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【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤテへの道 Part1>

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

前回のアルゼンチン、カチへの旅から、1ヶ月程、サルタへ戻っていました。

いよいよ、旅を再開します。

サルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイアまで約3,956kmを自転車で旅するため、街から街へ細かく繋いでいく形になります。
(アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからウシュアイアまで3,005kmあり、アルゼンチンがいかに縦長な国なのかということがわかります。)

この長い長い自転車旅の第1歩目として、カリルの村から「カファヤテ」という街を目指します。

▲アルゼンチン各地の位置関係。

「カファヤテ」は、アルゼンチンでも、有数のワインの生産地で、美しい自然をが残る、観光地でもあります。

▲カファヤテのブドウ園
▲Quebrada decafayate

カリルから、カファヤテまで、3日間の旅路です。ダイレクトにいけば、160km程なので、2日間で行ける距離なのですが、初日に、少し寄り道をして、カブラコーラルダムに1泊します。

3日間合計で、200km程の走行距離予定です。

今いる、カリルが標高1,100m カブラコーラルダムの標高1,000mまで一旦下ります。

それから目的地のカファヤテが、標高1,600m強なので、最後の二日間で、600m標高を上げます。

2日目は、泊まれる場所が決まっていないため、どこかいいところを見つけて、キャンプです。

では、初日、カリルから、カブラコーラルダムまでの道のりです。いってみましょう。

出発

7:15起床。8:00まで寝る予定だったのですが、昨日は、夢をたくさんみて、何度も起きてしまいました。

長く休んだ後に出発する時は、プレッシャーなのか、不安からなのか、よく眠れないことがあります。

そんなつもりはないのですが、深層心理でソワソワしているのかもしれません。出発してしまえば、後は、やるだけなので、ものすごく眠れるんですけどね。

昨日ほとんど、パッキングは済んでいたので、軽く片付けをして、朝ごはんを食べます。

10:00 出発予定にしていたのですが、早く起きたため、

9:40出発。

まずは、30km先のコロネル・モルデスを目指します。

そこから、カブラ・コーラルダム方面へ17km進んだところに、今日の目的地、マホの家があります。

マホはカウチサーウィンというウェブサイト で見つけて、連絡をとっていました。

カウチサーフィン

カウチサーフィンは、旅人の間では、有名で、使っていない人の方が少ないです。

旅人は、泊めてくれる現地の一般家庭(ホスト)を見つけることができ、ホストは、旅人を1泊から数泊受け入れ、一緒に生活をします。

カウチサーフィンは、カウチ(Couch)日本でいう、ソファ。と、波乗りのサーフィンを合わせた造語です。

開発者のイメージとしては、世界各地の家庭のカウチ(ソファ)をサーフィンするように転々と旅をするような感じです。

意図としては、余っているベッド、少なくともカウチでもあれば、旅行者のための1泊の寝床として、シェアしませんか。ということだと思います。

ウェブサイト版とアプリ版があります。日本語には対応していませんが、日本でも使えます。(英語でやりとりする必要有り。)

以前は、完全無料で、使えていました(募金制度はありました。)が、世界パンデミック以降、年間1000円の会員費がかかるようになりました。年間1000円なら、払う価値はあると感じます。

他にも、僕の旅には欠かせない、ウェブサイトやアプリ等を今後まとめて、説明できたらと思います。

昼ごはん休憩(オスマ)

微かに下っているようで、1時間で、15km進みました。

11:10 オスマという村の学校に到着しました。

今日はとても暑く、日陰で休みたかったところに、ちょうど木陰を見つけて休憩。

少し早いですが、昼ごはんを食べます。昨夜作った、ご飯、牛肉とパプリカです。

▲お昼ごはん
▲小学校の前で休憩をしていたので、子供たちが、授業が終わって出てきました。

初めは、少し不審がって遠くから見ていましたが、挨拶をすると、その後は、どこからきたの、日本語を話してみてと、好奇心旺盛です。遠く離れた、アルゼンチンでも、K-POPや、韓国ドラマは、人気のようで、韓国のことも聞いてきました。

▲女の子が、一緒に TIKTOK を撮りたいということで、一緒に撮りました。

 

▲最後には、仲良くなり、出発する時には、ブエン・ビアへ(良い旅を!)と、激励してくれました。

11:40 小学校を出発。

コロネル・モルデス

▲12:30 コロネル・モルデスに到着しました。
▲さっきの子供たちが、送迎の車で僕を追い抜き、到着していました。
▲ここから左折して、カブラ・コーラルを目指します。

進路を東に変えて、後17kmで、今日の目的地に到着予定です。

ゆるい下りを進んでいきます。

▲ここを右折すると、サルタにいた時に魚釣りに行ったことのある、カタマラン(釣船)乗り場です。

カブラ・コーラルダム

下りから、アップダウンのある道に変わり、

13:10 ルックアウトに到着しました。

▲ルックアウトからの景色。
▲向こうがわに見えるのが、カタマランです。
▲バイクで旅行していたカップル。

カップルと話をしてわかったのが、今週末は、4連休らしく、旅行している人が多いみたいです。連休中は道路が混むので、あまり自転車で走るのには適していません。バッドタイミングで、出発してしまいました。

▲ダムは穏やかですね。

そこからさらに進み。

カブラ・コーラル橋

▲14:00 カブラコーラル橋に到着。このダムで名物の立派な橋です。
▲向こう側に見えるのは、バンジージャンプです。バンジージャンプをしているのをみていました。

まだ時間が早いので、少しゆっくりします。マホは、16:00に家に戻るということなので、時間があります。マホの家まで、残り7km。

橋の上は日差しが強く暑いですが、風が気持ちいいです。

▲大きな橋です。週末は、橋の上から釣りをする人で、いっぱいになります。
▲橋の上は、強風ですが、景色は綺麗です。
▲ダムの北側。
▲ダムの南側。

30分ほど休憩して出発です。

▲おじさんが魚釣りをしています。
▲橋を渡った後は、風が和らぎました。

警察署を通り過ぎます。路面状況が思ったよりもよく、車通りも少ないので、走りやすいです。

▲天気もよく、ダム沿いを走るのは気持ちがいいです。
▲この地域特有の、層になった、山肌。

到着

▲15:00 今日の目的地に到着しました。

マホの家到着。奥の柵を下ったところに家があります。

予定より1時間早く着きました。思ったより、道がよかったのでラッキーです。

▲2回目の昼ごはんを食べていなかったので、木陰で残りを食べます。

 

ダムを散策

15:15 食べ終わったところで、マホが友達と一緒に車で帰ってきました。早く帰ってきてくれたので、助かりました。家に向かいます。少し話をした後、まだ明るいうちに辺りを少し散策します。

家から少し下るとダムの水辺に出ることができます。

▲水辺に出ました。
▲向こうに見える山が綺麗です。
▲穏やかです。
▲コンドルが飛んでいました。
▲再び、道路まで出て、少し散歩しました。

それから、家に戻り、シャワーを浴びさせてもらいます。その後、ダムをみながらゆっくりしました。

▲夕暮れ時は、さらに綺麗。

それからは、マホとマホの友達と、お茶を飲みながら、話をしました。

マホは、ラフティングガイドとして働いています。以前は、旅をしながら、色々な国で、ラフティングガイドとして働いていたそうです。

現在は、この湖畔ならね、ダム畔の小さな家で一人で暮らしています。この場所がとても気に入っているそうです。

アルゼンチンは、ゴミの分別を行っておらず、基本的には、普通のゴミも、ガラスビンもペットボトルの缶の一緒に捨てるのですが、マホは、エコロジーな人で、一般ゴミ、プラスチック、コンポストなど分けていて、感心しました。

お茶を飲んだ後、マホの友だちはサルタへ帰っていきました。それから、キッチンで明日の分のご飯を料理させてもらいます。明日の分のサイクリング中のご飯は、タッパに入れて保存。

その後、ちょうど、サッカーアルゼンチン代表の試合があっていたので、ネットでラジオを聴きながら、夜ご飯を食べます。

元々は、家の前で、キャンプの予定でしたが、友達が帰っていったので、余っているベッドで、寝させてもらえることになりました。テントを立てなくていいので、ありがたいです。

 

就寝

▲ベッドで寝られるので、明日は出発準備が楽です。

22:30就寝。

まとめ

今日は、走行距離も50kmと短い走行時間でした。初日としては、無理なく丁度、良かったのかもしれません。

何度か、釣りに来ていたカブラ・コーラルダムでしたが、自転車で走ってみると、とても気持ちがよく、今までどうしてきていなかったんだと、少し後悔するほどでした。

カウチサーフィンホストのマホは、一見物静かで、とっつきづらい雰囲気がありましたが、話してみると、エコロジーな優しい人。いい人でよかったです。家も、素晴らしいロケーションでした。

さて明日は、本格的に走行距離を稼ぎます。上りになり、キャンプ地も探さなければなりません。いいところが見つかるといいのですが。

では、次回カファヤテへの道2 お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月7日

El Carril ~ Dique Cabra Coral

合計 49,62 km

走行マップ

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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