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記事タグ: 山

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

【アルゼンチン】3457mの山越え、悠久のアンデス、カチ(CACHI)を目指す旅【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

今回は、僕の住んでいた、アルゼンチン・サルタの街から約160km離れた、アンデス山脈の小さな村、カチへの道のりをレポートします。

サルタはアルゼンチンの最北端に位置し首都ブエノスアイレスから1500kmあり、車で18時間、飛行機で2時間の距離にあります。

サルタからカリルの農場へ移動し、カチへ出発します。カチルート始まりの町カリル〜インカの遺跡が残るカチまでの距離は約120km 。

最大の難関が最高到達地点が3457mのクエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)でほぼ富士山の標高の峠まで、出発地のカリルの標高が約1200mなので標高を約2300m上げることになります。そのうち、未舗装の砂利道を標高で1000m以上登るハードな自転車旅です。

カチまで、2日間の旅程で、2日間ほどカチに滞在し、またカリルへ戻ってくる予定です。

本日は旅の二日目後半、お昼ご飯を食べた、クエスタ・デル・オビスポから、今日のキャンプ予定地である、パヨガスタまでの様子をレポートします。標高3,457m、このカチ旅で最高到達地点のピエドラ・デル・モリーノの景色。その後は、手付かずの自然、雄大な景色が残されたロス・カルドネス国立公園の道のりをお楽しみください。

果たして無事に、日暮れまでに、目的地へたどり着くことは、できるのでしょうか。

 

▲青色が初日、2日目前半の走行ルート、紫色が今日の走行予定。

青ポイントG :マライ。H:クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)

赤ポイントが今回の見所:ピエドラ・デル・モリーノ、ロス・カルドネス国立公園、パヨガスタ

初日、2日目の旅の様子

体調不良のため、カリルで2日間休養の後、

2021 年8月25日にカリルの町(A地点)を出発。

自転車の不具合があったものの、旅を進めます。

景色の綺麗なエスコイぺ渓谷(C地点から)を抜け、標高2300mのMaray(G地点) の集落に到着。

農場の優しい家族に助けてもらい、極寒の中、農場の敷地内で、キャンプをさせてもらいました。

氷点下でのキャンプ。マイナス10度以下になる可能性もあり、凍える中、テントで眠りにつきます。

2日目:8月26日

テントで眠り無事に目覚めますが、昨夜は水道まで凍る寒さでした。

Maray の農場を出発し、ひたすら上り続け、昼過ぎに クエスタ・デル・オビスポ(標高3,348m)に到着。景色を眺めながら、お昼ご飯を食べました。

 

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▲【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

 

クエスタ・デル・オビスポ(Cuesta del Obispo)

2021 年8月26日 後半

▲14:30 クエスタ・デル・オビスポ (標高3,348m)を出発。残り3km 標高で100m上ります。
▲知りませんでしたが、ナショナルパーク(国立公園)があるようです。

ロス・カルドネス国立公園(Parque Nacional Los Cordones)

▲ロス・カルドネス国立公園(Parque Nacional Los Cordones)の入り口に着きました。
▲惑星感がすごく好きな景色です。
▲この世の果てっぽい雰囲気です。
▲さすがナショナルパークです。
▲下に見える道が、ナショナルパーク内の道のようです。
▲手付かずの大自然。素敵です。
▲ピエドラ・デル・モリーノまであと少し。

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)

▲15:15 ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino) に到着。
▲小さな教会がありました。
▲昨日から、上り続け2,300m登り切りました。やったー。
▲かなり高いところまで来ましたね。
▲3,457mの看板と共に記念撮影。久々にこんなに高いところまでやってきました。
▲この景色です。空気の薄さも全く感じませんし、大丈夫です。体調が悪かった割にキツさもありません。
▲少し心配していた、自転車ももってくれましたね。
▲ブエノスアイレスからのバイカーグループのおじさんたち。写真を撮ってくれました。
▲頂上にはロバもいました。触っても嫌がらず人懐っこくて可愛かったです。
▲こんな人里離れたところにも教会はあり、宗教への距離感の近さを感じます。
▲ここからの景色は、通ってきた道は見えませんが、眼下には、富士山よりも高い山脈が広がります。
▲3,500mを超えると、背の高い草木は生えていません。
▲人の手の入っていない広大な平原です。
▲写真を撮っている時に、カメラを落としてしまい、焦りましたが、電源を入れると写真を撮ることができました。が、後にズームが思うようにできなくなっていることが判明。。。やってしまいました。
▲これからこちらの方向へ進んでいきます。

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)

この名前の意味は、研磨岩です。

知らなかったので、写真を撮っていませんが、確かに岩がありました。

この岩は、1671年、とある中尉が馬車でサルタの街に向かっていて、この場所にたどり着いたとき、荷車が故障してしまったため、持ち主は荷車を置いていくことにして、その後、二度と取りに来なかったそうです。

この岩はその荷物の一部です。現在では、この場所はサルタとカチを結ぶ道路の最高地点となっており、研磨岩(ピエドラ・デル・モリーノ)が、この場所のアイコンとなりました。

 

ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)を出発

これから下りになるので、フリースと、ジャンバーを着ます。標高3500m下では、強い日差しの中でも、風が冷たく寒いです。

15:50出発。

本日の目的地のパヨガスタまで、 車で40分らしいので、残り、50km弱。2時間半でつければ、18:30。 日が暮れる前に目的地へ着くことができます。

ナショナルパークの基地

▲ナショナルパークの基地がありました。

レンジャーに方に聞くと、ナショナルパークカルドネスは2つのハイキングコースがあるが、現在は、パンデミックの影響でしまっているとのこと。

ロス・カルドネス国立公園

ロス・カルドネス国立公園(正式にはロス・カルドネス国立公園・保護区)は、アルゼンチンのサルタ州の中南部にあるパヨガスタの町の近くにあります。

サルタ市から約100km離れた場所に位置し、1994年11月20日に設立されました。 64,117 haの乾燥した山岳環境で、標高はトンコ渓谷の南の海抜2600mからセロ・ネグロまたはマルカンテの海抜5226mまで。

この国立公園の名前は、ボリビア南部、アルゼンチン北部、チリのアンデス山脈間の谷に特徴的な大きなサボテン種であるカルドンまたはパサカナ(Trichocereus pasacana)が多数生育していることに由来しています。

また、7,000万年前の恐竜の足跡など、重要な古生物学的遺跡があります。

 

 

▲緩やかーに下りが始まります。
▲険しい山道とは違った景色になりました。

グアナコ(Guanaco)

▲グアナコ(Guanaco)と呼ばれる、動物の群れです。
▲ビクーニャかと思っていましたが、グワナコだと後で教えてもらいました。
▲真っ直ぐな草原地帯を進みます。
▲南米のアンデス山脈には、アルパカ、リャマ、ビクーニャ、グアナコ、と似た種類の動物がいます。
▲アルパカはコロンビア、エクアドル、ペルーでよく見ることができ、ボリビアや、アルゼンチンと南にくれば、リャマやビクーニャを見ることができる印象です。そして、このグアナコはここアルゼンチンで初めて見ました。
▲下ってくると、少し草の感じが変わりました。
▲向こう側にさらに高い山脈が見えますね。

ミラドール・デル・コンドル(コンドルの展望台)

▲ミラドール・デル・コンドル(コンドルの展望台)に着きました。オホ・デル・コンドルと書いてあるので、コンドルの目から見たような景色が見えるということなのでしょう。
▲地図の看板が備え付けてあります。
▲向こうに見えるのが、ティンティン山(Cerro tintin)です。ナショナルパークなので家や商店が何もありません。高台から見下ろす、サボテンが生茂る平原は圧巻でした。
▲向こうに見える道を進んでいきます。先を急ぐため、ミラドールは5分ほどで後にしました。
▲眼下に雄大なナショナルパークの平原が広がります。

長い下り坂を下ります。危ないのでスピードが60km以上でないように気をつけながら進みます。

▲下り終わると、緩やかな上り。

カチから帰ってくるときには、この辺で、キャンプできるところがあればと思っていたのですが、地図をみると、まだナショナルパーク内で、キャンプは禁止っぽいです。

景色がとてもいいです、やはりナショナルパークとして保護しないと、どこも同じように、家が建ち、畑や農場、街や村になってしまうから、保護することは大事なことだと感じます。

Secretos del Cardonal (カルドーナの秘密)

▲違うミラドール(展望台)に到着。
▲Secretos del Cardonal (カルドーナの秘密)というミラドールのようです。
▲大きなサボテンが生えており、いくつか説明の看板が備え付けてありました。
▲大きなサボテン。
▲この大きなサボテンの伝説のようなものが描かれています。愛し合っていた2人は、王様みたいな人に狙われ、逃げ込んだところで、サボテンに変わり、永遠に一緒にいました、みたいな物語のようです。
▲ミラドールがもうひとつあったのですが、先を急ぐので、スルーしました。この看板でナショナルパークの終わりです。
▲ナショナルパークが終わったところで、バス停と廃墟がありました。ギリギリキャンプができそう。カチからカリルまでの帰り道に、キャンプできそうな場所も探しながら進みます。

パヨガスタまで、ここからまだ17kmあることが判明。もう 17:30 なので急がなければ。

しかし、ここから標高で500mの下り。日暮れは、19:30くらいなので、最悪19:00に着けばと思います。

いくつかの家、お土産売り場を通り過ぎ、いい感じに下りながら進んでいきます。

羊飼いの少年

▲パヨガスタ手前、少年が、一人で羊や山羊をつれていた。他に大人がいるかと思いましたが、いなくて驚きました。
▲少年は、6歳くらいに見えますが、立派に動物たちを先導していて、とても感心。
▲夕暮れ時に長閑ないい風景でした。

パヨガスタ(Payogasta)

▲18:20 パヨガスタ(Payogasta)到着。町は、2kmほど先です。

街に入ると野宿する場所を見つけるのが難しくなるため、ここで野宿場所を探したほうがいいかと思い、辺りを見てみるが、ちょうど良さそうな場所がないので、進むことにします。

町の少し手前に、住宅街、警察があり、閉まっていますが、ナショナルパークの事務所っぽいものがあったので、最悪、野宿ならできそう。もう少しいいところはないかと、町まで降りてみます。

工場跡地のようなところで、少し人が集まっていたので、キャンプできる所はないですか。と聞いてみると、その中のおばさんが、工場跡地の屋根の下でキャンプしていいと案内してくれた。水道もあり、トイレはその辺でしたらいいと言ってくれた。

この辺は、山からの湧き水が水道水になっているため、飲めるので嬉しい。

優しい人たちに見つけてもらってよかった。

眠るところが見つかったので、自転車をキャンプ予定地におき、少しだけパヨガスタの街を散策してみる。

▲パヨガスタ教会
▲公園。新しいですね。
▲ライトに照らされた通りは、雰囲気があります。
▲カルチャケス谷のパヨガスタのようです。
▲メルカド・パヨガスタ(市場)
▲唐辛子の産地のようで、ポツンと佇むこのモニュメントがシュール。

寝床探しは楽じゃない

19:30 キャンプ予定地の工場跡に戻ると、突然、敷地内の犬に猛烈に吠えられた。5匹ぐらいに追いかけられ噛まれそうになり、必死に逃げた。必死すぎて、ぎゃーっと悲鳴まで出てしまった。

旅を始めてから、犬には5回程、噛まれている。うち2回は、酷くやられた。

日本と違い、海外では犬に噛まれると、狂犬病のリスクがあるため、絶対に噛まれたくない。日本ではあまり馴染みがない狂犬病ですが、狂犬病は発症すると100%死に至ります。

世界では毎年、5万人以上の死者が出ていて、未だに治療法が見つかっていない感染症です。

ギリギリ噛まれなくてよかった。

そして、その場を離れようとしたとき、男性が敷地に入ってきた。自転車を取りたいが犬がいるため取れないと、説明してみたが、とんでもなく酔っ払っているのか、ドラッグなのか、酩酊状態で、めちゃくちゃ怖かった。ここでは、キャンプできない。。。

工場の家族はこの敷地内に住んでいると思ったが住んでいないみたい。家族を見つけなければ、荷物が心配でしょうがない。道へ出てみると、さっきの人たちを見つけた。ちょうど外にいたのでよかった。

さっきの人たちの一人はマルコさん、一緒に自転車を救出に行ってくれた。敷地のオーナーの親戚らしく、彼と一緒なら犬も吠えてこず、自転車を救出。荷物が無事でよかった。

マルコと、マルコのお兄さんと、お父さんが出てきてくれ、どこだったら、寝れるかと、考えてくれ、

彼らの家の向かいにある、、作りかけの電気のまだ通っていない家で寝かせてもらえることになった。水道は外にあった。

寒いので、家の中で話をする。いろいろな話を聞かせてくれ、今日見た動物がグアナコだということも教えてくれた。

21:30まで話をしたあと、彼らは帰って行った。ご飯は食べたの?と聞かれたが、あんまり迷惑をかけられないので、大丈夫ですと、丁寧にお断りさせてもらった。

するとすぐに、マルコがお腹が減っているだろうと、家から、サンドイッチを持ってきてくれた。とても優しい。

サンドイッチをいただいて、軽くピーナッツや、お米ビスケットを食べて、水に粉ジュースを溶かして飲んでいると疲れでしばらくぼーっと、動けなくなった。

カメラを扱っていると、今日落とした衝撃で、ボタンが押せなくなっていた。かなりショック。

どうしようもないので、重い体を起こし、寝床の準備をします。

就寝

▲シートにスリーピングマット、寝袋で就寝。昨日は寒かったので、家の中で眠れることがとんでもなくありがたい。

22:30就寝。家の中で寝られてよかった。それでも服を全部着て寝て、ちょうどよかったので、テントだったら危険だった。。おやすみなさい。。

明日の朝、いよいよカチ到着です。

どんなところなのか楽しみです!

パヨガスタ(Payogasta)にて起床

2021年 8月 27日

7時半起床。昨日マルコに「写真を一緒に撮ろう、8:30に来て。」と言われていたので、ゆっくり寝ていました。

▲昨夜は、この家で、泊まらせてもらっていました。家の中で眠れたので、寒くて起きることはありませんでした。朝は、やはり外の水道は凍って使えず。昨夜も外はかなり冷えたようです。
▲8:30準備完了。マルコ家族と、写真を撮り、挨拶しました。泊めてくれてありがとー!

パヨガスタを出発

▲パヨガスタを出発。シンメトリーな山並み。
▲朝はめちゃくちゃ空気が澄んでいます。寒いけど気持ちー!
▲昨日、言われていた通り、アップダウンがあるが、若干下りの方が多いみたいです。
▲遠くに見える山が綺麗ですね。
▲カチまで残り4km地点で看板。向こうに見えるのが、カチ山(Nevado de Cachi)。うっすら雪が乗っています。6,380m。寒いわりに乾燥しているので、雪は少しですね。ちなみに南米で一番高い山は、アコンカグアで、6,962m。同じくアルゼンチンにあります。アンデス山脈で、一番高い場所ということですね。
▲記念撮影。
▲このくらい離れたところからのパノラミックな景色が好きでした。

Cachi に到着

▲9:30カチに到着。無事に着きました。Bienvenidos a Cachi = カチへようこそ

 

無事につきました!

2日間と少しでカリルの農場から、カチにたどり着くことができました。

これから、2日間、カチを観光してみます。

その様子は、次回の記事で紹介したいとおもいます!

次回もお楽しみに!

本日の走行

2021 年8月26日

Maray ~ Payogasta

81,42km

走行マップ

 

 

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車メーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【兵庫県】つくはら湖をめぐる自転車道を走り、パワースポットからの絶景も楽しむ約40kmサイクリング《PR》

【兵庫県】つくはら湖をめぐる自転車道を走り、パワースポットからの絶景も楽しむ約40kmサイクリング《PR》

神戸市北区、西区のエリアは、JR神戸線から神戸電鉄、神戸市営地下鉄など公共交通機関で行きやすいエリア。
サイクリングロードも整備された湖畔からパワースポットを巡り、グルメや美味しい珈琲を楽しむ約40kmのサイクリングコースをご紹介します。

スタートは「谷上駅」

谷上駅(たにがみえき)は、神戸市営地下鉄北神線と神戸電鉄有馬線の駅。標高は244mで、日本の地下鉄駅で最高地点。
神戸市営地下鉄「三宮駅」からは約10分です。

この谷上駅から約5km先の「神出山田自転車道」入り口を目指します。

「神出山田自転車道」と「つくはら湖」

「神出(かんで)山田自転車道」は神戸市北区山田町~西区神出町間を19.3kmでつなぐサイクリングロードで、2019年にリニューアルオープン。

翌2020年6月には、「つくはら湖畔」に「BE KOBE」モニュメントが完成しました。

「つくはら湖」は、兵庫県三木市と神戸市北区山田町衝原(つくはら)にかかる湖で志染川(別名:山田川)を堰き止めて造られた呑吐(どんど)ダムの貯水池。


「BE KOBEモニュメント」は、2017年に神戸開港150年を記念してメリケンパークに新たに設置されました。

「BE KOBE」という言葉は、阪神・淡路大震災から20年をきっかけに生まれた「神戸の魅力は人である」という思いを集約したシビックプライド・メッセージです。
2019年7月には「ポーアイしおさい公園」に2つ目が完成、2020年つくはら湖に完成したのが3つ目です。
橋を渡って南側湖畔のサイクリングロードを走ります。

つくはら湖パーキングから。

「神出神社」と「雌岡山」

「神出山田自転車道」終点近くから大久保広野線に入って少し走れば「神出(かんで)神社」の鳥居が見えてきます。

神が出るところと書いて「神出(かんで)」。
標高249mの雌岡山(めっこさん・めっこうさん)頂上にある一番の社(やしろ)が「神出神社」。日本の標準時を決めている、135度線の子午線が通っています。
まさにパワースポット!
約2km離れた雄岡山(おっこさん・おっこうさん)は標高241m。

参道は自動車も走れる約1kmの登り坂。地元サイクリストはこの坂を何度も登るようで、「今日は3めっこう!」とか「私は5めっこう!」などと呼んでトレーニングしているそうです。
今日は「1めっこう」で登ります。


神出神社の展望台からは、瀬戸内海や明石海峡大橋、そして淡路島を望める絶景です。


標準子午線の目印もあります。

ゆっくり気を付けながら下山。途中の公園ではきれいな紅葉。

「レストハウスまきば」でランチ

参道を下りて鳥居のすぐ左手「レストハウスまきば」でランチタイム。

風情のある近代洋風住宅「 レストハウスまきば」の建物は、昭和8年に建築されました。「ひょうごの近代住宅100選- 神戸・阪神間の洋風住宅」にも選ばれています。

神戸ビーフなど沢山のお肉メニューがあるの中から「まきば特製手作りハンバーグセット」を注文。
国産肉100%使用で、シチューとサラダ付。ソースは和風おろし/チーズ焼き/まきば特製ソースからご選択できます。

神戸ワイナリー(農業公園)

ランチの後は、のどかな農村風景を抜けて、約6km先の「神戸ワイナリー」へ。

神戸ワイナリーには、レンガ造りのゲートがありますが、入場は無料。

敷地内では、少し遅い時期に満開を迎えるコスモス畑が出迎えてくれます。

神戸ワイナリー農業公園は、ワインの醸造に特化して「神戸ワイン城」とも呼ばれています。ブドウの栽培からワインの醸造、さらに「神戸ワイン」のブランドで国内外に向けて商品販売を行っています。

ソーヴェニヨンやシャルドネと言った、ワインで知られる品種を使ったジュースも販売されています。ノンアルコールなのでサイクリングの途中でも楽しめます。

太山寺珈琲焙煎室

神戸ワイナリーから南東へ下ること約5km。
太山寺(たいさんじ)の本堂は、1300年(鎌倉時代)頃に建立された国宝で知られています。その仁王門近くにあるのが「太山寺珈琲焙煎室」。

いちばん人気の「あまにが」や「ほどよし」など、ブレンドは3種類。そのほか、シングルオリジンも含めて常時13種ほどの豆が取り扱えられていて、好みを伝えればおすすめの豆を教えてくれます。そしてそこから豆を挽いて美味しい珈琲を頂けるのです。



日も暮れて少し雨も降ってきましたが、美味しい珈琲で温まる時間は、至福のひと時です。

ゴールは「伊川谷駅」

太山寺から約2.6kmでゴールの神戸市営地下鉄西神・山手線「伊川谷駅」。

「伊川谷駅」から「三宮駅」までは約25分です。

コース紹介

▼ 神出山田自転車道
https://www.city.kobe.lg.jp/a83166/20200720_kandeyamadabicycleroad.html

▼神出神社
http://www.kande.info/kande-jinjya1.htm

▼レストランまきば
https://www.resthouse-makiba.com/

▼神戸ワイナリー
https://kobewinery.or.jp/

▼太山寺珈琲焙煎室
https://www.taisanji-coffee-works.jp/

まとめ

「神戸」というイメージがどんどん変わっていく風光明媚な風景。コースの約半分をサイクリングロード(自転車専用道)で走れるのは、初心者にも安心。
そして神出神社への参道は、ちょっとアクティブにヒルクライムを経て絶景を楽しめるコース。
歴史に触れながらグルメや美味しい珈琲を楽しめる「神戸」のサイクリングを、公共交通機関を使って楽しんでみてください。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
協力:「神戸農村サイクルツーリズム実証事業」運営事務局

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諏訪湖(すわこ)は、長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる湖。
一周約16kmのコースは、諏訪湖一周をコンセプトに諏訪湖の魅力を発信、応援するプロジェクト通称「スワイチ」の愛称でも知られています。
諏訪地域を、「諏訪湖畔と諏訪大社四社をめぐる」初級者向けルートと、「霧ケ峰や八ヶ岳山麓など山岳高原をめぐる」上・中級者向けルートを、2日間に分けたサイクリングでご紹介します。

諏訪へのアクセス

自動車でのアクセスは、従来の中央自動車道や長野自動車道などの高速道路網に加え、令和3年8月29日 中部横断自動車道の静岡ー山梨間が全線開通して、都心からだけでなく、中京圏からもアクセスが格段によくなりました。

飛行機では、フジドリームエアラインズ(FDA)が「信州まつもと空港」と福岡、札幌、神戸との間に定期便を就航しています。FDAの全路線で、飛行機輪行時に便利な梱包用ハードケースも無料貸出しています。

▼FDA自転車サービス情報
https://www.fujidream.co.jp/checkin/support/support_bicycle.html

湖畔と諏訪大社四社めぐり(Day-1)

スタートは下諏訪駅

下諏訪駅(しもすわえき)は、JR中央本線の駅。
駅の改札近くには下諏訪観光案内所があり、旅の情報収集にも最適。ここから初日のサイクリングをスタート。

諏訪大社四社めぐり

諏訪大社は、全国に1万社以上あると言われている「諏訪神社」の総本社で、諏訪湖を中心にして4ヶ所にある神社の総称です。
「上社(かみしゃ)」と「下社(しもしゃ)」に分かれていて、上社には「前宮(まえみや)」と「本宮(ほんみや)」、下社には「春宮(はるみや)」と「秋宮(あきみや)」があります。
強力なパワースポットとして知られ、ご利益にあやかれるこの「四社参り」が人気です。

社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ぶ木柱が建てられているほか、社殿の配置にも独特の形を備えています。6年に一度(7年目に一度)催される、日本三大奇祭のひとつ「御柱祭」でも知られています。

諏訪大社 下社春宮・下社秋宮

まずは、下諏訪駅から北へ約1.3km、「諏訪大社 下社春宮」へ。

御影石の大鳥居を抜けると神楽殿(かぐらでん)が見え、その先には荘厳な雰囲気が漂う幣拝殿(へいはいでん)。

下社春宮から下社秋宮へは、約1.3km。

神楽殿の大きなしめ縄が魅力的です。

ここから「下諏訪駅」へと戻り、1kmほど南下すれば、湖を横目に見ながら並木道を走ることができます。この時期諏訪湖畔では紅葉が進み、並木の葉が赤や黄に色づきを見せます。例年、10月下旬~11月中旬に見ごろを迎えるそうです。
諏訪湖は、冬期に全面結氷して”御神渡り(おみわたり)”が出現することもある湖としても有名です。

諏訪市湖畔公園(すわしこはんこうえん)

湖畔を反時計回りに走ります。歩行者・自転車専用道を交えながら走る湖畔のコースは、常に湖面だけでなく対岸も望める解放感溢れる景色を楽しめます。また右手には様々なお店や美術館などに立ち寄ることもできます。



約11km走って着いたのが「諏訪市湖畔公園」。

諏訪市湖畔公園は、昭和28年に埋め立てられた湖岸公園。石彫公園、諏訪湖間欠泉センタ-、足湯などが開設され、延長2.5kmを超える細長い形をした公園です。
南に位置する「石彫公園」に佇むSLを過ぎたら、湖畔で撮影タイム。山あいからは、北アルプスの南部に3,000m級の峰々を連ねる穂高連峰を望むことができます。

「くらすわ」でランチ

「くらすわ」は、諏訪湖畔に面した、五感で信州を満喫できる空間で、信州の健康的な食文化を発信するために、養命酒製造(株)がプロデュースした施設。
2階のレストランは、大きな窓から諏訪湖を見渡せる絶好のロケーション。ランチは、地元野菜をふんだんに使った料理などを堪能できます。
 1階のショップでは、パッケージがスタイリッシュなオリジナル商品をはじめ、信州各地の名産品、特産品が販売されています。

湖畔公園足湯

食事を終えたら、目の前の諏訪市湖畔公園北側にある足湯へ。
気軽に無料で利用できるので、サイクリング途中の「足休め」としてもおすすめです。

隣接する「諏訪湖間欠泉センター」では足拭き用タオルを購入できるので、タオル持参しなくてもOK。温泉卵も購入できます。

諏訪大社 上社前宮・上社本宮

諏訪市湖畔公園から湖畔を時計周りに戻り、茅野方面へ走ること約10kmで「諏訪大社 上社本宮」。
幣拝殿と片拝殿のみで本殿を持たない、諏訪造りという独持の様式です。

上社本宮から約1.7kmで「諏訪大社 上社前宮」の鳥居が現れます。一の鳥居をくぐり、横の坂道を少し上ると二の鳥居前まで行くことができます。


ここからのどかな道を少し歩けば本殿。

ゴールは茅野(ちの)駅

諏訪大社上社前宮から約2.6km、JR中央線茅野駅で、初日はゴール。

スワイチ16kmを含む、約33kmのコースは、アップダウンが少なく、初心者でも楽しめる観光に最適なコースです。

動画レポート

諏訪湖畔から標高約1,900mの霧ヶ峰へ(Day-2)

スタートは上諏訪駅

2日目のスタートはJR中央線上諏訪駅。長野県内では長野駅・松本駅・篠ノ井駅・塩尻駅に次いで第5位の乗車人員で、長野県内では比較的利用客が多い駅です。

立石公園(たていしこうえん)

上諏訪駅から坂を登り始め約4kmで「立石公園」。

園内からは諏訪湖や周辺の山々が一望でき、眺望のすばらしさから、信州のサンセットポイント100選、日本の夜景100選、日本夜景遺産、信州ふるさとの見える(丘)にも選ばれています。
また、この公園から見た景色が、2016年に公開されたアニメーション映画「君の名は。」の糸守町の景色に似ていると話題になりました。

写真提供:諏訪観光協会

霧ヶ峰高原 ドライブイン霧の駅

標高約900mの立石公園から約13km登れば、標高約1,670mの「霧ヶ峰高原 ドライブイン霧の駅」へ。

霧ヶ峰(きりがみね)は、長野県中部のほぼ中央部、諏訪湖の北側にあるなだらかに起伏する高原で、八ヶ岳中信高原国定公園内にあります。
ドライブインでは、暖かい「あまざけ」で一休み。

霧鐘塔(むしょうとう)

ドライブインから少し歩けば、霧深い霧ヶ峰高原のシンボル的モニュメント。

見晴らしが良い蛙原(げぇろっぱら)・強清水・忘れ路の丘にたたずむアーチ型の霧鐘塔は、濃霧の日には鐘の音色を響かせてその位置を知らせてくれ、ハイカーたちの道しるべとなり、霧のない日にはハイキングやトレッキングの目印にもなります。

車山(くるまやま)肩(かた)


霧ヶ峰公園ドライブインからビーナスラインを約8km、長野県茅野市と諏訪市の境目に位置する車山。霧ヶ峰の最高峰で標高は1,925m。
霧ヶ峰富士見台からは、八ケ岳連峰と富士山を望むことができます。


▲写真提供:諏訪観光協会公式ツイッター

白樺湖(しらかばこ)

車山から一気に坂を下ること約4kmで白樺湖へ。

白樺湖は周囲約3.8キロメートルの人造湖で、湖面標高は1,416メートル。もとは農業用水を確保するため建設された人工の温水ため池です。
この季節は白樺だけでなく紅葉の美しさも目をひきます。
円錐形の美しい山は、八ヶ岳のほぼ最北端に位置する蓼科山(たてしなやま)。日本百名山に数えられ、その姿から諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれています。
この蓼科山(標高2,530m)から南の編笠山(標高2,524m)まで南北約25kmの距離に、およそ20の峰が連なる山々の総称が「八ケ岳」です。

茅野駅

白樺湖からは、途中昼食を取りながら坂を下り、初日と同じJR中央線茅野駅でゴール。
前日とは異なる東口前には茅野市民会館に隣接する、美しい茅野市図書館があります。

2日目は約48km、獲得標高1,200mという上級者向けですが、Eバイクなら中級者でも楽しめるコースです。

霧ヶ峰の風景は、日本とは思えない大自然の風景を楽しむことができます。

記事内情報

▼諏訪大社
http://suwataisha.or.jp/

▼フジドリームエアラインズ(FDA)
https://www.fujidream.co.jp/checkin/support/support_bicycle.html

▼下諏訪町地域開発公社(E-bike協力)
http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/contents/1001000000449/index.html

▼くらすわ
https://www.clasuwa.jp/

動画レポート

まとめ

諏訪エリアは、湖畔めぐりをはじめ、諏訪大社の歴史に触れることができるコースを、1日で周遊できるのは自転車ならではの楽しさです。
霧ヶ峰のコースは、まさに絶景!まるで海外のような風景を堪能できます。
また、サイクルツーリズム推進の一環として、諏訪地域各所にサイクルスタンドを設置してくれているのも嬉しいです。

湖、歴史、グルメ(お洒落なレストランやお土産)、そして絶景が揃う、長野県の諏訪エリア。
都心や名古屋からだけではく、関西からも1泊2日の自転車旅は可能です。
今回は秋のサイクリングでしたが、季節によって四季折々の風景を楽しめるので、ぜひ諏訪サイクリングを、何度も楽しんでみてください。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:長野県諏訪地域振興局

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【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

「船旅×自転車」を楽しめるフェリー。50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用し、神戸港から大分港へ向かい「佐賀関70kmサイクリング」を楽しみ、別府で1泊して「湯布院~やまなみハイウェイ」を回る100kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」と「佐賀関70kmサイクリング」

まず下記の「フェリーさんふらわあ」の乗船レポートと、「佐賀関70kmサイクリング」をご覧ください。

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「フェリーさんふらわあ」の詳細は下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...


△大阪~別府就航「さんふらわあ こばると」

大分から別府へ

佐賀関から別府市内へは、一人で走行。
道中の国道10号沿いには、自転車歩行者道が整備されていて快適・安全に走行できます。

途中の田ノ浦ビーチでひと休み。家族連れやカップルの姿がチラホラ。
ここは、なんと「恋人の聖地」なんです。

さらに進むと、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」を通り過ぎます。家族連れでサイクリングしながら訪ねてみるのもいいですね。

別府市内

しばらく走ると、別府市内に到着。
別府市内には、有名な竹瓦温泉があります。明治12年創業時は「竹」屋根葺きだった建物を昭和13年に改築するときに「瓦」葺きにしたことから「竹瓦」という名称になり、正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われています。

市内中心部から丘を登っていくと、もうすぐ鉄輪温泉です。道中にはこんな趣のある道もあります。

鉄輪温泉で1泊

宿泊は「やすらぎの宿/由布」。

4つの内湯があり、自由に入ることができます。
美味しい食事と4つの内湯(温泉)を堪能しました。

別府から湯布院へ

落ち着きのある静かな宿で熟睡した翌朝は、すっきりした目覚め。
宿の前にある「いでゆ坂」を出発します。別府は坂の町なので、初心者の方はアシスト付き自転車をお勧めします。

やまなみハイウェイ

別府から湯布院へ「やまなみハイウェイ」を走ります。なかなかの斜度ですので、坂に自信のない方はご注意ください。

森林の中を1時間ほど登れば、突然視界が広がり、由布岳が現れます。

湯布院の町を見下ろしながら、快適に下り坂を走行します。スピードの出し過ぎには要注意。

湯布院の町を通過し、さらに「やまなみハイウェイ」を走ります。
途中、道の駅「ゆふいん」で小休止。

森のような景色の「やまなみハイウェイ」をひたすら走れば、時々眺望良好な場所があるのでしばし休憩。


途中、吊り橋で有名な、九重“夢”大吊橋で小休止。

「九重“夢”大吊橋(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)」は2004年(平成16年)5月から本体の着工に入り、2年半の工事期間を経て、006年(平成18年)10月30日に落成式を迎え開業しました。
「九重“夢”大吊橋」という名称は、一般応募により5,890点の中から選ばれて命名されたとのことです。

湯布院でランチ

湯布院へ戻り少し町を探索します。
風情があって、1日かけてポタリングするのも良さそうです。いつかまたゆっくり訪ねたいと思います。

湯布院のシンボルでもある金鱗湖に面したベーカリーカフェ「CAFE LA RUCHE (カフェラリューシュ)」で遅めのランチ。

「フェリーさんふらわあ」別府~大阪航路

再び別府市に戻り、別府港「大阪ゆき フェリーさんふらわあのりば」へ。
ここから「さんふらわあこばると」に乗船します。

18:45分に出航し、翌朝6:35には大阪南港に到着します。
行きと同様に、食事の後は大浴場で今日の疲れを癒し、早い就寝。
翌朝、神戸を通過する際の朝日は、この旅をさらに思い出深いものにしてくれました。

コース紹介


距離:104km 獲得標高:2070m

▼やすらぎの宿 由布
https://www.y-yufu.jp/

▼道の駅 ゆふいん
https://www.michinoekiyufuin.com/

▼CAFE LA RUCHE
https://cafelaruche.jp/

まとめ

「フェリーさんふらわあ」の旅は、移動時間と宿泊が兼ねられるので、非常に便利で快適です。

時間に限りのある人は、現地0泊でも楽しめますが、せっかくの大分県への旅なので別府で1泊。という方には、湯布院をめぐるコースはお薦めです。
距離も坂もしっかりと走りごたえがあり、雄大な景色も楽しめます。
距離100km、獲得標高2000mを超えるサイクリングは、出航時間までに戻れるかドキドキ感もありますが、船内ではその達成感に、ゆっくりと浸ることができます。

神戸港~西大分港、別府港~大阪南港と、行きと帰りの航路を変えれば、走るコースの幅も広がるので、色々なプランを立てて、「船旅×自転車」を楽しんでください。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が、大阪南港~別府港に予定されています。

執筆:KUNO(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

日本でも地域ごとに、地元のサイクリストたちが脚自慢をするヒルクライムスポットがあるように、オーストラリアにも「ここで登るならこの山・峠!」というスポットが数多くあります。
ブリスベン屈指のヒルクライムスポットはMt. クーサ。多くのローカルサイクリストが一度は登ったことのある山です。

登れば、オージーのサイクリストにも一目置かれるかも?
ヒルクライム+ランチを含む約15kmのサイクリング、早速行ってみましょう。

Mt.クーサとはどんな山?

Mt.クーサはブリスベンの街の中心地から約6kmほど西側にある、標高287mの山です。

「クーサ」の語源はアボリジニの種族から来ています。昔、この地で暮らしていたアボリジニのターバル族が、ミツバチからハチミツを採取するためにこの山を訪れていたそう。ターバル族の言語でハチミツが “ku-ta” と呼ばれていたことが Mt.クーサの由来となりました。

Mt. クーサへの登頂方法は自家用車、バス、ハイキング、自転車が主。観光スポットとしての人気も高く、市バスも通っているので個人観光でのアクセスも便利です。
日本からの団体バスツアーや修学旅行生などもよく見かけます。

車道とは別に、ハイカー向けには遊歩道が整備されているので、小さい子連れの家族から中高年の方まで、ハイキングコースとしても人気です。マウンテンバイク向けの専用道も整備されています。

ロードバイク乗りのサイクリストにとっては、市の中心部からのアクセスの良さと1周10km強の手頃さから、Strava(ストラバ)上でセグメントの順位や自己ベストを競うブリスベン屈指のヒルクライムスポット。
自転車ルートは車道と同じですが、部分ごとにバイクレーンが敷かれています。

ブリスベンの市街をめぐるライドイベントでも、Mt.クーサはヒルクライムのタイムトライアル区間として設定されています。

ふもとのプラネタリウム館を目印にスタート

クーサのふもとは大きな駐車場エリアとなっており、ビジターセンター、図書館、アートギャラリー、サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム(市のプラネタリウム施設)などが隣接しています。
車でアクセスする場合は、ここの駐車場(無料)に停めるのが便利です。

スタート地点は駐車場を出たらすぐ目の前は坂。ここからが「クーサチャレンジ」のスタートです。

定番は北回りコース

「表ヤビツ」「裏ヤビツ」のように、峠や山はどの方向から登るかそれぞれの楽しみがありますよね。クーサもやはり「どの口から攻めるか」がブリスベンのサイクリストたちの楽しみ。
定番は約8kmの北回りで頂上の展望台をゴールに定め、下山は約2.6kmの南回りで戻ります。スタートして最初に現れるのはマウント・クート=ター・ロードの斜度6.2%、200mほどの坂。
最初からインパクトの大きい坂に「うぅっ…」となりますが、まだまだ入り口。

実際、過去にはこれを市営のシティサイクル(レンタルバイク)で登ったオージーのツワモノも…。

▼北回りコースでは200mの途中にある分岐を右側のツーリスト・ドライブ7方向に進みます。

最初の難所を越えてほっと一息。ここでいったんバイクレーンは切れて車道と一緒になるので気をつけながら走りましょう。

少し下ったところに小さな公園エリアがあります。公衆トイレもあるので小休憩に便利です。

▼休憩スポットの入り口には森林火災(bushfire)の注意看板も。

ところで、オーストラリアの公園に必ずと言っていいほどあるのがバーベキュー台。

オーストラリア人にとってバーベキューは日常茶飯事で、週末は市内・郊外問わず各所の公園で食材を持ち込みバーベキューを楽しむオージーたちの姿が見られます。

▼手前がバーベキュー台、奥が公衆トイレ

オーストラリアならではの看板や森を楽しみながら登る

公園を過ぎ、適度なアップダウンを繰り返しながら道なりにしばらく進むと、再び坂の入り口に。
ここから2.2kmは平均勾配9.0%の坂道が続く “Mt.Coot-tha Back” と呼ばれる区間になり、ふんばりどころです。

▼野生動物保護、コアラやカンガルー飛び出し注意の看板はオーストラリア各地でよく見かけます。


▼ハイカー、自転車、それから馬に注意!?

▼急な下り坂で先が見えないため、注意を促すCREST(頂上)の看板

誰が書いたのかは定かではありませんが、要所要所にキロポストが路面に書かれているので、ペース配分の目安にもなります。

▼1000m地点を表す路面の書き込み

2.2kmのセグメントを走り切り、ゴールの展望台に近づくにつれて、木々の間から空高くそびえる鉄塔が目に入ってきます。

Mt.クーサはブリスベンの主要なTV局・ラジオ局の電波基地にもなっており、各社の電波塔やパラボナアンテナが次々と現れます。

▼青空にそびえ立つ電波塔は迫力があります。

アップダウンを繰り返しながら平均勾配8〜9%の坂を黙々と漕ぎ進めていきましょう。

展望台手前の駐車場〜ラウンドアバウト(ロータリー)に差し掛かったらゴールはもうすぐ。
ラスト600m、平均勾配8.6%をふんばって、頂上へと向かいます。

ラウンドアバウトは車・自転車問わず中にいる人が優先。
注意して反時計周りで右折しましょう。

展望台から絶景を眺めながらコーヒーブレイク

ゴールの展望台に到着です。
展望台にはサイクルラックも昔から常設されており、サイクリストが日常的にどれだけ多いかを物語っています。

なお、市バスも展望台まで通っているので、自転車ではちょっと…という方は、公共交通機関でのアクセスも可能です。

展望台からはブリスベンの街中をゆったりと蛇行するブリスベン川の様子はもちろん、晴れていれば遠くにモートン湾まで見渡すことができます。

また、Mt.クーサ展望台は夕焼け、夜景スポットとしても人気です。
ぜひ昼間は自転車で、夜はドライブで訪れてみるのもよいですね。

展望台エリアにはカフェとレストランがあり、テラス席では雄大な景色を眺めながらコーヒーや食事を楽しめます。

▼この日は温かいカフェモカとフラットホワイトでほっと一息。

ダウンヒルの後はレガッタ・ホテルでステーキランチ

カフェで一息ついたら下山です。展望台からは南回りコースで下ること約2.6km。

オーストラリアでは車だけでなく自転車もスピード違反の取締対象なので、スピードの出しすぎに注意しながら安全に下りましょう。

下りきったら、プラネタリウムのある駐車場〜ボタニックガーデンを素通りし、車道の上にかかる自転車・歩行者専用の歩道橋を渡ってリバーサイドへと向かいます。

▼オーストラリアの多くの歩道橋はスロープ・屋根付きで、個性的なデザインのものが多いです。

目的地は約2.5km先、ブリスベン川沿いにあるレガッタ・ホテルです。

レガッタ・ホテルは1874年創立の老舗レストラン。レストラン、カフェ、ファンクションルーム、バー、ポーキー(日本のスロットのようなもの)を備えた建物になっています。

▼白いクラシカルな外装が印象的です。

▼道路を挟んだホテルの向かい側には、ブリスベン川沿いにサイクリング道が整備されています。

ちなみに、オーストラリアでは「ホテル」と言っても、必ずしも宿泊施設を備えているわけではなく、お酒を提供するレストランに「ホテル」と名の付いているところが多くあります。

レガッタ・ホテルの内装にはブリスベン川でもよく見られるレガッタのオールが随所にあしらわれています。

▼テラス席のカフェスペースにはバイクラックもあるので、安心して食事を楽しむことができます。

▼愛犬の散歩途中に立ち寄るお客さんも多いようです。

▼テラス席そばには、世界各都市で展開拡大中の電動シェアスクーター “Beam” も停めてありました。

この日はテラス席でステーキサンドイッチを注文。
バゲットに肉厚の Wagyuステーキが挟まれ、ジューシーで食べごたえのある豪華なサンドイッチを堪能しました。

オーストラリアのレストランではよく ”Wagyu” の文字を見かけますが、これは日本から輸入した「和牛」というわけではなく、日本の「和牛」の血を引くオーストラリア産の牛のこと。

オーストラリア国内ではアンガス牛、ヘレフォード牛など複数の品種が育てられていますが、中でも Wagyu は風味があり味わいがよく、脂と赤身のバランスがよいブランド牛として人気です。ライド後のご褒美、エネルギーチャージにもぴったりの Wagyu、ぜひオーストラリアに来たら一度ご賞味ください。

▼ボリューム満点でジューシーな Wagyu のステーキサンドイッチ。

あわせて立ち寄りたいMt.クーサの観光スポット

Mt.クーサの魅力は展望台だけではありません。庭園やプラネタリウムなど子供から大人まで楽しめる文化施設も盛りだくさん。時間があればぜひ合わせて訪れてほしいスポットを2つ紹介します。

①ブリスベン・ボタニック・ガーデンズ  Mt.クーサ

1976年に開園したブリスベン市営の庭園で、入場料は無料です。56ヘクタールの広大な敷地には、珍しい亜熱帯植物を育てるドーム型温室や日本庭園などがあり、さまざまな植物を見ることができます。

庭園内には大きな池もあり、ピクニックやウェディングフォトの撮影スポットとしても人気です。庭園というより大きな公園と言った方がしっくり来るかもしれません。

▼池の周りでは野生のカルガモやオセアニア・ウォーター・ドラゴンも観察できます。

②サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム

1978年に開館したブリスベン市営のプラネタリウムです。
人類の宇宙探索の歴史などさまざまな展示もあり、家族連れでにぎわうスポットです。

わざわざオーストラリアまで来てプラネタリウム?と思うかもしれません。ですが、南半球ならではのSouthern Cross(南十字星)や、Milkey Way (天の川)の解説を聞くと、北半球とは違った夜空の見え方がわかり、オーストラリアの星空の魅力に気づくことができますよ。

※プラネタリウム鑑賞は大人10〜12AUDドル 子供6〜8AUDドル(3〜14才)(※料金はプログラム内容により異なります)。

コース紹介

まとめ

サイクリングやトレッキングといったアクティブな運動から、ピクニックやバーベキューなどリラックスした食事まで、アウトドアをして過ごすことが多いのがオーストラリアの週末のスタイルです。

ブリスベン川沿いのサイクリングコースで主要観光スポットを回ったら、次はMt.クーサに登り街を見渡してみてください。
達成感と共に景色が目に焼き付き、忘れられない旅の思い出がまた一つ増えることでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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熊にも遭遇。自転車で南米縦断した僕がおすすめする南米3大アメージングルート

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ツキノワグマや、鮭の産卵も見ることができるルートから4000mの山越えまで。

走行距離30,000km。北はアラスカ、南はアルゼンチンの最南端まで自転車で縦断しました。
その旅の中で、特に素晴らしかったBest 3 のコースをご紹介します。

1, カシアハイウェイ- Casiar High Way- (Canada)

まずは、カナダはブリティッシュコロンビア州のカシアハイウェイ。以前、メインの国道として使用されていたこの道は、新しい国道が開通したために、現在はほとんど使われなくなっています。そのため、全長700kmのルートには、小さな村 (ディーズレイク) にスーパーマーケットが1つあるだけです。他には、数カ所ホテルや、ガソリンスタンドがありますが、廃墟となってしまった商店や、ガソリンスタンドを数多くみることができます。その反面、人の生活が離れてしまったこのルートには自然が戻り、美しい森林や湖、たくさんの野生動物を見ることができ、アウトドア好きキャンパーたちの間で、知る人ぞ知る最高のルートです。ゴール地点のキトワンガに到着した時には、大きな達成感もありました。

この道では、合計12頭のブラックベアー(ツキノワグマのような種類)や、鮭の産卵、巨大なビーバーダムを見ることができ感動しました。

コース概要 A. アッパーリード~B. ボヤレイク~C. ディーズレイク~D. キトワンガ
総距離 約750km
走行日数 12日間
難易度 上級者

熊出没注意

熊に注意の看板と遠くから見たブラックベアー。

周辺おすすめ ボヤレイク( Boya lake) 

カシアーハイウェイ北部にある、ボヤレイクキャンプ場は、旅中にキャンプをした場所で、Best 3に入る素敵な場所でした。

穏やかな湖の目の前でのキャンプ。水は今まで見たことないほどの、エメラルドブルーでした。

鮭の産卵

つがいの鮭が産卵をしていました。

ビーバーダム

ゴールのキトワンガ

2,  アンデス山脈 (Peru) 

南アメリカの旅で外せないのが、アンデス山脈越えです。中米から、南米に渡り、コロンビア北部の港に到着してから、パナアメリカーナ(国道1号線)を進むと幾度となくアンデス山脈を越えることとなります。その中でも、高地を走っていたのは、ペルーでした。日本では考えられませんが、登山をすることなく、国道を走っているだけで、5000mまで到達する道もあるペルー。さすが、南米の大部分を支配したインカ帝国の首都のあるペルーです。

ペルーの山側では、今でも伝統的な服装に身を包み、昔ながらの生活をしている、アンディーナ(アンデス高原に住む人達の総称)たちを目にすることができます。

この国は高地の割には、道路が考えて作られているようで、傾斜を抑えている印象でした。(距離は長くなるが、勾配は減る作り)そのため、時には、ヒーヒーいいながら、自転車を押し、山越えしていたコロンビア、エクアドルに比べ、自転車を漕ぎ続けながら、素晴らしい景色を楽しむことができました。

のんびりと放牧されている動物たち、日本ではみることのない、キヌアの収穫、少し探せば出てくるインカ時代の出土品、何よりアンデスの山並みが好きでした。

コース概要 A. アヤクチョ~B. アンダワイラス~C. アバンカイ
総距離 約420km
走行日数 7日間
難易度 中級者

アンデス高原の特産品キヌアの収穫期
▲キヌアの花を初めて見ました。

周辺おすすめ アンダワイラス 遺跡 湖

アンダワイラスの町周辺には、フラミンゴも生息するパクーチャ湖や、ほぼ富士山と同じ標高のソンドール遺跡を訪れることができます。

▲パクーチャ湖
▲ソンドール遺跡
3500m越えアンデス高原の景色

 

山奥の小さな村の教会

現地の人々

3, 世界の終わり(Fin del Mundo) フエゴ島(Tierra del Fuego) -Patagonia-(Argentina)

最後は、アメリカ大陸最南端、ウシュアイアの町に着くまでのルートです。ウシュアイアは、日本ではアウトドアブランドの方が有名な”パタゴニア”地域にあるフエゴ島(Tierra del Fuego)を走るルートです。

ウシュアイアはフエゴ島という島にあるので、正確にいうと大陸ではないのですが、大陸最南端として、アメリカ大陸を旅する人々にとって、外せない終着地点(または出発地点)です。

到着する際には、4月初旬の秋になっていたので、雪にも降られ、最後の峠は、雪に覆われていました。しかし、パタゴニアの何もない平原と、とてつもない風の中を走ってきた後に見る、この地の原生林や湖、もうそんなに標高のないアンデス山脈を走るのは、ゴールまでもう少し、と旅の終わりを感じることもあり、忘れられないルートとなりました。

コース概要 A. リオグランデ~B. トルウィン~C. ウシュアイア
総距離 約230km
走行日数 3日間
難易度 中級者

フエゴ島の原生林

周辺おすすめ トルウィン

フエゴ島のリオグランデから、ウシュアイアまでのルートで欠かせない中継地点がトルウィンです。綺麗な湖や、体長1mを超えるトルーチャと呼ばれるサーモンの一種を釣ることができることでも有名です。

20年以上、サイクリストを無料で宿泊させてくれている、パン屋さん、ラ・ユニオンは、学生時代に本を読んでから、行ってみたい場所の一つでした。

▲有名なパン屋さん、ラ・ウニオン。

アメリカ最後の峠

ウシュアイアに到着

▲目前にウシュアイアの町
▲アメリカ大陸縦断の旅ゴール

まとめ

今回は、アメリカ大陸の旅中の心に残った、カナダ、ペルー、アルゼンチンのルートをお伝えしました。

カナダは、豊かな自然と、広大な無人地帯、綺麗な湖、野生動物。ペルーは、南米のハイライト、アンデス山脈。フエゴ島では、雪と原生林の中を走ると言ったように、それぞれの魅力の詰まったコースでした。

皆さんもまた走ってみたいと思えるようないいルートに出会えるよう願っています。

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、パラグアイからブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【栃木県/群馬県】わたらせ渓谷鐵道の紅葉を楽しむ45kmミニベロポタ

【栃木県/群馬県】わたらせ渓谷鐵道の紅葉を楽しむ45kmミニベロポタ

わたらせ渓谷鐵道は群馬県と栃木県をまたぐ路線で、渓谷沿いを走るので四季を通じて人気の鉄道です。特に春と秋は観光客も多く賑わいます。栃木県にある終点の間藤駅から紅葉と鉄道を楽しみながら戻るルートです。

輪行して間藤駅からスタート

小径車(ミニベロ)で輪行して大間々駅から間藤駅に向かいます。
わたらせ渓谷鐵道は、乗車券と手回り品切符を購入して乗車します。サイクルトレインではないので、輪行袋に入れて乗車します。
途中の神戸駅(ごうどえき)では、上りと下りがすれ違う(離合する)ため数分停車するので外に出て車輌の写真を撮ることができますよ。

ニホンカモシカに出会える駅

間藤駅に降り立つと気温が数度下がったようにヒンヤリします。
駅舎の壁にはカモシカをデザインした銅板壁画があり「ニホンカモシカの見られる駅」と描かれています。タイミングが良ければニホンカモシカが見られるかも知れません。

国鉄時代には間藤駅から足尾本山駅まで貨物専用の線路が1.9kmのびていました。
現在は廃線となり、道路からも一部見る事ができます。
間藤駅から、まず北上して廃線跡を見てから南下していきます。

足尾駅に向かう途中にあるトラス橋の田元橋(歩道橋)で、ちょうど列車が通過しました。
鉄橋と紅葉がセットで撮れて良い感じです。

足尾駅近くにある煉瓦造りのレトロな建物は、足尾銅山の鉱業事務所の書類庫だった建物です。明治40年に完成したそうですが、さほど古さを感じない重厚な雰囲気で、隣のイチョウも良いアクセントになっています。

足尾銅山周辺の裏路地

足尾駅には数台の貨物車輌が動態保存展示しています。見た目はかなり錆びていますが、ちゃんとエンジンがかかるそうです。

足尾のメイン観光といえば「足尾銅山観光」です。今回は時間がないので施設内には入りませんでしたが、閉山後の坑内の一部をトロッコ電車で見学出来る施設になっています。
施設内にある通洞鉱山神社に味のある狛犬さまが居るというので、立ち寄ってみました。

愛郷のある狛犬は1743年(寛保3年)に彫られたモノとか。
もともとは別の神社にあったのを、大正9年にこちらに移されたそうです。

通洞駅から線路沿いに続く路地を走ります。この辺りは裏路地が雰囲気が良いので、散策しながら走って行きましょう。

裏路地の紅葉も美しく色づいていました。

わ鐵を走ると鉄道写真を撮りたくなる

国道122号を走っていると第二渡良瀬川橋梁が良く見える橋に通りかかりました。
石造の橋がレトロで立ち寄ると、そろそろ列車が通過するというので待ってみることにしました。さほど鉄道に興味なくても、見た目が可愛い「わ鐵」の姿は写真に納めたくなるから不思議です。

空色の橋梁は国登録文化財で、100年以上現役で活躍しているというから凄い。

国道122号を下って行くと、渡良瀬川沿いに色づく紅葉が楽しめます。

しばらく国道を走ると、群馬県に入ります。沢入駅(そうりえき)入口の看板を見つけたら左折して坂を下ります。沢入橋を渡っていると踏切が鳴り出したので、また列車待ちすることに…

さらに沢入駅で上りと下りが離合するというので跨線橋から待ってみます。
ディーゼル機関車が客車を引っ張る「トロッコわたらせ渓谷号」に出会えました!

ランチは草木湖のお蕎麦屋さん

沢入駅から県道343号を走ります。国道と違い、多少アップダウンがあり走りごたえがあります。真っ赤な草木橋が見えてきたら、渡って国道側に出ます。
わたらせ渓谷鐵道沿いには、食事処が少ないので食べられるタイミングで入店しないと後々困ることになるので注意です。

草木橋を渡った目の前にある古民家風のお蕎麦屋、喜龍苑でお昼ゴハンにしましょう。
こちらのお蕎麦は十割蕎麦がメイン。あとは季節の天ぷらや炊き込みご飯も人気です。

舞茸天ぷらと蕎麦のセットと“むかご”と舞茸の炊き込みご飯をいただきました。
山芋のわき芽のむかごを食べるのは初めてでしたが、ホクホクして美味しかったです。

お店の向かいにある草木公園から草木橋を見上げることが出来ます。
赤くて立派な橋で、草木湖の雰囲気に合っています。

草木湖の紅葉

今回のルートの中で最も賑わっているのが道の駅富弘美術館周辺になります。
道の駅周辺も紅葉が美しいスポットがあります。奥に進むと草木湖を眺められるベンチがあるので座って湖を眺めるのも良さそうです。

近くの草木ドライブインの裏に寝釈迦のレプリカが設置されているのですが、あまり知られていません。レプリカというからには、本物はどこに?と思って調べると袈裟丸山という近くの山の中腹にあるそうです。

草木ドライブインから少し下ると、草木ダム展望台があります。
ここから草木ダムの天端を通り、対岸に渡ります。

草木ダム展望台からは、ダム全体が見渡せて気持ちが良いですよ。

天端からは、お昼を食べたお蕎麦屋さんの近くにある草木橋も見えます。
遠くから見ても赤い橋が絵になります。

天端を渡るとダムの管理所があります。こちらでダムカードが貰えますよ。
管理所の隣にあるテラスからダムの側面が良く見えます。

落差20mの柱戸不動滝

草木ダムから坂を下ると柱戸川に出ます。橋の手前に駐車場があり、自転車を置いて滝を見に行きましょう。急な階段を下りますので歩きやすいシューズで行く事をオススメします。

歩いて約5分で滝に到着します。不動滝も紅葉の名所なのですが、他の場所との気温差でしょうか、まだ緑の葉でした。このモミジが赤く色づいたら滝とセットで美しいでしょうね。

廃線のトンネル

草木ダム建設のため廃線になった旧足尾線の琴平トンネルが、水の広場出入口にあります。
水の広場は車輌進入禁止なので、道路側から自転車を押してトンネル周辺を見物します。

観光客で賑わう神戸駅

琴平トンネルの近くにある神戸駅(ごうどえき)に立ち寄ります。
観光バスも立ち寄る人気の駅です。レトロな駅舎は登録有形文化財に登録されています。

東武日光線で活躍していた特急「けごん」の車体を利用した「列車レストラン清流」も人気です。
神戸駅でも上りと下りの列車が離合するので跨線橋の上にはカメラを構えた人が大勢待機していましたよ。

レトロ自販機で腹ごしらえ

神戸駅から国道122号に合流して、しばらくは国道を走ります。
紅葉の時期には観光の車や大型バス、オートバイが多く走るので気を付けましょう。

紹介ルートでは、花輪駅手前から県道345号を走りますが、小腹が空いた場合、そのまま国道を走るとレトロ自販機で有名な丸美屋があります。
TVなどにも紹介されるので、休日ともなると大勢の人が訪れます。

ラーメン・うどん・そば・トーストなど、懐かしの自販機が揃った店内はテンションが上がります。品切れにならないように、近くの「レストラン飛鳥」が1日に何度も補充してくれています。

小腹を満たしたらそのまま国道を走っても良いですし、ルートの県道345号に戻ってもどちらでもOK。
県道は車が少なく、川沿いを走るのでオススメですよ。

温泉に入れる駅

国道122号を走り、水沼駅に到着。
駅舎の壁に温泉マークがある通り、駅構内に温泉施設がある駅です。
スタート&ゴール地点をこの駅にすれば、自転車で走った後に温泉に直行できますね。

くろほね大橋を渡り、県道257号を走ります。今まで走った県道より道幅が狭く路面が荒れているので注意しましょう。

夕陽に照らされた紅葉

路面が荒れているのにこちらを紹介するのは、夕方になると日差しの関係で美しい紅葉が見られるからです。キラキラとまぶしい紅葉が続く道を走ります。

道幅が少し広くなったあたりに貴船神社があります。県内屈指のパワースポットらしいので、立ち寄りたいところですが今回は時間がないため鳥居を見るだけで通り過ぎます。機会があればお参りしたいですね。

駅舎ファンにも人気の上神梅駅

駅舎とプラットフォームが登録有形文化財に登録されている上神梅駅に寄り道です。
大正元年建造の駅舎や木製の改札が珍しく、全国の駅舎ファンも訪れる人気の駅です。

高津戸峡の紅葉

上神梅駅から県道257号を走り、福岡大橋を渡ったら市街地を走ります。
「ながめ公園入口」の交差点を左折して、踏切を渡り左折すれば「はねたき橋」に到着です。なんとか明るいうちに来る事ができました。

ちょうど観光バスも来ていて橋の上は賑わっていました。

はねたき橋から見える赤い高津戸橋まで約500mの遊歩道があるので歩いてみるのも良いかもしれません。
渓谷沿いなので太陽がちょうど良い具合に当たるの時間は短いです。

それでも紅葉の美しさを感じることができました。
自転車で来た道を戻り、高津戸橋から「はねたき橋」を見てみました。三角の橋が特徴的です。

大間々駅でゴール

高津戸峡近くの大間々駅でゴールです。
大間々駅は、トロッコわたらせ渓谷号の始発・終着駅で車両基地がある駅です。駅舎は登録有形文化財に登録されています。

駅の周辺には宿場があった「あかがね街道」があり、現在でも歴史ある建物などが残っているので散策しても良いでしょう。

コース紹介

▼わたらせ渓谷鐵道
https://www.watetsu.com/

▼貴船神社
https://kifune-gunma.com/

▼富弘美術館
https://www.city.midori.gunma.jp/tomihiro/

アクセス
電車:JR両毛線「桐生駅」から東武線「相老駅」乗換「間藤駅」下車
車:北関東自動車道「太田桐生インター」から約20分で「桐生駅」

まとめ

間藤駅から、わたらせ渓谷鐵道に沿って走るルートは基本的に下りベースとなっているので、ミニベロでも楽しく走る事ができます。鉄道写真と紅葉をセットで楽しめますよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

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【長野県】北アルプス地域サイクリングモデルコース、秋の美しい景色堪能66kmサイクリング《PR》

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長野県の北西部に位置する北アルプス地域。長野県北アルプス地域振興局が設定したコースは、北アルプス山麓をダイナミックに楽しむ上級者向けの140kmルートと、のんびり楽しむ初中級者向けの100kmルートの2つのコース。
上級者向け140kmルートから、東側半周を南下して、秋の北アルプスを堪能する約66kmコースのサイクリングレポートをご紹介します。

スタートは「JR南小谷駅」

コースの最北端に設定されている南小谷駅(みなみおたりえき)は、JR大糸線の駅。
JR東日本が管轄する電化区間と、JR西日本が管轄する非電化区間との境界駅です。
輪行なら、新宿駅から特急あずさで「南小谷行き」も利用できます。

南小谷駅からサイクリングスタート。

JR「千国駅」~鉄道沿いコース

南小谷駅から約1.5km走れば「千国(ちくに)駅」。


のどかな無人駅の先は、JR大糸(おおいと)線沿いを走ります。
タイミングが良ければ列車と並走できるこの区間は、姫川沿いの美しい風景を見ながら走ることができます。

松川大橋~道の駅白馬


千国駅から、鮮やかな紅葉の風景を見ながら姫川沿いに県道148号を約5.8km、ゆるい坂をのぼり「第一姫川橋梁」を過ぎたら左折します。

美しい田園風景を見ながら走っていると、田園から立ちのぼる朝もやに遭遇。
気象条件やタイミングに恵まれれば、このような風景に出会うこともできます。


そこから約1.6kmで松川大橋。
白馬連峰を源流とする「松川」と「姫川」が合流する手前にかかる「松川大橋」からは、美しい風景が広がっています。
ここからは、スキー場や白馬ジャンプ競技場(1998年長野冬季オリンピックの競技場)を見ることもできます。

松川大橋からしばらく走り、再び県道148号を走ること約7.5kmで「道の駅白馬」。
 この地の名産「りんご」を使ったクレープでひと休み。

青木湖・中綱湖

「道の駅白馬」から県道を走り「白馬クロスカントリー競技場(スノーハープ)」方面へ。
ここも、1998年長野冬季オリンピックの競技場でした。

そして南下すれば仁科三湖(にしなさんこ)の最も北に位置する「青木湖」。

仁科三湖(にしなさんこ)は、長野県大町市北部にある3つの湖の総称。
青木湖は、仁科三湖の中で最大の面積をもち、周囲約6.5km、ハート型の美しい湖です。
穏やかな湖では、カヌーやサップを楽しむ人もいました。

さらに南へ約1.5km走れば、仁科三湖の中間に位置し、最小面積(周囲約2.2km)の「中綱湖」。

JR海ノ口駅・稲尾駅

中綱湖畔から県道148号を南へ約3.5km走ればアニメの聖地もなっている「海ノ口駅」。

この駅から、仁科三湖のうち最も南側に位置する「木崎湖」を望むことができます。

「海ノ口駅」からすぐ、約1.5kmで「稲尾駅」。
駅前に広がる、緩やかな傾斜地は、かつて湖に大きく張り出した湿地帯でしたが、今は豊かな水田地帯となっています。


木崎湖畔から南へ約6km、大町市街の洋食レストランでランチタイム。
プレミアムハンバーグ(サラダ、パンorライス付:1,580円)

ヒルクライム~七色大カエデ

美味しいランチでエネルギー補給した後は、約6kmのヒルクライム。
ここまでは、140km/100kmルートとも同じコースですが、ここから「初中級者向けの100kmルート」は坂を上らず、そのまま南下するショートカットコースです。

「塩の道ちょうじや」から約4kmで「相川展望台」。

トンネルを抜けたらすぐ右折、「中カエデ」手前までの6%ほどの上り坂。

坂を越えたら緩やかに下り約5kmで、標高1000mの大峰高原、樹齢250年を超え奇跡の大樹といわれている「七色大カエデ」。

秋には緑色から橙色、赤色と紅葉していき、七色のカエデで彩られます。
訪れる時期によって、七色の大カエデや、深紅に染まった大カエデなど、様々な表情を拝むことができます。

高瀬川沿い


七色大カエデから、ゆっくり坂を下り約6km、「高瀬川」へ。再び100kmルートと合流します。

ここから約5.5km続く高瀬川沿いの道は、湖畔や山あいに比べて走りやすく、快適なサイクリングを楽しめます。

県道329号に出れば、高瀬橋を西へ渡り、有明山通りから「安曇野スケッチロード」へ。

ゴールは「安曇野ちひろ公園」

安曇野スケッチロードを約4.5km北上すれば「安曇野ちひろ公園」。
公園東側の川沿いコースを走り、公園北側からゴール。



公園の施設は「サイクルステーション」に登録されていて、駐車場にはサイクルラックも整備されています。

約66kmのサイクリングを終えて公園でひとやすみ。そして、公園向かいにある農産物直売所で、スイーツ&コーヒータイム。

その先のコース:小熊山、木崎湖、白馬連峰の風景

「安曇野ちひろ公園」から北へ約11km「蓮華(れんげ)大橋」を渡れば、直進方向(木崎湖方向)の100kmルートと、左方向(大町温泉郷方向)の140kmルートに分かれます。
140kmルートは小熊山を上るヒルクライムコースで、「木崎湖展望地」からの絶景を望むことができます。

坂を下り、木崎湖畔で100kmルートと合流。
木崎湖では、湖と桟橋の美しい風景を楽しめます。

白馬村まで走れば、美しい連峰が続くコースへと戻ります。

動画レポート

コース紹介


距離:66km 獲得標高:820m

100kmルート 北アルプス山麓をのんびり楽しむ初中級ルート

140kmルート 北アルプス山麓をダイナミックに走る上級ルート

▼北アルプス地域サイクリングモデルコースマップ
https://www.pref.nagano.lg.jp/kitachi/kitachi-kikaku/kannai/cycling.html

▼小谷村観光サイト
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/

▼白馬村観光サイト
https://www.vill.hakuba.nagano.jp/

▼大町市観光サイト
https://kanko-omachi.gr.jp/

▼池田町観光サイト
https://ikeda-kanko.jp/

▼松川村観光サイト
https://www.matsukawamura.com/

まとめ

北アルプスの魅力

季節によって様々に景色が変化する「北アルプス」。春は都心より約1カ月遅く「桜」が咲き、夏は「心地よい風と緑」に包まれ、秋は都心より約1カ月早く「紅葉」を迎え、冬は美しい「雪景色」を楽しむことができます。
東京からのアクセスは、「新宿」から「南小谷」まで、特急あずさで最短乗り換えなし約4時間、
名古屋からも、特急しなの~あずさで最短約4時間のアクセスです。
4時間のアクセスで、都心とは全く違う「季節の風景」を楽しめるのは魅力です。

北アルプス地域サイクリングモデルコースの魅力

標高が高い「北アルプス」を走るということは、「坂がキツイ」イメージがあると思います。
しかし川沿いを中心に走る、100kmルートは激坂が無いので、坂が苦手な方でも楽しめます。
140kmルートは「坂好き」の方も満足できます。
美しい「山の連なり」「清流沿い」「田園風景」「鉄道沿いの風景」「湖畔」を全て堪能できる魅力溢れるコースです。

どちらのコースも、上級者なら一日で走り切ることもできますが、最低1泊をオススメします。
夜は「美味しい食事やお酒」や「温泉」を楽しむこともできますし、「満天の星空」も素敵です。

リモートワークが可能な方は、思い切ってワーケーションで長期滞在して、北アルプスを堪能してみてください。

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広告主:長野県 北アルプス地域振興局
執筆:花田 康

 

【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

関東随一の清流とされる那珂川が流れ、山々に囲まれた茂木町はサイクリングはもちろん、釣りやキャンプなどアウトドアも楽しめる町。
もてぎエンデューロの会場となるモビリティリゾートもてぎがあり、多くのサイクリストが訪れています。また、茂木町には棚田がいくつかあり里山の原風景を残しています。目的地を棚田にしてサイクリングに出かけました。

道の駅もてぎ

朝から多くの人で賑わう道の駅もてぎをスタート地点に。

サイクルラックもありました。朝からサイクリストも多かったです。

敷地内にには直売所やレストラン、遊具のある広場、茂木町防災館などがありました。
道の駅もてぎは栃木県内第1号の道の駅としてオープンしたそうです。
さっそく棚田を見にサイクリングに出発。

真岡鐵道茂木駅周辺には飲食店もありました。

大場パン店

茂木町役場の近くにある大場パン店。

看板の工事中だということでしたが店内が見えたのでわかりました。

ショーケースに何種類ものパンが並んでいました。パンを選ぶと店主が取ってくれます。
お店は長くやっているそうで地元では馴染みの店。
出発して早々ですが、腹ごしらえのためにパンを購入。

購入したのは「バニラパン」。ふわふわの生地の上に、メロンパンのようなサクサクで甘い生地が乗っています。
ほんのり甘くて優しい味は美味しかったです。
エネルギー補給をしたので再び出発です。

街中には小さな川が流れていていくつも橋がかかっていました。山の風景と相まって素敵でした。

緩やかなアップダウンを繰り返し進んでいくとハートなど様々な形に整えられた樹がありました。

広大なトウモロコシ畑も。
那珂川を渡り県道27号から県道338号へ入るところでサイクリストに出会い、石畑の棚田を見に行くと伝えたところ338号線で行く方がいいと教えてもらいました。

上りはあまり得意ではないので、少し気持ちが怯みましたが棚田を目指して上っていきました。
傾斜がきついところはほとんどなく車も少ないので安心。

石畑の棚田

坂道を約4㎞上ったところに標識がありました。各所にあるので迷う心配もありません。

少し下ったところに棚田が広がっていました。
息を整えるように深呼吸し、この風景に目をやると疲れが飛んでいきました。

187枚の棚田は圧巻。石畑の棚田は1999年に農林水産省が選定する「日本の棚田百選」に、そして2022年2月には「つなぐ棚田遺産」に選ばれました。

「とちぎのふるさと田園風景百選」にも選ばれているようです。昔からある風景が見られ、いつまでも見ていたくなります。

写真を撮りに来ていた人が撮ってくれました。茂木町の風景を撮りにきていたそうです。

素晴らしい風景を存分に楽しむことができました。
また、石畑の棚田はオーナー制度があり、年会費3万円でオーナーになれるそう。

静かな山間を走って道の駅方面へ戻っていきます。8月も終わりの頃でしたが暑い日で蝉の鳴き声もしっかり聞こえてきました。

那珂川では鮎釣りを楽しむ人の姿もみられました。

下野中川駅

那珂川を渡ってほど近くに気になる看板がありました。

現在の真岡鐵道茂木駅を起点に作られ列車が通ることがなかった未成線「国鉄長倉線」の「下野中川駅」。
2020年につくられた看板です。幻の駅は、とてものどかな場所にありました。

日光天然かき氷 茂木 満天家

下野中川駅から約7㎞ほどで街中に戻ってきました。

茂木駅の近くに「かき氷」ののぼりがみえました。お客さんが何組か並んでしました。

日光の三大氷室のひとつ「松月氷室」の天然氷を使っているそう。
メニューの中にはメロンを半分にしたものを器にし果肉をたっぷりのせた「まるごとメロン」などインパクトあるものもありました。悩んだ末選んだのは「もも」。

ももの果肉もあり豪華に感じましたが600円という値段。桃色のシロップもたっぷりかかっていてさわやかな甘さでした。
汗をかいたあとのかき氷は最高ですね。

コース紹介

スタート・ゴール:道の駅 もてぎ
車でのアクセス:常磐自動車道 水戸I.Cより約50分 、北関東自動車道 真岡I.Cより約40分
電車利用のアクセス:真岡鐵道「茂木駅」から約1.4km
http://www.motegiplaza.com/

まとめ

初めて棚田を間近で見ることができたのと、山を登ったこともあり達成感のあるライドになりました。
約30㎞の道中はアップダウンがいくつもありますが、斜度がきつい所はなくマイペースにサイクリングすることができました。茂木町内には他にも棚田があるので巡ってみても良いかもしれないですね。
穂が垂れて黄金色に輝く棚田は本当に素晴らしく感動しました。田植えを終えて苗が成長してきた頃に、青々とした棚田も見てみたくなりました。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【東京都】奥多摩駅から奥多摩湖まで未舗装路ありの往復18km

【東京都】奥多摩駅から奥多摩湖まで未舗装路ありの往復18km

奥多摩駅の近くを起点とする「奥多摩むかし道」は、氷川から小河内までの約10kmのことです。石畳や未舗装路もある変化に富んだ道になっています。
未舗装路があるのでロードバイク向きではありませんのでご注意下さい。

奥多摩駅からスタート

「関東の駅百選」に選定されている奥多摩駅はJR青梅線の終点です。
登山やキャンプを楽しむ観光客で、いつも賑わっています。

スタート前に、駅の隣にある観光トイレに是非行ってみて下さい、あまりにも綺麗なトイレに驚くと思います。奥多摩周辺の観光トイレはOPT(オクタマ・ピカピカ・トイレ)のメンバーにより清掃されているのです。綺麗なトイレに感謝です。

柳小路のヤナギコージでお弁当

スタートしてすぐに、駅の目の前にある柳小路という細路地に向かい「ヤナギコージ」に立ち寄ります、朝7時から営業している飲食処です。

ここでお昼用の山弁当(要予約)を購入します。

奥多摩むかし道

国道411号を少し進むとデイリーヤマザキがあるので、その角から「奥多摩むかし道」の起点に入ります。目立つ看板があるので解りやすいと思いますよ。

スタートしてすぐ「羽黒坂」という急坂があり、押して上がりました。
ここは昔の木炭運びの人も馬も苦労したと看板に書いてありました。

坂を上ると廃線跡とトンネルがあります。奥多摩湖の小河内ダム建設のため利用されていた貨物線です。廃線&廃道好きには堪らない雰囲気です。

廃線跡の上に草や苔が生えて幻想的な姿を楽しみつつ進みます。

しばらく石畳と未舗装路を進むと、舗装路に合流します。

観光トイレの横に槐木(さいかちぎ)という巨木があり、昔の人もここで休憩していたらしいと看板に書いてありました。確かに歩いて来た場合ちょうど良い休憩ポイントだったのかもしれません。

舗装路を下って、いったん国道に出ますが、多摩川手前で右折します。
基本的に「奥多摩むかし道」の道標があるので、解りやすくなっています。

少し進むと不動の上滝という場所に出ます。落差7mのこぢんまりした滝ですが癒やされます。

橋梁のある集落

滝の先にある集落は、東京の名湧水「境の清泉」がある境集落です。湧き水好きな人は立ち寄って、喉を潤すのも良いと思います。

ここからも立派な廃線橋梁が見られます。
かなり高い場所にある橋梁は見事です。ここを蒸気機関車が走っていたと思うと胸熱です。

上から見渡す集落の雰囲気が良いですね。

未舗装路でグラベル気分

境集落の脇から白髭トンネルを迂回する未舗装路を進みます。
右手に立派な岩壁と白髭神社の鳥居が出てきたので、自転車を置いて登ってみます。

この白髭神社には都天然記念物の大岩がありました。社殿に覆い被さるほど、せり出した岩は高さ約30m・横幅約40mもあります。露出した断層が珍しいとされています。

狛犬様も、なかなか味がある表情です。

未舗装路区間には「弁慶の腕ぬき岩」「耳神様」など見所が続きます。

多摩川沿いを走るむかし道

白髭トンネルの出口付近で未舗装路は終わり、多摩川沿いを走る舗装路になります。
舗装路に入るとすぐに「いろは楓の巨樹」があります。
夏の緑も良いですが、秋の真っ赤に色づいた巨樹は見事でしょうね。

左手に多摩川を眺めつつ走ります。

むかし道には「しだくら吊橋」「道所吊橋」という2つの吊橋があります。どちらも幅が狭く、かなり揺れますので人数制限は2名までとなっています。

山弁当をいただく

そろそろベンチがあればお弁当が食べたいなあ…と思いながら走っていると、テーブルとイスがある休憩所が出てきました。トイレも設置されていて至れり尽くせりです。

スタートしてすぐに購入した山弁当とミニカップ麺でお昼ゴハンにします。
大きなおにぎりには、それぞれ梅と鮭が入っていて食べ応えありましたよ。

国道を走って奥多摩湖へ

ベンチから西久保の切り返しという急カーブを曲がるとトンネルがあります。
歩きの場合は中山トンネルの上を通る奥多摩むかし道に進みますが、自転車の場合は国道に出て奥多摩に向かいます。

むかし道も自転車で行けますが、荒れた登山道の様な道なのでほとんど乗れず押し歩きになります。気になる人は行ってみては?

長い中山トンネルは暗くて車通りも多いのでライトは必須です。気を付けて走りましょう。
トンネルを抜けるとすぐ小河内ダムが見えてきます。

大麦代トンネル手前を左折すると小河内ダム(奥多摩湖)に到着です。

遊歩道を少し登ると、より広く奥多摩湖が見渡せます。

大麦代園地売店で折り返し

戻りは国道を走って一気に奥多摩駅まで行くのも良いですし、来た時の奥多摩むかし道を走ってもどちらでもOK。ただ国道はトンネルと車通りが多いので来た道を戻った方が楽しいと思いますよ。

奥多摩駅まで戻って、余裕があれば近くの「奥多摩温泉もえぎの湯」で足湯に入るのがオススメです。

利用料金は100円です。タオルを持ってない場合200円でタオルも販売しています。

足湯だけじゃ物足りない!という人は、着替え持参で温泉に入って帰るのも良いかもしれませんね。

コース紹介

アクセス
電車:JR中央線「新宿駅」から約2時間
車:圏央道「青梅インター」から国道411号に入り約1時間30分

▼飲食処
https://inshokudokoro-yanagikoji.com/

まとめ

距離は短めですが、未舗装路や押し歩き区間があるので満足度は高いと思います。
奥多摩湖までの国道は、観光客の車やオートバイが多くヒヤッとする事があるので、国道を回避する奥多摩むかし道は、のんびり走りたい人にオススメですよ。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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【東京都】パナソニックの最新e-MTBで行く 奥多摩満喫ライド&フィッシングツアー!

【東京都】パナソニックの最新e-MTBで行く 奥多摩満喫ライド&フィッシングツアー!

パナソニックの最新e-MTB、XEALT M5。これに乗って奥多摩を散策するスペシャルツアーに参加してきました。
最新の電動アシストMTBで林道を楽しめるだけでなく、渓流釣りまで楽しめてしまうこのイベントは、e-BIKEを使った新しい楽しみ方を教えてくれました。

スタートは奥多摩駅前

JR奥多摩駅に9時半集合。参加者、メディア、ガイド、パナソニックのスタッフあわせて13人が続々と集まってきました。参加者はふだんロードバイクに乗っている人が多く、e-MTBの走りに興味津々の様子。
今回ガイドしてくれる奥多摩の「トレックリング」のオフィスに寄って手荷物などを預け、バイクが待つ駐車場へと徒歩で移動します。

挨拶のあと、まずはパナソニックのスタッフから、e-MTBの操作について説明を受けます。わかりやすい操作ディスプレイのおかげで、パワーモードの使い分けやライトのオンオフなど、すぐに扱い方が理解できました。
また舗装路とオフロードでサドル高を調整するためのドロッパーシートポストの使い方もカンタンです。

これが最新のe-MTB

今回使用する最新e-MTB、XEALT M5 (ゼオルト エムファイブ)。フル充電で、エコモードなら約135km、ハイモードでも約73kmも走れてしまう高効率のバッテリーと、ヨーロッパで実績のあるパワーユニットを日本用に最適化したGXドライブユニットにより、パワフルでコントローラブルな走りを実現しています。
バッテリーはダウンチューブに内蔵されたインフレームタイプで、スマートなフォルムも売り。またSRサンツアーの150mmフロントサスはロック機構付きで、高い走破性を誇ります。44万2000 円(税込)と、ライバルよりグッと身近な価格も魅力的。
これからいよいよその走りを体験します!

奥多摩むかし道を行く

スタートして青梅街道(国道411号線)を2kmほど進むと、右側にそれる細い道が。ここが自転車で走行できる「奥多摩むかし道」の入り口です。
江戸時代には交易路として使われた古い道で、オートバイやクルマはほとんど入ってきません。好天の休日とあって、ハイカーの姿も多く、「こんにちはー!」と声をかけながら徐行して進みます。

境渓谷を左に見ながら進みます。道はわずかに上りのはずなんですが、e-MTBなのでまったく上り坂を感じません。
さらに細い林道に入っていくと、見事な楓が。樹齢約200年といわれる巨木で、往来する人たちを楽しませています。

次に現れたのは、しだくら橋。奥多摩でもっとも長い67mの吊り橋で、重量制限のため2人までしか同時に渡れません。橋をわたってみると、けっこう揺れます。

ちなみに今回のツアー、みんな同じヘルメットを被っていることに気づきましたか?
これはトレックリングで用意してもらったもので、インカム付きなんです。ガイドのヌマサン(沼倉正毅さん)が走りながら観光ガイドしてくれたり、走行上の注意をしてくれたりとか、メッチャ役立ちました。

奥多摩湖、小河内ダムに到着

そこからさらに走ってトンネルを抜けると奥多摩湖。小河内ダムに到着です。ここまで約9kmの道のりですが、まったく疲労感はありません。ここでトイレ休憩&撮影タイム。

麦山の浮橋は、ドラム缶橋と呼ばれています。小河内ダムができて水没した道の代わりに、当時ドラム缶で橋をかけたのが始まりだそうです。
現在はドラム缶ではなくプラスチック製のフロートで浮いていて、渡ることができます。

ここから細い道に入っていきます。しばらく舗装路を行きますが、すでにかなりの急勾配。でもアシストを効かせて汗はかくけど息は上がらない、という程度の負荷で上っていきます。

蜂谷橋が見える広場で休憩。ふう。

激坂林道から渓流釣場へ

ここからはこのツアーが特別に許可を得ている、ふだんは立ち入り禁止の林道に入っていきます(MAP上は省略しました)。ゲートを越えるとダートに。しかもすごい激坂! ヌマサンの指示でアシストをハイモードにしてローギヤで上りますが、それでもハンドル操作を誤ると足を着いてしまいそうな急勾配です。
自分のサイコンを付けていた人によると、最大勾配は30%(!)。アシストがなければ絶対に走り切ることはできなかったでしょう。今回は女性スタッフもしっかり上っていました。XEALTの扱いやすさとモーターの特性に助けられた気がします。

その先で待っていたのは、渓流釣り。蜂谷川渓流釣場でニジマス釣りにチャレンジです。
スタッフが用意してくれたチェアで、釣りの説明を聴きながらのお弁当タイム。

なぜか釣る前にニジマスの塩焼きが出てきたのはご愛敬。釣りたて、焼きたてのニジマス、うんまい〜。

そしてみんなで渓流釣りにチャレンジ。事前に釣場側が放流してくれたおかげなんですが、 浮き釣りとルアーで合計19尾の釣果。はっきり言って入れ食いでした。楽し〜。

打ち上げはもちろんビール!

釣場をあとにし、舗装のダウンヒルを楽しんで小河内ダム経由で奥多摩むかし道で奥多摩駅へ。帰り道は下りのせいもあるのか、あっという間でした。スタートした奥多摩駅近くの駐車場でゴールの記念撮影。みんなの笑顔が、今日の満足度を表しています。

そしてXEALTを返却したあとは、お土産物店で銘酒やわさびをたっぷり買い込み、近所の「炉ばたあかべこ」で乾杯! 天気も最高、スタッフも最高、コースも最高で、とっても楽しい一日でした!

まとめ

XEALTのモニターツアー的なものかと思っていましたが、こうしてe-MTBの楽しさを知ってもらうことで、シーン全体を盛り上げていこう、新しい魅力を作っていこうという気持ちが大きいんだと思いました。
いやとにかくアクティビティとしてガイド付きMTB里山ツアーは楽しい。そしてほかのアクティビティ(今回は釣り)とのミックスも楽しい。それがe-MTBなら楽しささらに倍増! また行きたい?と聞かれたら、答えはイエーーーーッス!!です。また機会があったら、友達を誘って行きたいです!

▼RIDE IS DISCOVERY(今後のイベント開催情報や過去のツアーレポートはこちら)
https://cycle.panasonic.com/tourism/

▼パナソニック XEALT
https://cycle.panasonic.com/products/xealt/m5/

▼トレックリング
https://trekkling.jp/

▼イベント情報
イベント名:最新e-MTBで行く! 奥多摩満喫「ライド&フィッシング」ツアー!
開催日:2022年11月26日(土)、11月27日(日)
開催地:奥多摩周辺
主催者:パナソニック サイクルテック

執筆:岩田淳雄

愛知県出身、千葉県在住。
自転車雑誌「サイクルスポーツ 」「バイシクルクラブ」の編集長を歴任。現在は「ペダルプッシャー」を主宰し、サイクリングの啓発活動を展開しています。
https://pedalpusher.jp/

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【大分】ハワイ客が日本を観光×サイクリングツアー〜深耶馬渓から安心院・別府へ〜

【大分】ハワイ客が日本を観光×サイクリングツアー〜深耶馬渓から安心院・別府へ〜

外国人向けツーリズムを手掛ける東京の旅行会社が県内で初めて主催したイベント「大分おんせんライドツアー」2日目。
ハワイのサイクリングチーム11名と、チームを先導する日本人サイクリングガイド松永皓史さんは、1日目の宿泊先、深耶馬渓にある「小さなお宿つきのほたる」を出発し、安心院(あじむ)を通り別府のゴールへと向かいます。
おんせん県別府の人気観光スポット「十文字原(じゅうもんじばる)展望台」「湯山の里温泉」「岡本屋売店」「海地獄」などに立ち寄りながら進む距離は約56km。
安心院から別府にかけては、ほとんどが上り坂だという、サイクリングにおいては過酷な道でもありますが、国内外からの旅行でも楽しめるスポットも盛りだくさんです。

サイクリングチームが走ったコース約56kmのツアーの様子と、立ち寄った安心院・別府の人気観光スポットをレポートしていきます。

山の緑が最高!走りやすい道の安心院町

大分県北部の宇佐市に位置する安心院は農業が盛んな町です。山と盆地の緑が豊かで、特産品にはワインとスッポンがあります。
川をのぞいてみると、運がいいときにはスッポンが見られるかもしれません。
サイクリングチームは、深耶馬溪をスタートし、宇佐市の安心院町へと向いました。

安心院・里の駅小の岩の庄

最初の目的地は「里の駅小の岩の庄」です。休憩も兼ねた昼食タイムをします。出発してから約90分後、車も走る一般道を通って、「里の駅小の岩の庄」に到着しました。
お店の裏側にあるベンチで一息ついて軽食をとります。

ベンチの横には川が流れており、とても綺麗な景色です。

安心院のソウルフード「岸田の牛乳パン」

地元民なら誰もが知るソウルフード「岸田の牛乳パン」。
売り出されると即完売するほど大人気で、まとめて10個、20個と購入するお客さんもいるのだそうです。

手軽に食べられる食事として地元のソウルフードを食べてもらいました。
黙々と食べるメンバーたち。小一時間ほど休憩をとり、出発準備を始めるのでした。

緩やかな坂をひたすら登り続ける安心院の道路

「里の駅小の岩の庄」を出発すると、ゆるやかな坂道が長く続いていきます。
坂道序盤は、笑顔でカメラに手を降っていたメンバーです。

あるメンバーが「日本の道はきれいだ」と話していました。ハワイの道は舗装されておらず、ガタガタな道ばかりだそうです。
私達にとっては当たり前の道でも、日本の道路はサイクリングにおいて走りやすいのだと気付かされました。
安心院の道路は、平日交通量が少なく道路も舗装されているので、サイクリングには最適な道でしょう。
緩やかで長い坂道は、メンバーの笑顔を次第に奪っていきます。

坂道中盤にそびえ立つ壮大な山

坂道の中腹で休憩です。
壮大な山の前でメンバーが口を揃えて言うのは「景色がいい!」ということ。
坂に苦しむメンバーも、中腹に降り立った途端に笑顔を取り戻しました。

大人が小さく見えるほど、大きな山がそびえ立ち、みんな揃って記念撮影です。
少し休憩をし、サイクリングチームは再び自転車を漕ぎだします。

頂上に続く長い坂道からの素晴らしい景色

緩やかとはいえ、坂道はまだしばらく続きます。

坂道が長いと、気力体力共に厳しいものですが、坂を登っていくからこそ見られる美しい景色もあります。
坂が得意なメンバー、苦しむメンバーもいて、列が3つほどに別れてしまう場面もありました。
しかしながら、広大な山々や清々しい景色に囲まれるサイクリングは気持ちの良いものだったのではないでしょうか。
チームは頂上を目指して進んでいきます。

山頂で待つアフリカンサファリの大きな象

「里の駅小の岩の庄」を出発してから約90分、ゆるやかな長い坂が終わり、ようやく山頂に到着しました。
そこにあったのは、人気観光スポット宇佐市のサファリパーク「九州自然動物公園アフリカンサファリ」です。
入口の前には「アフリカンサファリ」のシンボルでもあるアフリカゾウをモチーフにした大きなゾウが建っています。
本物のアフリカゾウを2倍も大きくしたものだそうです。ゾウの前で休憩をしながらチーム全員が揃うのを待ちます。

アフリカンサファリで合流したサイクリングガイド

待っていたのは大きなゾウだけではありませんでした。
「Welcome to Oita」の看板を持って出迎える二人組の男性がいます。「大分おんせんライドツアー」の後半戦、別府からのツアーを先導されるサイクリングガイドの藤野昌宏さん(右)と工藤大亮さん(左)です。
前半戦のツアーを応援しに来てくださいました。
お二人からの挨拶も済ませ、ここからは藤野さんも一緒に自転車で走ります。

新たな出会いもあり、全員集まったところで記念写真を撮りました。

おんせん県別府を観光しながらのライドツアー

アフリカンサファリを出発すると、あとは下りです。
安心院から別府市のゴールへと向かっていきます。
別府市では、国内外旅行でも人気な観光スポットに立ち寄りました。

別府湾を一望!日本夜景百選の十文字原展望台

まず立ち寄ったのは「十文字原展望台」です。
別府市街地や大分市、国東半島、遠くには四国まで見渡すことができます。

ちなみに、夜景の様子がこちらです。
「日本夜景百選」にも登録されるほど美しい夜景が一望でき、バスツアーの観光ルートにもなっています。

別府湾や景色を一望していると、訪れていた地元のお客さんに話しかけられたメンバーもいて、日本語と英語で交流を楽しむ場面も見られました。

記念撮影をして、次に向かうのは秘湯温泉です。

秘湯の混浴風呂「湯山の里温泉」

「湯山の里温泉」は知る人ぞ知る秘湯の温泉でしたが、2020年5月に一般提供された温泉です。
歯磨き粉と同じ成分の泥が沈んでおり、肌がスベスベになるのだとか。
不織布でできた紙パンツ類を着用して混浴温泉にもなり、奥に進むと家族風呂もあるようです。

温泉までは竹林を300mほど下っていきます。

ハワイのメンバーも竹林の山道を歩き、日本の風景を楽しめたことでしょう。
温泉までたどり着いたメンバーたちは、着替えを済ませ、みんなで温泉を堪能したのでした。


疲れを流し、癒やされたあとは、「岡本屋売店」でスイーツタイムです。

温泉スイーツ地獄蒸しプリンが有名な「岡本屋売店」

「湯山の里温泉」から少し下ったところに、温泉旅館や家族風呂がたち並び、湯けむりがあちこちで見られる明礬(みょうばん)温泉エリアがあります。
このエリアにある明礬温泉「岡本屋売店」では、最高のロケーションの中、食事やスイーツを楽しむことができることもあり、非常に人気なスポットです。

メンバーたちは、「岡本屋売店」に到着すると、駐車場の奥に自転車を停め、目の前に見える湯けむりや奥に見える海の景色で自撮りを楽しんでいる様子でした。

メンバーが集まると、早速スイーツを注文します。
温泉地ならではの湯けむりで蒸した「地獄蒸しプリン」です。

外から厨房が見え、メンバーは興味津々の様子でした。

美味しいスイーツを堪能したあとは、「海地獄」に向けて出発です。

別府の人気観光スポット「海地獄」

別府観光「地獄めぐり」の中でも最大の地獄を体感できる「海地獄」。
神秘的なコバルトブルーに見えることから「海地獄」と名付けられましたが、摂氏98度の熱湯地獄なんだそうです。
自然に吹き出す噴気や熱湯を間近に見られ、温泉たまごや源泉かけ流しの足湯、日本一の大鬼蓮など別府ならではの恵みを満喫できます。

別府観光を楽しむサイクリングメンバー

「海地獄」に到着したメンバーは、マスクを着用して場内へ入りました。

メンバーは、景色を見たり写真を撮ったりと、それぞれが観光を楽しみます。

みんなで建物の2階に上がり、モクモクと吹き出す噴気を眺めました。
笑顔で自撮りをしたり、みんなで写真を撮ったりと「海地獄」に圧巻のご様子です。
日本人が国内旅行で来県しても楽しめるスポットをハワイのメンバーに知ってもらえたことを誇りに思いました。

コース紹介

▼里の駅小の岩の庄
https://www.onoiwanosyou.com/

▼アフリカンサファリ
https://www.africansafari.co.jp/

▼十文字原展望台
https://www.city.beppu.oita.jp/sisetu/sangyou_kankou/jumonjibaru.html

▼湯山の里温泉
https://onsendo.beppu-navi.jp/y221/

▼岡本屋売店
https://jigoku-prin.com/shop/

▼海地獄
http://www.umijigoku.co.jp/

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

深耶馬渓から別府57kmコース

まとめ

「大分おんせんライドツアー」2日目は、深耶馬渓から別府市までの道のり約56kmのツアーの様子と、立ち寄った人気観光スポットをレポートしました。
安心院の道はほとんどが坂道で、苦しむメンバーもいましたが、そびえ立つ壮大な山と緑豊かな清々しい景色は最高のロケーションです。
別府観光では、温泉や湯けむりといった大分県ならではの人気スポットをハワイの方々に楽しんでいただけたことを大分県民として嬉しく思います。
また、サイクリングチームの皆さんが笑顔で観光されている姿を見て、ただただ感心するばかりです。
1日目、2日目と続けて、長い坂道のある50km以上のコースをサイクリングをしながら観光したのですから。

ハワイからサイクリングチームを招いて、県内で初めて行われた「大分おんせんライドツアー」。
緑豊かな大分県北部で、日本の歴史や文化に触れ、温泉や観光を楽しんだツアーとなりました。
このイベントを機に、サイクリングツアーの楽しさを知ってもらったり、インバウンドのきっかけとなってもらえたらと願っています。
新たな地でサイクリングツアーを楽しんでみたい方は、「大分おんせんライドツアー」のコースを走ってみるのはいかがでしょうか。

執筆:結の秋(ゆいのあき)

大分県出身/大分県中津市在住
フリーランスwebライターとして活動中。
スポーツバイクは未経験だが、家族そろってサイクリングロードを走ることを楽しんでいる。
中津市にあるサイクリングロードや近郊の美しい景観を楽しめるコースなどを紹介するため、取材に励んでいる。

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