京葉ジャンクションスタート!千葉外環の自転車道を走行してきました
※この記事は2018年6月5日に公開されたものを2020年9月に更新したものです。
平成30年6月2日、東京外環自動車道(通称:千葉外環)の三郷南インターチェンジ~高谷ジャンクションが開通しました。外環の国道部(国道298号)の外側にある環境施設帯に整備された自転車道を走ってきましたのでご紹介します。
今回は、京葉道路(京葉ジャンクション)付近から東京湾岸道路(高谷ジャンクション)付近を走ってきました。
千葉外環の構造
千葉外環の構造は、掘割部に高速道路部、その上部に国道部(国道298号)、その外側に環境施設帯が設置される構造が基本となっています。
環境施設帯は、国道部(国道298号)の両側にあり、歩道、自転車道、地域内の自動車交通のための副道、国道部との分離のための植樹帯及び遮音壁で構成されています。
【国土交通省】
千葉外環の自転車道のサイクリングスタート!
開通した自転車道を走る
スタートは京葉道路(京葉ジャンクション)付近です。ここから外環の内回りの自転車道を通って南に向かい東京湾岸道路(高谷ジャンクション)を目指します。なお、京葉道路から松戸方面の自転車道は、現在工事中となっていますのでご注意ください。
先日まで、囲われていたフェンスが外され、自転車道が供用されていました。左側の開通した国道298号も自動車やバイクが走っています。
▲京葉道路(京葉ジャンクション)付近の自転車道。フェンスが外され供用されました
自転車道の入口は、自転車道の標識、青色のペイント上に自転車のピクト(逆向きは、おりて通行のピクト)、オレンジのポール、乗り上げ注意のカラーコーンが設置されています。これが基本形のようです。
横断歩道は自転車も通行できますが「自転車は降りて通行してください」の看板がありますので降車して通行しましょう。
▲横断歩道付近の自転車道、歩行者横断注意の看板が設置されています
▲横断歩道は、自転車が通行できる幅員、勾配となっています
▲「自転車はおりて通行してください」の看板があります
細街路との交差点は、自転車マークと青色のペイント、方向を示す矢羽で注意喚起がしてあります。細街路からも矢羽がみえるので自動車からも自転車道があることに気づきやすいですね。
▲細街路との交差点は、自転車マークと青色のペイント、方向を示す矢羽で注意喚起がされています。
自転車道の位置が、副道の外側から内側に変わる区間があります。内側の区間は、国道298号のすぐ横側を通りますが、柵があるため、恐怖感はありませんでした。
▲国道298号のすぐ横側を通る区間もあります。柵があるため恐怖感はありません。
信号のある交差点の手前で自転車道が終わります。ここから先は、歩道扱いとなるため、原則自転車を降りて通行することになります。
▲信号のある交差点付近。自転車道はここまでとなります。ここから先には「おりて通行」のピクトが設置されています
地下鉄東西線をくぐる区間があり、橋脚で分断され少し狭くなっています。
▲東西線をくぐる区間は橋脚で分断されています
市川南料金所付近です。自転車道は、歩行者も自転車も少なく、国道298号と異なり、非常にのどかな雰囲気です。
▲市川南料金所付近
自転車道は、179号線までとなり、ここから先は自転車歩行者道となります。
▲179号線から先は、自転車歩行者となります
外環の外回りも同様に自転車道が整備されていますので、行きと帰りで違う自転車道を通行することができます。
▲外環の外回りの自転車道
クリーンスパ市川
▲クリーンセンターの余熱を利用した天然温泉「クリーンスパ市川」
179号線を湾岸道路方面に向かう途中の左側にクリーンセンターの余熱を利用した天然温泉「クリーンスパ市川」があります。
土日は、家族連れなどで賑わっています。温泉施設の利用料金(大人中学生以上)は、723円(土日祝は831円)となっており、天然温泉の他に、レジャープールやレストランなどがあります。
▲足湯(無料)もあります
またロードバイク優先の自転車置き場(無料)もありますのでサイクリングの途中に寄ってみてはいかがでしょうか。
▲ロードバイク優先の自転車置き場(無料)
【クリーンスパ市川】
東京湾を目指す
▲その先は、東京湾でした
ここまできたら、東京湾をみたくなったので、東京湾岸道路を超えて、東京湾を目指します。周辺は、走りやすい直線道路ですが、物流団地で大型トラックが多いので安全には十分注意してください。
▲市川港へ続く一直線の道路
道路の先は行き止まりで、その先はついにゴールの東京湾でした。
この日は快晴で、景色が一面に広がっており、まさにゴールにはふさわしい場所となりました。
千葉外環の自転車道は走りやすく、新しい立ち寄りスポットも!
千葉外環の自転車道は、サイクリストのための看板、柵などが設置され、よく整備されています。自転車で安心して走れますね。
そして、2018年4月には、サイクリストに嬉しい新たな立ち寄りスポット「道の駅いちかわ」がオープンしています。こちらは高谷ジャンクション近くにあり、「都心に一番近い道の駅」とのことです。
一般の駐輪場のほかにスポーツバイク専用スタンドがあり、駐輪場が充実しているのが特長的です。
中には千葉県や市川市の特産品を取り扱っている「メルカートいちかわ」、本格的なイタリアンレストラン「トラットリア・アルポンテ」、軽食・喫茶メニューが楽しめる「いちCafe」があります。マッサージチェアのあるラウンジや多目的トイレが整備されているほか、カルチャースクールの開催もあり、サイクリングの合間にくつろげることうけあいです。
足を運ぶのであれば、ぜひ事前に公式サイトをチェックしておきましょう。
【道の駅いちかわ】
以下のレポートも参考にしてみてください。
以下は、外環道のうち三郷南インターチェンジ~高谷ジャンクション区間の開通記念で行われたプレイベント「GAIKANサイクリング」のレポートです。
松戸インターチェンジから高谷ジャンクションまでを往復しています。
【千葉県のサイクリング情報はコチラ】
(文責:s.k2)