【京都府】大阪から日帰りできる、丹後半島の珍しい町並み「伊根の舟屋」サイクリング
日本三景で知られる天橋立から北に位置する日本海に面した丹後半島。海がきれいな丹後半島の東側にある小さな港町「伊根町」。
この町を取り囲む伊根湾に面した町並みが非常に珍しいと話題なので、サイクリングにでかけてみました。
伊根の舟屋とは
舟屋とは、海に面した一階部分が舟置き場で、二階部分が住居スペースになっている独特な建造物です。伊根湾には、この舟屋が周囲5kmに渡って230軒あまりが立ち並び、漁村では日本で初めて2004年「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。
伊根湾の入口にある「青島」が防波堤の役割を果たしていて、風の影響を受けにくく、波が穏やかで、時間がゆったりと流れていくような景色はどこか懐かしく、日本の原風景を感じさせる美しさが今でも大切に残されていて、「日本で最も美しい村」としても認定されています。
ロケ地として話題に
伊根の舟屋は、1982年、映画「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」のロケ地となり、1992年には「釣りバカ日誌5」、そして翌年の1993年には朝のNHK連続テレビ小説「ええにょぼ」のロケ地として話題となり、伊根の風景は、全国的に知られるようになりました。
伊根までのアクセス
京都府の北西にある丹後半島に位置している、人口2000人弱の伊根町に鉄道は走っていません。なので最寄り駅は約18km離れた京都丹後半島鉄道宮津線「天橋立駅」となります。
JR大阪駅から天橋立駅までは京都や福知山を特急で乗り継げば約2時間半。そこから自転車で天橋立を通って約18km。
車で行く場合は、名神高速~京都縦貫時自動車道~舞鶴若狭自動車道を経由して約2時間半。
舟屋の町サイクリング
車で行った私は「道の駅 舟屋の里伊根」手前の駐車場に止めてサイクリングスタート。
坂を下りて港へ。
内覧できる一軒の舟屋があるので、中を見せていただくことに。(料金:100円)
許可を頂いて、自転車も一緒に置かせてもらいました。
湾の南東側は、どんどん進んでも変わらない懐かしい風景
宝暦4年創業向井酒造の酒粕アイス
湾の西側に戻って1754年(宝暦4年)創業の向井酒造へ。今は女性の杜氏がいることでも有名だそうです。サイクリング&車の運転があるのでお酒は飲めませんが、酒粕アイスがるので一休み。
酒粕アイスは、カップ350円、最中400円
雰囲気あるお店の前のイスで食べるもこともできますが、向かいの酒蔵から海に出た場所で頂くことも可能です。
伊根のコミュニティサイクル
伊根町にはコミュニティサイクルがあり、5箇所のポートで自由に使えます。
料金はなんと、、、無料です。
まとめ
小さな港町をサイクリングして、地域が舟屋を守り、そして古き良き日本の風景を残していることがよくわかりました。
アクセスは決して良くはないですが、関西からなら日帰りできる距離です。
湾をぐるっと廻っても6km少々なので、コミュニティサイクルでも十分楽しめます。
関東や日本各地からは1泊で、先にご紹介した福井県の三方五湖や、天橋立と合わせてのサイクリングがおススメです。
非常に珍しく懐かしい風景が残る伊根の町を、ぜひ自転車での~んびり散策してみてください。
執筆:YASU