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【茨城県】行方市のレンタサイクルを利用して市内をめぐってみた!

「行方(なめがた)市」は、ナショナルサイクルルートに選定された「つくば霞ケ浦りんりんロード」沿線市町村のひとつで、霞ケ浦の東側にある人口約3万人の農業王国です。
「りんりんロード」から市内を、レンタサイクルでめぐってみました。

行方(なめがた)市とは

難読地名と言っても過言ではない「行方(なめがた)」、初見でぴたりと正解を出せる方は少ないと思います。

「行方市」は、麻生町・玉造町・北浦町の3つの町が合併してできた、南北に長い、霞ケ浦と北浦にはさまれた肥沃な大地を有する市です。
温暖な気候を生かし、さつまいもやセリ、エシャレット、レンコン、いちごなど、年間通して60品目以上もの農産物を生産しています。

霞ケ浦沿いでは、多くのサイクリストを見かけます。今回は自身のロードバイクではなく、行方市のレンタサイクルを利用してみました。

行方市のレンタサイクル

霞ケ浦大橋のすぐそばにある「道の駅たまつくり/観光物産館こいこい」のほど近くにある、高さ約60メートルの「虹の塔」で自転車を貸し出しています。ピンクののぼりがあるので、わかりやすいと思います。

行方市のレンタサイクルは、クロスバイク、シティサイクルに加えて、電動アシスト付き自転車(Eバイク)やタンデム自転車、子供用自転車があります。
受付を済ませたら、係りの人が自転車の説明とサドルの高さ調節をしてくれます。
私が借りたのは24段階ギア付のクロスバイク。鍵も貸してくれるので、どこか立ち寄るときも安心です。レンタルヘルメットをかぶってさっそく出発。

やっぱり「りんりんロード」は走りたい

レンタサイクルを利用する人のほとんどが「つくば霞ケ浦りんりんロード」へ向かうそうです。
私も、やっぱり「りんりんロード」を、北へ向かうことにします。

かっこよく駆け抜けていくロードバイクと、霞ケ浦の向こうに佇む筑波山を眺めながら、ペダルを回します。

じゃがいも畑

霞ケ浦沿いから内陸に入ると、台地が広がっています。
「風」の香りが、「土」のにおいに変わりました。さすが野菜王国「なめがた」。
道中、小さな白い花が咲く畑を発見。近くにいた農家さんにきいてみると、「じゃがいもの花」で、この花が枯れたら収穫するそうです。

新選組初代局長「芹沢鴨」生家跡

行方市芹沢には、知る人ぞ知る、新選組“初代”筆頭局長「芹沢 鴨(せりざわ かも)」の生家跡があります。
遠くから見てもはっきりとわかる「誠」の文字。迷うことはなさそうです。

静かな住宅街を進むと見えてきた「芹沢鴨生家跡」。残念ながら本宅は幕末に焼かれてしまい、現存しないそうですが、この塀の向こうに住んでいたのかと思うと歴史を感じられました。
さらに進むと、「芹沢城址」の石碑がありました。近くには案内板もあります。

のどかな田園風景の中を走って玉造地区へ向かいます。

玉造地区の商店街にある「すかい食堂」

レトロな看板が残る玉造地区の商店街。お魚屋さんや理容室などがありました。

なかでも目をひいたのは「すかい食堂」。
ラーメンののれんに惹かれ、醤油ベースの「昔ながらのラーメン」をいただきました!

喫茶レストラン「ピットイン」

クリームソーダを飲もうと決めて走ってきたので、喫茶レストランへ「ピットイン」。ここもレトロモダンな雰囲気を醸し出しています。


カウンターもありましたが、常連客らしき方々がおかみさんとの会話を楽しんでいる様子だったので、木製のテーブルとベンチがある席に座りました。食事は和食・洋食・鉄板があるようです。

一汗かいた後のクリームソーダは絶品。
オートバイのツーリングライダーもよく訪れるお店だそうです。

まとめ

行方市のレンタサイクルを約3時間利用しました。
つくば霞ケ浦りんりんロードから街中に入ってみると、その土地の空気感をさらに味わうことができました。
なんといっても、行方市のレンタサイクルは料金が破格。クロスバイクは500円、Eバイクとタンデム自転車は1000円で一日(9時30分~16時30分)借りることができます。(令和3年6月現在)。
りんりんロードを走るもよし、市内をめぐるもよし。
たっぷりとレンタサイクルで行方市を堪能してみてください。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

行方市レンタサイクル情報


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