【茨城県】土浦でワーケーション×自転車を体験 ~筑西市・桜川市サイクリング~
テレワークが一般化したいま、仕事とバケーションを兼ねた新しいライフスタイルを表現する「ワーケーション」という言葉が生まれました。ワーケーションには自転車も相性がいいと言われているので、実際に自転車を持ってワーケーションをしてみることにしました。まずは、昨年「つくば霞ヶ浦りんりんロード」がナショナルサイクルルートに指定され注目の「茨城県土浦市」に、4月上旬の日曜夜~水曜日(3泊)の短期滞在してみました。
目次
土浦駅へのアクセス
JR常磐線の特急停車駅でもある「土浦」へは、品川から特急で約58分(上野東京ライン直通特別快速で約1時間13分)、上野駅からだと特急で約44分(常磐線特別快速で約59分)。
私は横浜からなので、土浦までのグリーン券を購入して、上野東京ライン・品川乗り換えで向かいました。
滞在は「ベルズイン・土浦」
JR土浦駅西口から徒歩3分という好立地にある「ベルズイン・土浦」。このホテルには「サイクリスト応援プランというのがあります。※朝食も付いています。
少し広めのスタンダードシングル部屋に、自転車を持ち込むことができるのが魅力。部屋に持ち込む際にはフロアに敷くシートとサイクルスタンドを貸してくれます。
また、チェックイン後にもサイクリングを楽しめるように、「荷物預かり」や、「サイクリング後の大浴場利用」が付いています。
他にも、メンテナンス用品の貸出や、洗車スペース(洗車用洗剤、スポンジ、拭き上げタオル無料貸し出し)など、サイクリストに嬉しいサービスがあります。
自転車は駐輪スペース(館内)でいいので少しでも安く滞在したい。という人にはコンパクトな「キャビンルーム」もあります。
月曜は「筑西市~桜川市」をサイクリング
今年1月にもお世話になった、元県職員で茨城県のサイクリング政策の立ち上げに関わられた根本さんに、今回も一日サイクリングにお付き合いいただきました。また、地元のサイクリストで、茨城県のラジオ局でレポーターをされていた、水越恭子さんにも参加していただけました。。
スタートは筑西市の「県西公園」
県西総合公園、ここは茨城県西部のスポーツレクリエーションを通じた地域コミュニティの向上を目指して整備された、豊かな水と緑につつまれ、自然とのふれあいを楽しむことができる公園です。
ここからサイクリングをスタートします。
安倍晴明生誕の地
筑西市の旧明野町猫島(ねこじま)は平安時代の陰陽師(おんみょうじ)「安倍晴明(あべのせいめい)」出身の地として伝えられています。晴明橋公園には晴明生誕の伝説が記された石碑があります。
晴明橋公園から東へ約6km走り桜川市真壁町を目指します。途中、能や謡曲で有名な桜川を越えたところは、水越さんおススメの「美しい筑波山が見える場所」。
1782年創業の酒蔵「西岡本店」
酒造りの仕込み水に適した筑波山の伏流水の恵みを受け、県内でも特に酒造りが盛んな桜川市の旧真壁地区。1782年(天明二年)創業以来230余年、伝統を守ると共に常に進取の精神で真摯に酒を造り販売することに励んできた「西岡本店」へ。
代表取締役の西岡勇一郎さんに、蔵を案内していただきました。
大切に保存されている古い蔵には、力強いエネルギーを感じます。ここではその空間と対峙するアート等を展示したり、ジャズライブなどを開催しているそうです。
また別の蔵では、「真壁のひなまつり」で有名な、沢山のひな人形が美しいライティングによって展示されています。
そして最後に、看板銘柄「花の井」を購入。さりげなく古い電話や電話帳などが残されています。
真壁の魅力を発信する「蔵布都」
蔵布都(くらふと)は、築100年をかぞえる「蔵の町真壁」を代表する石蔵で、真壁の町の魅力や文化・情報発信しています。
地元で呉服店を営む柳田隆さんが、造り酒屋の石蔵を借り受け、「ディスカバーまかべ」の会員の一人として、古き良き町並みを保存活用する取り組みを始められたそうです。はじめは苦労も多かったそうですが、「真壁に来た人をもてなそう」とひな人形を飾り始めた取り組みは、「真壁のひなまつり」として有名なイベントとなったそうです。
今では、地域の情報発信だけではなく、地元を拠点として製作活動する作家作品なども紹介している、文化の発信場所にもなっています。
宮山ふるさとふれあい公園
蔵布都から約6km走って再び筑西市へと戻り「宮山ふるさとふれあい公園」で一休み。4月という季節もあり園内には沢山の「鯉のぼり」が心地よい風と一緒に泳いでいました。
しかも園内には綺麗な芝桜も!もちろん写真を撮ります。
筑波山が美しい「母子島遊水池(はこじまゆうすいち)」
最後は宮山ふるさとふれあい公園から約6k、母子島遊水池へ。
昭和61年8月の小貝川水害の後に、旧下館市(現・筑西市/ちくせいし)に整備された遊水地が母子島遊水地。筑波山を撮影する人気のスポットで、とくに2月と10月には筑波山の山頂部から日が昇る「ダイヤモンド筑波」が観賞できます。風がなければ水面に映る「ダブルダイヤモンド筑波」を見ることもできるそうです。
観光協会フォトコンテストの受賞作品も掲示されていました。
約30kmのコースを、ほぼ一日かけて楽しくサイクリングできました。
桜川市の真壁町は、全く知らない地域でしたが、地元の方々が古いものを大切に今にそして未来に継承していこうとされているのが、とても魅力的であり、また羨ましい気持ちにもなりました。
サイクリングにお付き合いいただいた根本さん、水越さん。そして色々お話を聞かせていただいた西岡さん、柳田さん、ありがとうございました。
必ずまたこの地は訪れたいと思います。
火曜はホテルで「テレワーク」
火曜日は朝から風と小雨模様なので、ホテルでテレワーク。ベッドメイキングの時間があるので、1時間ほど外出してPRAY atreでランチ。
西口駅前には、市役所がある複合施設「URALA」があり、スーパーマーケットやダイソーがあるので、ちょっとした買い物には便利。
同じく駅前に土浦市立図書館「アルカス土浦」もあるので、調べものをするにもとても便利です。
水曜はPLAY atreで「ミーティング」
最終日となった水曜は、雨予報だったので朝のサイクリングは諦め、チェックイン後にカフェでテレワーク。その後、PLAY atreで茨城の取引先とランチ&ビジネスミーティング。
比較的、電車が空いている15時代の常磐線特別快速に乗り、上野乗り換えで横浜へと帰りました。(帰路もグリーン車を利用し、車内テレワーキング)
施設情報
ベルズ・イン土浦
https://www.bells-inn.jp/
西岡本店
http://hananoi.jp/
蔵布都
https://www.facebook.com/%E8%94%B5%E5%B8%83%E9%83%BD-102633881353139
PLAY atre 土浦
https://playatre.com/
旅費の内訳
今回のワーケーションに係った旅費の内訳は
横浜~土浦乗車券:1,694円×往復=3,388円
グリーン車:1800円(日曜800円/平日1,000円)
宿泊費:19,900円(日曜6,300円 / 平日6,800円)
合計:25,088円
まとめ
「どこでワーケーションしようか」と考えた時に、まず思いついたのが茨城県でした。
①近いので何かあればすぐ帰ることができる。
②土浦は駅周辺にサイクリストフレンドリーな宿が多い。
③地域のことを教えてくれる知人がいる。
のが大きな理由です。
実際、3泊ですが滞在してみて「リモートワーク」はとてもしやすい環境です。
サイクリングは、地元の方に案内していただけたお陰で、ふれ合いもあり、色々なお話も聞くことができて貴重な経験ができました。
リモートワークをしながら、自分自身の経験も積んでいける「ワーケーション」。次は誰を訪ねてどこへ行こうか、考える時間も楽しいです。
執筆:YASU
TABIRIN写真ギャラリー
写真から記事やスポットが検索できるギャラリーです。
関連記事
—