【香川県】鬼ヶ島の観光スポットをレンタサイクルでめぐる旅
香川県高松市にある鬼ヶ島こと、女木島をご存知でしょうか。
高松市の北約4kmに浮かぶ女木島は島の中央部にある鷲ヶ峰山頂に巨大な洞窟があり、その昔鬼が住んでいたと伝えられている事から鬼ヶ島とも呼ばれている島です。
目次
瀬戸内海にある女木島は観光スポットがたくさん
高松港からフェリーで約20分で到着する女木島は海水浴場や松原キャンプ場、鬼ヶ島大洞窟など見どころがたくさん。
女木島はアートの島でも有名で、3年に1度瀬戸内海の12の海と2つの港を舞台に開催される瀬戸内国際芸術祭2022の舞台の1つでもあります。
なかでも鬼ヶ島と言われているだけあり、島の様々な場所に鬼をイメージした石造やアートがちりばめられていて楽しい観光となりました。
女木島の観光スポットはレンタサイクルで巡れる
フェリーを降りてすぐに目に入る、赤い柱が目印の「おにの館」。ここは観光案内所にもなっておりレンタサイクルが出来ます。
普通の自転車もありましたが、「沿岸周辺にあるアート作品だけでなく、鬼の洞窟や展望台までいくなら電動アシスト自転車の方がいい」というスタッフの言葉を聞いて、電動自転車を借りました。
さすが鬼ヶ島!自転車のカラーは勿論レッドで籠のイラストは一台一台違ってかわいい。連休だったのも相まって自転車がほとんど借りられていましたが、奇跡的に借りることが出来ました。ちなみにヘルメットもレンタルすることが出来ます。
海岸に沿ってアートを堪能
サイクリング前に、フェリーを降りた時点ですでに気づいていた1つ目のアート作品「カモメの駐車場」へ。写真では見たことがありましたが本当にカモメがずらっと整列しています。
風の向きによってカモメも方向を変えていてなんとも圧巻でした。調べてみると約300羽いるらしく、びっくりしました。
改めて自転車に乗り出発。電動なので力を入れることなくスイスイ前に進みます。
海水浴場方面へ行ってみようと沿岸沿いを進むとモアイ像とご対面。(ここにもカモメが整列していました)
その先には2つ目のアート作品「20世紀の回想」が現われました。
遠目で見ると舟みたいな見た目でしたが、近づくとピアノで微かに音楽が聞こえてきます。
アートコンセプトは、ピアノから流れる音楽が目の前に広がる海の波の音と呼応しながら旋律を奏でる「ピアノと波のコラボレーション」との事。
晴天で太陽の光に水面が反射しとてもきれいでした。
早くも3つ目のアート作品「瀬戸内カーニバル」へ到着。
古民家の中に尾道の絵本作家による鬼ヶ島伝説を描いた巨大屏風が展示されていました。
目の前でじっくりみる屏風の作品は迫力があり、奥に鬼の顔のイラストがびっしり貼られている部屋もあるのでそちらも見どころです。
女木島名店街で海を眺めてのランチ
女木島名店街へ到着。目の前は海水浴場、近くに松原キャンプ場でテントを張ってくつろいでいる人々でにぎわっていました。ここでのキャンプも楽しそう。
丁度お昼時だったので「UMIYADO鬼旬」でランチを食べました。
なんとカフェメニューには珍しくハモ天丼があったので大好きなカツカレーと一緒にオーダー。梅のソースがハモのうまみを引き出していて最高でした。
女木島名店街のアートたち
UMIYADO鬼旬の周辺にもアート作品が沢山ありました。
「リサイクルショップ複製遺跡」では、スプーンやコップ、置物など、さまざまなものが漆喰壁に埋め込まれ展示してあり、本当に遺跡のようでした。
他にも建物内には沢山のアートがありました。日頃、アートを体感するという事がないので、実際に空間に入って、五感で体験するアートは刺激的でした。
「ガラス漁具店」大量のガラスでできた釣り針がぶら下がっており、自分で作ることもできるとの事。
沢山の人で賑わっていました。
ゆったり街中をポタリング
女木名店街を離れ、アートの中でも気になっていた「女根」へ。
広めの駐輪場があり、ここを拠点に近くにあるアートを見に行けます。
女根は休校中の小学校の中にあるアートで、見れば見るほど引き込まれます。
女根の近くの「名画座」は、中に有名人の似顔絵がずらり。絶妙なイラストタッチで思わず一緒に写真が撮りたくなりますよ。
このレトロな劇場は元々倉庫だったらしいのですが、全然分かりませんでした。
鬼ヶ島の名前の所以、鬼ヶ島大洞窟
気合をいれて、いざ鬼ヶ島へ。道のりは平地から山道に変わります。
上り坂は、電動アシストがついているから安心です。きついのは日差しでした。
鬼ヶ島大洞窟までの案内人はやっぱり鬼。洞窟までの距離も教えてくれます。
大自然の中を10分ぐらい走ると鬼ヶ島大洞窟のバス停に到着。
洞窟入り口でチケットを購入し、地図を確認。
「暗いから気を付けてね」という、受付の方の優しいお言葉をいただき鬼の住んでいた洞窟に潜入しました。
中はひんやりしていて、洞窟のいたるところに鬼瓦が置かれていました。県内の中学生が制作したものらしく、一つ一つ表情が違いお気に入りの鬼瓦を見つけるのも楽しかったです。
洞窟の中にはストーリーがあり、桃太郎のお話を実際に体験している様でした。
洞窟を出て少し歩くと島全体を見渡せる展望台があります。見晴らしも良くちょっとした休憩スポットになりました。
帰りは下り坂で風が気持ちよかったです。
自転車返却前に帰りのフェリーのチケットを購入しました。この日はフェリーが満員で乗りたい時間を見送ることに。
早めにチケットを買っておくのがおすすめです。
自転車を返却して、この日のポタリングは終了しました。
まとめ
4時間ほどゆっくり堪能しました。実際に自転車で女木島を走る事で、島ののどかさを感じ、頭からつま先までアートに浸る事で、とても良いリフレッシュになりました。
「おにの館」の目の前にソフトクリームを販売しているお店があり、フェリーの待ち時間に食べたのですが、自転車で走ったことも相まって、この世の物とは思えない美味しさで今でも忘れられません。また訪れたいと強く思う島になりました。
執筆者:AIR
TABIRIN編集部メンバー。自転車アニメにハマり初めてのボーナスでロードバイクを購入し広島を駆け巡っていました。 |
女木島サイクリング情報
利用したレンタサイクル店
●おにの館
住所:香川県高松市女木町15番地22 営業時間:8時20分~17時00分 ※予約は受け付けておりません |
フェリー情報
●雌雄島海運株式会社
時刻表やチケット料金等はHPをご覧ください。 |
https://tabi-rin.com/archives/article/78845