを終えると、ラファ台北でコーヒーブレイク。サイクリストといえばコーヒーです。
ラファ台北サイクリングクラブでは、台北の国花・ウメの花がシンボルになっています。
ラファ台北には、グループライドの開催を告知するボードがあり、定期的にグループライドを催しているようです。店員さんが、「誰でもウェルカムだよ!」と言っていました。台北でグループライドがしたくなったら、ラファ台北さんを訪れる、というの一つの手段かもしれません。
▼ ラファ台北|Rapha Taipei
おかわり台北-約50kmの「淡水老街ライド」
ラファのグループライド終了後、もう少しライドを楽しみたかったので台北からほど近い淡水老街に自転車で向かうことにしました。
台北から淡水老街までは、パンケーキフラットと言ってもいいほどの平坦路で、ビギナーにもおすすめです。サイクリングロードなので自動車の通行に恐怖を覚えることもありません。
台湾のサイクリングロードを駆ける!
サイクリングロードは舗装がかなりしっかりしており、走りやすいです。
サイクリングロード沿いの街頭はなんと自転車!
道中はママチャリで走る子どもたちも多いのでガッツリスピードを出して走ることは出来ません。あくまで、ゆったりサイクリング向けです。
アグレッシヴなサイクリストは山に行きましょう。台北北部には1,000mほど登ることができる陽明山もありますよ。
サイクリングロードの真横には淡水河が流れています。
外壁にはサイクリストが!
1時間ほどでサイクリング終了
道中にはひと休憩したくなるようなフードトラックがいくつかあります。ライド中のコーヒーブレイクほど楽しいものはありませんからね。
淡水老街手前には道教のお寺があります。
そして、老街手前の数百メートル区間はなんと石畳!でこぼこで体がシェイクされます!
1時間ほどで淡水老街に到着しました。文字通りフルフラットの平坦路でしたね。ここで少々腹ごしらえをして、帰路に就きます。あとは来た道を帰るだけ。
サイクリングロードが途切れるダーダオチェンでサイクリングは終了。
バイクレンタルショップもダーダオチェンにあるので、バイクを返却し終わったらサイクリング終了後即ビール!なんてこともできます。
台湾サイクリングまとめ!
台湾といえば台湾本島を一周する方が多いですが、もちろん日帰りのサイクリングでも十分に楽しむことが出来ます。是非、皆様もこの記事を参考に魅力的な台湾の道路を堪能してください。
当メディア・TABIRIN(たびりん)では、台湾以外にも海外のサイクリング情報を多数掲載しています。日本からアクセスしやすいアジアの記事を中心に厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【インドネシア】
【韓国】
【中国】
その他の国のサイクリング事情にも興味をお持ちの方は、こちらからチェックしてみてくださいね。
(執筆:松橋 拓也)