【四国】自転車×橋も楽しめる、四国でおすすめのサイクリングコース・ルート14選
季節や天候、ルートによっては、絶景に出会えない場合もあるため、下調べをしてからサイクリングに出かけましょう。
なお、四国までのアクセスに飛行機を利用する場合、サイクリストに優しい高松空港や高知龍馬空港がおすすめです。
※この記事は2019年5月20日に公開されたものを2022年3月に更新したものです。
目次
四国は絶景スポットが豊富
四国は四方を海に囲まれていて、4県とも海に面しています。
瀬戸内海側は島が多く、太平洋側は手付かずの自然も多く残されており、複雑な海岸線が四国の絶景を生み出しています。そして内陸には険しい山林も多く、西日本最高峰の石鎚山は四国にあり、登山家の間でも絶景スポットとして知られています。また、四国では「橋」もキーワードになります。
本州と四国を繋ぐ橋の風景は、思わず写真に収めたくなるはずです。特に四国最長の大河である四万十川の橋も欠かせません。
なお、四万十川の流域は国の重要文化的景観にも選定されており、エリア内には多くの沈下橋が架けられています。それでは以下では早速、香川県から、四国の絶景サイクリングコース・ルートをご紹介します!
【香川県】絶景サイクリングコース・ルート3選
「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」海岸線ルート
最初の絶景写真はこちら。まさに、日本のウユニ塩湖だと思いませんか?
場所は、香川県の「海岸線ルート」(全長124km)の西側に位置する、三豊市の「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」。約1kmの穏やかな海水浴場です。風がなく、干潮と日の入りが重なれば、ウユニ塩湖のような絶景写真が撮影できます。
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小豆島一周メインルート
これらの絶景は、香川県の「小豆島一周メインルート」(全長83km)で見ることができます。引き潮になると道が現れ「大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶う」といわれる天使の散歩道「エンジェルロード」や、碧い海を臨む丘にただずむ、真っ白なギリシャ風車が印象的な「道の駅 小豆島オリーブ公園」、映画やPVの撮影が行われたこともある、島の西端(戸形公民館)からの眺望など、瀬戸内海の様々な表情が楽しめます。
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庵治半島サイクリング
香川県高松市高松駅から屋島、牟礼を周り、高松駅に戻ってくるルートです。
道中では「高尻海水浴場」や「鎌野海水浴場」などの海岸の景観、「ジョージ中島記念館」「イサムノグチ庭園 美術館」などの芸術スポットも複数点在しています。
また映画『世界の中心で、愛をさけぶ』のロケ地に使用された防波堤などもあります。
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【徳島県】絶景サイクリングコース・ルート3選
一般県道阿南徳島自転車道線ルート
徳島県からは、「一般県道阿南徳島自転車道線ルート」をご紹介します。
阿南市見能林町から徳島市論田町までの約36kmとなる自転車道です。主に海岸沿いの自転車専用道路、JR線跡の遊歩道、旧街道など変化に富んだコースを楽しめます。道中は海岸沿いということもあり、休憩もしやすいビーチや個性的な公園もあります。
特に途中にある「小松島ステーションパーク」には旧国鉄小松島駅の跡地を利用した「SL記念広場」があります。さらに、金長たぬき伝説にちなんだ「たぬき広場」もあり、立ち寄るにはうってつけの公園となっています。
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一般県道鳴門徳島自転車道線ルート
次にご紹介する一般県道鳴門徳島自転車道線は、北部エリアの海岸沿いを満喫するコースです。
鳴門市撫養町から徳島市川内町までの約33kmのコースとなっています。道中では大手海岸沿いを走るため、オーシャンビューを望みながらのサイクリングとなります。
また徳島阿波おどり空港の展望台から飛行機見学、月の名所である「月見ヶ丘海浜公園」などの観光スポットもあるため、休憩がてら観光も楽しめるコースとなっています。
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サイクリングIN桑野川・北の脇海岸
「サイクリングIN桑野川・北の脇海岸」は全長21kmほどのサイクリングコースです。
海沿いを走り抜けるため観光スポットは比較的少なくなっていますが、途中で通過する桑野川から見える夕日や一面に広がる湾岸線など、目の前に広がる湾岸線を見ながら走ることができます。
平坦な道のりが続くことのほか、道中ではトイレ・休憩所もあるため、風景を楽しみながら、ゆっくりと自分のペースで走ることができます。
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【高知県】絶景サイクリングコース・ルート3選
足摺(あしずり)チャレンジングコース
次にご紹介するのは、広大な太平洋を望む、海沿いの道を巡る全長161kmの「足摺(あしずり)チャレンジングコース」です。
270度以上の視界が広がり、地球の丸さが実感できる「足摺岬」や、晴天下で真っ青な海が広がる柏島周辺の眺望を堪能できる「大堂山展望台」など、瀬戸内とは異なり、海の荒々しさを感じられるコースとなっています。
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四万十ヘブンズロード
「四万十ヘブンズロード」は、全長134kmの周回コースです。
コースの半分以上は、「日本最後の清流」とも言われる、四万十川に沿って走ります。四万十川にたくさん架かる「沈下橋」を自転車で渡れることも魅力のひとつです。
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ゆずの里と慎太郎コース
高知県安芸郡周辺からスタートする「ゆずの里と慎太郎コース」は約70kmほどのサイクリングコースです。
立ち寄れる観光スポットが多く、サイクリングだけでなく、観光も楽しみたい方におすすめです。安芸郡ではコース名にもつけられている”ゆず”が有名で、多くのスイーツやお土産などが販売されています。
コース終盤には「馬路温泉」もあるため、休憩がてら、汗を流してはいかがでしょうか?
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ゆずと里と慎太郎コースの紹介サイトはこちら
【愛媛県】絶景サイクリングコース・ルート3選
石鎚山岳輪道
西日本最高峰である天狗岳(標高1982m)と石鎚神社山頂社のある弥山(標高1974m)、南尖峰(標高1982m)の一連の山々を総じて「石鎚山」と呼びます。
そんな石鎚山の周りを周回する、全長147kmのサイクリングコースが「石鎚山岳輪道」です。長く穏やかな上り坂を皮切りに、蛇行したりアップダウンがあったりと、持久力・技術力が求められる上級者向けのコースとなっています。
コース途中の高地からは、天気がよければ石鎚山からの絶景が楽しめます。
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自然休養林諏訪崎コース
次にご紹介するのは、八幡浜市の夕日スポットが楽しめる、「自然休養林諏訪崎コース」です。
全長9kmの周回コースであるため、サイクリング初級者でもゆったりと楽しめるコースとなっています。
道中にある「自然休養林諏訪崎」は、宇和海に向かって延びる全長約3kmの岬です。四季折々の花が咲く約2kmの遊歩道を抜けた岬からは、宇和海を望む美しい景色が広がります。
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ゆめしま海道サイクリングコース(岩城島コース)
次にご紹介するのは愛媛県上島町にある岩城島を周回する、全長11kmの「ゆめしま海道サイクリングコース(岩城島コース)」です。
島の中心に位置する「積善山」の展望台から瀬戸内海を望む大パノラマの絶景は必見です。
特に、毎年春には、ソメイヨシノやオオシマザクラ、ヤマザクラなど3,000本の桜が咲き乱れ、その美しさは「天女の羽衣」と呼ばれています。いつかは訪れてみたい絶景の一つです。
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積善山の桜情報の紹介サイトはこちら
愛媛県内の移動はサイクルトレインでもある特急宇和海を使った輪行も便利です。
広島県・愛媛県の絶景サイクリングコース・ルート
しまなみ海道
最後にご紹介するのは、サイクリストにはお馴染みの「しまなみ海道(広島県・愛媛県)」です。
広島県尾道市から愛媛県今治市までを島と橋でつなぐ70kmのサイクリングコースで、周辺に多くの島があり、瀬戸内海ならではの景観を楽しめます。
特に因島北側の白滝山(標高350m)の山頂に位置する展望台からは、360度の大パノラマで、瀬戸内海の島々を眺められます。
サイクリングコースの詳細やマップはこちら
白滝山の紹介サイトはこちら
しまなみ海道ではロードバイクをレンタルしてサイクリングを楽しむこともできます。
安芸灘とびしま海道
しまなみ海道の隣、広島県の呉市と愛媛県今治市の岡村島の間にある7つの島を橋でつないだ海道が「安芸灘とびしま海道」です。
上述した、四国の魅力である、島々に架かる”橋”の風景を楽しむことができます。
距離は約30km、比較的平坦な道のりが続くため、初心者の方にもおすすめです。
サイクリングコースの詳細やマップはこちら
安芸灘とびしま海道の紹介サイトはこちら
体力に自信のある方は、四国一周サイクリングもおすすめ!
体力に自信のある方は、「四国一周サイクリング」がおすすめです。
全長は約1,000kmとなっているため、夏休みやGWなど、長期休みを利用して周りましょう。なお現在、愛媛県サイクリングプロジェクト事務局を中心に「challenge1,000kmプロジェクト」が開催されています。これはプロジェクト参加日から3年以内に四国一周の完走を目指すプロジェクトです。
参加者には、オリジナルの「サイクルジャージ」「サイクルパス」が、見事完走された方には「完走証」と「公式メダル」が進呈されます。(参加料:8,000円)
サイクリングコースの詳細やマップはこちら
challenge1,000kmプロジェクトの紹介サイトはこちら
四国には自転車で訪れたい絶景ポイントがたくさん!
本記事では「TABIRINが選ぶ絶景サイクリングコース・ルート15選」を紹介しました。
四国では、海・山・川・橋と、多くの絶景スポットに出会えることがお分かりいただけたと思います。
今回紹介できなかった、徳島県のサイクリングコースはこちらも参考にしてみてください。
自然に囲まれた環境だからこそ、四国には他にも絶景ポイントがたくさんありますよ。
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(k.k)