旅×自転車 記事

【アルゼンチン】レンタサイクルで町を一望できる絶景を目指し、十字架の山へトレッキング〈カファヤテ〉

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

マウンテンバイクをレンタルして、ワイナリー巡りと、カファヤテの町が一望できる十字架の山『セロ・デ・ラ・クルス(Cerro de La Cruz) 』へトレッキングに出かけた様子をご紹介いたします。

下の写真はレンタルサイクルのオーナーのハビエルさん。とてもフレンドリーに迎えてくれ、今回の旅も楽しくなりそうです。

十字架の山、レンタルサイクル、アルゼンチン
▲オーナーのハビエルさん

【Cafayate カファヤテの場所】

また、この記事の最後にサルタからカフェヤテまでの雄大な自然を感じながらの約200kmの自転車旅の様子を紹介しているのでそちらも読んでいただけると幸いです。

今回は、カファヤテの中心部にある、マホ・ビアへ・ツーリズモ(Majo Viajes Turismo)でマウンテンバイクをレンタルして、サイクリングしてきました。

マホ・ビアへ・ツーリズモ(Majo Viajes Turismo)

▲観光エージェントですが、レンタルバイクの品揃えも充実しています。
▲受付の方
▲ヘルメットも揃っています。
店名 Majo Viajes Turismo
住所 Ntra Sra del Rosario 77, A4427 Cafayate, Salta,Argentina
営業時間 月〜日: 9:00 ~ 21:00
website https://www.facebook.com/majoviajesturismo/

レンタルバイク料金

1時間:300ペソ (約350円)

5時間:1,300ペソ (約1,500円)

10時間:2,300ペソ (約2,700円)

ガイド付きマウンテンバイクツアー

4時間:3,000ペソ/人 (約3,500円) <ワイナリー and チーズ工場巡り>

Bodega San Pedro de Yacochuya (ワイナリー) ~Bodega Piattelli (ワイナリー) ~Cafayate Goats S.A. (ヤギのチーズ工場)

6時間:5,000ペソ/人 (約5,800円)<ケブラーダ・デ・ラス・コンチャス(Quebrada de las conchas)ツアー >

Garganta del Diablo(ガルガンタ・デル・ディアブロ:悪魔の喉笛) 〜 カファヤテ (約50km)

*料金は、2021 年10月時点でのもの。

今回は、ツアーに参加せず、マウンテンバイクのレンタルだけです。

出発

9:30に宿を出発しましたが、バイクレンタルは、まだ閉まっていたため、10時に自転車を借りて出発です。

▲まずは、町を抜けて砂利道を進みます。
▲鮮やかな緑の並木道を進んでいきます。

ボデガ・ピアテリ (Bodega Piattelli):ワイナリー

▲10:30 ボデガ・ピアテリに到着。大きなワイナリーで、建物まで少し距離があるので、帰りに時間があれば、寄ることにします。
▲さらに未舗装の上りを進み、分かれ道から、ヤコチュヤ方面へ。
▲さらに進み、ドミンゴ・モリーナ方面へ。

ボデガ・ドミンゴ・モリーナ (Bodega Domingo Molina):ワイナリー 

▲しばらく上り、11:10 ドミンゴ・モリーナに到着。
▲葡萄畑。
▲石造りの立派な建物です。
▲模様の施された、樽。
▲樽の中でワインが熟成されています。

ボデガを少し、見学した後は、きた道を引き返し、違う道を再び登っていきます。

ボデガ・サンペドロ・デ・ヤコチュヤ (Bodega San Pedro de Yacochuya) : ワイナリー

▲しばらく上り続け、ボデガ・サンペドロ・デ・ヤコチュヤ に到着。
▲11:30 門からさらに上り建物に到着。
▲かなり上がってきたので、景色がよく、少し涼しいです。
▲煉瓦造りの歴史を感じさせる建物。
▲販売のラインナップ。
▲所蔵の樽。
▲こちらも綺麗に手入れされた葡萄畑。かなり下にカファヤテの町が見えます。
▲サボテンが植えられています。大きいですね。
▲この土地ならではのサボテンロード
▲ボデガを見た後は、きた道を引き返します。降った後は、再び、違う道を上り、chuschaへ。

チュスチャ(Chuscha)

▲山からの水が流れる、綺麗な用水路沿いを登っていきます。
▲チュスチャは、いくつかの家があるだけの地区でしたが、用水路が素敵でした。

ここまできたところで、本当は引き返す予定でしたが、地図を確認すると、町で話を聞いていたセロ(山)までの登山道のすぐ近くでした。今日は水を500mlしか持ってきていないので、心配ですが、トレッキングへチャレンジしてみます。

乾いた川を半ば強引に渡り、民家に到着。おばちゃんに自転車を置かせてもらうようにお願いし、出発します。頂上までどれくらいかかるか聞くと、町で聞いていた通り、2時間かかるとのこと。

十字架の山:セロ・デ・ラ・クルス(Cerro de La Cruz)

▲民家の囲いにヤギが入っており、子ヤギがチーズ工場とは違う垂れ耳の山羊で可愛かったです。
▲個人的に垂れ耳の山羊の方が好きです。チーズ工場の山羊より人懐っこく、寄ってくるので、触ることができました。

登山開始

▲12:30登山開始です。残りの水は、200mlですが、頑張ります。
▲登山道では、恒例のイエス・キリストの話をもとにした、お札が飾られています。登山道を登るにつれていくつもあります。
▲あまり登る人がいないのか、登山道は轍がそんなにありません。しかし、所々に矢印をつけてくれています。
▲この地域の木や樹木にはトゲがあり、大きなトゲは靴を貫通してきます。この時も貫通してきて、足の裏を怪我しました。
▲頑張って登っていると、数匹の犬が吠えてきて危険を感じましたが、おじさんが後ろからやってきて大丈夫でした。
▲ひたすらに上り、景色が良くなってきました。
▲崩れた石だらけで歩きづらく、傾斜もかなり急でした。
▲その後、開けたところに出て、ルックアウトがありました。
▲一旦休憩して、ナッツ、パンを食べます。さらに何段階か上り、
▲いくつ目かのイエスの石板。
▲だいぶ登ってきました。開けた道を進みます。
▲十字架が遠くに見えてきました!
▲放牧されている山羊たち。

到着

▲15:20 頂上に到着です!急ぎ目で登ってきましたが、結局、2時間かかりました。
▲壊れた石板。
▲何やら、メッセージと
▲いろいろなものが供えられています。
▲山頂から、カファヤテの町を一望できます。
▲背後には、手付かずの山並み。
▲渓谷が見えます。
▲みかんを食べます。
▲一人で記念撮影
▲頑張って登りましたね。水は尽きていますが、幸運にも今日は曇っていて、いつものようには暑くありませんでした。
▲20分ほど滞在して、下山します。
▲降っている時にもいい景色です。
▲帰りは、来る時に見なかったところもすこし寄り道しながら、
▲石板。
▲向こうにもルックアウトが見えます。
▲いつものようにサボテンと。
▲石板。絵のタッチと、イエスのひょっこりとした表情が好きでした。
▲遠くに急傾斜を駆け下りる用水路が見えました。
▲帰りは、1時間15分で降りてこられました。
▲民家の家族に、お礼を言い自転車回収して、
▲きた道を下り、町へ戻ります。

カファヤテに到着

▲カファヤテに戻ってきました。自転車を返却して、終了です。

おまけ

カファヤテに到着した際、助けてもらった家族にエンパナーダを食べにおいでと、招待されていました。到着した次の日に手作りのエンパナーダをご馳走になったので、ショットムービーを作りました。ぜひ、ご覧ください。

▲最高のエンパナーダ。カファヤテ、アルゼンチン その1。The Best Empanada in Cafayate, Argentina Part 1.

▲最高のエンパナーダ。カファヤテ、アルゼンチン その2。The Best Empanada in Cafayate, Argentina Part 2.

まとめ

今回はマウンテンバイクをレンタルして、町から少し離れたエリアにある、ボデガ(ワイナリー)を訪問しました。道のりは全面未舗装の山道で大変でしたが、ワイナリーは町中のそれとは違い、人混みもなく、ゆったりとした時間が流れており、好きでした。

十字架をめざす往復4時間のトレッキングも天候に恵まれ、曇っていたので、心配していた水も足りてはいませんでしたが、無事戻ってくることができました。他には誰も登山している人はおらず、一人の時間を過ごすのには最適な、静かなトレッキングルートでした。登山の際は、たくさん水を持参してチャレンジしてみてください。

それでは、皆さんもマウンテンバイクをレンタルして、カファヤテ周辺のサイクリング、トレッキングに出かけてみてはいかがでしょうか。

走行マップ

▼カファヤテへの道のりの様子はこちら

 

▼Hiro インタビュー記事

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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