【北海道】美しい大地とオホーツク海、花とフルーツも満喫できる女満別空港から約55kmサイクリング
暑い季節になれば行きたくなる北海道。都心から直行便で行ける「女満別空港」は都心からのアクセスも良いので、比較的身近に感じることがきます。
空港からすぐ広がる美しい大地、湖畔、オホーツク海などの大自然と、フルーツや海の幸などグルメを堪能できる約55kmの「北の大地サイクリング」をご紹介。
女満別空港
知床国立公園、阿寒摩周国立公園や網走国定公園などが存在する北海道東部の玄関「女満別空港」。
羽田空港から105分、関空空港から125分、中部セントレア空港から115分のアクセスで、札幌(新千歳/丘珠)、東京(成田)、大阪(伊丹)便など合わせ1日17便(2022年7月現在)が離発着しています。
大自然に囲まれた空港に降り立てば、そこはもうサイクリングのスタート地点です。
自転車は、美幌町「観光と自転車と」の協力で、ロードバイク(スペシャライズドのアルミモデル)をレンタル。
メルヘンの丘
空港を出発して約5km「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」。
ここから北へ約600の国道39号線沿いから見られるのが「メルヘンの丘」です。
緩やかな丘の上に立つカラマツが美しいこの丘は、夏はジャガイモの花、収穫の秋は黄金色の麦畑、冬は真っ白な雪景色と、季節によって様々な絶景を見せてくれます。
網走湖のボート場と呼人浦キャンプ場
メルヘンの丘から国道39号を北上すれば網走湖が見えてきます。
周囲43kmの森に囲まれた静寂な網走湖にあるボート場は、北海道2大漕艇場のひとつで、直線往復20kmのロングトレーニングも可能なボート場として注目されています。
隣接する呼人(よびと)浦は、オートバイユーザーに人気のキャンプ場です。空港からキャンプ場までは比較的平坦な15kmの径でしたが、大観山(たいかんやま)方向へ約3kmの坂道を登ります。
坂の途中には「博物館網走監獄」。入り口の写真だけ撮って坂を登り続けます。
フラワーガーデン「はな・てんと」
坂を登り切った先にあるフラワーガーデン「はな・てんと」は、アドプト・プログラム(市民と行政が協働で進める清掃活動をベースとしたまち美化プログラム)で育てていく花園。満開時には3.5haの面積に約4万2000株の花々が咲き誇ります。
丘の上からは、美しい花畑とオホーツク海を望めます。
フラワーガーデン「はな・てんと」から北へ約2km、フルーツ狩りを楽しむことができる「網走観光フルーツ園」。
7月は「さくらんぼ狩り」を楽しめるだけでなく、採れたて“さくらんぼ”の販売もしています。
甘いさくらんぼで糖分&水分補給。
寿し安 / 道の駅 流氷街道網走
県道(大観山公園線)を一気に下れば網走市街地。
創業1956年「寿し安」でランチタイム。1000円のランチはこのボリューム。
寿し安から約800で「道の駅 流氷街道網走」。
網走港「みなとオアシス網走」の中心施設となっていて、冬期間は流氷観光砕氷船「おーろら」の発着場としても利用されています。
ここからは、オホーツク海沿いの国道391号線を走ります。
国道沿いの駐車場には「P(フォト)」マーク。階段を登れば菜の花と美しいオホーツク海。
国道沿いの小さな無人駅「鱒浦駅」は、のんびりとした空気感。
感動の径/朝日ヶ丘公園
鱒浦駅を過ぎてすぐ、踏切を渡り坂を登れば、景色は一変し、美しい畑の中を走る「感動の径(みち)」。
美しい風景の中、程よく登りと下りの坂が続きます。
感動の径途中には、オホーツク海や濤沸湖(とうふつこ)が一望できるビューポイントパーキングもあります。「感動の径」を走ること約13km、大空町の「朝日ヶ丘公園」。
この周辺はCMや映画のロケ地としても知られ、8月には展望台周辺に「ひまわり」が咲き誇る場所としても有名です。
「朝日ヶ丘公園」から約8.5km走れば女満別空港。
コース紹介
距離:55.8km 獲得標高:401m
▼女満別空港
https://www.mmb-airport.co.jp/
▼メルヘンの丘
https://www.visit-hokkaido.jp/spot/detail_11234.html
▼フラワーガーデン「はな・てんと」
https://www.abakanko.jp/seen/scenery/hanatento.html
▼寿し安
https://www.sushiyasu.co.jp/
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
レンタサイクル情報
2022年8月現在、女満別空港でのレンタサイクルは行っていません。
女満別空港近隣のスポーツ自転車レンタルは、JR美幌駅の”美幌観光物産協会”、網走方面では”道の駅 流氷街道網走”をご利用ください。
▼サイクルアドベンチャーオホーツク推進協議会
http://hokkaido-okhotsk-cycle.com/cycling-station/
まとめ
暑いに夏こそ行きたくなる北海道。大自然の中を自転車で走るのはちょっと「遠い」イメージがありましたが、女満別空港を利用したサイクリングは、とても身近に感じることができました。
約55kmのコースは、「広大な畑」「湖畔」「オホーツク海」と大自然の美しさを満喫できるだけでなく、「花畑」「フルーツ」「海の幸」まで堪能できます。
比較的平坦な国道は道幅が広く、程よい坂道が続く「感動の径」はクルマの通行量も少なく走りやすいので、スニーカーとスポーツカジュアルウエアでも快適にサイクリングを楽しめます。
夏だけでなく、収穫の秋や、冬の雪上サイクリングなど、季節によって楽しみ方も様々。
都心から1泊2日でも行けるので、ぜひ週末を「北の大地」サイクリングで楽しんでみてください。
執筆:HANADA
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