【台湾】世界の自転車工場「台湾」の自転車状況をまとめてみた
台湾といえば、成田空港から3時間ほどで行けてしまい、お手軽な海外旅行の行き先として人気が高まっておりますが、我々自転車乗りの間では自転車製造産業で非常にポピュラーですね。
今回はそんな台湾は台北市に数日間滞在し、台湾の交通ルール、自転車状況、サイクリスト耳寄りな便利情報を集めてきましたので、紹介いたします。
目次
台湾の交通ルール
右側通行である点以外は、日本の道路交通状況と大きな差はありません、が、台湾でのサイクリングを楽しむ場合は以下の点に注意をして走るとよいでしょう。
1.キープライト(右側通行厳守)
台湾は日本と異なり、左ハンドル・右側通行です。サドルにまたがり、いきなり右側通行になれることは非常に難しいので、常に右側通行であることを念頭において走りましょう。特に、交差点での右左折時はあたまが混乱してしまう場合があるかもしれません。集中してライドしましょう。
2.スクーターに注意
台北市内は非常に交通量が多いことで知られています。特にスクーターの交通量は日本の比較になりません。町中を走る際は常に周囲に注意を払って走りましょう。
通勤・退勤ラッシュで道路が混む朝方、夕方は市街地を走らないほうがベターです。
3.交差点では2段階左折
日本の場合では2段階右折ですが、台湾では2段階左折となります。左に曲がりたい場合、まずは直進し交差点の端でバイクの向きを変え、待機します。次に、曲がりたい方向の信号が青に変わったら、その方向に直進して左折を完了します。
4.ヘルメットの着用
台湾では自転車走行時のヘルメットの着用は法律で義務付けられています。暑い真夏の台湾でヘルメットを着用するのは煩わしく思えるかもしれませんが、ヘルメットを着用していなかった場合の死亡リスクや怪我のリスクはしていた場合と比べて著しく高くなります。
台湾の自転車事情
1.駐輪場は沢山
台北市内には、あたりを見回せばそこかしこに駐輪場があります。自転車を固定するためのパイプも設置されている場合が多いので、駐輪場に困ることはまず無いでしょう。ただ、しっかり鍵でパイプに固定してセキュリティの面には気をつけましょう。
2.市内には自転車通行空間が沢山
交通量が多かったり、自転車通行禁止の道路がある道の近くには必ずと行っていいほど自転車専用のレーンが設置されています。このおかげで、市内でを抜ける際に車によってフラストレーションが溜まるということはあまりありませんでした。
ただ、もちろん自転車専用のレーンがない場合もあります。その場合は、自転車から降りて押しましょう。台北は歩行者の交通量も多く危険です。
3.MRT(地下鉄)に自転車持ち込みOK
日本では輪行袋を利用しないと電車への自転車の持ち込みは禁止されていますが、流石自転車の国、バイクをそのまま電車に乗せることが許されています。駅のホームまで行くエレベーターも自転車OKと、至れり尽くせり状態。
4.ホテルは基本的に自転車持ち込みOK
台北市内はサイクリストフレンドリーな宿泊施設が多く、基本的にホテルの室内に自転車を持ち込んでも良いそうです。というより、それが台湾の常識のよう。
私が利用したホステルもあまり広くはありませんでしたが、屋内の共用スペースに自転車を置かせてもらえました。
サイクリスト耳寄り便利情報
YouBikeを利用してみよう
台北市内には到るところにシティレンタルバイクの「Youbike」を置いているドックがあります。バイクドックの近くにある端末で、クレジットカードと悠遊カード(台湾の交通系ICカード)を登録すると、あとはカードをかざすだけで簡単にバイクをレンタルすることが出来ます。
レンタル料は、4時時間までは30分毎に10元(約35円)と格安。丸1時間乗っても100円に届きません。空が晴れていて、電車の利用に飽きたら自転車を利用してみるのもいいかもしれません。
また、バイクはあのGIANTがメンテナンスしているため、常に適切な状態に保たれています。
使用法保は、下記のURLに詳細に掲載されています。
https://www.travel.taipei/ja/information/youbike
次回は、シティバイクではなく、台北市内でスポーツタイプのロードバイクを借りる方法や料金等について紹介いたします。
(執筆:松橋 拓也)