TABIRINのコース検索・マップ検索に、熊本県の菊池市が制作した「Kikuchi Cycling Road Map」のコースが新たに加わりました!
今回加わったのは以下の6コースです。
今回追加したすべてのコースはTABIRINで検索していただけます。また新しいコースをどんどん追加していく予定ですので、TABIRINでコース検索や自転車情報等、ぜひご覧になってみてくださいね!
【熊本県サイクリング情報はコチラ】
TABIRINのコース検索・マップ検索に、熊本県の菊池市が制作した「Kikuchi Cycling Road Map」のコースが新たに加わりました!
今回加わったのは以下の6コースです。
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こんにちは!TABIRINのクリスです。
秋晴れの10月。一足早く紅葉が訪れる長野県の乗鞍高原で、日向涼子さん、橋本謙司さん(通称ハシケンさん)夫妻と一緒にサイクリングに出かけました。
日向さんといえば、モデルでサイクリスト。美しすぎるヒルクライマーとして有名なお方。
そして、ハシケンさんといえば、各地のヒルクライムレースで優勝するほどのガチ系のサイクルジャーナリストとして、やはり有名なお方。
そんな豪華なお二方と一緒にサイクリングできるなんて、身に余る光栄!
今回TABIRINから、クリスも夫婦で参加です。
ちなみに妻はロードバイクを持っているものの、普段はほとんど乗ることがありません。
乗鞍の峠道なんてまずムリです。
そこで秘密兵器e-BIKE(電動アシスト付きスポーツバイク)の登場です!
今回使用したバイクは、ミヤタのe-BIKE「RIDGE RUNNER」と「CRUISE」です。
まずご紹介するのは、日向さんが使用したe-BIKE。
マウンテンバイクタイプの「RIDGE RUNNER」です。
電動アシストによって高い登坂性能を実現しており、
重量級の車体でも驚くほど軽いペダリングを楽しむことができます。
また、ワイドタイヤによるグリップ力と高性能なサスペンションで、
初めての人でも安心して下り坂も楽しめるバイクです。
気になるバッテリー距離は、なんとエコモードで140km!
ノーマルモードで130km、ハイモードでも90km!!
これまでe-BIKEといえば距離が短いものでしたが、これならロングライドも安心です。
つづいて、ご紹介するのがクロスバイクタイプのe-BIKE「CRUIESE」。
こちらは今回、妻が使用することに。
軽量のアルミフレーム・フォークを採用したこのバイクは、
大容量バッテリーを搭載しながらも18.7kg!!
バッテリー距離は、エコモードで115km、ノーマルモードで106km、
ハイモードでも78kmというスグレモノ。
さらに、油圧ディスクブレーキを採用しているので、
雨の日や下り坂でも安定したブレーキングができることも魅力の一つ。
初めての人でも安心して軽快なスポーツサイクルの乗り味を楽しめるバイクとなっています。
女性陣はe-BIKE、ガチめの男性人は自前のロードバイクでいざ出発です!
乗鞍といえば、ヒルクライムの聖地。
全国のクライマーの憧れ「マウンテンサイクリングin乗鞍」でも使用される全長約20kmのコース。
今回は、その3分の1の地点にある三本滝レストハウスを目指します。
スタート地点の乗鞍観光センターから三本滝レストハウスまでは約7km。
おおむね4~5%の勾配の坂が続きます。
そして、そんな上り坂で真価を発揮するのがe-BIKE。
e-BIKEに乗る女性陣は会話を交わすほどの余裕っぷり。
ときおり現れる10%近い急勾配でも、息を切らすロードバイクの男性人を横目に楽々上っていきます。
美しい紅葉を望みながら、苦しいと感じることなくヒルクライムを楽しむ。
e-BIKEだからこそできる楽しみ方の一つですね。
力量の差を埋めることができるe-BIKEにかかれば、ガチ勢相手でもこのとおり(笑)。
妻はe-BIKEをとても気に入ったようでした。
いままで家族でのサイクリングはまちなかでのチョイ乗りに限られていたのですが、
e-BIKEがあればちょっとした練習やヒルクライムでも一緒に走ることができるなあと、
そんな新しい可能性を感じたのでした。
そうして、あっという間に7kmのクライミングを終え、三本滝レストハウスに到着。
バイクラックもあり、サイクリストが休憩できる場所になっています。
ここからさらに上界は極寒ということで、本日は三本滝にて折り返し。
次なる目的地「一の瀬園地&大カエデ」を目指します。
さて、「三本滝」から「一の瀬園地」までは、来た道をひたすら下ります。
妻は下り坂が苦手なので正直心配だったのですが、
今回使用したe-BIKE「CRUISE」のおかげでダウンヒルも楽しめた様子。
曰く、「ブレーキが良く利くし、ロードバイクよりもタイヤが太いので安心だった」とのこと。
クリスも実際に乗ってみましたが、ディスクブレーキの制動性は確かに安心!
日向さんが乗る「RIDGE RUNNER」も、ワイドなタイヤと高性能なサスペンションのおかげで、
振動が少なく安定したダウンヒルが楽しめている様子でした。
スタート地点の乗鞍観光センターから3km圏内にあるのが「一の瀬園地」です。
この周辺はサイクリングロードも整備されているので、のんびりサイクリングには最適です。
ゆるやかなアップダウンがありますが、そこはe-BIKEでヘッチャラです。
「一の瀬園地」は、標高1,500mにある美しい園地として有名で、白樺並木や湿地・池を楽しめるスポット。
澄んだ空気を目いっぱい吸って、美しい景色を眺めながらペダルを回すと、身も心も開放される気分です。
三本滝の紅葉は終わりかけていましたが、一の瀬園地の紅葉はちょうど見ごろを迎えていました。
この辺りは周囲にさえぎるものや光源がないので、夜は星の大パノラマも楽しめるそうです。
一の瀬園地を奥までサイクリングしていくと、
ドーンと見えてくるのが高さ15mほどの真っ赤な大カエデ。
サイクリングの記念にみんなでパシャリ!
この日はたくさんの方々が訪れていましたが、ツキノワグマもたくさんいらっしゃるようなのでご注意を。
さて、ひとしきりサイクリングを楽しんだら、カフェ&グルメで締めくくりです。
訪れたのは日本で一番空に近いバウムクーヘン屋
「バウムクーヘン&カフェ YAM YAM TREE」さんです。
おしゃれな佇まいですがバイクラックやテラス席が用意されているので、
サイクリンスでも気軽に立ち寄ることができますね。
お店の入り口に近づくとバウムクーヘンの甘~い香りに誘われます!!
持ち帰りも可能ですし、カフェスペースでゆっくりすることもできます。
店内にはキッズスペースも用意されていました。
人気のメニューは、乗鞍高原のシンボル「白樺」をモチーフにした
ハードタイプのバームクーヘン「シラカバ」。
そして、標高1,300mの高原の空気から生まれたソフトタイプの「天空バウム」。
中でも気になったのが、秋限定の人気のバウムクーヘン「ワグリ」!
なんとハシケンさんのオーダーが最後の一つだったようで、
ご好意でお裾分けいただきました。
ありがとうございます!
味はどれも文句なしの一品で、幸せのひと時を過ごしたのでした。
その後は乗鞍のペンションで、暖かい温泉と、おいしい食事と、
自転車談話で楽しい時間を過ごしたのでした。
日向さん、ハシケンさん、ありがとうございました!!
【距離:26km、所要時間:3時間30分】
e-BIKEがあれば、より遠くへ、より高い場所へ、そしてより速い人と一緒に
サイクリングの時間を共有することができます。
e-BIKEと聞くと何となく敷居が高いと感じるかもしれませんが、
初めての人ほどその楽しさにハマっちゃうと思います。
その楽しさを、ぜひご体感あれ。
(執筆:クリス)
日向 涼子(ひなた りょうこ)さん
ryouko Hinata
モデル、サイクリスト、フードマイスター
新潟県出身
タレント活動を経て、2000年頃からモデルとして活動を開始。
モデル業の傍ら、ヒルクライムをはじめ様々な大会に出場するほか、機関誌や雑誌を中心に食のアドバイザーとしても活動。
橋本 謙司(はしもと けんじ)さん
Kenji Hashimoto
スポーツジャーナリスト
千葉県出身
自転車雑誌「funride」、ランニング雑誌「ランナーズ」の編集者を経て、スポーツジャーナリストとして活動。
2016年には「UCIグランフォンド世界選手権」出場。フルマラソンでは2008年ヨロンマラソン優勝。ベストタイムは2時間36分
>>サイクルコンシェルジュ official website
とうとう始まりましたシリーズ「太平洋岸自転車道を走ってみよう!」
現在進行形で整備が進められているところなので、これから紹介した内容はすぐ変わってしまうかも知れませんが、現状をお伝えするという意味でやります。
ちなみに太平洋岸自転車道って何?という方は、前回の記事をご確認ください!
記念すべき第1弾は「渥美半島の先端」の部分を走ってみた!です。
…
割とマイナーなところから始めるな…とお思いでしょうか。
私もお金と時間があれば、起点である銚子から始めたかったのですが、さすがに大阪に住んでる以上無理です!笑
ということで、半島があると行ってみたくなる症候群を患っている私からしたら魅力的な渥美半島を第1弾に持ってきました!
日本の真ん中くらいにあります。愛知県の東三河地区にある太平洋に面した半島が「渥美半島」です。
渥美半島へのアクセスは、豊橋鉄道渥美線で三河田原駅まで行くことができます。
この三河田原駅は渥美半島の東側の駅のため、今回レンタサイクルを借りた道の駅等がある半島の先端に行くにはバスを利用する必要があります。
詳しくは、渥美半島観光ビューローを確認ください。
北は風光明媚な三河湾、南は勇壮な太平洋に囲まれた渥美半島は、素晴らしい景観と歴史のある街が集まっています。
一年中温暖な気候に恵まれている渥美半島では、農業や花の生産が盛んな場所で道の駅では地元で採れた新鮮な野菜やお花が毎日販売され、地元の人はもちろん近隣の人々で日曜日はとても賑わいます。
特に人気なのが、「道の駅 田原めっくんはうす」です。地元で取れた野菜等を安く買うことができます!キャベツはぜひ買いましょう!
この地域の特産で甘みがありとても美味しいです。
その他にも、「日本の灯台50選」にも選ばれている「伊良湖岬灯台」
「恋路ヶ浜」
「菜の花まつり」
「日出の石門」
などがあります。
渥美半島のレンタサイクルは田原市の中心部や渥美半島の先端などで借りることができます。
今回は、先端を走りたかったので、「道の駅伊良湖クリスタルポルト」で借りることにしました。
カラフルな色があり、全て電動アシスト付き自転車です!
海沿いは塩でサビやすいですが、メンテナンスもしっかりされています。
コインロッカーがすぐそばにあるので、手ぶらでサイクリングが可能です!
フェリーの切符売り場でレンタサイクルの申し込みができます。
確か17時までに返却する必要があったと思うので、時間には気をつけましょう!
レンタサイクルでは珍しい、クロスバイクの電動アシスト自転車を借りました。
速度メーター等のアイテムも付いています!
最初に上りがあるので、荷物が少なければ、クロスバイクがおススメです!
今回のルートはこちら!約12㎞です!
道の駅伊良湖クリスタルポルトから、西に向かうと、すぐに走りやすい道路が出てきます。
ここが、今回一番の難所で、上りが続きます。
レンタサイクルを借りるときに、店員から「西に行くとすぐ上りがあるので、やめた方がいいですよ」と言われていましたが、電動アシストなら楽勝です!
上りを走れば、ご褒美の絶景が待っています!
看板が見えにくいですが、田原豊橋自転車道を走っています!
ここから第2のご褒美の下りがスタート。
道がしっかり整備されているので、とても走りやすいです。
これは恐らく桜の木なので、時期によっては桜が綺麗なのかもしれません。今回は菜の花の時期なので、葉桜のようです。
下りながら、こんな感じのところも走ります!探検しながら走っているようで、とても楽しいですよ!
山を抜けると…
海に到着!ぜひここで写真を撮ってみてください!
ここは最近整備されたのか特に道路が綺麗です。
こんな写真もいかがでしょうか。
奥からやって来たのですが、ちゃんとコースの案内があります。
右に行くと太平洋岸自転車道のコースを走りますが、左に行くと…
こんな看板や休憩スペースがあります。
先ほどの写真の右に行くコース。なんだか延々と道が続いているようで、わくわくしますね!
このまま、浜名湖の方まで行ってみたくなりますが、今回は時間がないので、少し走ったら折り返して戻ります…残念
次の休憩所までの距離が書いてあり良心的ですね。
折り返しに国道を走れば、今回の最大の目玉「伊良湖菜の花ガーデン」に到着!
とてもとても菜の花があり、凄く綺麗です!そして、自転車も黄色というなんという偶然!
サイクリングした日はイベントの最終日でしたが、全然問題なく咲いていました。
来年、行ってみてはどうでしょうか。
こんな展示もあり、地域全体で盛り上げているようですね。
菜の花を後に、国道からそれると、見晴らしのいい景色が待っています。
そんな中にキャベツ畑が!冒頭でも書いたようにキャベツが有名なので、いたるところで見れます。タイトルに野菜が付いている所以です。
そして、出発地の道の駅に戻ってきました!道の駅の裏側にもいろいろある見たいなので散策しても楽しめると思います。
太平洋岸自転車道のコース上ということもあり、道の駅にちゃんとサイクルラックがあります。
右側をよく見ると…
こんなに小さい自転車もサイクルラックにかけてありました!
この自転車の持ち主の子は将来有望ですね。
今回のサイクリングは、1時間半程度と短いですが、山あり海あり花あり野菜ありと大満足でした。
電動アシストなので、初心者でも十分走れます。車で行くよりもぜひ自転車で周遊してみてください。
次回は、下の写真の「伊勢湾フェリー」でここから行くことができる三重県内の太平洋岸自転車道を走ったレポートです!
こうご期待を。
【渥美半島のサイクリングマップ】
<執筆:コぶた>
これまでの九州・沖縄編、四国編に続き、今回は北海道の絶景サイクリングコースをご紹介します。
季節や天候、ルートによって、絶景に出会えない場合もありますので、下調べをしてからお出かけくださいね。
ちなみに北海道で参考にしたいプランはこちらからご覧ください。
※この記事は2019年6月7日に公開されたものを2023年9月に更新したものです。
最初の絶景写真は海を一望する「日本最北端の地」です。
場所は、ご存知「宗谷岬」。
北海道の真ん中あたりの旭川空港から3日間走り続ける全長325kmのコースの最終到達地です。
日本最北端エリアには、原始的でダイナミックな自然と手付かずの美しい風景が残り、景色や自然の香りも進むたびに変化し、たまらない爽快感がありますよ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼宗谷岬の紹介サイトはこちら
次にご紹介するのは「利尻富士」として有名な利尻島の利尻山。
稚内からフェリーで1時間40分、新千歳空港から飛行機で50分のところにあります。
サイクリングコースは全長25km、島の北側で、利尻山を眺めながら海の近くを走ります。
途中には、露天風呂から利尻富士を眺められる温泉もありますよ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼利尻島の紹介サイトはこちら
▼利尻富士温泉の紹介サイトはこちら
次にご紹介するのは、北海道の夕陽です。
深川駅の南側を周回する全長24kmの「音江・石狩川サイクリングコース」の近傍に位置する「国見峠」から、石狩川沿いに広がる深川を一望でき、天気が良ければ、美しい夕日が見られますよ。
また、コース上には、季節ごとに色とりどりの花が楽しめる「彩りの丘」や、フルーツ狩りスポット、グルメスポットもあります。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼国見峠の紹介サイトはこちら
▼彩りの丘の紹介サイトはこちら
続いても夕日を楽しめるコースをご紹介します。
全長161.9kmの「新ひだかコース」は、日高振興局が作成したサイクリングマップ「北海道ひだかサイクリングフィールド」の「ひだか西エリア」にあり、美しい夕日を眺めながら海岸線を走ることができるコースです。
スタート・ゴール地点にある「みついし昆布温泉 蔵三」の露天風呂からも太平洋を一望できますので、サイクリングの後、夕日を見ながら温泉でゆったり疲れを癒やすのも良いですね。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼みついし昆布温泉 蔵三の紹介サイトはこちら
次はこれぞ北海道という広大な大地をご紹介します。
それが倶知安(くっちゃん)ローカルコースです。
全長35kmの「倶知安ローカルコース」の途中では、夏になると、雄大なじゃがいも畑で満開の花が見れますよ。
また、サイクリングロードの横を流れる尻別川で休憩を兼ねて釣りをしたり、クマゲラやアカゲラなどの野鳥を探したり、釣り道具やカメラなど、自転車プラスαの道具をもって行くのがおすすめです。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
北海道の広大な大地の写真をもう一つご紹介します。
それが「えりも岬」を走る全長43kmの「えりもコース」。
海岸線に「えりも草原」が広がり、青と緑のコントラストが美しいコースとなっています。
コース途中では、日本屈指の強風地帯に建つ風のテーマ館「風の館」で風速25メートルの風を体験したり、牧場内の見晴らしの良い丘の上にあるレストランで食事をしたり、北海道の自然を満喫できますよ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼風の館の紹介サイトはこちら
最後は冬の北海道で、雪の中を走れるコースのご紹介です。
それが全長9kmで「誉コース<マウンテン 冬>」と名付けられているコースです。場所は旭川と稚内の中間付近に位置する中川町。
除雪が入っており、冬でもマウンテンバイクで走りやすいコースです。
林業試験場のシラカバ並木の雪道は、雪の降り始めの頃しか走れませんが、木漏れ日のさす雪のトンネルを抜けるような感じが心地よいですよ。
帰りは「道の駅 なかがわ」に立ち寄って、温かい飲み物をどうぞ。
▼サイクリングコースの詳細やマップはこちら
▼道の駅 なかがわの紹介サイトはこちら
以上、「絶景写真で選ぶサイクリングコース7選(北海道編)」をご紹介しました。
北海道ではロードバイクやマウンテンバイク、広大の土地を生かして、様々なサイクリストが楽しめるのも特徴です。
今後もその土地ならではの絶景写真とサイクリングコースをご紹介しますので、お楽しみに!
また旅に出る際は是非当メディア・TABIRIN(たびりん)の『コース・マップ検索』『都道府県検索』で旅行プランを組んでみてくださいね!
(k.k)
更新:2020年12月
更新:大阪編集部(2023年9月)
TABIRIN MAP #2 奥武蔵は、TABIRINが作成した、TABIRINオリジナルのサイクリングマップです。
このマップの特徴は、
していることです。
「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるほか、位置情報が表示されるため、現在地周辺の情報が検索しやすくなるだけでなく、サイクリング中のお供として活用できる「旅×自転車」を快適にするための機能が満載のアプリです。
現在地周辺のコースや見どころ、レンタサイクル等の自転車関連施設などが一目でわかるようになっている、アプリのメインとなる「MAP」機能は、サイクリングに出掛ける前の事前準備として走りたいコースや立ち寄りたい施設を探すことや、実際にサイクリングしたいコースをタップして、現在地を確認しながらのサイクリングが可能です。
中でも「TABIRIN MAP」機能はマップを見ながら走りたいという方が、実物のマップに位置情報を表示できる機能です。位置情報をもとに通常のマップとスムーズに切り替えができるので、施設情報等を調べたい場合は切り替えて確認することができます。
※現在はTABIRINが作成している以下のTABIRINマップシリーズのみの機能となります。その他のマップについては各マップの作成主体からの要望に応じて追加する予定にしております。
現在の機能に加え、これからも皆様の声を反映しどんどん追加していく予定です。是非一度使ってみてください!
詳細については以下をご覧ください。
TABIRIN MAP #2 奥武蔵には、ビギナーからベテランまで満足のできる3つのルートが掲載されています。
電車、車ともにアクセスがよく、バリエーション豊かなルートを脚力や季節の風景に合わせて選べる奥武蔵は、毎週のように通うサイクリストも多く見られます。
No. | ルート名 | 特徴 | 距離(km) | 時間目安 |
1 | 飯能駅~秩父駅ルート | 自然豊かな峠を越えて秩父へ向かう、中級者向けのコース | 54 | 4~5h |
2 | 奥武蔵 峠めぐり | アップダウンが続き走り応えのある、中・上級者向けのコース | 64 | 7~8h |
3 | 奥武蔵の里山めぐり | 比較的ゆるやかな坂を走る、中級者向けのコース | 56 | 5~6h |
西武秩父駅前温泉 祭の湯は、「祭」をコンセプトにした複合型温泉施設。TABIRIN MAP 奥武蔵でも2つのコースで終着点として設定されており、サイクリング後の休憩やショッピングに最適です。
東秩父村にある道の駅和紙の里ひがしちちぶでは、ユネスコ無形文化遺産にも登録された「細川紙」の体験コーナーがあり、自分だけのオリジナル和紙を作ることができます。
奥武蔵には数え切れない程の峠があり、TABIRIN MAP 奥武蔵では有名峠を複数走ることのできるルートを紹介しています。
茶屋が並ぶ、奥武蔵グリーンラインで人気の峠。峠名は、源義経があまりの絶景に顔を振り振り登ったことが由来になっています。
奥武蔵グリーンラインを代表する峠。大きく形の良い峠看板があり、北側の展望が開け絶景が広がります。
「サイクリストの聖地」とも呼ばれ、タイムを計りながら上がってくるサイクリストが多く見られる有名峠です。
埼玉の大人気峠のひとつで、サイクリストのほかにもオートバイや車、ハイキングの人で賑わいます。
自転車を通じて埼玉県の魅力を発信するプロジェクト!
「平成31年度ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」に参加された、サイクリストの方々が実際に埼玉県内の「自転車みどころスポットを巡るルート100」でサイクリングを楽しんだ経験をポタ日和のブログ記事として書かれたものをTABIRINでも紹介させていただいています。
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本日の執筆者 | 50代女性 / ロードバイク歴:9年 |
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関連マップ | No.92 秩父4ダムを回るルート(秩父市、小鹿野町) |
コース詳細 | https://tabi-rin.com/archives/course/25398 |
【プロフィール】
ロードバイク歴:9年。ホームロードは三浦半島。みなとみらいから、時計周りに横須賀、三浦海岸、葉山、鎌倉と回るのがお気に入り。一緒に行った友人夫婦とは、ショップ仲間で、いつもお世話になっています。
横浜から秩父4ダム巡りに向けて車で出発。メンバーが健脚なので自走も考えましたが、今回は観光も考えての車載となりました。「道の駅あらかわ」で自転車を下ろしてスタート!
最初のダム訪問は浦山ダム。
梅雨前の貴重なお天気に恵まれて、暑すぎず快適な滑り出しです。
ダムの高さは、日本で6番目。さすがに高いです。上からのぞくと足がすくみます。
ダムの中も見学ができます。高低差124.5Mの階段(500段)を使ってダムの下まで降りることもできますが、今回は、クリート付きのシューズだったので、おとなしくエレベーターを使いました。
施設名 | 浦山ダム |
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利用時間 | 9:00~17:00 さくら湖食堂(防災資料館うららぴあ1階)11:00~13:30(土日祝は14:00まで) |
定休日 | 年末年始(12/29~1/3) |
住所 | 埼玉県秩父市荒川久那4041 |
TEL | 0494-23-1431(荒川ダム総合管理所 代表) |
URL | http://www.water.go.jp/kanto/arakawa/urayama/kengaku.html |
二箇所目のダムは、合角ダム。
今回のダムの中では、一番低いところにあるダムでした。合角ダムも重力式コンクリートダムです。「かっかく」と読みますが、「ごうかく」とも読めるので、お子様の合格祈願にと、ダムカードをもらわれる方もいるそうです。
写真:合角漣大橋(かっかくさざなみおおはし)から臨む
施設名 | 合角ダム |
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住所 | 埼玉県秩父市上吉田 |
TEL | 0494-78-0285(合角ダム管理所) |
URL | https://www.pref.saitama.lg.jp/b1007/k-dam/k-dam-doko.html |
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さて、そろそろお腹が空いてきました。ダムカレーを食べるつもりでしたが、小鹿野町は、「わらじカツ丼」発祥の地ですよ。早速いただきましょう。
左はレギュラーサイズ。右はレディースサイズ。秘伝のたれで味付けされた大きなカツが2枚のっているカツ丼。地元の名物として愛されています。一足のわらじをイメージしているので必ず二枚がお約束。
今日は「路地ST.」というイベントが開催されていてお囃子や、歌舞伎、太鼓などの実演があり、なんだかとってもおもしろそう。
小鹿野で買ったお土産の“秩父プリン”。抹茶、楓(メープル)、苺の3種。
三箇所目のダムは、滝沢ダム。
ダムの手前にはループ橋があって、そこを走っているときは、なんてこともない道にしか思えませんが、遠くから見るとすごいところを走ってきたなと感動します。
施設名 | 滝沢ダム |
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利用時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 年末年始(12/29~1/3)、第2水曜日(祝日の場合は翌開庁日) |
住所 | 埼玉県秩父市大滝3021 |
TEL | 0494-55-0090(滝沢ダム管理所) |
URL | http://www.water.go.jp/kanto/arakawa/takizawa/kengaku.html |
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最後のダムは二瀬ダム。
アーチ形の美しいダムです。ここを最後にしたのは、他3枚のカードと二瀬ダムカードを管理事務所のかたに見せると二瀬ダム手作りダムカードがもらえるからです。
集めたダムカードと橋カード。
施設名 | 二瀬ダム |
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住所 | 埼玉県秩父市大滝3931-1 |
TEL | 0494-55-0001(管理事務所) |
URL | http://www.ktr.mlit.go.jp/futase/ |
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二瀬ダムからは、「道の駅 あらかわ」まで走って車載し、皆野にある温泉「新木鉱泉(あらきこうせん)」で、汗を流しました。一日中曇り空で、サイクリングにはとても快適でした。
路面も大変走りやすく、日帰り温泉も多く点在しています。そして、自然の中にたたずむ巨大なダムと新緑に包まれてのサイクリングは最高に楽しかったです。
施設名 | 道の駅 あらかわ |
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営業時間 | 9:00~17:00(12月~2月は 9:00~16:00) |
住所 | 埼玉県秩父市荒川日野538-1 |
TEL | 0494-54-0022 |
URL | http://www.michinoeki-network.jp/arakawa/ |
<<Vol.11(熊谷市、本庄市、深谷市)へ | Vol.13(行田市)へ>> |
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自転車を通じて埼玉県の魅力を発信するプロジェクト!
「平成31年度ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」に参加された、サイクリストの方々が実際に埼玉県内の「自転車みどころスポットを巡るルート100」でサイクリングを楽しんだ経験をポタ日和のブログ記事として書かれたものをTABIRINでも紹介させていただいています。
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本日の執筆者 | スポーツ自転車歴:6年 |
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関連マップ | No.54 東秩父の峠挑戦ルート |
コース詳細 | https://tabi-rin.com/archives/course/30686 |
【プロフィール】
スポーツ自転車歴6年(ロードバイクはもうすぐ5年)ブルベ2018年度SR、2019年度SR
主に比企郡(ときがわ町、越生町、鳩山町)といった山間部をメインにサイクリングを楽しんでいる布施(Twitterではホセ)と言います。今回は、梅雨明けして灼熱の暑さのなか、ルート54(東秩父の峠挑戦ルート)を走ってきました。
しかしながら、8月は最高気温が35度以上となる猛暑。熱中症対策として、各地で調達できる湧き水などをメインに紹介していこうと思います!
最初の水は、ルートから少し外れていますが、比企郡鳩山町竹本地区にある「竹本の湧水」です。
埼玉県南部方面からときがわ町や東秩父村を目指す場合、このあたりを通ることができるため、新鮮な湧き水をゲットできますよ。
この水は水質調査されているため、そのまま飲めますよ。夏は冷たく、冬は少し暖かく感じます。味は柔らかい感じがしました。ぜひお試しあれ!
施設名 | 竹本の湧水 |
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住所 | 埼玉県比企郡鳩山町大字竹本 |
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今回は自転車仲間数人で走ろうと思っていたため、ときがわ町にある「ふれあいの里たまがわ」で待ち合わせです。
サイクリストに優しい施設で、スポーツ自転車用サイクルラックやサイクリングコースマップも設置されていますので、車載でここまで来て「ふれあいの里たまがわ」からサイクリングもおすすめですよ。もちろん、お手洗いや自販機もありますし、食料も購入できます。
施設名 | ふれあいの里たまがわ |
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営業時間 | 9:00~17:30(6月~8月) 9:00~17:00(9月~5月) |
定休日 | 年末年始 |
住所 | 埼玉県比企郡ときがわ町大字玉川4359−2 |
TEL | 0493-65-1171 |
URL | https://www.town.tokigawa.lg.jp/forms/info/info.aspx?info_id=11566 |
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コースに向かう最中、秘密の場所に立ち寄りました。ここは、真上にJR八高線が望めるスポットです。実はここまで自転車で来られます。ぜひ探してみてくださいね。
今回のコースは、松郷(まつごう)峠、定峰(さだみね)峠、白石(しろいし)峠と3つの峠を走る健脚向けコースとなっています。この日は松郷峠から走ってみることとしました。松郷峠は、「西平交差点」から走った場合は最も高いところまで約2.2km、平均勾配5%程度となっています。後半の森林地帯に入ると、真夏でも涼しさを感じることができます。
また、最も高い部分(小川町に入るところ)から、少しだけ下ったところに湧き水スポットがあります。
コンクリート壁面からいきなり水が出ているため、一見排水に見えますが、れっきとした湧き水です。ここでは熱くなった身体を冷やすのに利用してくださいね。冷たくてとても気持ちいいですよ!
松郷峠を小川町方面へ下っていくと、「帝松」という日本酒で有名な松岡醸造があります。このあたりのサイクリストには、「帝松」といったほうが伝わります。ここで飲水をゲットできますよ。
お酒造りに使われている地下水を店頭にて無料でそのまま頂くことができます。ここでまろやかなお水を補給しました。
また、松岡醸造では大吟醸アイスクリームや大吟醸モナカ(もちろんノンアルコール)や、かき氷も購入できますよ。
施設名 | 帝松 松岡醸造株式会社 |
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売店営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 1/1~1/3 |
住所 | 埼玉県比企郡小川町下古寺7−2 |
TEL | 0493-72-1243 |
URL | http://www.mikadomatsu.com/ |
備考 | テレビでも取り上げられた「大吟醸アイスクリーム」は小さなお子様でもお召し上がり頂けます。 |
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さて、松岡醸造でお水を補給した私達は、次なる峠「定峰峠」を目指します。
ちなみにコースには
曲がるところにはこのような看板があるため、地図を持っていなくても走れます。埼玉県を走ったことある方であれば、必ず目にしている看板ではないでしょうか。
看板通りに走っていくと、休憩スポットとなる「和紙の里ひがしちちぶ」の近くを通過します。ちょっと寄り道して道の駅へ行っちゃいましょう!
「和紙の里ひがしちちぶ」は平成28年にできた新しい道の駅で、ドリンクが補給できるほか、フードコートで食事もできますよ。
施設名 | 道の駅 和紙の里ひがしちちぶ |
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営業時間 | 9:00 ~17:30 ※施設により異なる |
住所 | 埼玉県秩父郡東秩父村大字御堂441 |
URL | http://www.higashichichibu.jp/hosokawashi/washinosato |
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さらに、道の駅を少し通り過ぎて左折を2回ほどすると、展望台付近へ行けちゃいます(展望台への坂は急なので注意!)
急な坂を上って頑張ったご褒美は、眼下に広がる景色です。ぜひ立ち寄ってみてください!(展望台までは少しだけ歩きます)
さあ、いよいよ定峰峠へ挑戦!……の前に、水分補給です。
「東秩父村ふれあい広場」の近く、県道11号線沿いには地下水を無料で提供してくれる場所があります。
ここの地下水もそのまま飲めます。暑い中走っていると、水分はいくらあっても足りないもの。ここでも水分補給です。
私は飲む以外にも、足や腕を冷やしました。
県道11号を定峰峠方面へ左折すると、すぐの場所に「落合の店」という商店があります。
スポーツ自転車用サイクルラックの他、自販機やきれいなお手洗いもあるため、定峰峠を利用するサイクリストの定番休憩所となっています。
施設名 | 落合の店 |
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定休日 | 月曜日 |
住所 | 埼玉県秩父郡東秩父村大字坂本58-3 |
TEL | 0493-82-0939 |
URL | http://www.syokoukai.or.jp/higashichichibu/company/yamazaki/index.html |
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ここで休憩やお手洗いを済ませて峠に挑戦です!定峰峠は、「落合の店」からだと頂上まで約10km、途中にあるバス停「白石車庫」からだと約5kmの本格的な峠です。勾配こそ緩やかですが、土日といった休日は比較的交通量も多く、事故も少なからず発生していますのでじゅうぶん注意して進みます。
「白石車庫」を過ぎると本格的な峠となり、森林地帯を走ります。暑い日だったので日陰が気持ちよかった!
定峰峠は木々の間から眺望が楽しめるのもポイント。自動車やオートバイに注意しながらゆっくりサイクリングしました。
峠の頂上には、茶屋があります。
「定峰峠 峠の茶屋」は、サイクリストのほかオートバイや自動車でのツーリングをしている人の定番休憩スポットです。自販機、トイレのほか、茶屋で食事もできますよ。さらに、真夏であってもここまで上ると涼しい風を感じることができます。サイクリングした8月上旬も、涼しくて気持ちよかったですよ。
施設名 | 定峰峠 峠の茶屋 |
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営業時間 | 10:30~16:00 |
定休日 | 不定休(平日は開いていない事が多いのでお気を付けください) |
住所 | 埼玉県秩父郡東秩父村白石311 |
TEL | 0493-82-0659 |
URL | https://tabelog.com/saitama/A1107/A110704/11024098/ |
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ここから、「林道 奈田良線」(写真 左方面)へ向かい、白石峠を目指します。
約3kmと短いながら、後半にかけては斜度がキツくなってきますので、無理せず進んでいきます。
白石峠は広いスペースとなっていて、堂平山方面、ときがわ町へ下る(白石峠)、刈場坂峠方面(奥武蔵グリーンライン)、そして我々の通った定峰峠方面へ向かう交差点となっています。また、ゴールデンウィークから秋までの土日祝には「やっちん茶屋」という移動販売車が9時頃から13時頃まで営業していますので、夏場の補給に大助かりです。
この日は氷菓子を購入しました。美味しかった~~!(ソーダ味やコーラ味のある本庄で作っているアレです)
これから白石峠を下ります。白石峠は急な上、道幅も狭いため極めて注意が必要です。
白石峠の約中間地点(3.6km地点)には湧き水があります。
ここで火照った身体を冷やし、休憩してさらに下っていきました。
峠を下り、さらにもう少し下っていくと、おすすめスポットがあります。
「ときがわホースケアガーデン」という、養老牧場です。
引退した競走馬などが幸せに暮らしている施設で、入園無料ですので、気軽に馬と触れ合うことができますよ。
また、にんじんカップ(100円)を購入することで馬におやつをあげられます。
私も6月に訪れた際、おやつをあげてみましたが、とてもかわいかったです♪
ホームページ(https://www.hcg-tokigawa.com/)もありますので、ぜひ見てみてくださいね。
施設名 | ときがわホースケアガーデン |
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営業時間 | 13:00~16:00 |
定休日 | 月曜日 |
住所 | 埼玉県比企郡ときがわ町西平877-1 |
TEL | 090-7053-4635 |
URL | https://www.hcg-tokigawa.com/ |
備考 | 時間によってスタッフ不在の事もあります。留守中の入場は出来ませんのでご注意下さい。 動物たちとのふれあいや見学をご希望の方は事前にご連絡ください。 また、動物の体調、牧場内の作業内容などによって急遽変更する場合もあります。 ご理解とご協力をお願いします。 |
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いっぱい走ってお腹の空いた我々一行は、ときがわ町にあるカレー屋さんで食事としました。
ときがわ町は、うどん、おそば、郷土料理、カレーなど多種多様な食事スポットがありますので、いろいろなお店に入ってみてくださいね。
さて、今回のコースは約38kmと距離自体はそれほど長くないのですが、3つの峠に挑戦する健脚向けコースとなっています。
しかし、短めの「松郷峠」と勾配のゆるい「定峰峠」がメインとなっているほか、お水スポットもけっこう多いため「これからヒルクライムを楽しんでみようかな」という人にも良いと思います。
私も久しぶりのヒルクライムサイクリングだったのですが、大満足でした。
峠の交通量は比較的多いため無理せず楽しんでみてくださいね。
【ルートラボ】
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提供:埼玉県 県民生活部 広聴広報課 魅力発信担当
制作:たびりん編集部
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自転車を通じて埼玉県の魅力を発信するプロジェクト!
「平成31年度ぐるっと走ろう!じてんしゃ王国埼玉」に参加された、サイクリストの方々が実際に埼玉県内の「自転車みどころスポットを巡るルート100」でサイクリングを楽しんだ経験をポタ日和のブログ記事として書かれたものをTABIRINでも紹介させていただいています。
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本日の執筆者 | 40代男性 / サイクリング歴:3年 |
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関連マップ | No.91 秩父札所34カ所を回るルート |
コース詳細 | https://tabi-rin.com/archives/course/25396 |
今回、同じ会社のメンバー5名で走りに行こうということになりコースを探していたら本イベントを知り秩父へ向かいました。
ルートとしては、秩父札所34ヵ所 山あり谷あり100kmの行程となります。
西武秩父駅から13番札所~34番札所、1番札所~12番札所と市街地スタートからぐるっと巡るコースです。
スタート地点は西武秩父駅。
各自、車で集合。駅周辺には大きな駐車場もあります。
7時40分 マップを見ながら札所巡りスタート。
施設名 | 西武秩父駅 |
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住所 | 埼玉県秩父市野坂町1-16 |
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13番~19番は市街地コース。町中に各札所が点在しています。
20番へ荒川を渡る際、旧秩父橋を通過。
趣のあるレトロな構造と下に流れる荒川の絶景。一気に秩父の自然に圧倒されます。
荒川サイクリングロードは走りますが、ここが荒川なのか!?と驚きもありました。
施設名 | 旧秩父橋 |
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住所 | 埼玉県秩父市阿保町3795-1先ほか |
URL | http://www.city.chichibu.lg.jp/4171.html |
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ここから市街地を抜けて一気に秩父の山を走っていきます。
少し走ると最初の山を登り、音楽寺に到着。なかなかの斜度、約2kmの坂を登ります。
ここまで11ヵ所。12kmとなります。
施設名 | 音楽寺 |
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住所 | 埼玉県秩父市寺尾3773 |
URL | http://chichibufudasho.com/fudasho/23 |
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24番~27番をまわり、28番橋立堂に到着。
切り立った岩壁を背にたたずむお堂は圧巻です。
境内には鍾乳洞があります。一気に気温も下がり走ってきた熱気を一気に冷ましてくれます。なお鍾乳洞の中は狭いし滑りやすいので注意です!
施設名 | 橋立堂 |
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住所 | 埼玉県秩父市上影森675 |
URL | http://chichibufudasho.com/fudasho/28 |
備考 | 境内に鍾乳洞あり |
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29・30番からは距離が長くなっていきます。
31番観音院まで約20km、アップダウンを繰り返しながら午前中の山場を迎えます。
山中を行くと、途中にたくさんのお地蔵さんが迎えてくれる水子地蔵寺がいきなり現れます。
山肌一面に広がる1万体以上のお地蔵様は別世界を見てるようでした。
一気にかけ上げり31番観音院、秘境の山寺、仁王様が待ち受けます。
施設名 | 紫雲山地蔵寺 |
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住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町飯田2174 |
TEL | 0494-75-1635 |
URL | http://www.shiunzan-jizouji.com/ |
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施設名 | 観音院 |
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住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町飯田観音2211 |
URL | http://chichibufudasho.com/fudasho/31 |
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12時にもなり丁度よいので途中にあったお蕎麦屋さんで昼食。自転車も快く置かせてもらいました。52km地点。
鬼ころり・5種類のそばなど、とてもおいしかったです。
ゆっくり休み午後の部。
32・33番まで約20km順調に走行し、34番水潜寺までは急激に山を登ります。
当初の想定以上の斜度・距離なので調べると別ルートなのが発覚。
ついでに行こうとした華厳の滝はお預けになりました。
距離も90kmを超え1番~12番のラストスパートです。
最後の山場、2番 真福寺までは山中を一気に駆け上がります。
途中応援してくれる看板もありました。さすがにみんなヘロヘロです。
施設名 | 水潜寺 |
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住所 | 埼玉県秩父郡皆野町下日野沢3522 |
URL | http://chichibufudasho.com/fudasho/34 |
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施設名 | 真福寺 |
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住所 | 埼玉県秩父市山田3095 |
URL | http://chichibufudasho.com/fudasho/2 |
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走行100kmを超え、ついに市街地に戻ってきます。
雲のかかった山や自然が広く見える道を最後の力を振り絞り34ヵ所目、
12番 野坂寺に17時30分到着しました。
施設名 | 野坂寺 |
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住所 | 埼玉県秩父市野坂2-12-25 |
URL | http://chichibufudasho.com/fudasho/12 |
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疲れましたがみんなで完走でき満足のいく走りができました。
最後は西武秩父駅へ戻り、駅に併設されている温泉施設へ直行しました。
今回最終 115km、獲得標高2000m 10時間のライド。
都合上1日で走りましたが、御朱印・参拝などゆっくり自転車でまわるには2日以上は見たほうが良いと思います。
札所への道も所々に看板があり、大きく迷うこともないです。
車道を走りますが、車は多くなく走りやすかったです。
そこそこのヒルクライムと34札のご利益をいただきたい人におすすめです。
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提供:埼玉県 県民生活部 広聴広報課 魅力発信担当
制作:たびりん編集部
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西脇市・三木市・小野市・加西市・加東市・多可町の5市1町からなる兵庫県北播磨地域。「派手ではないが、素朴な感動にあふれる“ちょうどいい田舎”」のサイクリング動画が公開されましたので、その内容を解説します。
まずはその動画をご覧ください。
これまで各市町単位でのサイクリングへの取り組みがありましたが(サイクルマップ複数あり)、R1年度東播磨・北播磨共同でサイクリングモデルルート推進協議会を組織して、道路管理・観光両輪でのサイクリング振興に着手しました。今後は、実行委員会方式でサイクリスト・民間を巻き込んで更なる活性化を予定。その一環としてサイクルツーリズムの動画を作成しました。
加西市北条はかつて門前町として栄えた歴史あるまち。市内を北条鉄道が横断し、「カサイチ」にサイクリストが集う自転車のまちに発展しつつあります。
▼ 鶉野飛行場跡
第二次世界大戦中に優秀なパイロットを養成するため建設された旧日本海軍の飛行場跡。1200mの滑走路跡は当時のまま今もその姿をとどめ、戦闘機「紫電改」の実物大模型は毎月第1・第3日曜に公開されます。
▼ 北条鉄道
『北条鉄道』は、加西市〜小野市粟生駅を結ぶ13.6km全8駅のローカル鉄道。両編成が可愛い車両はディーゼルエンジンで駆動しています。心地よいエンジン音と振動を楽しみながら車窓から田園風景を眺めたり、歴史ある無人駅舎やボランティア駅長を訪ねるなど楽しみ方はさまざまです。「法華口駅・播磨下里駅・長駅」は大正時代から残る木造駅舎(文化財)です。
▼ 釜坂峠
加西市の北部に広がる『加西三坂(釜坂峠・船坂峠・遠坂峠)』はトレーニングや峠制覇チャレンジの絶好のポイント。加西市役所スタートで獲得標高は586m、グルっとまわって38kmのヒルクライムをお楽しみいただけます。まずは“釜坂峠”を抜けて市川町へ、さらに“船坂峠”を越えて多可町に入り、“遠坂峠”を制して加西市に帰ってきます。
TABIRINコース掲載 https://tabi-rin.com/archives/course/32579
▼ 播磨中央自転車道
加西市~加古川市まで13.6㎞連なる大規模自転車道。のどかな川沿いの田園風景を望みつつ、春には桜並木を楽しめる。近くの名所旧跡へのアクセスも良好です。
観光協会と県立公園の双方がサイクル拠点施設として整備される地域のサイクリング先進エリア。今年度(R2)春より、御影山山頂に立つ播州清水寺(日本遺産)までサイクル巡礼が解禁されたことでも注目を集めています。春の桜並木・夏の飛び鮎・秋の紅葉狩りと、四季の訪問も楽しめます。
▼ 闘竜灘
地域でも有数の景勝地(ひょうご景観ビュースポット150選)。清流加古川の川底いっぱいに岩が起伏し、落水の豪快なリズムとともに迫力あふれるスポットです。
▼ 播州清水寺
1400年の歴史あるお寺までスポーツバイクで巡礼(西国三十三所札所)。入山ゲートから山門まで獲得標高232m、2.6㎞、平均斜度8.8%(最大斜度30%)のヒルクライムが楽しめます。本堂で授与されるここだけに特別な「スポーツサイクル御守」はドリンクホルダーに取り付けられます。
▼ 播磨中央公園サイクルステーション
今年度(R2)より、公園の敷地内にサイクリング拠点施設としてオープンしました。計12台のスポーツバイクのレンタルや更衣室の利用が行えます。今後、公園全体のリノベーションによって園内をサイクリングできるよう計画が進められています。
春は桜回廊、夏はひまわり畑、秋はコスモスと、季節によって何度でも楽しめる花に恵まれたエリア。地域最大規模の温泉でサイクリングの疲れを癒やすこともできます。
▼ 県立自然公園 鴨池
播磨中央自転車道や駅のほど近くにある自然公園の中心地に静かにたたずむ鴨池は、渡り鳥の飛来地として知られています。地元サイクリストはこの場所からスタートするそうです。
▼ 共進牧場
ジャージー牛を100頭ほど飼育し、隣の工場で新鮮な「共進牛乳」が製造されています。放牧風景はいつでもご覧になることができ、牧場直営レストランで提供されるフレッシュな極上プリンやソフトクリームが人気です。
▼ 夢の森公園内 金鑵城遺跡広場
遠望がきくこの場所にはかつて山城が築かれていました。現在は散策道などが整備された公園として開かれ、播磨平野を一望できる絶景スポットとして知る人ぞ知る人気スポットです。
田園と清流の平坦な平野部と、修験道が伝わる山々の自然の起伏に富んだまち。四季折々の魅力(紅葉名所やあじさい園)があり、市街では伝統とレトロの古い町並みを探索できます。
▼ 鍛冶屋線市原駅記念館
かつて地域の足として暮らしを支えた鍛冶屋線(廃線)は、今でもその痕跡が残されています。日野北バイパスすぐ南の道路上に展示されているペイント列車とともに記念撮影がおすすめです。
▼ 日本のへそ公園
東経135度と北緯35度の交差点があることから、日本の真ん中=日本のへそと名が付きました。北播磨の来訪を記念する、日本でここだけのシンボルです。秋のメタセコイヤ並木はビュースポットとして人気があります。
▼ 岡稲荷神社
山の中腹に立つ歴史あるお稲荷さん。およそ120基の鳥居と、境内付近には地元出身の“トータス松本”から寄贈された大きな鳥居があります。頂上からは大変良い見晴らしが眼下に広がります。境内までバイクで登れることから、サイクリストにもおすすめのスポットです。
▼ 日野北バイパス
かつての鍛冶屋線跡地を活用して、西脇市と多可町をつなぐ自転車専用通行帯を備えたバイパスが整備されました。市町をまたぐ移動の際はこちらが至便です。
「播磨富士」の愛称で親しまれる妙見山をはじめとして、笠形山・千ヶ峰の「多可三名峰」に囲まれた里山の風景と、まちを縦断する杉原川・野間川の調和が美しいまち。夏はラベンダーに秋は山田錦の稲穂など、ゆったりと自然の中のサイクリングを楽しめます。
▼ 岩座神の棚田
約700年もの歴史あるこの棚田は全国でも珍しい石垣造りです。郷愁を誘う原風景が広がるこの場所まではゆるやかにヒルクライムが続きます。
▼ 青玉神社
道の駅の向かいにあるこの神社は、県指定天然記念物の6本の大杉が群生するパワースポット。千年杉とも言われる全長約45mの夫婦大杉や、境内の小池からは神秘的な雰囲気が漂っています。
▼ vero cafe
店内にサイクルスタンドが設置されるなど、自転車好きのオーナーがサイクリストを歓迎します。特性スパイスを使用したこだわりの自家製カレーはきっとやみつきになります。
▼ chattanaの森
妙見山の麓にあってキャンプやBBQも楽しめるこのカフェ&コテージも、サイクリストを歓迎してくれます。現在、自転車と泊まれるプランを開発中で、地元サイクルショップがポンプやタイヤレバー、ケミカルなどの物品サポートを提供してくれます。
歴史街道や文化財住宅・社寺のような歴史が色濃く残る、伝統文化が伝わるかつての城下町です。最高級酒米「山田錦」の田園が広がるこのまちは、兵庫県で定めるモデルルート「山田錦の里ロングライドコース」の経由地点が含まれ、今後積極的な取組みが期待されています。
▼ 湯の山街道
有馬温泉へ通じる道として羽柴秀吉により整備された街道で、今も往事のまち並みが残されています(ひょうごの景観ビューポイント150選)。作中で映る「稲見酒造」は三木のランドマークです。
▼ 御坂サイフォン
日本初のサイフォン橋は通称「眼鏡橋」とも呼ばれ、長きにわたって疎水で土地を潤した地域の重要な近代化遺産です。水を運ぶため、川を横断して山から山を登る751mの鉄管の光景は大変貴重です。
▼ 別所ゆめ街道旧石野駅休憩所
廃線となった旧三木鉄道の跡地を活用して整備された4.8kmの遊歩道には、旧駅を改装した休憩所や当時の信号機・標識などが残ります。美しい田園が広がるこの道は、来年度(R3年度)に自転車専用道路が舗装整備される予定です。
▼ 正法寺山展望広場
標高132mの急坂をヒルクライムで駆け上ると、山頂の展望台から加古川が雄大に流れる姿や明石大橋などの素晴らしい眺望が広がります。
制作:北播磨広域観光協議会
制作協力:Sports MC.DJ.PA Team REAL / LIVE FILM
Director&Model:MCアケ(竹内明美)
動画は6分を超える長さですが見所が沢山!関西出身の私ですが知らなかったスポットがいくつも紹介されています。
坂を楽しみたいサイクリストや、グルメや観光を楽しみたいポタリング派など、嗜好に合わせてスポットを選んで巡ってみてください。
詳しくは「兵庫 北播磨観光ポータルサイト」をご覧ください。
情報提供:北播磨広域観光協議会
執筆:YASU
動画ギャラリーで全国のサイクリングPVをお楽しみください。
大阪府の南東部を流れる「石川」沿いのサイクリングロードから、金剛山麓を越えて奈良県の「葛城市」へヒルクライムとグルメを楽しむ約100kmのサイクリングをご紹介。
今回は、TABIRINスタッフに加え、自転車メディアでの執筆経験もあるAyakaさんにもご一緒いただいたレポートです。
朝7:30、東大阪市の中央環状線沿いにあるコンビニ。今回はTABIRINスタッフに加え、メンバー一人が面識あった経緯でご一緒いただくことになったAyakaさんも参加いただきました。
準備をして、まずは、柏原市にあるある「リビエールホール」へ。そこまでは国道と大和川沿いのサイクリングロードです。
大和川右岸(北側)を走り、リビエールホール近くに着いたら、近鉄と並行する橋を渡って、石川サイクリングロードへ。
富田林市の「PLの塔」をバックに写真撮影
上流方面にどんどん南下して、滝谷不動近くのコンビニで休憩。
ここはサイクリングロードの終点に近くでもあり、これから向かう国道310号線方面では最後のコンビニでもあるので、多くのサイクリストが立ち寄っています。
金剛山(こんごうさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境目にある山で、標高は1,125m。
国道310号線はその南側山麓を走る国道で、一番高い場所の金剛トンネル(標高約700m)まで登りが続きます。
国道を登り始めて約3kmにある「観心寺(かんしんじ)」は、大阪府河内長野市にある高野山真言宗の寺院。境内には国宝の「金堂」「木造如意輪観音坐像」「観心寺縁起資財帳」が残る由緒あるお寺です。今回は『観心寺』と彫られた石柱と「山門」しして「梅」を見るて、春を感じながら、先へと進むことに。
約13km(観心寺までの3kmと、ここから10km)のヒルクライム。里山の風景や、梅の花、竹林などを見ながら(途中からは見る余裕もなくなりながら)、県境の金剛トンネルへと登ります。
金剛トンネルを越えたら、約5kmの坂を一気に下り、目指す「ランチスポット」へ。
奈良の県道へ入ると景色も一変します。
そして着いたのは、新鮮卵の「たまごかけご飯」が人気の『たまごのたまこ』。
しかし、休業、、、、、
一気に空腹感が襲ってきますが、気持ちを切り替えて、別のランチスポットへ。
山麓線(県道30号)を北上し、奈良県の葛城市を目指します。
山麓線は左手に「金剛山」「大和葛城山」を見上げ、右手には「御所市」「葛城市」の町を見下ろしながら走れる、風光明媚な道路。
「たまごのたまこ」から約10kmがんばって着いたのが、葛城市の『手作りパン工房 カントリーロード』
店内で好きなパンを選び、おすすめメニューをオーダーし、春風を感じられるテラスで、お待ちかねのランチタイム。
オーダーした「ハンバーガー」が来るまでに、「さくらあんパン」をいただきます。
そしてメインの「ハンバーガー」。ジューシーなミートが2枚も入ってボリューム満点!もちろん手作りのバンズと合わせて味もGOOD!
ランチの後は、葛城市当麻の名物「よもぎもち」を目指し北上。当麻(たいま)は當麻寺(たいまでら)が有名な葛城市のスポット。その玄関口となる近鉄当麻駅すぐにあるのが、「中将堂本舗」。
中将堂本舗の中将餅(よもぎ餅)は、葛城の里に昔から伝わる掌大のあんつけ餅を一口の大きさにし、ぼたんの花びらを型どったもので、よもぎの香りと甘味を押さえた独特のあんとの調和が絶妙です。
ここからは、一気に16km先の「リビエールホール」へ向けて帰路につきます。
少し北上して穴虫峠へと向かい、石川の臥龍橋から、再びサイクリングロードへ入ります。
川沿いを走って到着!
今回のコースは、走行距離:100km 獲得標高:約1070m
サイクリングを1分にまとめた動画です。
今回走ったコースでは、南河内の里山の風景〜木々の生い茂る金剛山、そして峠を越えた後に開ける古都 奈良の山々と、景色の移ろいを存分に堪能することができました。
私は昨年、神奈川から大阪に転勤で引っ越してきたのですが、地元ではヤビツ峠や箱根によく登っていました。なので、今回のコースで目にした風景は懐かしさを感じると同時に、関東のそれとはまた一味違う歴史的な情緒も感じられ新鮮でした。これから桜、新緑とまた季節を変えて味わいたいダイナミックなコースですね。
また、冬場はコロナ禍の影響もあり、一人で淀川サイクリングロードを淡々と走り込むような日々が続いていました。
その反動もあってか、仲間と一緒に見知らぬ景色を求めて走り、訪れた先で地元の方々と出会い、地のものを食すというのはシンプルな行程だけれども、とっても幸せなことなんだなと、今回改めて気づかされました。心身に新鮮な空気と栄養がたっぷりと送り込まれた感じです!
春はもうすぐそこ。自転車も人も、適度なソーシャルディスタンスを保ち、安全に気をつけながら、新しいシーズンを存分に楽しんでいきたいですね!
Ayaka (Cycle Evangelist, Writer, Editor) 2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。 ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。 2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。 座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。 |
昨年からTABIRINスタッフで始めた「自転車の旅」第三弾。今回は日帰りで、ゲストも交えてのサイクリングでした。大阪から日帰りで川沿いや山越え、そして奈良県の景色とグルメまで楽しめるコースは、ロングライド派の方におすすめです!
これからも「自転車旅」の魅力を、TABIRINを通じて「写真」「文章」「映像」で、たくさん伝えていきます。
執筆:YASU
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大阪・心斎橋から自転車で約15分(約2.7km)で行ける「大正区」。沖縄気分を満喫できる駅周辺や、川沿いの新しい商業施設、水都・大阪ならでは渡し船など、旅行気分で巡ることができる、魅力あふれるスポットをご紹介します。
心斎橋からは「長堀通り」を西へと走ります。自転車レーンが表示されているので走りやすい道です。
木津川にかかる「伯楽橋(はくらくばし)」を渡ったら、左折して川沿いを南下します。
川沿いをしばらく走れば、 大阪市西区でおそらく一番有名なスポット「京セラドーム」。
大阪市の第三セクターとして1997年に開場した「大阪ドーム」。2006年にはオリックス不動産へと経営が変わり、ネーミングライツにより「京セラドーム」と呼ばれています。
高さは83m、地上9階建て(地下1階)の大きさです。
京セラドームのちょうど南側、尻無川対岸(大正区側)の「TUGBOAT TAISHO」は、2020年1月尻無川沿いにオープンした複合商業施設。
大正区のまちづくりを引っ張っていくタグボート(引き舟)の役割を担ってプロジェクトされたそうです。
16店舗の飲食店が集まり、おしゃれな雰囲気に包まれています。駐車場がないので、自転車なら便利ですね。
大阪24区内で最も人口が少ない(人口約64,000人)大正区。その約1/4は沖縄出身者(及び関係のある方)だそうです。
第一次世界大戦後、 沖縄では深刻な不況下で、仕事を求め多くの人が大阪に移住しました。 特に大正区には紡績工場が多く、沖縄と航路もあったことから、移住者が増えたそうです。
大正区は「リトル沖縄」とも呼ばれるようになり、JR環状線大正駅周辺にもいくつか沖縄料理店があります。南国風の音楽が流れてたり、店先にはシーサーが並んだりしています。
まずは、沖縄料理店「いちゃりば」でランチ。沖縄そばは748円。
隣には沖縄物産店も併設。BGMは沖縄民謡。しかし沖縄物産の中にも「大阪らしさ」はあります。
大正駅から南へ約2kmにある「昭和山」。
大阪市は1969年、貯木場跡地に「港の見える丘」として人工山を中心とした公園造成を開始しました。1970年に当時大阪市では一番標高の高い山(標高33mm)が誕生し、「昭和山」と名付けられました。
※現在は鶴見緑地内に鶴見新山が建設されたことで、大阪市で2番目に標高が高い場所となっています。
その後も周囲が整備され1976年4月に「千島公園」が開園しました。
公園内にはツツジ約5万本や亜熱帯植物などが植えられていて、野鳥も観測されます。(ここでも少し沖縄気分)
昭和山から南へ1km、地元で有名な「デイリーヤマザキ」。
沖縄出身者が多い地域なので、コンビニオーナーが沖縄商品の取り扱いを本部に掛け合って販売を開始。評判がいいので、どんどん品数が増えていったそうです。
沖縄県内にデイリーヤマザキが無いことから、たぶん日本で沖縄商品の取り扱いが一番多いであろうという噂。今では地元の人々から「デイリーオキナワ」と呼ばれ親しまれているそうです。
シークワサージュースでちょっと休憩。
お店の前は大正区の真ん中を南北に通る「大正通り」。広いこの通りも何となく南国っぽく見えてきます。
現在大阪市内には、市の運営する8か所の渡船場があり、15隻の船が地域の人々に利用されています。その内の7箇所が大正区にあり(もう1箇所は天保山渡船=港区)、区民の生活に欠かせない交通手段のひとつとして親しまれ、日々利用されています。
デイリーヤマザキから東へ1km弱、木津川を渡す「落合下渡船場(平尾側)」。「落合下渡船」は、大正区平尾1丁目と西成区津守2丁目を結ぶ、岸壁間138m。1日平均355人(2020年度現在)が利用しているそうです。
対岸の「落合下渡船場(津守側)」は西成区。ここから南へ約1.7kmで「千本松大橋」。
1973年に架設された「千本松大橋」は、両端部の2階式螺旋状坂路(720度ループ)を含めて道路長は1228m。
橋の形状がメガネに見えることから、大阪では「めがね橋」の愛称で呼ばれています。
「千本松」の名称は、江戸時代にこの地の木津川堤防に沿って多くの松が植えられていたことに由来しているそうです。
橋には車道と歩道があり、自動車・歩行者ともに通行可能。橋を通るバスも存在しています。
千本松大橋のたもとにある、「千本松(せんぼんまつ)渡船場南津守側」。「千本松渡船」は、大正区南恩加島1丁目と西成区南津守2丁目を結ぶ、岸壁間230m。
千本松大橋の架設によって廃止になる予定だったこの渡船。しかし徒歩でループを上り下りして1kmを超える橋を渡るには20分ほどの時間と労力がかかります。
そこで地元の人々の要望で「千本松渡船」は存続することになりました。今でも1日平均約885人(2020年度現在)が利用しています。
「千本松渡船場 南恩加島(みなみおかじま)側」は、再び大正区。
ここから西へ約2.6km、大正区民が誇る「IKEA鶴浜」があります。
イケア・ジャパンは、イケアストア9店舗、IKEA for Business 1店舗、そして都心型店舗を含めた13店舗を展開しています。
大阪府下ではこの「IKEA鶴浜」のみで、関西でも「IKEA神戸」と合わせて2店舗しかありません。
IKEA鶴浜の前を西へと延びるのは、大正区と港区を結ぶ尻無川にかかる「なみはや大橋」。
橋長は1,740m、橋下に水面上高さ45m・幅100mの航路を通すため橋の両端は急勾配になっていて、大阪の「べた踏み坂」とも呼ばれています。
(かつて軽自動車のテレビCMに登場し「ベタ踏み坂」と呼ばれ有名になったのは、鳥取県境港市と島根県松江市を結ぶ「江島大橋」。)
「なみはや大橋」も「江島大橋」同様に、自転車の車道走行は禁止で、歩道は押し歩きになります。
橋の上からは絶景で、日本一の高さを誇る「あべのハルカス」や、遠くには奈良の「二上山(にじょうざん)」が見えます。
夜景が綺麗と評判なのもわかります。
TABIRINがタイアップしている「純温泉協会」。その「純温泉」が大阪府にも2か所あります。
その一つが「なみはや大橋」から約1km「天然温泉テルメ龍宮」(大阪市港区)。
一見普通の銭湯ですが、露天風呂は天然温泉。しかも、加水なし、加温なし、循環ろ過なし、消毒なし、入浴剤なしの「純温泉」なんです。少し茶褐色の温泉に入り汗を流します。
※「純温泉」について詳しくは、ページ下の「関連記事」をご覧ください。
「天然温泉テルメ龍宮」から北東へ約2km、本日3つ目の渡し船「甚兵衛渡船場(福崎側)」へ。
「甚兵衛渡船」は、尻無川の大正区泉尾7丁目と港区福崎1丁目を結ぶ、岸壁間94m。
朝のラッシュ時は2隻の船が運航し、1日平均約1,022人(2020年度現在)が利用しています。
「甚兵衛渡船場(泉尾側)」から、尻無川沿いに約2km北上すれば、再び京セラドームが見えてきます。
京セラドームと大正駅の間には、区の名前の由来にもなった、木津川にかかる「大正橋」があります。
大正区と浪速区にかかるこの橋は、1915年に完成。大正時代に架橋されたため「大正橋」と命名されました。
現在の橋は1969年に上流半分、1974年に下流半分が架け替えられました。
歩道にはメトロノームとピアノの鍵盤がデザインされていて、下流側の橋の欄干には、ベートーヴェン作曲・交響曲第9番『歓喜の歌』の楽譜がデザインされています。
ここから心斎橋へと帰ります。
コースは心斎橋~大正駅(往復約5.5km)を含む、約22.4km。所要時間は温泉入浴も含めて約4時間でした。
▼大阪市の渡船場情報はこちらをご覧ください
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000011244.html
大阪市内で「沖縄感」を満喫し、「渡し船」では気持ちいい風を感じられます。
大阪市には24の区があり、それぞれ違った魅力があります。大正区に隣接する港区には「天保山」がありリゾート感が溢れていますし、東側の西成区北加賀屋では、ウォールアートで街ごとアートも楽しめます。
遠方への旅行が難しい時期こそ、自転車で地元の「知らなかった魅力」を探す小旅行に出かけてみてください。
執筆:YASU
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こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。
今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。
サルタはアルゼンチンの最北端に位置し首都ブエノスアイレスから1500kmあり、車で18時間、飛行機で2時間の距離にあります。
サルタからカリルの農場へ移動し、カチへ出発します。カチルート始まりの町カリル〜インカの遺跡が残るカチまでの距離は約120km 。
最大の難関が最高到達地点が3457mのクエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)でほぼ富士山の標高の峠まで、出発地のカリルの標高が約1200mなので標高を約2300m上げることになります。そのうち、未舗装の砂利道を標高で1000m以上登るハードな自転車旅です。
カチまで、2日間の旅程で、2日間ほどカチに滞在し、またカリルへ戻ってくる予定です。
本日は旅の二日目のマライからクエスタ・デル・オビスポの自転車での旅の様子をレポートしますが、標高が上がるに従い、表情を変えるアンデス山脈の素晴らしい景色をお伝えします!
▲青色が前日の走行ルート、紫色が今日の走行予定です。
青ポイントG が現在地:マライ
赤のポイントが見所:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)と、パヨガスタ
体調不良のため、カリルで2日間休養の後、
2021 年8月25日にカリルの町(A地点)を出発。
自転車の不具合があったものの、旅を進めます。
景色の綺麗なエスコイぺ渓谷(C地点から)を抜け、標高2300mのMaray(G地点) の集落に到着。
農場の優しい家族に助けてもらい、極寒の中、農場の敷地内で、キャンプをさせてもらいました。
氷点下でのキャンプ。マイナス10度以下になる可能性もあり、凍える中、テントで眠りにつきます。
果たして次の朝、無事目覚めるのでしょうか。
▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】
2021 年8月26日
昨夜は持っていた服を全て着て寝ましたが、地面からの冷気が強すぎて、何度か起きてしまいました。
足元も冷え、靴下を履いて寝ましたが、夜中に、もう一足靴下プラス。
テントの出入り口のジッパーが壊れているので、完全に閉まりません。そのため、入り口側に向けていた足がとても冷えました。
スリーピングマットも壊れているで地面からの冷気を防ぎきれませんでした。
そこまで厳しい環境でなければ、そんなには気になりませんが、氷点下でのエクストリームキャンピングでは、道具の品質がかなり重要になってきます。
そんなこんなで、6:30 起床。
外はとんでも無く寒いです。まだまだ暗いので、ゆっくり準備を始めます。
歯を磨こうとしましたが、水道は凍って、水が出ません。
ペットボトルの半分凍った水を使って歯を磨きます。
しかし、一旦ボトルを開けると、蓋に水がつき、その部分が凍ってしまって、蓋が開かなくなってしまいました。
マイナス4度以下で、水は凍るらしいので、マイナス10度以下になっていたかもしれません。
アメリカで、マイナス18度下でキャンプをしたことがありますが、その時は、もしかしたら、目覚めないかもなと覚悟して、眠ったことを思い出しました。
7:30 片付けは済みましたが、まだとんでもなく寒く、サイクリング用の服に着替えられないので、先に朝ご飯を食べます。
ようやく着替えをして、昨日は会えなかった、オーナーのマリーさんに挨拶しました。ラムゼイ君の叔母さんです。キャンプさせてくれて、ありがとうございました!
景色はいいですが、車が通るたびに、砂埃が巻き上げられて、砂だらけになり、目も痛いです。昨日久々に頑張ったので、足が疲れています。押したり漕いだりしながら上っていきます。
下から2台の自転車が頑張って上がってくるのが見えます。旅行者でしょうか。
彼らは、サルタからのカップルで、僕と同じくカチを目指しています。今日中にカチに着く予定だそうで、少し心配していましたが、僕もパヨガスタまでは今日着くかな?
カチのキャンプ場が300ペソ(330円)くらいだと教えてくれました。カチは観光地なので、500ペソ(550円)くらいするかと思っていました。
200ペソの違いじゃんと思うかもしれませんが、200ペソあれば、ここでは、米が3kg 買えます。写真を撮って一旦お別れ。
朝は、とんでもなく寒かったですが、日中は強い日差しのもと、とても暑かったです。
予想していたよりも景色が綺麗で、感動しました。久々の標高3300m以上だったので、高山病の心配もしていましたが、大丈夫でした。
ご飯も食べて、後半戦突入です。
今回の最高地点(標高3,457m)まで、あと少し。そのあとは1000m下るダウンヒルです。
夕暮れまでに、無事にパヨガスタ(Payogasta)まで着くことはできるでしょうか。
次回もお楽しみに!!
2021 年8月26日 前半
Maray ~ Cuesta del Obispo
約30km
赤ポイント:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)
▲Hiro インタビュー記事
*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車メーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。
Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ) 自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム https://www.instagram.com/yukihirotsuda/ |