旅×自転車 記事

【香川県】自転車をそのまま載せるバス「サイクルキャビン」で大阪から観音寺~三豊日帰りサイクリング

自転車をそのまま載せることができるサイクルバス。
”CYCLE MODE RIDE OSAKA 2022”の会場で展示されていた「サイクルキャビン」と書かれた青いバスは、車内前方に自転車をそのまま設置できるサイクルバス。
その「サイクルキャビン」を使って、大阪から香川県観音寺市から三豊市までの、日帰りバス&サイクリング旅をご紹介します。

サイクルキャビンとは

「自転車王国とくしま創造プロジェクト」として、「徳島県」と徳島県阿南市のバス会社「海部観光」が、共同で開発した大型観光バス。
車内前方には、自転車を立てて載せるスペースが19台分、後方部分に21席(+補助席4席)がそれぞれ設けられています。
輪行袋などを使えば、バスの荷物スペースにも自転車を収納できますので、21人(最大25人)まで利用することができます。

徳島県の取り組みで出来たバスなので本来なら徳島県へ行くべきところですが、行先には指定がないとのことなので、個人的に馴染みの深い香川県三豊市へ、仲間を集めて行くことにしました。

朝「大阪駅」周辺に迎えに来てもらい、「淡路ハイウェイオアシス」でも途中乗車。大阪から250kmのバス旅行の後、観音寺市から三豊市へ約30kmのサイクリング。
そして最後はメンバー全員でBBQを楽しみ、バスで淡路・大阪へ帰る「日帰りバス&サイクリング」です。

7:00 大阪駅近くで集合

朝7:00 JR大阪駅近くでサイクルキャビンが待機しています。
各々自転車を持ち込んで、準備が整い次第、次の集合場所となる淡路島の「淡路ハイウェイオアシス」へと向かいます。

8:30 淡路ハイウェイオアシスで残りのメンバーが乗車。

メンバーは20人、まず各自の自己紹介をして、久しぶりに会ったメンバーや、初めて会ったメンバーと語り合いながら観音寺を目指します。
自転車19台を車内に積み込めばはこんな感じ。(1台は荷台スペースに収納)

座席から前を見れば、自分たちの自転車の前と左右に、車窓からの風景が流れていきます。

11:30 観音寺市「箕浦駅」到着


11:30 JR箕浦駅前に到着。小さな無人駅で、目の前は海。

まずは箕浦駅すぐ横にある「上戸うどん」で昼食。

順次セルフうどんを食べて準備ができたら、4組に分かれてサイクリングスタート。

13:00 琴弾公園・銭形砂絵

箕浦駅から北へ約10km走り、琴弾公園で全員集合。

ここから約600mの激坂を登れば「銭形展望台」。

琴弾公園に描かれた「銭形砂絵」を見下ろすことができる絶景ポイントです。

坂を下り約7km先の、三豊市「父母ケ浜(ちちぶがはま)」を目指しスタート。
しばらく海沿いをゆっくり走りながら、途中記念撮影。

その後は、風が気持ち良い海沿いの県道を走ります。

14:30 「父母ケ浜」でフォト&カフェタイム

日本のウユニ塩湖として近年注目の「父母ケ浜」。

ちょうど干潮の時間帯。各々、砂浜の潮だまりに写る風景や人物を撮影。

撮影の後は、父母ケ浜ポートでドリンクを飲みながらのんびりした時間を過ごします。


1時間ほど楽しんだ後、荘内半島の坂道を走り約7km先の鴨之越海岸を目指します。

16:00 浦島太郎伝説 丸山島と鴨之越海岸

日本国内には十数カ所浦島太郎の伝説がありますが、三豊市もそのひとつで、浦島伝説にまつわる地名や遺跡が数多く残っています。
干潮時には「鴨之越海岸」から歩いて渡れる「丸山島」もそのひとつ。

まだ干潮時間なので歩いて渡れば、浦島太郎の像に会えます。

満潮時はこのような風景になります。

17:00 サンカフェでバーベキュー

鴨之越海岸から約2.5km戻れば、サンリゾート仁尾「サンカフェ」。


ここで待機してくれていたサイクルキャビンに自転車を積み込んで、現地合流メンバーも一緒にBBQタイム。
サンカフェのBBQ場は、屋内型の全天候型。

サンカフェ自慢のピザが付いたBBQセットを注目すれば施設を使えて、ドリンクやその他の食材は持ち込み自由。
建物を出れば芝生のエリアもあり、夕陽を浴びながら、穏やかな楽しい時間を過ごせます。

19:00 サンセットから帰路へ


美しい夕陽を見たら、全員でBBQの片付け。そしてサイクルキャビンで淡路ハイウェイオアシスへ。
帰りはゆっくり眠るも良し、撮った写真の見ながらまったり過ごすも良し。バスツアーならではの贅沢な時間です。
22:00 淡路ハイウェイオアシスを経て、23:00 大阪駅近くへ到着。

各自、輪行やクルマで帰宅の途へつきました。

コース紹介

距離:31km 獲得標高(登り):202m

▼サイクルキャビン
https://www.kousokubus.jp/cyclecabin/

▼三豊市観光交流局
https://www.mitoyo-kanko.com/

まとめ

仲間とサイクリングに出かける時に、各自のクルマではなく、自転車をそのままバスに載せることができるのは、遠足のような楽さがあります。
行きは自転車談義や、それぞれの近況を話し合いながら楽しい時間を過ごせます。帰りはぐっすり眠ることもできますし、今日一日の楽しかったことや次はどこへ行こうかと話し合ったりもできます。

観音寺市から三豊市のコースは、30kmほどの距離ながら、海沿いの平坦な道だけでなく、短い激坂やそこそこ登りを実感できる坂道、そして写真映えするスポットやおしゃれなカフェなど盛りだくさん。
初心者も上級者も一緒に走って撮って、BBQも楽しめる満足感の高いコースでした。

執筆:HANADA

関連記事



  • この記事がいいねと思ったら
    •  2
  •   この記事のご感想はユーザーのみなさま
  • サイクリングレポート(記事下部)
    サイクリングレポート(記事下部)
    編集部おすすめ
    ランキング