【茨城県】壮大な自然を堪能!大子町で約40kmのリフレッシュサイクリング
緑が深まってくる季節、茨城県の北部にある大子町(だいごまち)で自然を満喫しに行ってきました。
大子町のキャッチコピーは「全方位自然基地」。自然溢れるアウトドアにぴったりな町です。
レンタサイクルユーザーと共に緑いっぱいの町をサイクリングしました。
道の駅奥久慈だいご「奥久慈サイクルステーション」
はじめに道の駅の中にあるサイクルステーションで、事前に予約していたロードバイクを借ります。
ロードバイク1日レンタルは2,000円。
ロードバイクの他にEバイクやクロスバイク、キッズバイクなどを借りることができます。
ヘルメットやグローブも借りることができます。
初めてロードバイクに乗るということだったので、パッド入りのサドルカバーも借りました。
JR水郡線常陸「大子駅」
街なかにJR水郡線常陸「大子駅」があります。
JR水郡線といえば、今年4月2日から土休日にサイクルトレインの運行が始まりました。利用には事前予約が必要になりますが、電車で来てみるのも楽しそうですね。
駅の側には昭和45年ごろまで走っていたC12型蒸気機関車が展示されています。
レトロな佇まいの建物も見られます。
駅の目のまえには商店街。少し散策してから山のほうへ向かいます。
久慈川水系の押川沿いを走りました。
旧上岡小学校
おさまざまなロケ地に使われている「旧上岡小学校(きゅう・うわおかしょうがっこう)」。
明治から昭和初期に建てられたという木造校舎で、2001年3月31日をもって閉校になりました。
土日祝日は見学ができるようになっていて、昔懐かしい小学校の風景をみることができます。
茨城県内の小学校校舎としては、2番目に古い校舎で、現地保存されているものとしては県内最古の校舎だそう。
ボランティアの方の話によると、親子3代で上岡小学校に通っていた人もいたとか。
卒業生たちの思い出と共に大切にされているのがよくわかりました。いつまでも残ってほしい風景の一つですね。
小学校を出て里山の風景の中を走っていくと、りんご畑がみえてきました。
桜の花より少し大きい花びらで所々ピンク色になっています。
盆地ならではの寒暖差がある気候が美味しいりんごを育てます。
大子町特産品のひとつ「奥久慈りんご」。
奥久慈りんごは、樹の上で完熟させてから収穫するので市場に出回らず、ここでしか味わうことができないため、りんご狩りシーズンは多くの人で賑わいます。
品種も様々。りんご園も多くあるので、秋に来るのもおすすめです。
奥久慈茶の里公園
大子町は奥久慈茶の産地。町北部の山間の畑で作られています。
奥久慈茶の歴史は約500年、香りが強く渋みとうま味のバランスが良いお茶です。
奥久慈茶の里公園にはサイクルラックもありました。
物産館では新鮮な野菜やお茶の葉などを買うことができます。お食事処もありました。
休憩に「あげまんじゅう」「奥久慈茶サイダー」「奥久慈茶」をいただきました。
「あげまんじゅう」は餡子がたっぷり入っていて、「奥久慈茶サイダー」はお茶の甘味もしっかり感じられる爽やかな味。
「奥久慈茶」は甘味があり濃くて香り高く、どれも美味しかったです。
ホッと一息ついたあとは少し園内を歩いてみました。
また、5月下旬から6月中旬ごろに新茶の季節限定で茶摘み体験ができるそう。
茨城県内で茶摘み体験ができるとは、驚きでした。
他にも、茶もみ体験やこんにゃく作り体験もできるそうです。新茶の季節にまた訪れたいです。
奥久慈茶の里公園を後にして次の目的地へ向かいます。
茶畑もたくさんみられました。緩やかな坂道が続いていきます。
大子おやき学校
1874年創設の小学校を活用してつくられた「大子おやき学校」。
地元農産物を使ったおやきを食べることができます。
中に入ると教室を再現したような休憩スペース。
味も豊富です。悩んだ末「りんご」「きんぴら」「きのこ」を購入しました。
地域の方たちの手作りで、1つ1つ丁寧に作られています。
外のデッキで食べることにしました。1つの大きさは手のひらサイズ。
どれも味がしっかりしていて少し食べるのには十分な満足感がありました。
休憩をすませたら10㎞さきにある「月待の滝」へ向かいます。
月待の滝(つきまちのたき)
随所に看板が出てるので迷うことなく到着できます。
緑色のもみじがきれいでした。
少し歩くと見えてくるのが月待の滝。
高さ17mの滝は、裏に入ることができることから別名「裏見の滝」ともいわれるそう。
滝の裏側に入り、マイナスイオンを全身で浴びました。
この月待の滝は「もみじ苑」の私有地だそう。
滝を眺めながら遅めのランチをいただくことにしました。
「八溝三昧そば」3つの器に山菜・なめこ・とろろがかかった蕎麦が入っています。
「太切りおろしそば」は2つの器に海苔・鰹節がかかった蕎麦。とても美味しかったです。
側にある湧き水は「開運の水」だということなのでペットボトルに入れて飲みながら帰ることにしました。
daigo cafe
行きしなに見かけて気になっていたカフェに入ることに。
古い民家をリノベーションして作られた「daigo café」。レトロな店内は、インテリアも見どころです。
大子町のお土産やクラフト作品の展示販売もされています。
また、本棚にある雑誌や書籍を読むことができるのでゆっくり過ごすことができそうです。
「大子ブレンド」をいただきました。苦味があり香りの良いコーヒーで美味しかったです。
雨がぱらついてきたのでレンタサイクルを戻しに道の駅へ向かいました。
道の駅では大子町のお土産を購入。
「藤田観光りんご園」のアップルパイ。
この農家オリジナルのアップルパイで、ホールでも販売されています。
ハーフサイズを購入。中にはりんごがぎっしり詰まっていました。
濃厚な甘味でありながらジューシーさも感じられて美味しかったです!
コース紹介
まとめ
40㎞弱の自然大満喫サイクリングになりました。
どこを走っても目に飛び込んでくる山々の緑は鮮やかで美しかったです。
まさに全方位自然基地を体感したサイクリングで気持ちよくリフレッシュすることができました。
今度はサイクルトレインを利用して訪れてみたいと思います。
執筆:水越恭子
茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。 |