旅×自転車 記事

【神奈川県・山梨県】道志みちを行く自転車(ロードバイク)の旅

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※この記事は2019年6月11日に公開されたものを2021年9月に更新したものです。

こんにちは!
TABIRIN(たびりん)編集部です!

今回は神奈川県〜山中湖を走る「道志みち」をロードバイクで走ってきました!

その様子を今回はご紹介します。

道志みちとは?

「道志みち」とは、神奈川県の相模原市から山梨県の道志村を経て山中湖に至る国道413号のことです。

山あいを縫うように走るので、景色も良く、自転車(特にロードバイク)でも走りやすい道となっています。

信号がほとんどないのも魅力で、実は近傍のサイクリストにとっては定番のルート。というのも、「道志みち」の入口、相模原市の「青野交差点」をスタート/ゴールとして、山中湖をぐるっと一周して帰ってくると、ちょうど100kmになっています。そのため休みの日には、多くのサイクリスト達が走る道でもあるんですよ。

かく言うサイクリストである私も、数え切れないほど通った道です。

「道志みち(国道413号)」の通行止め情報

道志みちでは、天候の影響で通行止めを行うことがあります。公式Twitterで発信している他、道志村役場のホームページにも情報が掲載されるので、足を運ぶ前にはチェックしておくと安心です。

ロードバイクで行く道志みちのサイクリングレポートスタート!

普段は山中湖で折り返すのですが、今回はせっかくなので、そこから「箱根裏街道」と呼ばれる国道138号で箱根(宮ノ下)を経由して小田原に出て、最後は湘南海岸に沿って江の島まで走ってきました。

トータル約150kmとちょっと長めですが、山あり湖あり海ありの楽しいコースになっていますので、是非、ご堪能ください!

まずは国道412号で「道志みち」にアプローチ

まずは国道412号でアプローチ
▲まずは国道412号でアプローチ

(文末の「ルートラボ」では、旧道を走っていますが、写真が始まるのは国道412号に合流した後です)。

「道志みち」へのアプローチは、国道20号や国道16号が一般的となっていまが、私はいつも国道246号でアプローチするので、神奈川県の厚木市で、国道246号から国道412号に入るところから始めさせていただこうと思います。

中津川の河川敷にはキャンプ場も多いです
▲中津川の河川敷にはキャンプ場も多いです

10kmほど走ると、道は中津川に沿って走ります。中津川は丹沢山地のヤビツ峠付近を水源とし、この先相模川に合流する河川です。

ヤビツ峠は、箱根峠と並び神奈川にある二大峠の一つで、神奈川近郊のサイクリスト、特にヒルクライマーには聖地の一つとして知られています。国道246号からアプローチする南側のルートは「表ヤビツ」、清川村の宮ヶ瀬古の方から登る北側のルートは「裏ヤビツ」と呼ばれています。TABIRINには、ロードバイクでヤビツ峠を登ってきたレポートもあるので、ぜひご覧ください。

「道志みち」オススメグルメ①オギノパン工場直売店
▲オギノパン工場直売店

そこから5~6kmほどでしょうか、登坂車線のあるキツい坂を上ると、その先に「オギノパン」が出てきます。ここは本社工場直営店です。あげぱんが有名なのですが、私はここの「丹沢あんぱん」が好きなので、いつも立ち寄っています。

筆者オススメの丹沢あんぱん いろんな味があります
▲筆者オススメの丹沢あんぱん いろんな味があります

サイクルラックも用意されていますし、敷地内の東屋にはテーブルと椅子が用意されているので、買ったパンをその場で食べることが可能です。

▼オギノパン工場直売店 基本情報

営業時間 9:30~17:30
定休日 なし
住所 神奈川県相模原市緑区長竹2841
TEL 042-780-8121
URL http://www.ogino-pan.com/
公式SNS(Instagram) https://www.instagram.com/oginopan/
公式SNS(Facebook) https://www.facebook.com/Oginopan/
公式SNS(Twiter) https://www.twitter.com/szNg5Lt1d511PGD

新緑に煙る道志みち(山伏峠)

▲オリンピックを歓迎する横断幕

オギノパンから5kmほど走り、「青山交差点」を左折すれば、いよいよ国道413号「道志みち」です。

序盤は開けた田畑の中ですが、そのうち深い緑に囲まれはじめ、いよいよ「道志みち」という感じです。徐々に高度を稼ぎながら、約30km先の「道の駅 どうし」を目指します。

上述した通り、この国道は東京オリンピックでも自転車ロードレースの舞台になると予定されています。道路のあちこちに、レースを盛り上げようと横断幕が出ていました。

▲新緑に煙る国道413号「道志みち」
▲「道志みち」は美しい道志川に沿って走ります

1時間半くらい走ったところでしょうか。

後ろから「すみません。道の駅ってあとどれくらいですか?」と声をかけられました。
振り返ると、トレーニングモードのサイクリストでした。長い登りに心が折れそうなのでしょうか…。

「もうすぐですよ。あと1~2kmくらいです」と答えましたが、実際は道の駅に着くまで、そこからさらに5kmほど走る必要がありました。

まあ、自転車乗りの「あとちょっと」はアテにならないという「自転車あるある」ということで、ご容赦を…!

「道志みち」は、途中にコンビニは1軒のみで、かつ休憩場所も少ないので、ここを走るサイクリストの多くは、「道の駅 どうし」を目指します。

だからこそ、この駅には多くのサイクリストが集まります。サイクルラックもたくさん用意されていて、自転車乗りに優しい道の駅となっています。

他のサイクリストと同じように私もサイクルラックに自転車をかけていると、「アンケートにご協力いただけませんか?」と、声をかけられました。

聞けば、地元「都留文科大学」の学生さんのようです。サイクリストの意見を聞きたいということでしたので、もちろんOKしました。多くのサイクリストが同じように協力していました。

アンケートの内容は、サイクリストにとって道志村はどのようなところか、欲しいサービスなどはあるか、道の駅の良い点や改善点などはあるかといったものでした。

道の駅どうしでは、都留文科大学の学生さんがアンケート調査をしていました
▲「道の駅 どうし」では、都留文科大学の学生さんがアンケート調査をしていました
▲アンケート協力のお礼にいただいた道志の水
「道志みち」オススメグルメ②道の駅 どうし
寒い季節は豚汁200円が嬉しいです
▲寒い季節は豚汁200円が嬉しいです

道の駅どうしは、道志村の名産品クレソンを使った料理や地元で獲れたアユ、道志ポークを使用したカレーや串焼きなどのグルメを堪能できるグルメスポットです。

「手づくりキッチン」というレストランでは、道志村の方々の手作り料理を提供しています。季節やイベントごとに期間限定メニューもあるので、お立ち寄りの際にはぜひ道志のグルメを味わってみてください。

※現在新型コロナウイルスの影響でテイクアウトのみ提供しております。詳しくは公式HPをご覧ください。

▼道の駅 どうし 基本情報

営業時間(売店) 9:00~16:00
営業時間(食堂) 9:00~16:00(オーダーストップは30分前)
住所 山梨県南都留郡道志村9745
TEL 0554-52-1811
URL http://www.michieki-r413.com/

いざ山中湖へ

さて、「道の駅 どうし」の標高は約650m。ちょっと肌寒くなってきました。ここからはウィンドブレーカーを羽織りましょう。

道の駅を後にして、ここからは一気に標高1100mの山伏峠を目指します。一層深くなった緑の中、黙々とペダルを回します。

峠までは約9km。そこそこの勾配の道を上り詰め、ようやく山伏峠に到着です。

山伏峠(道志村側)
▲山伏峠(道志村側)

トンネルを超えると山中湖村です。素朴な看板が見えます。

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山伏峠を越えれば、あとは山中湖まであっという間のダウンヒルです。

「道志みち」オススメグルメ③THE TEPPAN 静庵

囲炉裏を囲んで鉄板焼きやお好み焼きを楽しむことができる「THE TEPPAN 静庵」は、「旅の途中でフラッと気軽に立ち寄れる古民家」をコンセプトにした隠れ家的レストラン。サイクリストが立ち寄りやすいよう、自転車ラックが常設されています。

予約をすれば海鮮や和牛の鉄板焼き、串焼きや串揚げ、囲炉裏焼き、季節のお鍋など腕によりをかけた料理も味わえ、落ち着いた雰囲気でゆっくりと自然の景観とグルメを堪能できます。

▼THE TEPPAN 静庵 基本情報

営業時間 ランチ:11:00〜14:30
ディナー(予約のみ営業):17:00〜21:00
住所 山梨県南都留郡道志村長又12603-5
TEL 0554-56-8964
URL https://tabelog.com/yamanashi/A1905/A190502/19009566/

穏やかな山中湖

穏やかな山中湖
▲穏やかな山中湖

さて、山中湖に着きました。

実は私、GW中にも来たのですが、その時とはうって変わって、今日は湖畔も静かです。
残念ながら曇っていたため、富士山は雲の中でした。

湖畔のサイクリングロードも閑散としています
▲湖畔のサイクリングロードも閑散としています
いろんなところにレンタサイクルがありました
▲いろんなところにレンタサイクルがありました
「道志みち」オススメグルメ④浅間茶屋 山中湖店

真心のおもてなしでお客様をお迎えする日本の宿「ホテル鐘山苑」の直営店で、山梨の名物「ほうとう」や「吉田うどん」を堪能することができます。

「ホテル鐘山苑」で調理場を統括する総料理長が、麺打ちや素材の選定などを行い徹底してお客様満足を追求した浅間茶屋は、休日には行列ができることも。観光客だけでなく、地元の人にも愛されたレストランです。

▼浅間茶屋 山中湖店 基本情報

営業時間 11:00〜18:00
住所 山梨県南都留郡山中湖村山中224
TEL 0555-73-8066
URL https://www.sengenchaya.jp/yamanakako/

「箱根裏街道」は裏街道でもクルマが多い(籠坂峠、乙女峠)

標高1104mの籠坂峠 本日の行程の最高点
▲標高1104mの籠坂峠 本日の行程の最高点

山中湖畔には多くの店が点在しています。腹ごしらえしたら、次は国道138号「箱根裏街道」です。

山中湖畔沿いの道をぐるっと回って、南側に抜ける国道138号で御殿場を目指します。
湖を後にして、緩やかな坂を少し上がると、標高1104mの籠坂峠です。まあ、山中湖自体の標高が高い(980m)ので、ここは難なくパスです。

峠を越えれば、御殿場の市街まで、一気にダウンヒルです。

「裏街道」とは言いますが、国道139号は国が管理する直轄国道。大型車の通行も多いです。道路の端を慎重に下りましょう。御殿場まで下りてくれば、気温もだいぶ上がってきます。ここからはウィンドブレーカーは不要ですね。

ウィンブレは背中のポケットへ
▲ウィンブレは背中のポケットへ

勾配5~8%程度のだらだら坂を5kmほどのヒルクライム。乙女峠は標高810mです。
箱根というと、表側の国道1号の最高地点874mが有名ですが、裏街道の乙女峠もそこそこの標高なんですね。

乙女峠のふじみ茶屋で一休み
▲乙女峠のふじみ茶屋で一休み

乙女トンネルを越えれば、約20km先の小田原までは、ひたすら下り。
新緑に映える道を快適に下ります。

新緑の箱根路(写真は宮ノ下付近)
▲新緑の箱根路(写真は宮ノ下付近)

 

最後は湘南海岸に沿って江の島へ

多くのサイクリストが走る国道134号 向こうに海が見えます
▲多くのサイクリストが走る国道134号 向こうに海が見えます

箱根路を下れば、あとは平らな国道1号と国道134号で江の島まで。言わずもがな、サイクリストの定番コースなので、多くのサイクリストが走っています。ゆっくりポタリングの人からトレーニングモードの人まで、いろんな人がいます。

最後は江の島でパシャリ
▲最後は江の島でパシャリ

自転車で国道旅を楽しもう!

さて、ロードバイクで行く道志みちのサイクリングレポートをお送りしてきましたが、いかがだったでしょうか?

いろいろな国道を通るちょっと盛りだくさんなコースですが、全て回ろうとせず、一部だけでも十分楽しめると思います。皆さんも、ぜひいつか走ってみてください。

ちなみに私はこの後、自走で帰宅しました…。

サイクリングはいろいろな景色を見られてとても楽しいものですが、高価で軽量のロードバイクは盗難に遭いやすいというデータもあります。

大切な愛車はしっかり管理しましょう。以下はロードバイクの盗難対策の記事です。ぜひ参考にしてください。

クロスバイクとロードバイク、どちらにしようか迷っている方には、以下の記事がおススメです。

▼本日のサイクリングルートはこちらから

Cycle Route 5682723 – via Bikemap.net Open Route in Bikemap App

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