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記事タグ: 自転車旅

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さんのプロフィールに迫る!|by TABIRIN Part.1

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さんのプロフィールに迫る!|by TABIRIN Part.1

世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をしている人がいます。

それが、自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。

TABIRINでは、そんな西川さんの活動を応援するとともに、4回に渡って西川さんの「これまで」と「これから」を追っていきます。

 

今回のプロフェッショナルは

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

 

西川昌徳さんの旅のきっかけ

TABIRIN ──まず、西川さんのこれまでの活動について教えてください。

自転車で旅を始めたのが2006年、23歳のときで、7カ月かけて日本一周15,800kmを走りました。

その後、

  • 2007~2009年 中国~タイ~インド走破(17,000km)
  • 2012~2013年 ユーラシア大陸横断(ネパール~ポルトガル、13,200km)
  • 2013~2014年 北米大陸縦断(アラスカ~ロサンゼルス、8,000km)、オーストラリア横断(5,000km)
  • 2015~2016年 ニュージーランド一周(4,000km)、ベトナム縦断(1900km)、タイ〜シンガポール(2500km)
  • 2016~2017年 北中米縦断(バンクーバー~メキシコ、12,700km)

そして2017~2018年に中南米(メキシコ~コロンビア、12,000km)を縦断しました。

2006年から2018年まで、12年間で世界36カ国、90,000kmを自転車で旅してきました。

▲世界各国を自転車で旅してきた西川さん

2010年からは全国各地の学校をはじめ、様々な場所で講演会や写真展に呼んでいただているほか、2012年からは自転車旅で訪れた国々と日本の学校をテレビ電話でつなぐ「ちきゅうの教科書」という課外授業をやらせてもらっています。

また、このほか、2008年の中国四川大地震、2011年の東日本大震災、2015年のネパール地震での復興支援やボランティア活動なども行ったりしました。

▲西川さんのこれまでの旅の軌跡(2018年1月現在)
Skype®マークは「ちきゅうの教科書」を行った国々だ

 

TABIRIN ──どうして旅を始めるようになったのですか?

話は小学生の頃にさかのぼるのですが、当時の西川少年はいわゆるガキ大将でした。

それが、ある日を境にクラスから無視されるようになっちゃったんです。好き放題していたせいなんですけどね。それで、自分に自信が持てなくなっちゃったんです。

で、自分に自信を持ちたくて・・・というのが僕の旅の根底にあります。

でも、そもそも自信がないのに簡単に旅なんて始められるわけがないじゃないですか。

▲小学校時代の西川さん(真ん中)

 

TABIRIN ──では、きっかけとなる出来事があったのですね?

そうなんです。「後悔しなように生きる」ことを強く意識するきっかけが2つありました。

一つ目は中学校の卒業式のときのことです。ほら、やっぱり年ごろなんで青春したいじゃないですか。

でも西川少年は自分に自信がないので、好きな子に告白なんてもちろんできなかったわけですよ。それでも、勇気を振り絞って、その子に自分の卒業アルバムにメッセージをお願いしたんです。

 

TABIRIN ──西川少年頑張りましたね!それで結果は・・・?

そしたらなんと、こう書かれていたんです・・・!

”私も気になっていました。でも話せないままでした。さようなら”

とてもショックでした。笑

そのときに「後悔しないようにしなきゃいけない」って子どもながら思いました。

▲自身のエピソードを語る西川さん

 

TABIRIN ──それは衝撃的ですね・・僕だったらしばらく寝込みますよ・・・。ではもう一つのきっかけとは?

もう一つのきっかけは、大学2年生の時です。とても大きな出来事でした。

子どものころからの親友がいて、そいつは勉強もできて良い大学に行って、順風満帆の人生を送っていたんです。

その親友がある日事故で亡くなったんです。とてもショックでした。それで、人生について考えるようになって、「後悔しない生き方」って何なのか意識するようになりました。

その後、ファッションに興味があったので単身、バックパックだけを持ってヨーロッパに渡りました。この時はまだ自転車ではなかったんです。

 

日本一周そして世界の旅へ

TABIRIN ──西川少年のことを考えると、単身ヨーロッパなんてすごいですね!

でも実際には不安だらけでしたよ。今でもそうですけどね。

その旅でいろんな人に出会って、いろんな人に助けてもらったんです。それで、「踏み出せば新しいことに出会える」ってことを実感したんです。

そして、自転車と出会うきっかけがオランダを旅した時でした。

ある食堂で70歳のおじいさんに出会ったんです。その方が言ったんです。「これから自転車でドイツに行くんだ」と!

この出来事がきっかけで自転車で国境を渡ることに強く惹かれました。

それで大学卒業後、まずは自転車で日本一周をしました。2006年、23歳のときです。7カ月で15,000kmを走りました。

▲ドイツで出会ったおじいさんの言葉がきっかけで、自転車旅の世界へ

 

TABIRIN ──その後、世界を走ることになったのですね!

そうなんです。親には25歳までやらせてくれってお願いしました。

バイトをして旅の資金を貯めてですね。それで最初に世界を自転車で旅したのが中国でした・・・!

▲初めての海外の旅の舞台は中国

 

ほろ苦い青春時代、友人の死、様々な人との出会いをきっかけに、自転車旅に踏み出した西川さん。

果たして、どのような旅が待っていたのか。次回は西川さんが世界を旅する中で起きたエピソードやその中での学びについてご紹介します。

>>Part.2のレポートへ

 

【西川さんの講演会レポート】

【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4
高知の自転車旅物語Part.4です!前回、高知空港から宿毛市まで約150kmを走り宿毛市に到着したところまでをご紹介しました。今回は自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さんの講演会の様子をご紹介します。Part.1の...

(執筆:クリス)

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん 世界を旅する中で得たこととは?|by TABIRIN Part.2

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん 世界を旅する中で得たこととは?|by TABIRIN Part.2

世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をする自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。

Part.1では、西川さんのプロフィールや自転車旅のきっかけについてご紹介しました。

Part.2では、西川さんが世界を旅する中で起きたエピソードに迫ります。果たして、旅を通じて得られたこととは何だったのでしょうか。

Part.1のレポート>>西川さんのプロフィール・自転車旅のきっかけ

 

今回のプロフェッショナルは

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

 

世界を旅する中で、西川さんが体験し学んだこと

[前回までのあらすじ]

自転車で日本一周を果たした西川さんは、ついに海外の自転車旅へ歩みだすことに・・・

 

TABIRIN ──初めての海外の旅は中国でしたが、どうでしたか?

中国への出発の日に友人が集まってくれて、意気揚々と出発したわけです。「成長して日本に帰ってくるよ」なんて言ったりしてね。

で、船が出発して日本を離れたんで、甲板を下りて船室に入るんですけどね。周りがみんな中国人。聞こえる言葉も当然、中国語なんです。

そこで気づいたんです。言葉がわからない、と。一気に不安になりました。

で、中国に着くころには、旅なんて全然したくなくなっていたんです。笑

▲中国を旅する西川さん この頃は荷物が多く、どこに行くにも目立ってしまったという

 

TABIRIN ──言葉がわからない中、コミュニケ―ションは大丈夫だったんですか?

中国で印象的な出来事がありました。

上海を抜けて小さな村に入った時のことです。強面のおっちゃん2人が目の前に立ってこっちを見てるんです。

僕は逃げるように横を通ったんですよ。そしたら、おっちゃんメチャクチャ怒鳴ってきたんです。

僕は怖くなって謝ったんです。そしたらおっちゃん、スイカを僕に勢いよく差し出してきたんです。

僕は混乱しててぶん殴られる!って思って身を屈めたんです。でも僕にスイカを食べろってことだったんですね。

それで、どうにかコミュニケーションを取ろうと思って、考えついたのが漢字で伝えることでした。

「怒?」って書いたメモを渡したら「不怒」って返ってきたんです。それでやりとりをしたら仲良くなって、沢山のスイカをご馳走になりました。

そんな感じで2~3カ月を過ごしていたら、不思議とテレパシーが使えるようになるんですよ。言葉は分からないけど、空気が読めるようになったんです。

▲中国でスイカをくれたおじさんたち 

 

TABIRIN ──旅先でいろんな人たちが親切にしてくれたんですね。

そうなんです。

こんなエピソードもあります。中国の次はイランを旅したのですが、当時の中東はテロなどの事件を二ュースでしか見たことがなかったので怖かったんです。

イランの空港を出た時でした。5人組のイラン人にいきなり囲まれて、僕の自転車の入った段ボールを持つんです。これはヤバイ!!って思ってあわてました。

 

TABIRIN ──それは怖い!大丈夫だったんですか?

実は自転車の組み立てを手伝おうとしてくれていたんです。おまけに段ボールを捨ててくれて、街の入口まで案内もしてくれたんです。

こんなこともありました。ある食堂に入ったときに席がいっぱいで諦めようとしたんですが、ヒゲモジャのおじさんが親切に席に加えてくれたんです。そして、おススメの料理と食べ方も教えてくれるんです。まずはアゴヒゲを服の中にしまうところから。僕、そんなにアゴヒゲないの。笑

で、先に食事がすんだおじさんは先に行くってことで、お礼とあいさつをして別れたんです。そのあと、自分も食事を終えて会計をしようとしたら、さっきのおじさんが僕の分まで既に支払ってくれていたんです。

ビックリしますよね!!こんなことがイランでは毎日起きたんです!!

▲イランの空港で自転車の組み立てを手伝ってくれたおじさんたち

 

TABIRIN ──僕たちが一般にイメージするイランとはずいぶん違いますね。

そうでしょ。

で、ある日聞いてみたんです。なんでイスラムの人はそんなに親切にしてくれるのかと。

そうしたら、イスラム教には大事な教えがあって、その一つが感謝の気持ちをもつこと、もう一つは助け合うことなんだと。

それは僕たち日本人が大切にしている心となんら変わりのないものでした。

衝撃を受けました。世界は自分が思っていたよりも、全然違ったんです。

そして、日本で暮らしている人たちよりも、彼らはずっと「心が豊かだ」と、感じさせられました。

すごく笑顔が輝いているんですよ。旅先で親切にしてくれた人や一生懸命頑張っている人たち、みんな。

▲旅先で出会った人びとの笑顔

 

TABIRIN ──旅の中で、色々な人と出会い、学びがあったんですね。

最初は世界を旅することで、自分に自信をつけて、一人で生きていける人間になりたかったんです。だから、ネパールの山脈とか、アメリカのグランドキャニオンとか、一人で走って、それこそ「冒険」をすることが目的だったんです。

でも旅を通じて雄大な自然にぶつかり、いろんな人々と触れ合うことで知ったことは「人は一人では生きていけない。多くの方に支えられてはじめて生きることができるんだ」と気づきました。

僕の旅に対する想いも「出会い」が大切なものになっていったんです。

▲世界中の人びととの出会いや学びのエピソードを語る西川さん

 

TABIRIN ──世界中を自転車で旅して回った西川さんだからこそ、見つけた一つの「答え」ですね。

ネパールの旅では、とある小学校に訪れました。そこには、どうみても疲れた顔していて、でも、必死に英語を勉強する女の子がいました。僕は聞いたんです。

「君の将来の夢は何?」

「医者になりたい。」

「どうして?」

「村には病院がなくて簡単に人が死んでしまう。自分が医者になればそんな人たちを救える。そして、家族はご飯を食べていけるから。」

僕は何も言えなくなりました。

そんな彼女が使っているノートは黒く汚れていて、消しゴムを買えないから指で消しているんです。ノートを使い切ったら、その時だけは先生から消しゴムをもらって、全部消してもう一度ノートを使うんです。

▲村と家族のために勉強に励む少女 ネパールの小学校にて

 

TABIRIN ──とても心うたれるエピソードですね。

そのクラスには40人の生徒がいるらしいんですが、いたのは5~6人なんですよ。ほとんどは、家で弟や妹の面倒を見ているか、市場で家族のために一生懸命働いているんです。

みんなやれと言われてやっているんじゃなく、「自分で心から考えて」、「だれかのため」に行動をしていたんです。

それは、すごく考えさせられる出来事でした。

それで、自分も「だれかのため」にできることないかって考えました。それが、自分のリアルな体験を「伝える」ことだったんです。

▲家族のために働く子どもたち ネパールのとある村にて

 

旅を通じて「だれかのため」に自身の経験を「伝えて」いきたいと思うようになった西川さん。

次回は教育活動の舞台に入っていくようになったきっかけをお届けします。

お楽しみに!

>>Part.3のレポートへ

<<Part.1のレポートへ

 

【西川さんの講演会レポート】

【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4
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(執筆:クリス)

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん ちきゅうの教科書など教育活動の原点に迫る|by TABIRIN Part.3

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん ちきゅうの教科書など教育活動の原点に迫る|by TABIRIN Part.3

世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をする自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。

Part.3では、西川さんが教育活動の舞台に入っていくようになったきっかけに迫ります。

Part.1のレポート>>西川さんのプロフィール・自転車旅のきっかけ

Part.2のレポート>>西川さんの自転車旅のエピソード・その中で得たこと

 

今回のプロフェッショナルは

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

 

西川さんの旅の経験をこどもたちに伝える活動

[前回までのあらすじ]

自転車旅を通じて「だれかのため」に自身の経験を「伝えて」いきたいと思うようになった西川さん。その取り組みは教育のステージに入っていくことに。

 

TABIRIN ──こどもたちの教育の舞台に入っていくきっかけは何だったんですか?

2006年の日本一周の自転車旅で福島県の新地町に立寄ったとき、ある方にとても良くしてもらい、1週間滞在をしたことがありました。

その後、2011年に東日本大震災が起こったのです。この出来事が直接的なきっかけでした。

僕は海外の旅に出る予定でしたが、すぐさま新地町に向かいました。

新地町では災害ボランティアセンターの立ち上げに関わり、コーディネータとして復興支援に関わりながら、避難所、仮設住宅で多くの時間を子どもたちと過ごしました。

その時に「この子たちが大人になるまで関わっていたい」と考えるようになりました。

自分にできることは何かと考えた時、海外の旅の出会いを日本のこどもたちに届ける「ちきゅうの教科書」のアイデアが生まれました。

▲教育の舞台に入るようになったエピソードを語る西川さん 

 

TABIRIN ──ちきゅうの教科書とはどのような取り組みなのですか?

自転車で訪れた国と日本の小学校の教室をテレビ電話でつなぎ、リアルな課外授業を行なうというものです。

つなぐ場所はさまざまで、現地のお宅に訪問したり、街の中を歩きながら中継したり、時には現地の学校を訪れ世界の同世代の子どもたちと出会ったりもします。

▲旅先と日本の小学校をテレビ電話でつなぐ西川さん 

 

TABIRIN ──世界を自転車で旅をし、さまざまな出会いを体験した西川さんだからこそ生まれた取り組みだったんですね。

そうなんです。

教育委員会の方にお会いしたときも、ボランティアセンターで県外人として活動いていた僕のことを知っておられたし、この町がICT教育を導入し環境が整っていたこともあり、授業の提案を受け入れていただけるきっかけとなりました。

ちきゅうの教科書は2012年から開始し、これまで訪れた世界15カ国以上から、日本の小学校の教室をテレビ電話でつないできました。

2017年には、全国の小学校4校、中学校1校の総合的な学習のカリキュラムにも組み込んでいただきました。

日本の子どもたちに、世界の「いま」を感じたり、そこに生きる人との出会いを通して価値観や考え方の多様性を見つけてもらえると嬉しいですね。

▲日本と海外の子どもたちが交流する様子

 

TABIRIN ──いまや全国各地で講演会や写真展の活動もされていますよね?

はい。

2010年、一番最初の講演会は、僕の出身小学校でした。

そして、講演会後に校長先生からお礼に、と謝礼金をいただいたのです。僕の自転車旅が初めてお金に変わった瞬間でした。

その後、たくさんの講演会や学校授業に講師として呼んでいただき、それらが今の僕の収入源になっています。

講演会でこどもたちにいつも聞くんです。僕の旅は趣味なのか、仕事なのかって。そしたらほとんど趣味だって答えるんです。笑

この間なんか、僕がどうやって普段生活しているのかをこどもたちに聞いたら、「生活保護をもらっている」「補助金をもらっている」「生活を切り詰めている」って回答でした。笑

でも、それでいいんです。

▲講演会の参加者はこどもから大人までさまざまだ

 

TABIRIN ──最近とても嬉しい出来事があったそうですね。

そうなんです!

ある日、突然Facebookにメッセージが届いたんです。

僕が日本一周の自転車旅をしていた時、高知県の大月町柏島で出会った女の子からでした。

少しのあいだ一緒に遊んだのですが、僕はすっかり忘れていました。

しかし、彼女はなんと、大学生となり、たまたま僕が講師をしている徳島県の学生と出会い、その町で自転車冒険家が授業をやっていると聞いたときに、僕のことを思い出したそうです。

当時、彼女は小学1年生でしたが、今は大学生。実に12年越しのお便りでした。自分が旅のなかで出会った人の記憶に自分が生きつづけていたこと。このお便りがここ最近で一番嬉しかった出来事です。

今度再会しようって約束しています。とても楽しみです。

 

TABIRIN ──西川さんの旅は色々な形で人々の心に届いているんですね!この夏には子ども冒険旅企画もするんですよね?

名づけて「MOUNTAIN BIKE JOURNEY」!

コンセプトは「人生で一番感動した夏休み。家族以外の家族ができた夏休み。」です。

 

TABIRIN ──どのような内容の企画なんですか?

対象は小学六年生です。7月24日から8月4日の12日間で、大阪から富士山を目指します。

大阪には天保山といって日本一低い山があるんです。

そこをスタートして、紀伊半島をぐるっと走って、三重県伊勢市からフェリーで渥美半島へ。

それから静岡県を経て、富士宮五合目まで自転車で走ります。最後はみんなで歩いて日本一高い富士山頂を目指します。

日本一低い山から日本一高い山まで、650kmを自転車で目指す旅です。

ワクワクするでしょ?

▲参加する子どもたちが使う自転車「KONA FIRE MOUNTAIN」

 

TABIRIN ──すごいスケールの企画ですね!でも、大人ですら650kmを走るのは大変ですよね。

最初はサポートカーも用意しようと思ったんですけどね。でもそれだと絶対にゴールできる旅になっちゃうじゃないですか。

そうじゃなくて、何が起こるか分からない方が良いと思うんです。失敗することも沢山あると思うんですけど、そこから学ぶことや気づきの方がもっとあると思うんです。

きっと途中でしんどくて辞めたくなるだろうし、うまくいかないこともあると思います。

でも、旅をしながら色んな人に出会い、助けてもらい、みんなで力を合わせて日本一高い山を目指すんです。

みんなで色んな困難を乗り越えて、最後にゴールしたら、たぶんその子にとって「人生で一番感動した夏休み。家族以外の家族ができた夏休み。」になるんじゃないかな、と。

そして、それがその子たちにとって、これから先の自信に繋がれば良いなと思っています。

▲過去の冒険企画の様子

 

自身の旅を次の世代の子供たちへ伝えていく西川さん。その想いはきっと子どもたちに届いているんですね。

西川さん企画の「MOUNTAIN BIKE JOURNEY」は申込が7月1日(日)まで。興味がある方はお早めに!

 

次回はいよいよ最終回。西川さんの次なる旅の展望をお届けします。

>>Part.4のレポートへ

<<Part.2のレポートへ

 

【西川さんの講演会レポート】

【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4
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(執筆:クリス)

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん 次なる旅「daily life」とは|by TABIRIN Part.4

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん 次なる旅「daily life」とは|by TABIRIN Part.4

世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をする自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。

最終回となるPart.4では、西川さんの今後の展望に迫ります。次なる旅の舞台は・・・。

Part.1のレポート>>西川さんのプロフィール・自転車旅のきっかけ

Part.2のレポート>>西川さんの自転車旅のエピソード・その中で得たこと

Part.3のレポート>>西川さんの教育活動の原点

 

今回のプロフェッショナルは

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

 

西川さんの次なる旅「daily life」

[前回までのあらすじ]

ボランティア活動をはじめ、ちきゅうの教科書や講演会など教育のステージでも活動を広げる西川さん。今後の旅の展望とは・・・。

 

TABIRIN ──西川さんの次なる旅について教えてください。

2018年の旅の舞台は日本です。

コンセプトはズバリ、【出会い、生まれる、じてんしゃ旅】です。

▲西川さんが次に見据える旅とは

 

TABIRIN ──2018年は世界ではなく、日本にした理由とは?

実は前回の旅では、出発の時から全然気分が乗らなかったんです。

なんでだろうって考えた時、はじめは自分の内側から湧いてくる思いをカタチにするための自転車旅だったのに、いつの間にか旅が僕にとって「やらないといけないこと」ばかりの旅になっていると気づきました。

それでこれじゃだめだ、と思って、今回の日本での旅は原点に立ち返る旅でもあるんです。

そして、以前からやってみたかったことをやろうと思ったんです。

 

TABIRIN ──そのやりたいこととは?

世界の色々な国で出会った人が見せてくれた「輝くような笑顔」。そこには人々の「心の豊かさ」が表れていました。

彼らは物質的には豊かではないけれども、きちんと自分の役割、居場所を持って生きてるなと思いました。

そして、心通じあわせながら助け合って生きているその暮らしが僕にはとても素敵なものに思えました。

しかし現代の日本では「人のつながりが希薄になった」と叫ばれ続けています。でも、僕はいまの日本でもきっかけが必要なだけで、どんなひとにもそのこころは残っていると信じています。

だから、2018年は自転車に、人とつながるコミュニケーションツールとしてコーヒーセットとカメラを積んで日本中を旅します。

行先は決めていません。おカネすらも持っていきません。

▲2018年の旅はコーヒーセットとカメラ!舞台は日本だ

 

TABIRIN ──おカネすらも持っていかないということは、自給自足?あるいは物々交換ですか?

そうですね。

旅先で出会った人にコーヒーを淹れて差し上げ、一眼レフで撮った写真をその場で印刷してお渡しする予定です。

豆を挽いて飲んでいただくまでに約10分。

その方の人生の10分間を僕と共有してもらい、コーヒーと写真の対価として、おカネをいただくのか、モノをいただくのか、あるいはタダなのか。それはその方に決めてもらえればいいと思っています。

あと、どうしても食ベ物に困ったとき用に、釣り竿くらいは持っていこうか悩んでます。笑

 

TABIRIN ──まさに「出会い、生まれる、じてんしゃ旅」ですね。

物々交換が当たり前だった時代には、大切なものや価値のあるものを交換していたわけです。

だからこそ、そこには人々の「想いの交換」があって、今よりずっと心豊かな生活があったんじゃないかって思うんです。

でも今は貨幣で簡単に物のやり取りが行われていて、便利になった代わりに「想いの交換」が行われる場が減ってしまっていると感じます。

だから今回の旅は、コーヒーと写真を通して、出会った人と「想いの交換」をすることで生きていけるのか、僕なりの実験なんです。

人と出会い、思いを交換しながらその1日が生まれ、行き先が生まれていくような旅「daily life」を日本でやろうと思います。

▲想いの交換をする旅「daily life」

 

TABIRIN ──想像よりも壮大な旅ですね!準備はもう整っているんでしょうか?

旅の中で淹れるコーヒーの道具、エプロン、カメラ、ウェア、そして相棒となる自転車などなど。今回の旅のコンセプトに合った装備を準備しました。

自分目線ではなく、「人の営み」として、昔からあったものにアプローチできるようなモノを、いろんな人の手助けを借りて揃えています。

例えば、エプロンは、徳島県のエプロンブランド「JOCKRIC」さんに協力をいただき、SNSを通じて提供いただいたpatagoniaの古着を再構築して作り上げたオリジナルエプロンです。

また、自転車に取り付けるためのテーブルは、同じく徳島県神山町の「大門製材所」さんに制作して頂きました。僕の旅のコンセプトを伝え、その場で作り上げて頂いたもので、最後の仕上げは僕もご一緒させてもらいました。

旅で最初に淹れるコーヒー豆は徳島のとよとみ珈琲のマスターより提供いただいた今回の旅のためのdailylifeブレンドです。

こうして取り揃えた道具たちは、単なるモノではなく、たくさんの人の顔が浮かぶモノとして、とても温かみがあるんです。

▲特製のエプロンはpatagoniaの古着を再構築|エプロンブランド「JOCKRIC」協力

▲自転車に取り付けるテーブルは町工場の手作りだ|大門製材所協力

▲珈琲豆は特別なdailylifeブレンド|とよとみ珈琲協力

▲愛着のあるミル挽きはニュージーランドの旅の際に購入したものだそうだ

 

TABIRIN ──西川さんの大実験「daily life」、出発はいつの予定ですか?

6月20日にスタートし2019年の3月まで旅を続ける予定ですが、僕自身、うまくいくかどうかも分かりません!笑

失敗するのか、成功するのか、結果を楽しみにしていてください!

(7月1日時点で西川さんは茨城県を旅しています。daily lifeの模様は追ってTABIRINでもお伝えします。お楽しみに!)

 

TABIRIN ──応援してます!! 最後に、西川さんにとって”旅”とは?

僕にとって「旅」とは、自分が自分なりに生きること。そして、そのなかで表現し伝えることで、誰かにとって「少し前を向ける」、そんなきっかけになるものであれば、と今は思っています。

群馬県の小学校で行った講演会で出会った女の子が、講演のあとで全校生徒の前で、涙ながらに感想を語ってくれたんです。

「わたしオトナになったら夢ってもう持てないんだと思ってました。けど西川さんのお話をきいて、オトナになっても夢って持てるし、追いかけていいんだってわかりました。わたしにはまだ夢はないけど・・・

けど自分がいまできることを一生懸命やっていこうと思います。西川さんから勇気をもらいました。ありがとうございました。」

だから僕はこれからも「旅」を続けるんです。

▲自転車旅人 西川昌徳さんの旅はこれからも続く

 西川さんは今日も日本のどこかで旅をしています!「daily life」を見かけたら、ぜひコーヒーと西川さんとの交流を楽しんでみてください。

4回にわたったインタビュー記事も今回で最終回となりました。ありがとうございました!

TABIRINではこれからも西川さんを応援します!

 

【西川さんインタビューシリーズ】

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さんのプロフィールに迫る!|by TABIRIN ...
世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をしている人がいます。それが、自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。TABIRINでは、そんな西川さんの活動を応援...
【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん 世界を旅する中で得たこととは?|b...
世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をする自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。Part.1では、西川さんのプロフィールや自転車旅のきっかけについて...
【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さん ちきゅうの教科書など教育活動の原...
世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をする自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。Part.3では、西川さんが教育活動の舞台に入っていくようになったき...

【西川さんの講演会レポート】

【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4
高知の自転車旅物語Part.4です!前回、高知空港から宿毛市まで約150kmを走り宿毛市に到着したところまでをご紹介しました。今回は自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さんの講演会の様子をご紹介します。Part.1の...

(執筆:クリス)

【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4

【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4

高知の自転車旅物語Part.4です!

前回、高知空港から宿毛市まで約150kmを走り宿毛市に到着したところまでをご紹介しました。

今回は自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さんの講演会の様子をご紹介します。

Part.1のレポート>>飛行機に乗り遅れた記事
Part.2のレポート>>高知空港の輪行環境の紹介記事
Part.3のレポート>>高知空港から宿毛市までのサイクリング記事

 

西川昌徳さんってどんな人?

西川昌徳さんは、世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、その中での出会いや経験、学び・気づきを様々な人に伝える活動をしている「自転車旅人」です。

旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、今回の宿毛市での講演会のように、日本各地で講演会を実施されています。

その人となりや生き様はインタビュー記事にてご覧ください!

【インタビュー】自転車旅人「西川昌徳」さんのプロフィールに迫る!|by TABIRIN ...
世界36カ国90,000kmを自転車だけで走り、現代の語り部としてその経験をこどもたちに伝える活動をしている人がいます。それが、自転車旅人「西川 昌徳(にしかわ まさのり)」さん。TABIRINでは、そんな西川さんの活動を応援...

 

受付&会場の様子

さて、時刻は18:00。宿毛文教センターに到着し、受付を行いました。

今回は飛び入り参加でしたが無事に受付を完了。受付時には様々なメッセージが書かれた素敵な”しおり”をいただきました。

書かれたメッセージは「逢」。今回の自転車旅を一言で言うならまさに「出会い」だっただけに、不思議な縁を感じました。

その後、西川さんに挨拶を。自転車ウェアでの飛び入り参加だったためとても驚いた様子でしたが、大歓迎で迎え入れていただきました。

その後、時刻は18:30に近くなり、会場には人が集まってきます。中にはファミリーや中学生の姿も。

宿毛市での講演会は昨年に続き2回目の実施ということで、前回から参加されている方も多いようでした。

 

西川さんの講演「旅するように、生きること。」

西川さんの講演は、その面白さから一気に引き込まれるものでした。

まず西川さんの生い立ちから。

兵庫県路市の生まれで現在35歳、幼少期は1クラスしかない小学校に通い、幼稚園から高校まで馴染みメンツが揃っていたとか。このあたり、自分の境遇と重なっている部分が多く、とても共感できました。

そして、西川さんが自転車旅で持っていく装備について紹介がありました。

最初の旅では荷物の総重量は40kgほどもあったそうですが、12年間旅を続ける中で荷物は必要最低限のものになり、当初と比べると相当軽くなっていったそうです。

面白かったのが寝袋やテントの使い方の解説。会場に来ていた子どもたちに参加してもらいながら説明するスタイルで、和気あいあいとしていました。

ちなみに、通常テントを組み立てるのに1分程度しかかからないそうです。

さあ、いよいよメインの講演です。

その内容は・・・

 

ー次ページに続きますー

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人生でいちばんつらくて感動した、新たな家族ができた夏休み・完結!|自転車旅人・西川昌徳さんのMOUNTAIN BIKE JOURNEY 2018#後編

人生でいちばんつらくて感動した、新たな家族ができた夏休み・完結!|自転車旅人・西川昌徳さんのMOUNTAIN BIKE JOURNEY 2018#後編

「向き合い、向かう」

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残すところはあと2日。

あえて予定を立てない旅スタイルでやってきたこの旅。最初のペースがあがらないところから、だんだんと自転車を自分のものにしペースをあげながら、4時半起きで少しでも走行時間を長くとるという子どもたちのがんばりでなんとかここまでやってきた。

しかし、目指す富士山頂は見えていても、僕たちに余裕はまったくといっていいほどない。

彼らを引っ張るのではなく自分たちの旅として最後まで行かせてあげたいとは思いながら、このままで大丈夫なのだろうかと不安をあおる自分もいる。

この旅はまだ誰にも掴みどころのない、宙に浮いたままのものを必死にたぐり寄せようとしているような感覚に陥ることが何度もある。

富士5合目へとつながる富士山スカイラインを前に、富士宮のスーパーへ。

富士山に登るときの携帯食、今晩の食事、登山で必要な酸素など、この旅最後の買い出しのためだ。

いつもは子どもたちに任せている買い出しなのだが、待てども待てどもやってこない。どうしたもんかと様子を見に行くと、水に溶かす粉末のスポーツドリンクの味ひとつでモメていた。

どちらかというとほんわかしているダイチに、場に合わせることの多いリョウマ、割とこだわりの強いライリュウ。これまではお互い譲りあったりして決めていたのだが、まさかのここでトラブル。

たったひとつのパックをあいだに、険悪なムードが漂っている。

こんなことをしている場合じゃない!と叱り飛ばしてしまえば、次に向かえる。けれどもここで納得できないままの彼らを連れて行く旅は、もう彼らの旅ではなく自分にとっての都合の良い旅でしかない。

ここでもまた彼らとともに、自分との向き合いをもさせられる。常に試されているような感覚のなかで決断をしないといけない。

結局僕が状況を整理して、結局はダイチとリョウマ折れてくれたけど、スーパーからの彼らのペダリングはどことなく重いままだ。

 

自分に自信を持てるような旅にしてあげたい。家族みたいな心開ける存在でありたい。そんな思いでここまでやってきた。

しかし、どうしたって相性はあるし、どんどん体力も心の余裕も削られていく冒険旅では普段の優しい自分なんてあっという間にどこかに置いてきてしまう。

そんななかで向き合うのだ。

オトナとコドモという関係としてではなく、ひとりのヒトとヒトとして。きっと参加したひとりひとりに葛藤や焦りや悔しさや、いろんな感情があったのだろう、とこれを振り返る今だから思う。

「最後のキャンプ場へ」

ぽつぽつと続いていた住宅が途切れて、いよいよまわりは森だけになった。

グネグネと登りつづける道路に向き合う僕たち。YOUTUBEで彼らの好きな曲を聴きながらすっかり明るい子どもに戻った彼らも、すっかり日が沈んで真っ暗になり、ヘッドライトを点けて走るようになってからは、ほとんど声が笑い声が聴こえなくなった。

今日は何があっても富士2合目標高1200mにあるキャンプ場までたどり着かなくてはいけない。昼間のドタバタ劇がなければ・・・なんて頭をもたげそうになるたびに打ち消す。

僕らは家族であり運命共同体だ。

みんなが納得して、一緒にやることでしか意味をなさない。連れて行くだけだったら誰にでもできるんだ。彼らを信じなきゃ。そう自分に言い聞かせながら、最後尾につき前を走る子どもたちをライトで照らす。

ほんとはいつだって「いま」しかない。

言葉にしたら簡単なそのことが、こういう場面で試される。

 

気づいたらリョウマが泣いてる。

そう、今回の旅で、いつだってリョウマはひとり静かに涙を流してた。

声をあげないときは、自分との向き合いだから、気づいていたって声はかけない。

ダイチは最後まで先頭をがんばってたな。あいつはどこかで泣いていたのだろうか。

 

ライリュウは最初から最後まで泣き虫だった。最初は「もうがんばりたくない」というSOSを出すために。

けどこの最後の上り坂では、自分を奮い立たせるためのスイッチとして泣き続けながら、もうペダルを止めることはしなかった。

そんなライリュウの背中に声をかけながら、果のないように感じる夜道を走り続けた。

キャンプ場まであと3kmのところで、坂の上からまぶしいライトがこちらに向いて大きくなるのが見えた。街灯でも自動車でもない光にみんなして不思議な気持ちでいると「あと少しだよ!がんばれ!」と叫び声が届いた。

なんと友だちの松田さんが、僕たちを励ますために駆けつけてくださったのだ。どこかで合流できたら!と連絡をもらってはいたのだけれど、まさかキャンプ場で僕たちを待ち受けてくださっていたとは。

夜8時半、不思議な高揚感とともに僕たちはキャンプ場に到着した。

海抜から1200mまで標高をあげての70kmを走りきったのだ。みんなで乾杯をし、松田さんがわざわざお家から作ってきてくださったカレーをいただいた。

キャンプ場のスタッフさんもほんとに温かく僕たちを迎えてくださった。

 

夕食のあとダイチが鼻血を出した。疲れていたこと、カラダが火照っていたこともあってか血がなかなか止まらない。

カスミさんは看護師として冷静に彼の状態を見て、落ち着いて対処してくれた。

血が止まって、そのまま寝落ちしてしまったダイチを見守るために、スタッフさんがコテージを用意してくださり、カスミさんが付いてくれることになった。

松田さんはみんなが落ち着くまで居てくださった。カスミさん、松田さん、スタッフさんには感謝しかない。明日の動きはダイチの様子を見て決めることにして、子どもたちとカスミさんにおやすみを告げた。

ながいながい1日が終わった。

「最終日」

翌朝はゆっくり目に彼らを起こした。心配だったダイチは顔色もいいし、カスミさんとのやりとりでも大丈夫そう。

よし、これでまた全員で頂上を目指すことができる。

朝ごはんを作って食べて、キャンプ場のみなさんにお礼の挨拶をして走りはじめた。

2400m地点にある富士5合目までは20km、ひたすら登りしかない。

自転車を押して、ジグザグに登って、少しずつだけれど前に進む。イライラすることだってある。投げ出したくなることだってある。そんなときにこそ自分もみんなも試されているんだ。

あまりにつらくて、彼らに僕らの声が届かなくなったとき、「彼らにまかせてみよう」と思って僕とカスミさんは少し先を走ることにした。

しばらく先を走って待っていると、下から声が聞こえてくる。

いちばん小さくて、しんどいはずのライリュウに、リョウマがたくさん声をかけながら登ってる。そのふたりの姿を見守りながら、もう僕らは言葉で確かめる必要がなかった。

大丈夫、僕らが心配しなくても、彼らはもう自らの役割を見出して動くことができる。それを確かめることができた瞬間だった。

最後はみんな横並びで5合目のラインをまたいだ。

自転車で登ってきた僕らを登山客のみなさんは驚きをもって迎えてくださった。次々に声をかけてもらい、それに答える子どもたちはいつよりも誇らしそうだ。

そうだよ、僕たちはすごいことをやってきたんだよ。誰にだって胸をはれることを。

「御来光と富士山頂ゴール」

登山に必要な荷物を持ち、残りの荷物は山小屋に預け、自転車はしっかりロックをして、僕たちは7合目の山小屋を目指す。

なんだろうか、自転車から開放された嬉しさか、ついに富士山を登りはじめたという達成感からか、子どもたちの足取りは軽くてとてもここまで自転車で登ってきているという疲れは感じさせない良い登りをしてくれた。

7合目の御来光山荘が見えたとき、大きく手を振ってくれたのは僕が2012年にイランを走っているときに、数日一緒に過ごしたAYAちゃんだ。

これまでもそうだったけれど、知っている人が迎えてくれることほど嬉しいことはない。

子どもたちはこれまでの旅を楽しそうに彼女に語り、早めの夕食を食べて、明日のご来光と富士山登頂のために寝に行った。

僕はというと、ここまで来たという感慨なのか、登頂できるかという不安からなのか、ほんとに浅い眠りのまま、夜中に子どもたちを起こしたことだけ覚えている。

夜中に宿を発った。とてつもなく寒い。昨日まで熱中症にならないように気をつけていたのが夢のようだ。

全員の防寒着とヘッドライトをチェックして登山をはじめるが、リョウマはなんだか夢と現実をさまよっているように足取りがふらついてる。

声をかけて意識を引っ張りながらなんとか8合目までたどりつき、ここからご来光をおがむことにして、それまで子どもたちを寝かせたものの、ご来光直前まで彼らはすっかりスイッチオフだ。

よくここまでやってきたものだ。目の前にいるのは、疲れた子どもというよりも、何かに立ち向かい続けた戦士のよう。

そんな彼らを祝福するかのように、ここからご来光を拝むことができた。光とともに、空がだんだんと青く染まっていく。

日が昇ってからの彼らはとにかく足取り軽く登っていく。幸い高山病の症状もなさそうだ。一歩ずつ、頂上が近づいてくる。

彼らはいったい何を思うだろうか。

後ろから眺める彼らの背中はもう立派に自信が見て取れる背中になったと思う。

全員で頂上への一歩を踏み、山頂にある神社の鳥居にゴールのタッチをした。

ほんとにやりとげた。思いが込み上げてくるというよりかは、もしかしたらやりきったという安堵感のほうが僕も彼らも強かったのかもしれない。

頂上に登った瞬間よりも、お祝いということでコーラを飲みながら、山頂手前で破裂してしまったポテトチップスをみんなで食べているときに、なんだかじんわりと嬉しくなってきたような気がする。

ここまで旅を共にしてきた看板に「大阪→富士山頂 12日737kmゴールしました!」と書き込み山を下る。

もう5合目には彼らの家族がまだかまだかと待ってくださっているはずだ。

みんなで走るように山を駆け下りてきて、6合目あたりで声をかけた。

「僕らの旅はもうすぐ終わり。これまでのことを振り返りながら最後は下ろう。」

とたんに彼らの足どりがゆっくりになった。

心のなかで彼らはいま、どんなことを思っているのだろうか。彼らの心に浮かぶ思い出はなにだろうか。

 

ついに5合目で待つ親御さんの姿が見えた。子どもたちに「いってこい!」と声をかけた。

それぞれの親の前に立つ子どもたちをちょっと離れたところで見ていた。

ダイチが自分の親に向かって、きょうつけ、れいをしながら発した言葉は「どうも!」だった。

2週間ぶりの再会、あいつのなかではどんな思いが生まれたのだろうか。

リョウマもライリュウも少しだけぎこちなさそうに親御さんに挨拶をしていた。

「この旅最後のミーティング」

この旅最後のミーティング。

これが終われば、みんなさよならだ。

そんなときに自分が情けないったらありゃしない。子どもたちひとりひとりの旅を振り返り、彼らを見守りながら生まれていた言葉をつむぎながら、涙が止まらない。

それは子どもたちだって同じだ。ダイチは流れる涙をそのままにしながら何度もうなずいていた。リョウマは泣きながら自分の言葉で思いを語った。ライリュウは昨日まであんなによく話したのに、ご両親のまえなのか言葉が少ない。

そりゃそれぞれあるよな。すぐに思いが言葉につながるはずなんてない。

それぞれが日常にまた戻っていきながら思うこと、いつかまたこの旅を思い出すときに浮かんでくることだってあるだろう。

 

君たちはすごいことをやってのけたんだ。学校の誰にだって胸を張って自慢できる。

「おれは日本一低い山から富士山の山頂まで旅をしたんだ」って。

そして、何か助けが必要なときはいつだって連絡してこいよ。僕らはもう家族みたいなものだから。それは生きているあいだずっとだからな。

 

そう彼らに託した。ありがとう。君たちとした旅はサイコーにうまくいかなくて、そして楽しかったよ。

必ず再会しような。ひとりひとりと握手をして、僕たちの旅は終わった。

「あとがき」

家へと帰るとき、僕は2週間ぶりにひとりになった。

なんだかすごいことをやりきったのではないかという思いとともに、まだフワフワしたボールに乗っかっているような不思議な感覚のなかにいる。

けどまだ、この旅を振り返ってまとめるほどの心の余裕はないようだ。それでも「来年もやろう」ということだけは心が決まっていた。

 

自転車で旅しはじめて13年。はじめのころってすべてが新鮮でドキドキして、そしてうまくいかなかったんだ。

全く目の前が見えないなかを、踏み出す一歩ほどこわいものはなくて、けれどもそんな体験こそが僕の心にずっと残っている。

まさかこれだけ旅をしてきて、またあのこわさと出会えるなんて思っていなかった。それほどまでに、今回の旅は企画段階から不安で、こわい気持ちでいっぱいだった。

それでも信じることができたのは、この企画に関わってくださった方々、そして子どもたちを送り出してくださった親御さん、そしてメンバーみんながいてくれたからこそだ。

 

いつだってそうだ。新たな一歩を踏み出すことはこわいものなんだ。

けれどその一歩には大きな大きな可能性が含まれている。そのことを信じられるかどうか。

 

僕はこれまでの旅ではそれを自分でやってきた。自分を信じることで。

けれど今回は違ったんだ。それは、ほかの人を信じることでもあった。

そうしたら不思議なことが起こったんだ。

 

この旅で僕は、自分が想像もしない世界の広がりを感じた。

そこには「たくす」というような感覚があったように思う。

自分の経験を、思いを、そして自分自身の存在をたくすような感覚だ。

 

もしかしたら人はこうして何かをたくしながら生きてきたのかもしれない。

これまでにいただいたどんなご褒美よりも自分の心の深くに届いたような気がした。

「生きていてよかった」そうなんの疑いもなく思えるような感覚がそこにはあった。

 

ありがとう。

はじめてその言葉が誰かに対してだけじゃなく、自分にも向いたかもしれない。

そんな不思議な感覚に包まれながら、僕は少しずつ自分の住むまちへと進んでいく新幹線に揺られていた。

(終わり)
(執筆:西川昌徳)

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MOUNTAIN BIKE JOURNEYとは

MOUNTAIN BIKE JOURNEYは、日本一低い山・天保山から日本一高い山・富士山頂まで12日間かけて目指す冒険自転車旅プログラム(全行程740km、小学6年生対象)。

世界を走った自転車旅人・西川昌徳さんならではの、「旅」や「冒険」をキーワードとしたCAMPプログラムのひとつです。

>>MOUNTAIN BIKE JOURNEY 2018|EARTH RIDE

プロフィール

西川 昌徳(にしかわ まさのり)さん
Masanori Nishikawa

自転車旅人
1983年兵庫県姫路市出身 徳島大学工学部機械工学科卒業
世界36カ国90,000km。世界中を自転車で旅する中で生まれた思いや学び、気づき、出会いの物語を伝える旅人。旅先と日本の学校をテレビ電話でつなぐ課外授業「ちきゅうの教科書」を実施するほか、日本各地で講演会を実施。地球上で最も活躍した冒険家、挑戦者、社会貢献活動を表彰するFAUST A.G. AWARDS 2014 ファウスト社会貢献活動受賞。

>>EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

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自転車×旅の魅力とは?全国のサイクリング情報を掲載するTABIRINがお届けします

自転車×旅の魅力とは?全国のサイクリング情報を掲載するTABIRINがお届けします

これまで当メディア・TABIRIN (たびりん)では「旅×自転車」をコンセプトに、全国のサイクリング旅での魅力をお伝えしてきました。

そして近年では健康や通勤通学のため、自転車に乗り始める方も増加しています。

毎日自転車に乗っていると、ちょっとした遠出やサイクリングに出かけてみたい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実際に自転車での旅は公共交通機関を利用した旅とは違った魅力があり、シティサイクル (ママチャリ)でもクロスバイクでもロードバイクでも、自転車のタイプによって様々な楽しみ方があります。

今回は全国のサイクリングコースやマップを網羅しているTABIRINだからこそお伝えできる、自転車の旅の素晴らしさについて詳しくご紹介します。

自転車の旅の魅力

①汗水を流して目的地にたどり着いた時の達成感

自転車旅ではその土地の美しい風景を望みながら、そして風を感じながら自転車を走らせることができます。

自転車旅では夏の暑さ、冬の寒さ、雨風に雪、様々な天候や温度変化を肌で感じながらの旅になります。

車やバス、電車などの交通機関を使用した旅と比べると疲労感も多いですが、その分達成した時の感動もひとしおです。

特に勾配のきつい景勝地にたどり着いた時、サイクリングコースを走破した時など、サイクリストしか味わえない達成感と感動を感じることができますよ。

②地元の方との出会い、そしてその土地の魅力を隅々まで楽しめる

自転車のおかげで、全国の御朱印をこんなに集められました (※これもほんの一部です)

全国には様々な景勝地や観光スポットがありますが、電車やバスが近くにない、あっても本数が少ないという理由で観光スポットに行きたくても行けない経験をした方も少なくありません。

そんな時にも自転車は活躍してくれます。自転車はすべて自力ですが、その代わり小回りが効くのが特徴です。

行きたい場所が多少僻地にあっても、自転車なら休憩できるポイントなどを予め決めてプランを立てていけば行くことができます。

また小回りが効くことを生かして、地図には載っていないその土地に住む人しか知らないグルメや観光での穴場スポットに出会うこともあります。

このように地元の方との出会いを通じて、その土地での魅力を隅々まで楽しめることも自転車旅の魅力でしょう。

③新しい交友関係が広がる

老若男女問わず、様々な繋がりでサイクリングするのも格別です。

趣味人同士で交友関係が広がることも多く、もちろん自転車旅も例外ではありません。

「しまなみ海道」や「ビワイチ」「霞ヶ浦」など、サイクリストにとって有名な観光地には全国のサイクリストが訪れます。

そこでのサイクリストとの交流がきっかけで新たな情報や交友関係が一層広がることも。

このような観光地での新しい特別な出会いも自転車旅だからこそ感じられる魅力の1つです。

④のんびり旅をしたい…そんな方にもおすすめ!

その土地を自由に巡ることができるのも自転車旅ならではの楽しみ方です。

公共交通機関やレンタカーを利用すると、旅で使うお金の中で交通費が大きな割合を占めるようになりがちです。

また慣れない土地のため、出発時間や運行状況などを調べてバタバタしてしまっては本末転倒ですよね。

決められた旅ではなく、のんびり旅をしたい方は移動手段を自転車にすることで、交通費を節約しつつ、時間を気にすることなく旅をすることができます。

またどうしても行きたい場所がある方は最初からすべての移動手段を自転車にするのではなく、局所的にレンタサイクルを利用するという手段もおすすめですよ。

さあ、自転車の旅に出かけよう!

①目的地やプラン、ルートの決め方

自転車の旅で重要なのが目的地とルートの決め方です。

そこでポイントになってくるのが自分自身の体力。慣れない土地で体調や怪我をしてしまうとせっかくのサイクリングが台無しになってしまいます。

理想的なのは、サイクリングをエンジョイしながら、程よく疲れた中で目的地にゴールするような目的地選びとルートです。

普段自転車を漕いで、ヘトヘトになるのはどれくらいの距離か、その限界を知っておきましょう。

最初のうちは、20kmないし30kmを目安にし、できるだけ走りやすいところをルートにして、その中で目的地を決めていくことをおすすめします。

そして日帰りにするのか、途中で宿泊しながら数日かけて目的地に行くのか、具体的な行程を決めていけば、自分が行きたい目的地を加味しながら無理のないルートが決められるはずです。

TABIRINにはオリジナルルートの作り方に関する記事があるので是非参考にしてみてくださいね。

自分だけのサイクリングルートを作ろう。快適な旅が実現するコースの作り方
サイクリストにとって「次はどこにサイクリングに行こうかな?」と考えるだけでワクワクしますよね。自分の計画した通りのコースを走って目的地に辿り着いたり、気持ちを膨らませていたご当地グルメを口にできたり、そんな...

自転車の種類による時間・距離の違いは以下の記事も参考にしてください。

自転車の種類ごとの距離設定と旅行速度の目安|はじめてのサイクリング
はじめてのサイクリングで楽しく運動しよう!今回のテーマは、自転車の種類ごとの距離設定の考え方と速度の目安です。はじめてのサイクリングでの距離設定の目安はじめてのサイクリングでは、どれくらいの距離を走れるかイ...

②初心者の方はレンタサイクルを活用した旅もおすすめ!

有名な観光地を自転車で巡りたい場合やのんびり街を巡りたい方はレンタサイクルの活用がおすすめです。

レンタサイクルは観光案内所や地元の旅館・ホテルなどで貸し出しが行われており、1時間単位、1日単位でのレンタルが可能です。

乗り捨てできるケースや自転車をピックアップしてくれるサービスなど観光地によって様々あるのでTABIRINの「旅×自転車情報」を利用して事前に調べておくと良いでしょう。

レンタサイクル 一覧 - TABIRIN(たびりん)
全国の2,500以上のレンタサイクルの情報を”地図”から検索可能。スポーツタイプやマウンテンバイク、e-bike(電動アシスト)、子供用等、タイプ別に検索が可能。鉄道駅に近いお店を探したり使いたい用途に合わせてご活用くだ...

③装備は最低限のものを揃えよう

宿泊を予定して自転車の旅を行う方は最低限の装備をしっかり揃えておくことが必要です。

ホテルや旅館に泊まる場合は一泊二日で足りる衣服、雨具、貴重品と万が一のパンクに備えた修理キットがすっぽりと入るカバンをチョイスしましょう。

初心者の方〜上級者まで!おすすめ自転車の旅プラン

自転車の旅でおすすめなプランを初級編、中級編、上級編に分けて解説します。

なお今回は都内に住んでいる方を想定してご紹介しています。

TABIRINには全国の旅行プランを紹介している記事があるので、近辺にお住まいの方は是非参考にしてくださいね。

検索: 旅行プラン - TABIRIN(たびりん)

【初級編】まずは都内〜関東近郊のプチ旅!レンタサイクルなども駆使して回ってみよう

上の画像は埼玉県の彼岸花や高麗神社を巡った時の写真。日帰りで様々なところを巡ることができましたよ。

都内近辺、関東には数多くの自転車道が整備されています。

そこで自分のペースを掴むためにも、まずは都内や関東での自転車旅がおすすめです。

慣れてきたら千葉県や埼玉県、神奈川県など、県を跨いでの走行などにチャレンジしてみると良いでしょう。

普段は電車で出かけるような、ちょっと遠い場所を目指して観光を行うと自分のペースを掴むことができますし、万が一何かあった場合でも安心です。

【中級編】都内からちょっとした冒険!つくば霞ヶ浦りんりんロードを巡ろう

霞ヶ浦は茨城県の3.5%を占める全国2位の大きさを持つ湖です。

そんな霞ヶ浦に整備されたサイクリングロードが「つくば霞ヶ浦りんりんロード」です。

総距離は約180kmになりますが、獲得標高は約200mと、ほぼ平坦の道のりになっているのでクロスバイクやロードバイクに乗り始めた方にもおすすめできるスポットです。

最寄駅でもある土浦駅は東京駅から約50分程度とアクセスも良いため、休日を利用して1泊サイクリングなども楽しむことができます。

春の満開の桜、夏は筑波山と夕日のコントラスト、秋は紅葉、冬は渡り鳥を観察できるなど、四季によって様々な風景を楽しむことができますよ。

初心者の方は走破を目的にするのではなく、桜スポットや各有名スポットを回るだけでも十分楽しむことができます。

【上級編】聖地・しまなみ海道で脚試し

脚力に自信がつき、思い切って遠方でのサイクリングをしたい方におすすめなのが「しまなみ海道」です。

「瀬戸内しまなみ海道(正式名称:西瀬戸自動車道)」は広島県尾道市から愛媛県今治市までの距離を結ぶ、約60kmの道のことです。

別名「サイクリストの聖地」と呼ばれるほど、サイクリストにとっては一度は訪れておきたいスポットです。

道中には瀬戸内海を望む観光スポット、海の幸を生かしたグルメなど、サイクリング中に立ち寄りたいポイントがたくさんあります。

また、その名前の通り、ホテルや旅館には自転車を保管してくれるサービス、道中の道の駅などではトイレやメンテナンス用品の貸し出しなどが行われているなど、街全体でサイクリストをサポートしてくれます。

その土地の魅力、出会い、グルメ…自転車旅は魅力がいっぱい!

その土地の魅力を隅々まで知りたい、穴場スポットを巡りたい方にとって自転車は大きな味方になってくれます。

最初は日帰りなどプチ旅行で少し離れた場所を、徐々に県を跨いでの自転車旅にしていくと自分のペースを掴みつつ、快適に楽しむことができますよ。

そしてこれから自転車に乗ろうと考えている方、既に自転車を持っていてチャレンジしてみたい方など、是非当メディア・TABIRIN (たびりん)の機能や記事を参考にしてみて下さいね。

旅×自転車 情報 一覧 - TABIRIN(たびりん)
サイクリングコース・マップ検索 - TABIRIN(たびりん)
全国の公的機関の公式サイクリングコース・マップを700以上紹介。レベルや距離、獲得標高、エリア、キーワードなど、自分にあったコースが検索できる。公的機関がオススメする見どころや立寄りスポット、グルメなどの情報も...

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!

2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくことになりました。

今回は、第1弾として、津田さんの「これまで」の自転車旅と「これから」の自転車旅の予定についてご紹介します。

ソルトレイクシティー(アメリカ合衆国)
ソルトレイクシティー(アメリカ合衆国)

プロフィール

名前 津田 幸洋
よみがな つだ ゆきひろ
何年生まれ 昭和60年
出身地 福岡県福岡市
プロフィール 父親は、漁師で漁師町で、幼少期を過ごす。大学で、原付バイクでの西日本の旅。3ヶ月のアジア一人旅。

自転車での世界旅を決意。

大学卒業後、東京で専門商社の営業マンとして働き、旅の資金を貯める日々。

社会人一年目、ヒッチハイクでの小旅行、神奈川〜北海道。

退職後、東京〜福岡 自転車旅。

2014年5月 世界自転車旅へ出発し今も世界を旅している。

インスタグラム https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
グレートバリアリーフ (オーストラリア)
グレートバリアリーフ (オーストラリア)

旅の経過

なぜ、自転車を使って世界を旅してみようと思ったのか教えてください。

大学時代に初の海外旅行で、3ヶ月間アジアを一人旅し、旅の面白さを知りました。

その後、数冊の本(自転車旅行本)を読み、自分も自転車で海外を旅すると決意しました。

旅の経過を教えてください。

2014年 5月〜2016年 5月 オーストラリア(2年間)
2016年 5月〜2017年 5月 ニュージーランド(1年間)
2017年 5月〜 <北米編>アラスカーカナダーアメリカ本土ー
2017年12月〜 <中米編>メキシコーキューバーメキシコ(再入国)ーベリーズーグアテマラーエルサルバドルーホンジュラスーニカラグアーコスタリカーパナマー
2019年 3月〜 <南米編>コロンビアーエクアドルーペルーーボリビアーアルゼンチン(現在ココ)

2020 年 3月よりCOVID-19 の影響で足止め中。

 

ニュージーランド走破 @オークランド(ニュージーランド)
ニュージーランド走破 @オークランド(ニュージーランド)

現在はどちらに滞在されていますか?

2020 年3月からアルゼンチン、サルタという街で、一般家庭に滞在させてもらっており、現在に至ります。

サンフランシスコ教会 @サルタ(アルゼンチン)
サンフランシスコ教会 @サルタ(アルゼンチン)

旅をしてみて

自転車で旅する楽しさとは?

一般的な旅行との1番の違いはスピードだと思います。自転車の旅は、時間がかかります。僕はそのスピードが好きです。

走行中、流れる景色のスピードが最適です。車だと早すぎるし、徒歩だと遅すぎます。

また、走行中に、音や匂い、気温や日差しの強さまで感じることができ、五感を使って旅をします。

気に入った場所があれば、時間に縛られることなく、数日間キャンプすることもあります。

また、意外かもしれませんが、僕にとっては、都市や観光地での観光よりも、町から町への移動で見る景色や出会いが楽しみだったりします。

イエローストーンナショナルパーク(アメリカ合衆国)
カヨギジェルモ(キューバ)
カヨギジェルモ(キューバ)
アサバスカ氷河/ジャスパー・ナショナルパーク(カナダ)
アサバスカ氷河/ジャスパー・ナショナルパーク(カナダ)

バスや電車の旅は、移動中は退屈で休憩時間。

自転車の旅は、自転車での移動がメインイベント、街では、休息と栄養補給が大切です。

一般的な旅行では、大きな町や観光地を飛び飛びで旅すると思いますが、自転車だと、休息や補給のために、小さな村に滞在したり、時には、何もないところにキャンプをすることになります。

そこでの、観光地化されていない、現地の人々の生活、自然、文化をローカルの人から感じ、学ぶことができます。

僕は、大都市よりも、小さな町や村の雰囲気や人が好きです。

また、自転車での旅は、エコロジーです。ガソリンも必要ありませんし、二酸化炭素も排出しません。

自分の足で、前に進んでいるという感覚も好きです。

昼休憩。@ウエスタン・オーストラリア (オーストラリア)
昼休憩。@ウエスタン・オーストラリア (オーストラリア)
キャンプ@ウエスタン・オーストラリア (オーストラリア)
キャンプ@ウエスタン・オーストラリア (オーストラリア)

また自転車は走行時の騒音がないたため、野生動物も警戒心が高くなく、近くで見ることもできたりします。

カナダのカシアーハイウェイでは、走行中、野生の熊に遭遇する機会が何度もありました。

アルパカ @イピアレス(コロンビア)
アルパカ @イピアレス(コロンビア)
熊出没注意の看板 @カシアーハイウェイ(カナダ)
熊出没注意の看板 @カシアーハイウェイ(カナダ)

辛いこともあったのではと思いますが、それでも旅を続けるのは?

幸い、これまで強盗や、暴力にあったことはなく、そこまで辛いと感じたことはありません。盗難は何度かありましたが。強いて言うなら、コロンビアやペルーなど、標高で1000m上がって、800m下り、また1,200m上がるといったような、ルートもあるため、体力的に辛かったりもしましたが、そういう場所での景色は格別です。

マチュピチュ(ペルー)
マチュピチュ(ペルー)
グランドキャニオン(アメリカ合衆国)
グランドキャニオン(アメリカ合衆国)
イエローストーンナショナルパーク(アメリカ合衆国)
イエローストーンナショナルパーク(アメリカ合衆国)

言語やコミュニケーション

もともと話せる言語があったのですか?また、どのようにコミュニケーションをとっていったのか教えて下さい。

現在、母国語の他に英語と、スペイン語を話します。

英語に関しては、旅を始める前は中学、高校で習うような一般的な英語能力で、会話は挨拶程度でした。

オーストラリアとニュージーランドで働きながら日常会話レベルまで上達しました。

その後、北米のアメリカ合衆国とカナダでの英語の聞きやすさに感動し、自信がつき、さらに上達したと思います。

スペイン語に関しては、メキシコからのラテンアメリカ(中南米)旅で、現地の人とコミュニケーションをとる中で、徐々に上達しています。

旅をはじめてから、英語もスペイン語も語学学校に通ったり、テキスト等を使っての座学をしたことはありません。

シウダッド・デル・カルメン(メキシコ)
シウダッド・デル・カルメン(メキシコ)

旅の中での出会い

旅の中で印象深い出会いはありましたか?

ものすごくたくさんの人に出会い、助けてもらっています。やはり印象に残っている出会いは、会ったこともない道端の人が、親切にしてくれたことなどでしょうか。

泊めてくれた消防署。バハ・カルフォルニア(メキシコ)
泊めてくれた消防署。バハ・カルフォルニア(メキシコ)

キューバは、社会主義国で、観光地化されていない地域ではなかなか旅がしづらかったりします。ある時、もうあたりは暗くなり、キャンプ地を探しているときに、キューバ人の男性が、家に泊めてくれたことを覚えています。その男性の家は、シャワーもトイレもなく、裕福な生活をしている方ではなかったのですが、食事を分けてくれたり、休む場所を用意してくれたりと、とても優しくしてくれました。

家の中で、タランチュラが出たりと、ワイルドな家でした。

話に出てきた泊めてくれた現地の男性(キューバ)
話に出てきた泊めてくれた現地の男性(キューバ)

今後の予定

今後どういった段階で旅を再開される予定ですか?

COVID-19の影響でcuarentine(自宅待機)が続いていましたが、こちらも大分緩和されてきたので、2021年7月ころから旅を再開する予定です。

フォレストガンプロード/モニュメントバレー(アメリカ合衆国)
フォレストガンプロード/モニュメントバレー(アメリカ合衆国)

まとめ

これまで、自分の旅を多くの人にシェアしたことがなかったので、情報発信できることを楽しみにしています。

COVID-19のたくさんの被害者も出て、不安定な世界です。

しかし、僕に関しては、日々の細々とした問題や困難もありますが、幸い自分のやりたかったことをやれています。

皆さんが、後悔のない人生を送り、また、僕の記事を楽しんでくれることを遠くの国から願っています。ありがとうございました。

アグア・ドゥルセ(メキシコ)
アグア・ドゥルセ(メキシコ)

「予約ができる」レンタサイクルのご紹介!       旅の時間を100%無駄なく満喫しよう

「予約ができる」レンタサイクルのご紹介!       旅の時間を100%無駄なく満喫しよう

TABIRINで予約できるレンタサイクルのご紹介が始まりましたのでご紹介させていただきます。

良い旅は良い計画から始まると思う方は必見です。

あなたはどちら派ですか?

旅行に行く際に・・・

① とにかく行ってから考えよう!無計画に楽しみたい

② 念入りに計画を立ててプラン通りに満喫したい

みなさまはどちらでしょうか?

 

ソフトクリームの総合メーカー日世が2016年に面白いアンケートをとっていました。

計画を立てる人は58%、行きあたりばったり42%だったそうです。

みんなのおしゃべり広場 | NISSEI
このコーナーはソフトクリームや季節に関するテーマに意見を投稿して、発表するみんなのおしゃべり広場です。理由やエピソードを添えて投稿してね。最も面白かったお話や納得のご意見には大賞としてQUOカードをプレゼント!

 

どちらにも魅力があり楽しみ方は人それぞれだと伺えます。

しかし、前もって予定を計画することのメリットは大きいものです。

 

特にこだわりのレンタサイクリングにおいては計画的な方がオススメです。

 

「こだわりのレンタサイクル」には事前計画をおすすめするわけ?

答えは、「予約」をすることができるからです。

様々な情報サイトからレンタサイクルの情報を得て、いざ当日!わくわく意気込んで家族みんなでサイクル屋さんに行ったら自転車が別の方に借りられていた・・・

この状況は非常に悲しいものです。

特に旅の目的をサイクリングにしてしまっていたら大変ですよね。

その点で、事前に自転車を予約できるという点に大きなメリットがあるのです。

 

予約をしておくことの安心感

予約をしておくことで、当日に余計な心配をする必要がありません。

サイクリングをすることを決めておけば、後のプランは自転車を軸に柔軟に楽しむことができるでしょう。

 

予約の特別感をあじわう

旅先で自転車が自分のために用意されていると特別な気持ちになり、一層旅が楽しくなります。サプライズとしてサイクリングを予約しておくのも良いかもしれません。

現地の余計な手続きを省くことで、無駄なくスムーズに旅を進められますね。

 

事前に支払いを済ませられるお店もある

事前に決済が可能なお店を利用することで、旅先に大切なクレジットカードを持っていくことを避けられます。また、現地での手続きが減り、よりスムーズに自転車に乗り始めることができますね。

道の駅むつざわつどいの郷でも予約が始まりました

道の駅むつざわつどいの郷にあるサイクルステーションでも、事前予約ができるようになりました。

 

記事はこちら

レンタサイクルの予約が始まりました~千葉県にある「道の駅むつざわ つどいの郷」...
レンタサイクルの予約はこちら予約ページはこちら'道の駅むつざわサイクルステーション   千葉県といえば、東京ディズニーリゾートや成田国際空港が有名ですが、その他のエリアにも魅力あふれるスポットが...

道の駅むつざわのレンタサイクルの特徴は、自転車の種類が多いことです。

人気のロードバイクやクロスバイク、電動アシスト自転車などが揃っています。

種類に加えてレンタル料金も良心的なので、週末には人気過ぎて自転車がすべて貸し出されてしまうこともあるそうです。

絶対に当日にレンタサイクルをされたい方は、ぜひ事前に予約されることをお勧めいたします。

 

予約ができるレンタサイクル店をまとめました

TABIRINではレンタサイクルを予約できるお店の情報をまとめております。

全国にある予約可能なレンタサイクルの情報はこちら

予約ができるレンタサイクル 一覧 - TABIRIN(たびりん)

 

cyveというレンタサイクルシステムの加盟店をピックアップしてマップで表示しております。

都心部から郊外の自然豊かな場所まで様々な場所にレンタサイクル予約対応店がございます。

 

レンタル車種も様々!中には珍しい海外ブランドの自転車や次世代のコンパクトバイクもあり、楽しめること間違いなしです!

 

 

最後に

「新たにレンタサイクル事業を始めたい!レンタサイクルに予約システムを導入したい!

という方にお知らせです。

 

cyveのシステムを導入していただけるレンタサイクル店を募集しています。
ご興味のある方、詳しく聞いてみたい方はTABIRINお問い合わせよりご連絡ください。
お問合せトップ
公的機関の方はこちらからお問合せ下さい。公的機関(自治体、協会等)のみなさま民間企業の方はこちらからお問合せ下さい。民間企業(自転車関連施設(宿、レンタ、交通事業者等))のみなさま民間企業(メーカー等)のみ...
cyve -クラウド型自転車レンタルシステム-

 

ぜひ、旅の計画にお役立てください。

 

 

夏休みは自転車旅行に出かけよう!おすすめスポットや注意点もご紹介

夏休みは自転車旅行に出かけよう!おすすめスポットや注意点もご紹介

自転車を使った旅行や観光を楽しみたいものの、なかなか日程を確保できないという方は多いはず。

そんな方は夏の長期休みを利用して、自転車旅行に挑戦するのはいかがでしょうか。

長期休みを利用すれば、数日かけて自転車で観光地を巡る、普段は赴けないサイクリングコースに挑戦するといった体験ができます。

今回は、夏休みに自転車旅行をする際の注意点やおすすめのサイクリングコースをご紹介します。

夏のサイクリングの注意点を把握したうえで、安心・安全で楽しい自転車旅行に出かけましょう。

※この記事は2022年5月21日に公開されたものを2024年8月に更新したものになります。

自転車旅行の魅力

自転車を使った旅行には、以下のような魅力があります。

他の交通手段ではいけない場所に行ける

車や電車などでは行けない場所に行けることは自転車旅行の大きな魅力です。

近くに駅がない、市街地で車を利用できない、といった場合には徒歩や自転車で訪れる必要があります。

小回りが利いて長距離も移動しやすい自転車は、徒歩と他の交通機関の利点を併せ持った魅力的な移動手段といえるでしょう。

時間の縛りを受けにくい

電車やバスなど、公共交通機関を使って移動を行う場合には、出発時刻等で行動を制限されることが多々あります。

その点、自転車であれば、好きなタイミングで移動ができるため、時間に縛られずのんびり旅行を楽しめます。

食事処や観光地をゆっくり巡りたい場合にも、自転車は優秀な移動手段となります。

記憶に残る旅行になる

自らの足で自転車を漕いで巡った旅行は、より印象深い思い出となります。

旅行の思い出はそこに辿り着くまでの道程や体験も含めたものです。

苦労して辿り着いた場所での景色や食事は、車や電車で訪れたときとは違う感動をもたらしてくれることでしょう。

夏休みの自転車旅行でプランを立てるときのヒント

目的・目標

現地での観光をじっくり味わいたい場合は「短めのコースで寄り道できる時間を確保する」、サイクリングコースを無理のないペースで走破したい場合には「日程を数日に分ける」など、目的を設定することで、旅行計画を立てる際の指針となります。

逆に目的が明確でないと、観光メインで訪れたにもかかわらず、移動だけで一日が終わってしまった、ということにもなりかねません。

こんなところに立ち寄りたい、こんな旅にしたいなど、事前にイメージを膨らませておきましょう。

走行コースの決定

旅行計画前には走行するコースや時間配分を把握しておきましょう。

特に夏のサイクリングは暑さで体力を消耗するため、時間に余裕を持たせて、適度に休憩を入れられる計画を立てることが大切です。

時間も体力もギリギリで走破できるような計画ではなく、余力を残してゴールできるくらいの計画を立てれば、気持ち良く旅行を楽しめるでしょう。

夏休みに自転車旅行をする際の注意点

夏休みの自転車旅行に挑戦する際には、以下の点に注意しましょう。

夏に適した装備を用意する

夏のサイクリングは猛暑の中で行うことになるため、吸汗性や速乾性に優れたウェアがおすすめです。

身体に熱がこもらないよう、首周りを冷やせるネッククーラーや、水分補給も夏のサイクリングの要となりますので保冷ボトルも忘れないで用意すると良いでしょう。

また、汗をかいたままだと不快感があるうえに、体温の低下(山間部でのサイクリングや夜間の場合)にもつながってしまうため、着替えも忘れずに用意しましょう。

余裕を持って行動する

夏の自転車旅行では、時間・体調面ともに余裕を持った行動を心掛けましょう。

当日は疲れや違和感を感じたら、予定を変更してでも、しっかり休息をとることが大切です。

熱中症対策は万全に

当たり前のことにように、夏のサイクリングは早朝か夕方の涼しい時間帯を選んだり、可能な限り日陰のある道を走るなど、できる限り「暑さ」を避けることを意識するのがポイントです。

またサイクリング中は楽しくて夢中になって走っていると、ついつい水分補給を忘れがちになります。

こまめな休憩、こまめな水分補給を意識、汗をかくことにより水分以外に塩分も失われるので、塩分補給ができる飲み物を用意しておくと良いでしょう。

サイクリング後の水分補給も忘れないでおきましょう。

夏休みの自転車旅行でおすすめのサイクリングコース

ここからは、夏休みの自転車旅行で訪れたいおすすめのサイクリングコースをご紹介します。

自身のレベルや目的に適したスポットを探してみてください。

また、夏を中心とした地域ごとのTABIRINのサイクリングレポートもご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。

【北海道】オロロンライン

北海道の夏の平均気温は約22℃と、夏場でも涼しく過ごせるのが特徴です。

そんな北海道で訪れておきたい、走っておきたいコースがオロロンラインです。

オロロンラインは小樽から稚内を繋ぐ、日本海側に沿った全長約300kmのコースです。

北海道の雄大な大地に伸びるコースは、海や山などの大自然を望みながら、サイクリングの爽快感を味わえます。

走行距離 約300km(オロロンライン)

●夏の北海道、大自然の中をサイクリングするイメージはこちらのレポートでお楽しみください。

【北海道】美しい大地とオホーツク海、花とフルーツも満喫できる女満別空港から約5...
暑い季節になれば行きたくなる北海道。都心から直行便で行ける「女満別空港」は都心からのアクセスも良いので、比較的身近に感じることがきます。空港からすぐ広がる美しい大地、湖畔、オホーツク海などの大自然と、フルー...

【神奈川県】三浦半島

三浦半島は神奈川県東南部に位置する半島です。そんな三浦半島の海岸沿いを走るサイクリングコースは多くのサイクリストから人気です。

都内からのアクセスがよく、レンタサイクルの貸し出しを行う設備も充実しているので、日帰りで気軽にサイクリングが楽しめる点も魅力です。

軽くサイクリングを楽しみながら観光も楽しみたい方には南部1周コース、サイクリングを1日フルに使って楽しみたい方にはミウライチと呼ばれるコースがおすすめです。

急な勾配は少ないため、海岸沿いで潮風を浴びながらのんびりと走行できるでしょう。

走行距離 約79.8km(ミウライチ)
サイクリングマップ・コース こちらから

●三浦海岸沿いに城ケ島をめざし、京急久里浜線「三崎口駅」までをサイクリング。風もあり坂もあり、なかなか走りごたえのあったコースのレポートです。

【神奈川県】都心から日帰りできる三浦半島 久里浜~城ケ島 シーサイドサイクリング
首都圏から日帰りで行ける三浦半島。半島1周となるとなかなかハードルが高いので、今回は「久里浜駅」から三浦海岸を沿って城ケ島をめざし、京急久里浜線「三崎口駅」までのサイクリングをレポートします。JR横須賀線「久里...

【茨城県】つくば霞ヶ浦りんりんロード

つくば霞ヶ浦りんりんロードは茨城県に位置する湖「霞ヶ浦」の周囲を走る、総距離約180kmのサイクリングコースです。

周囲の総距離はかなり長いものの、約100kmのコースや約10kmのショートコースも用意されているため、目的に合わせてコースを選択できます。

周辺には様々な観光地が位置しており、どの観光地を巡るかに合わせてコースを選択するのもよいでしょう。

最寄りの土浦駅やつくば駅は東京から1時間弱でアクセスできるため、日帰り旅行、宿泊、輪行などコースも合わせて、多様な目的に対応できるサイクリングスポットとなっています。

走行距離 約140km(霞ヶ浦1周コース)
サイクリングマップ・コース こちらから

●つくば霞ヶ浦りんりんロードの沿線市町村のひとつ「行方(なめがた)市」をレンタサイクルでめぐったレポート。りんりんロードから見える夏らしい光景がたくさん掲載されています。

【茨城県】行方市のレンタサイクルを利用して市内をめぐってみた!
「行方(なめがた)市」は、ナショナルサイクルルートに選定された「つくば霞ケ浦りんりんロード」沿線市町村のひとつで、霞ケ浦の東側にある人口約3万人の農業王国です。「りんりんロード」から市内を、レンタサイクルで...

【山梨県】山中湖(山中湖1周コース)

山中湖は山梨県に位置する湖で、四季折々の美しい景色が魅力のスポットです。

湖の周囲はほとんどが自転車・歩行者専用の道路となっており、車を気にすることなく、サイクリングを楽しめます。

湖の周囲を回る「山中湖1周コース」は全長13kmとなっており、休憩を含めても2時間ほどで走破できるため、サイクリング初心者の方にもおすすめのコースです。

レンタサイクルも用意されているので、観光のついでにサイクリングも楽しむ、といった計画を立てるのも良いでしょう。

走行距離 約13km(山中湖1周コース)
サイクリングマップ・コース こちらから

●山中湖周辺のヒルクライムも含んだ走りごたえ十分なレポートです。忍野八海の水の透明度の涼やかさ、ひまわり畑など夏らしさも満点です。

【山梨県】山中湖周辺にある3つの峠と東京オリンピックのモニュメントを巡る62kmの...
サイクリングマップ「TABIRIN_04_道志みち〜山中湖周辺〜」の中で紹介している「山中湖と3つの峠巡り」を実際に走った62kmのサイクリングをご紹介します。さらに東京オリンピックの自転車競技に関わった自治体が、それぞれ...

【愛知県】渥美半島一周

渥美半島を一周するサイクリングコースです。

道中には恋路ヶ浜、日出の石門などの有名スポットをはじめ、田原城跡や城宝寺などの歴史的建造物などもあります。

半島一周コースは約100kmの長距離コースとなっていますが、渥美半島には12個のサイクリングコースが設けられているので、こちらを参考にご自身のレベルに応じたコースを選択してみましょう。

走行距離 約103.1km(はしリンロング)
サイクリングマップ・コース こちらから

●愛知県名古屋西部約20㎞のポタリングレポートです。かき氷を食べて小休止している様子は夏のサイクリングの醍醐味が感じられます。

【愛知県】名古屋で坂より団子「スイーツ巡り」ライド
梅雨が明けてすっかり真夏の名古屋。暑い季節は「坂」をのぼるサイクリングより、「甘味」を巡るポタリングが最適。名古屋駅周辺から約20kmの食べて撮って「スイーツ巡り」をご紹介します。ノリタケの森スタートは「ノリタ...

【広島県・愛媛県】瀬戸内しまなみ海道

ロードバイクなど、スポーツバイクに乗りはじめた方におすすめしたいのが瀬戸内しまなみ海道です。

「サイクリストの聖地」とも呼ばれるサイクリングコースで、瀬戸内に連なる、島々の風景を望みながらのサイクリングを楽しめます。

道中では休憩スポット、メンテナンス工具を置いている施設も複数点在しているため、万が一、故障を起こした場合も安心です。

走行距離 約69.9km
サイクリングマップ・コース こちらから

●しまなみ海道をサイクリングした「しまなみ海道ならでは」の景色が垣間見えるレポートです。

【愛媛県】しまなみ海道 大島一周と絶景 亀老山を登る47kmの自転車旅
日本国内でも有数のサイクリングロード「しまなみ海道」は、愛媛県今治市と広島県尾道市を、いくつもの橋と島で結んでいます。今治市から最初に降り立つ「大島」を一周する約47kmのサイクリングをご紹介します。サイクリス...

【京都・奈良・和歌山】桂川サイクリングロード

桂川サイクリングロードは京都・奈良・和歌山を結ぶ、京奈和自転車道に属する、桂川沿いを走るサイクリングコースです。

総距離は約20kmで、観光や休憩時間を除けば2時間弱で走破することが可能な、初心者にもやさしいサイクリングコースとなっています。

走行距離 約20km
サイクリングマップ・コース こちらから

●丹後半島の東側にある「伊根町」の伊根湾に面した「伊根の舟屋」をご存知でしょうか。決してアクセスはいいとは言えない場所ですが、だからこそ時間のある夏休みに訪れるのもおすすめです。小さな港町をゆったりサイクリングされてみてはいかがですか。

【京都府】大阪から日帰りできる、丹後半島の珍しい町並み「伊根の舟屋」サイクリング
日本三景で知られる天橋立から北に位置する日本海に面した丹後半島。海がきれいな丹後半島の東側にある小さな港町「伊根町」。この町を取り囲む伊根湾に面した町並みが非常に珍しいと話題なので、サイクリングにでかけてみ...

【熊本県】一の宮ルート

一の宮ルートは阿蘇カルデラ北側を走るサイクリングコースです。

道中では役犬原の湧水が湧いており、サイクリングの水分補給にもぴったりです。

多少の登り(約80m)があるものの、総距離としては約17.8kmと、初心者の方でも走破できる距離になっています。

走行距離 約17.8km
サイクリングマップ・コース こちらから

●熊本県上天草市、天草松島の「前島」を起点にしたレポート。風光明媚な海と島々の景観は夏のサイクリングにもぴったりです。

【熊本県】レンタサイクルで上天草の海と峠をめぐる23kmサイクリング
阿蘇の大自然や温泉、熊本城などで知られる熊本県には、風光明媚な海と島々が広がる天草があります。熊本市街からクルマで1時間ちょっとで行ける上天草で、レンタサイクルを利用した約3時間の、海沿いライドや峠の上り坂、...

夏休みを使って楽しい自転車旅行の思い出を

今回は夏休みに自転車旅行をする際の注意点やおすすめのサイクリングスポットをご紹介しました。

各地域には様々なサイクリングコースやスポットがあります。

以下でご紹介する、当メディアのアプリなどを駆使して、全国のサイクリングスポットを探し、自分だけの自転車旅の計画を組んでみてはいかがでしょうか?

この記事を見たあなたは要ダウンロード!TABIRINアプリ

「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。

この機会に是非インストール、様々な機能をお試しください!

iphoneの方はこちらかダウンロードできます。

androidの方はこちらかダウンロードできます。

 

執筆者:TABIRIN事務局f

更新:大阪編集部(2024年8月)

【オーストラリア】2032年にはオリンピックも開催!ブリスベン街中サイクリング

【オーストラリア】2032年にはオリンピックも開催!ブリスベン街中サイクリング


オーストラリアにあるブリスベンという街をご存知でしょうか。
2032年に夏季オリンピック・パラリンピックの開催が決まったことで、その名をニュースで耳にしたことがある方もいるかもしれません。
今後世界的な注目も高まっていくと思われるブリスベン。主要スポットをサイクリングで探検しつつ、街の魅力をお伝えします。

ブリスベンってどんな街?

ブリスベンはオーストラリアの北東に位置するクイーンズランド州の州都にあたります。州の経済・政治の中心としてはもちろん、北のサンシャインコーストへは車で約1時間半、南のゴールドコーストへは約1時間と、観光の拠点としても便利な街です。

ブリスベンの人口は約228万人(参考:シドニーは約470万人。両2016年調べ)、日本でいうと名古屋市の約232万人(2021年調べ)に近いですね。面積は約4,700k㎡(参考:京都府は4,613k㎡)、日本での姉妹都市は神戸市になります。

街の中心部にはゆったりとブリスベン川が蛇行し、街の各所には公園や庭園の緑が多く、シドニー、メルボルンに次ぐオーストラリア第3の都市でありながらもリラックスした雰囲気が漂います。世界各国からの移民や留学生があふれ、街を歩くだけでも多民族・多人種を肌で実感できます。

スタート前に押さえよう!クイーンズランド州の基本自転車ルール

さて、サイクリングを始める前に、「郷に入らば郷に従え」ならぬ「豪に入らば豪に従え」で、オーストラリアの自転車ルールを押さえておきましょう。
オーストラリアでは自転車ルールも州ごとに微妙に異なるので注意が必要です。ここではクイーンズランド州で自転車に乗る際の、基本ルールを簡単に紹介します。

①ヘルメットを必ず着用

街乗り自転車でもスポーツ・バイクでも、ヘルメット着用は義務。ヘルメットはオーストラリア標準規格(AS2063もしくはAS/NZS2063)に沿った製品でなければなりません。(※違反者は126AUDドルの罰金)

②前後にはライトと反射板を付ける

自転車前方には200m先からも認識できる明るさのホワイト・ライト、後方には200m先からも認識できる明るさのレッド・ライトと光の反射で50m先からも認識できる反射板の装着が必要です。

③道路の左側を走る

日本と同様。逆走は大変危険なのでやめましょう。

④自転車走行可能な道路の種類を守る

一般道(路肩、車線上も含む)、バスレーン、トランジットレーン、自転車レーン、歩道が走行可能。歩道では「自転車禁止」の標識がないか確認し、歩行者を優先することを忘れずに。

⑤他の車両から2m以上離れて走る

⑥自転車の並走は2台まで

並走の際は、横幅1.5m以内に収まるようにしましょう。

⑦歩行者を最優先する

⑧歩行者にはベルで存在を知らせる

自転車本体には必ずベルを装着するようにしましょう。

⑨走行中のイヤホン・携帯電話の使用は禁止

より詳細なルールは州政府のWebサイトに記載されていますので、そちらも合わせて確認するとなお安心でしょう。

ブリスベン街中の主要スポットをサイクリング

ブリスベンの中心部の繁華街クイーン・ストリート・モールや時計台といったスポットは徒歩での散策がベターですが、ブリスベン川沿いのスポットを回るならぜひ自転車がおすすめです。
ブリスベン市内にはe-bikeタイプのシェアサイクルサービス Beam(有料)もあるので、ご自身の自転車を持参しなくても十分楽しむことができます。

川沿いには歩道と並び自転車道が整備されており、標識に従って行けば初めてブリスベンを走る方でも簡単に周遊を楽しむことができます。ブリスベンの人気観光エリア、サウスバンク発着で15km、ブリスベンならではの橋や水上自転車道を楽しんでみてください。

サウスバンクからカンガルー・ポイントを目指す

基本の自転車ルールを押さえたら、いざ出発しましょう。ブリスベン川を一望できる観覧車、ザ・ウィール・オブ・ブリスベンのふもとからスタートです。

川沿いに200m弱進んだ先にある、2014年のG20開催記念に作られたモニュメント、ブリスベンサインの前で記念写真も撮っておきましょう。

サウスバンクの公園エリアから東方向へ進むと、次の目的地である約3km先のカンガルーポイントへと続く自転車道に入ります。

対岸の州政府や大手企業のそびえ立つビル群、崖でロッククライミングを楽しむ人を眺めながらこぎ進めていきます。

ブリスベンのシンボル的橋:ストーリーブリッジを渡る

カンガルーポイントから見える大きな橋はストーリーブリッジ。地上74 m、全長777mで、ブリスベン川にかかる数ある橋の中でも特にシンボル的存在といえるでしょう。

橋のふもとにあるストーリーブリッジホテルの前を通り抜け、ストーリーブリッジの歩行者・自転車レーンを渡っていきます。

ストーリーブリッジを渡り終えたら、東方向へと向かいます。次の目的地は約3.2km先の ブリスベンパワーハウス。道中のニューファームリバーウォークは、歩行者・自転車専用の水上デッキで、ストーリーブリッジをバックにしながら水上サイクリング気分を味わえます。

ブリスベンパワーハウスはかつての発電所を改装した芸術劇場です。
建物自体は見学無料なので自転車を止めて内部見学をするもよし、併設するレストランでお腹を満たすもよしです。

イーグル・ストリートで港の景色を味わう

ブリスベンパワーハウスで折り返し、標識に従いながら再びストーリーブリッジのふもとへと向かいます。

ふもとのハーワードスミスワーブスはおしゃれなレストランや醸造所、ホテルを備えた水辺の開発エリア。
巨大な船のオブジェがアイコニックです。

散策しつつ、西側のシティーリーチボードウォークへと進み、イーグルストリートへとゆっくり走ります。
イーグルストリートは、リバービューのレストランで歓談を楽しむ人や遊覧船の出発を待つ人でにぎわい、異国情緒を感じられることでしょう。

都市のオアシス:ボタニックガーデン〜橋の上のカフェ

ハワードスミスワーブスからイーグルストリート経由で約1.4km進むと、シティーボタニックガーデンズへと到着します。

ガーデン内の木々のアーチの中を走っていると、ここが都会であることを忘れてしまうほど。

ガーデンを抜ければ、クイーンズランド工科大学(QUT)の青いロゴが目に飛び込んできます。

大学キャンパス向かいの自転車・歩行者専用橋グッドウィルブリッジ(全長450m)を渡れば、スタート地点のサウスバンクの公園エリアへと戻れますが、ここはぜひ、橋の真ん中で足を止めてみてください。
橋の真ん中には世界でも珍しい、橋上カフェ、グッドウィルブリューがあります。市の福祉団体により運営されているコミュニティカフェで、橋の上で自転車を止め、ベンチで一息しながらコーヒーブレイクを楽しむことができますよ。

グッドウィルブリッジを対岸まで渡り、サウスバンク公園内へと入り、ザ・ウィール・オブ・ブリスベンに着けばゴールです。

週末マーケットも楽しいブリスベン

ブリスベンパワーハウスを始め、週末の午前中には市内各所でマーケットも開催されるので、見つけたらふらっと立ち寄ってみるのも楽しいですよ。
新鮮な果物や野菜はもちろん、ローカルな飲食店が淹れたてのコーヒーと共に美味しいフードを提供しています。

もっと散策したい人は、ブリスベンの自転車情報・おすすめルートをまとめたWebサイト Cycling Brisbane も参考にしてみてくださいね。

 ブリスベンは自転車イベントも豊富!

ロードレースが好きな方はオーストラリアと聞くと毎年1月に南オーストラリア州アデレードで開催される ツアー・ダウンアンダー (TDU) をイメージされる方が多いでしょう。
ここ、クイーンズランド州のブリスベンでは、毎年3月にブリスベン・サイクリング・フェスティバルが開催されています。マウンテンバイク・BMX・ロード・トラックのオセアニアチャンピオンシップ、市街クリテリウムレース、市民ライドイベント等、子供から大人まで楽しめる多様なイベントが催されます。

また、年に1回開催されるブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ(通称B2GC)はブリスベンからゴールドコーストまで、片道100kmを走るファンライドイベント。
毎年3,700名を越えるサイクリストがクイーンズランド中から集まり、近年は日本からの参加者も増えています。明け方にブリスベンの街をスタートし、牧歌的な郊外エリアを通り、ゴールドコーストの青い空と輝く海へと走り抜けていくのは気分爽快です。(2022年は7月17日(日)開催予定)

ぜひみなさんもぜひ一度チャレンジしてみてくださいね!

コース紹介

▼ブリスベン観光情報(クイーンランド州政府観光局 ※一部日本語あり)https://www.queensland.com/jp/ja/places-to-see/destinations/brisbane

▼Bicycle road rules and safety(クイーンズランド州政府 自転車ルール)https://www.qld.gov.au/transport/safety/rules/wheeled-devices/bicycle

▼Beam(シェアサイクルサービス ※日本語あり)
https://www.ridebeam.com/

▼Cycling Brisbane(ブリスベン自転車ルート情報など)
https://www.cyclingbrisbane.com.au/

▼ブリスベン サイクリング フェスティバル
https://www.brisbanecyclingfestival.com/

▼ブリスベン to ゴールドコースト サイクルチャレンジ (B2GC)
https://b2gc.com.au/

まとめ

以前から自転車都市政策を掲げ、自転車に優しい街づくりを進めてきたブリスベンですが、ブリスベンでの2032年オリンピック・パラリンピック開催が決まったことにより街全体の開発もまた一段と進み、自転車に乗る人にも、乗らない人にも優しい街づくりが一層進められています。自転車専用道や “Share the Road” のマインドなど、ブリスベンの自転車街づくりや自転車を取り入れたライフスタイルから日本が吸収できるものはたくさんあると思います。

今度の海外旅行は、ブリスベンでの自転車旅でいかがでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

 

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【茨城県】牛久市でカッパ探しの約16kmサイクリング

【茨城県】牛久市でカッパ探しの約16kmサイクリング

牛久市は関東平野に現れる高さ120mの牛久大仏が有名な街ですが、実は「カッパ」の街でもあるんです。
牛久の街と歴史を知るカッパ探しの約16kmサイクリングに行ってみました。

牛久市とは

茨城県の南部に位置する街。東京都心から50㎞圏内にあり、JR常磐線や圏央道が通っています。

人口は約8.5万人で、市東部には全国的にも有名な牛久大仏があり青銅製立像としては世界最大を誇り、観光客も多く訪れます。また、牛久という地名の由来は諸説ありますが、地元の伝説では「牛を喰う沼」ということから牛久になったと言われています。他にも、市内にある牛久沼にはかっぱ伝説が残っています。

7月には「うしくかっぱ祭り」も開催されています。

JR常磐線「牛久駅」

スタートは「JR牛久駅」東口。人の往来が多くありました。
ロータリーの側には、第72代横綱稀勢の里(荒磯親方)の手形がありました。
牛久市はゆかりの地の1つだそう。

横綱に昇進した際、東口で優勝パレードが行われました。

手を合わせてみると、大きさがよくわかります。撮影をしたところで、かっぱを探しに出発。

まずは河童の絵を数多く残したとされている小川芋銭記念館へ行って河童の情報を集めることにしました。
駅から南西へ街中を抜けて住宅街を進んでいきました。

案内版がありました。

「河童碑」と彫られた石の道しるべも。案内に従って静かな住宅街を進んでいきます。

途中「かっぱの里散策コース」という大きな看板を見つけました。記念館は牛久沼のほとりにあるようです。

竹林の先に記念館があるようです。木陰は涼しく敷地内のベンチには地元の人がいました。

小川芋銭記念館「雲魚亭」

小川芋銭が最晩年を過ごした居宅兼アトリエとして建てられたのが「雲魚亭」です。芋銭は明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家で、河童の絵を多く描いたことから「河童の芋銭」といわれています。
また、記念館は昭和初期に建築されたもので当時の姿をよく残していることから市指定文化財に指定されています。入場は無料。土日祝日は室内も公開されています。

玄関から入りガラス戸の廊下を歩きながら、芋銭作品の複製や画材などを見ることができます。
また、芋銭の「河童百図」などを自由に閲覧できます。

管理人の方と話しをすることができましたが、芋銭が住んでいた当時は雲魚亭から牛久沼を眺めることができ、昔の牛久沼の景色は素晴らしかったそうです。

自然豊かな土地で河童伝説は生まれたんですね。

そして記念館のすぐ近くに「かっぱ松」がありました。牛久の河童伝説の1つが書かれていましたよ。

芋銭の石碑もありました。

そしてほど近くには「河童の碑」。河童伝説にある牛久沼を目指してカッパを探します。

途中、原風景を眺めながらのサイクリングは気持ちよかったです。

牛久沼

小貝川に繋がっている牛久沼は、周囲約25㎞で牛久市、龍ヶ崎市、取手市、つくば市に接しています。
筑波山や富士山を望むこともできるとか。風光明媚なこの場所で河童伝説が語り継がれています。
「牛になった小坊主の話」では牛を喰った沼から牛久沼とついたと言われています。他にもあるのでぜひ調べてみてくださいね。稲荷川が流れる三日月橋にカッパを発見。寂し気にうつむいているように見えますね。

牛久市観光アヤメ園

三日月橋から見えるところに「牛久アヤメ園」があります。6月中は見ごろを迎えるため多くの人が訪れていました。
駐車場となりのお手洗いのある建物は、見晴らし台にもなっていました。

総面積8000㎡の敷地にアヤメ、ハナショウブなどが咲きます。また、春には稲荷側のほとりの桜並木が見られるそう。
園内を歩いてみるとカッパの背中が見えてきました。

大小のカッパが並んで座っていました。アヤメを静かに眺めているようでした。

違う場所には小さなカッパが犬と戯れている様子も。犬に何か語り掛けているようにも見えます。
次は街へ向かってカッパを探しに行きます。

手作処かっぱ本舗

住宅街を抜けて国道6号沿いに見えてきたのが「手作処かっぱ本舗」。河童伝説にあやかり「手作処かっぱ本舗」と名づけられたそうです。

お煎餅や落花生などが並ぶ広い店内には、テーブルとイスもあり店内で食べられるようになっていました。
店主と話しをしながら、購入した「茨城県産メロンあいす」「落花生だんご」牛久市観光協会のマスコットキャラクターかっぱのキューちゃんが描かれた「キューちゃんせんべい」をいただきました。

メロンのさわやかな味が気分もさっぱりさせてくれました。

落花生の餡はしつこくない甘さで美味しかったです。何より団子がもちもち。

牛久のお土産にもぴったりな煎餅です。
店主にカッパを探していると話したところ、店の裏通りのシャッターアートにカッパが描かれていること、駅近くの歩道橋にカッパがいること等を教えていただきました。

牛久談議に花を咲かせたところでカッパ探し再開。店から出て裏手をみるとシャッターアートがありました。

可愛らしいカッパ達が人と戯れている様子が描かれていました。そして駅方面に向かっていきます。

日時計

牛久駅東口交差点の近くに歩道橋があります。自転車を押して登っていくと、大きな日時計がありました。

日時計の足元にぽつんとカッパが座っていました。

休憩しているように見えました。 

サイトウコーヒー

日時計から300mほどのところにある「サイトウコーヒー」。
モダンな建物の店先にはサイクルラックがありました。中に入るとカウンターとテーブル席があり、常連客も訪れていました。

テーブルにもカッパがいました。まずは、こだわりのコーヒーをいただくことに。

名前に惹かれて注文したのは「横綱ブレンド」。しっかりとコクとほんのり甘味のあるコーヒーでした。

お目当ては「カッパフェ」。15時から18時までの提供になっています。

抹茶アイスにクッキーでカッパの頭のお皿を表現しています。
アイスの下にはシリアルやコーヒーゼリーも入っているので食べ応えもありました。

そして偶数月ごとに限定味のカッパフェを出しています。
6月はマンゴーシャーベット。どちらも可愛くて食べるのをためらってしまいます。
限定味を求めて偶数月にまた足を運びたいと思います。

その後カッパのマンホールを探しに牛久シャトーへ。

1903年日本初の本格的ワイン醸造場としてできた牛久シャトー。
赤レンガ造りは明治時代の西洋建築で風格が現れていますね。レストランやショップ、ミュージアムなどがあります。

牛久シャトーの前の通りにかっぱのキューちゃんのマンホールを発見。
駅に戻りカッパ探しサイクリングを終えました。

コース紹介

まとめ

牛久の街を知ることができた約16㎞のサイクリングになりました。
地元の方と話す機会があったことも、街への想いを聞くことができ良かったです。それぞれの街にあるものを探しながらのサイクリングはイベント感もあり自転車に乗りなれていない人でも楽しめると思いました。
その土地を知ることで思い出深いサイクリングになりますよね。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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