【茨城県】自然と歴史を満喫!約11kmの茨城町サイクリング
茨城町は、涸沼をはじめ自然が豊かな町で、幕末の歴史に触れる事のできるスポットもあります。
茨城町在住のライド仲間と、茨城町の自然と歴史を巡るサイクリングを楽しみました。
茨城町とは
水戸市の南側に位置した町。北関東自動車道や東関東自動車道のインターチェンジがあり、周辺には工業団地が多く立地しています。
汽水湖である涸沼(ひぬま)で採れる「涸沼しじみ」が有名です。涸沼自然公園で毎年6月から7月にかけて開催される「ひぬまあじさいまつり」には、多くの観光客が訪れます。
涸沼自然公園
当初の予定では、茨城町役場からサイクリング開始の予定でしたが、雨のためルートを変更。車に自転車を載せて涸沼自然公園へ向かいました。
入り口から少し歩くと、風鈴の音色が聞こえてきます。
「ひぬまあじさいまつり」期間中ということもあって、園内にはあじさいが咲き誇り、雨に濡れて美しさを増していました。
あじさいの谷を上っていくと、斜面に広がる一面のあじさいに出合えます。
園内にはおよそ10,000株のあじさいが植えられているそうです。
涸沼~広浦公園
涸沼自然公園からは、自転車で涸沼へ向かいます。
ミストシャワーのような雨の中、涸沼サイクリングロードを走りました。
涸沼沿いを走行できて、天気が良ければとても気持ちの良いサイクリングロードです。
県指定名勝で、水戸八景の「広浦秋月」へ。水戸八景とは、水戸徳川家九代藩主の徳川斉昭(なりあき)が選定した八つの景勝地です。
斉昭自筆の碑が建てられています。
うおふね
ランチは、地元で人気の「うおふね」へ。
「天然うなぎの天丼」を注文しました。
うなぎの天丼は初めて食べましたが、身がふんわりして、甘じょっぱいタレが良く合います。涸沼しじみの味噌汁は、しじみの出汁がしっかり出ていて、たまらない美味しさでした。
木村家住宅
雨のため、自転車で一旦涸沼自然公園に戻り、車で木村家住宅へ。
木村家住宅は、江戸時代の旧長岡宿脇本陣でした。
長岡の大火で焼失してから、今の茅葺きの家屋になったそうです。立派な造りで、今も当時のままの姿で保存されています。
普段は公開していませんが、中を見せてもらいました。
映画「桜田門外ノ変」では木村家住宅の内部が撮影に使われました。
柱には刀傷が残っていて、幕末の混乱を肌で感じました。
木村家の歴史から建物にまつわる逸話など、貴重なお話を伺うことができました。
楠公社
再び自転車で、茨城百景の楠公社を目指します。茨城百景の名の通り、高台からの眺めは、筑波山が見え素晴らしかったです。
楠公社は「水戸浪士の毛塚」と呼ばれ、現在は史跡指定されています。長岡宿のこの地に自らの髪を埋め、桜田門外の変に参加した水戸浪士に思いを馳せました。
みくらやの刀傷
坂を下って、街中へ。茨城町商工会に保存されている「みくらやの刀傷」を見せてもらいました。
江戸時代旅籠屋だったみくらやの柱に残された刀傷です。ここにも幕末の足跡を感じます。多くの方に見ていただけるよう、展示することを検討中だそうです。
カフェグリーン
坂を上って、ゴールは「カフェグリーン」。
1年前にオープンしたカフェで、オーナー自身が祖父母の家をリノベーションしたそう。
ランチメニューやスイーツなどもオーナーが作っています。
レモネードをオーダー。お好みでバニラアイスをトッピングできます。レモンの酸味とバニラアイスの甘さが、ライド後の身体を潤してくれました。
仲間と今日のライドを振り返り、茨城町サイクリングは終了です。
コース紹介
コース約16km(途中約5kmをクルマ移動)
▼涸沼自然公園
http://ibamachi-kankou.jp/play/465
▼うおふね
http://ibamachi-kankou.jp/food/749
まとめ
雨の影響で急遽コースを変更することになり、全行程をサイクリングできなかったのは残念でしたが、涸沼やあじさいなどの自然、幕末の歴史を感じることができる魅力的なコースでした。
地元をよく知る仲間とのライドは新たな発見がありますね。近いうちに機会を作って、晴れた日に再度走りたいです。
執筆:木村さおり
つくば市在住。フリーアナウンサー。ラジオパーソナリティ。仕事をきっかけに自転車の魅力に目覚め、茨城県をメインにライドを楽しんでいる。担当番組である、LuckyFM茨城放送「MUSIC STATE」では、様々な世代に気軽に自転車を楽しんでもらえるよう、自身のライド体験をラジオで発信中。 |
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