【茨城県】下妻市の風景を楽しみながら街探訪 一人旅サイクリング
田植えが終った麦秋の季節、一人旅をしてみようと下妻市を訪れました。
地元から近いとはいえ自転車で巡るのは初めてなのでどんな風景に出会えるのか心を躍らせながらスタートしました。
目次
下妻市とは
茨城県の南西部に位置し東京から約60㎞圏。東側には小貝川、西側には鬼怒川が流れ茨城県内有数の梨の産地です。
そして、小説・映画「下妻物語」の舞台となっています。
道の駅しもつま
2000年にオープン、2015年にリニューアルオープンした道の駅は国道294号線沿いにありお城のような外観をしています。
店内は横長でモダンな雰囲気でゆっくり買い物を楽しめます。
農産物の直売所やベーカリー、飲食店などの他に納豆工場もあります。
サイクルラックもありました。道の駅から一人旅スタートです。
国道から1本東の道路へ入ると麦畑や田んぼが広がり絶景が出迎えてくれました。
まさに麦秋の景色が広がっていました。田んぼでは逆さ筑波山を撮影できました。
小貝川ふれあい公園
道の駅から3~4㎞で小貝川ふれあい公園に到着。一級河川小貝川の側に広がる公園です。
自然観察やバーベキュー場、子供たちが遊べる遊具やパークゴルフ場があります。
大きな蝶の形をしたのは「ネイチャーセンター」。
遠くからみると羽を広げた蝶がとまっているように見えます。園内にはフラワーゾーンがあり5月にはポピーが10月にはコスモスが咲き誇ります。
前日に強い雨が降りましたがポピーを見ることができました。
人気の撮影スポットなのでカメラを構えている人がたくさんいました。秋にはコスモスが見られるのでまた訪れたいです。
関東鉄道常総線 下妻駅
駅に立ち寄り、ちょうど列車が来たので写真を撮りました。
常総線の大田郷駅から水海道駅までは自転車をそのままで乗ることができます。
(9時30分~14時30分までと時間が限られていますのでご注意を)
持ち込み料もかかりません。下妻駅からサイクルトレインに乗って違った地域を巡ってみるのもおすすめです。
駅前には下妻市コミュニティサイクル「しもんチャリ」のポートがありました。専用ポートであれば、どこでも誰でも利用できます。
駅周辺などで10か所ポートがあり、100円で7時~21時まで利用可能。
街中では地元の方や観光で利用している人を多くみかけました。
近くに商店街があったので巡ってみました。花火屋や老舗和菓子店、パン屋などがありました。
Waiwaiドームしもつま
商店街をぐるぐる巡っていると辿りついたのは「Waiwaiドームしもつま」。
かつては商業施設があった土地を活用し屋根付多目的広場や地域交流センターなどになっています。
屋根付多目的広場はストリートバスケやテニスなどが楽しめるそう。更にはスケートボード専門パークも。
雨水の流出抑制機能を備えた貯水池で、雨が溜まっていないときはスケートボードを楽しめる広場だそうです。
外壁もおしゃれで写真を撮りたくなります。周辺をゆっくり走ったあとランチをしにいきました。
あかり家
国道125号沿いにあるギャラリーカフェへ。外観からも歴史を感じられます。
1929年(昭和4年)に建てられた古民家で営まれています。
入口は吹き抜けになっていて開放的。味わい深い店内はゆったりとした時間が流れます。
他にお客さんがいなかったので店内を見せていただきました。
ギャラリーとして器などの作品が展示されていて、中には購入できる作品もありました。
2階は座敷になっていて落ち着いた空間でした。
注文したのは「日替わりランチ」。サラダ、チキンとパプリカのマリネ、ハンバーグ、山芋のグラタンと飲み物がセットというボリューム。家庭的でほっこりする味でお腹が満たされました。
鬼怒川フラワーライン
西側を流れる鬼怒川河川敷に行ってみました。
ここでもポピーが見られました。地域づくり団体「花と一万人の会」などのボランティアの方が手入れをしているそう。
癒されたところで次の場所へ向かいます。
下妻市観光交流センターさん歩の駅サン・SUNさぬま
観光交流センターに立ち寄りました。サイクルラックもあります。
1階では地元の野菜やお土産などを購入でき、2階には砂沼を眺めることができるカフェレストランがあります。
気温が上がってきたのでジェラートを食べることに。
「とうふミルク」は豆腐の味がしっかりして、さっぱりとした甘さで美味しかったです。
砂沼広域公園
1周約6㎞ある大きな砂沼。散歩をする人やランナーも訪れます。景色もよくとても気持ちが良いです。
自転車用の道も案内されています。ゆっくりペダルを回して砂沼の風景を眺めました。
沼の中央にかかる「砂沼大橋」。
途中、鳥居が現れました。
菖蒲が咲いていました。木道もかかっていて近くで見ることもできます。
菖蒲を眺められるようにベンチがいくつもあり、まさに憩いのスポット。
木陰は涼しく心地よい風が吹いていました。
砂沼の北側にある球場の側から公園の外に出ました。
大宝八幡宮
関東最古の八幡さまと言われる「大宝八幡宮」へ。
駐車場にサイクルラックがあります。大きな鳥居をくぐっていくと境内には相撲場もありました。土俵は両国国技館と同じ大きさだそう。
「随身門」は昭和天皇御即位60年を記念して建立されて神門。仁王像が睨みをきかせています。
緑豊かな境内には凛とした空気が流れていました。
拝殿でしっかりとお参りしました。
6月にはあじさいが境内を彩るそうで、これからの季節の参拝も良さそうですね。
自転車用のお守りを購入するとステッカーもいただけました。早速ハンドルに装着し交通安全祈願に。
境内にはお食事処もありました。
テラス席の背面は写真映えしそうな装飾で、次回は軽食をとりながらゆっくりしていきたいです。
帰り道は少し遠回りをして常総線騰波ノ江(とばのえ)駅に立ち寄りました。
2008年に現在の駅舎に建て替えたそうで、それまでの駅舎は大正15年開業当時の木造駅舎でした。
映画やプロモーションビデオ撮影に使われていたそうです。
のどかなローカル鉄道の魅力が感じられますね。サイクルトレインでも利用してみたいです。
騰波ノ江駅から道の駅までの間に出会った風景。清々しい気持ちになりました。
コース紹介
▼下妻市観光協会
http://www.shimotsuma-kankou.jp/
▼関東鉄道サイクルトレイン
https://www.kantetsu.co.jp/train/cycle.html
▼しもんチャリ
https://www.city.shimotsuma.lg.jp/page/page003562.html
▼あかり家
http://cafe-akariya.com/
まとめ
下妻市内を巡る約30㎞の一人旅は、古くからの歴史ある場所を訪れたり新しい施設を発見したりと街を知ることができたサイクリングになりました。
車では通りすぎてしまうような風景や季節の花々を楽しむことができ心にゆとりが生まれたような気がします。
身近な街でたまにはゆっくり一人旅気分も良いですね。
執筆:水越恭子
茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。 |
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