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【高知県】自転車旅人「西川昌徳」さんの講演会に参加!|高知の自転車旅物語Part.4

講演内容は冒険譚、ではなく深い人生論だった

講演は、12年間にわたる自転車旅の中での経験に基づく、人生の生き方や働き方といったキャリアデザインの話を中心に、ときおり冒険譚や旅のエピソードを交えながら行われました。

ポイントとして、「後悔しない生き方」や「助け合い」の大切さについて、西川さん自身のほろ苦い少年時代やその後の実体験を踏まえて話がありました。

こうした話の合間には、ロッキー山脈で一人グリズリーと対峙した話などの冒険譚、見ず知らずの人から親切にしてもらったたくさんのエピソード、そして教育活動への参画の話なども。

その語られる体験談はまるでファンタジーの世界の話を聞くかのごとく、どれも新鮮で魅力的なものでした。

そして、締めくくりとして、

「失敗OK、夢が無くてもOK、夢や目標が変わってもOK」、大切なのは「いまを頑張る」こと。

人生は「パズルのピース探しの旅」のようなもので、積み重ねた努力はやがて形になっていくこと、それが見えてきたらそこに向かえばいいんだ、というメッセージがありました。

それが西川さんが考える「旅するように、生きること。」なのだと。

最初は冒険譚の話かと思いきや、世界の国々での実体験に裏付けられた深い人生論を聞くことができ、とても勉強になりました。

進路に悩む学生やキャリアプランに悩む若者に、ぜひ聞いてもらいたい話でした。

 

会場には西川さんの写真展も

会場には西川さんのこれまでの旅の写真と詩的なメッセージが添えられていました。

そのどれもが強く感情に訴えかけるものであり、感銘を受けるものでした。そのいくつかをご紹介します。

右手に広がる海に引き寄せられるような海岸に出た。
締まった砂を走りながら、
振り返るとタイヤのあとが伸びている。
たくさんの人や景色と出会いながら物語がつながっていく。
自転車旅は点と点をつなぐ「線」の旅だ。
2015ニュージーランド(出典:西川昌徳)

 

小さな村の食堂。
さっきまでお母さんに隠れていた彼女が顔を出した。
「ほら、あいさつしようね」
言葉は通じていないのに、思い出すと言葉で残っている。
つながること、伝わるもの。
2015ベトナム(出典:西川昌徳)

 

週末、お世話になった家族と出かけた
カントリーのライブ。
となりに座っていたおじいちゃんが、
奥さんの手をとってステップをはじめた。
彼らの歩んだ人生が浮かんでくるようなやわらかな笑顔。
会場みんなが彼らのステップを追い笑顔になった。
語らずとも、ただそこにあるだけで伝わるものがある。
2016アメリカ(出典:西川昌徳)

いかがですか?グッとくる写真とメッセージですよね。旅っていいなぁ。

今度西川さんの写真展にも行ってみたくなりました。

 

講演会のあとは・・・

さて、講演会が終わった後は、なんと西川さん&主催者の地元の方々にお誘いをいただき、夕食をご一緒させて頂けることに!

そうして、深く濃い宿毛市の夜を満喫したのでした。とても楽しく暖かい時間をありがとうございました!!

そして翌日も西川さん&地元の方々との交流は続きます!お楽しみに!

 

【西川さんの公式HP】
 EARTH RIDE – MASANORI NISHIKAWA official website

【高知県のサイクリング情報】
 高知県のサイクリング情報|TABIRIN

【高知の自転車旅物語シリーズ】

(執筆:クリス)

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