【茨城県】神栖市・鹿島臨海工業地帯を走る約35㎞の夕暮れ&工場夜景サイクリング
うだるような暑さが続く中、少しでも気持ちよく走り爽快な気分を味わいたいと思い、神栖市へ。
夕暮れの空と海風を感じ工業地帯の夜景を楽しむサイクリングに行ってきました。
港公園をスタート
神栖市東深芝にある港公園。7haの広大な公園の中央には鹿島港を目下に臨む展望塔が目に留まります。
高さ52mある展望塔は、以前は登ることができ鹿島灘工業地帯を一望できたそう。現在は利用できなくなっています。
緑豊かな園内は散歩に訪れる人やベンチでゆっくり過ごす人がいたりと憩いの場になっています。
海の方へ行ってみると鹿島港が目の前に。工場の音が聞こえてきたり、見上げるほど大きな船が停泊していたり、船舶の出入りを間近でみることができました。そして日中の気温から想像できないほど、海風が涼しく気持ちが良い。
日没前の景色と日没後の景色の変化も楽しみにパートナーと一緒に海沿いを目指してスタートしました。
1000人画廊
港公園から工場を横目に約12㎞走ると海沿いにでました。
鹿島港から南へ約6㎞続く護岸壁面に一般の人が画を描いた「1000人画廊」があります。
1990年に市民参加型のまちづくりの一環でスタートしたそう。それぞれの作品に制作者の想いが込められています。
ほっとするような優しい絵、地元への愛が伝わってくるもの、細部まで描かれた本格的なものと個性豊かな作品を見ることができます。ドライブやバイクで訪れる人も多いようです。
1000人画廊の絵と同様に目を惹くのが大きな風力発電施設。2010年にできた日本初の海の上に設置された洋上風力発電だそう。
ずらっと並ぶ景色は圧巻で、風を見ているようでした。
日川浜
千人画廊をみながらあっという間に日川浜に到着。夏の期間は海水浴場がオープンしていました。
近くにはオートキャンプ場もあり、夏のレジャーにぴったり。
白い砂浜が広がっていて、遠くには風力発電もみられ眺めの良い場所です。
この日は空気が湿っていたので遠くの景色が見えませんでしたが、写真のさらに奥にも風力発電が並んでいます。
日川浜ならではの風景を堪能することができますよ。
浜辺で空の色が移ろう様子を眺め一休み。虫の音と波の音にさらに癒されます。
太陽が沈んできたので工業団地の夜景を見に出発。
鹿島臨海工業地帯
太平洋に面した工業地帯。昭和30年代後半から国家プロジェクトで開発が進みました。
鹿島港は世界最大級といわれる「堀込式人口港」。陸地を彫り込んで作られた港です。
多くの企業が工場を構えており、有数の工場夜景スポットになっています。
スマートフォンでも夜景を撮影することができました。
船が停泊しているところも綺麗でした。これからどこへ向かうのか想像するとわくわくします。
工業地帯の道路は街頭があまりなく車も通るので気を付けて走行しましょう。
港公園の夜景
工場夜景を楽しんだ後、港公園に戻ってきました。出発した時と比べると映画の世界を見ているような景色が広がっていました。
忙しなく稼働する工場の音が遠くから聞こえてきましたがどこか落ち着く気がしました。
汗をかきましたが、すっかり気温も下がり風にあたると心地よかったです。
コース紹介
▼港公園(スタート:ゴール)
車:東関東自動車道「潮来IC」から約20分、電車利用:JR鹿島線「鹿島神宮駅」から約10km
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/minatopark.html
▼神栖市1000人画廊
http://www.kamisu-kanko.jp/kankou-page/1000ningarou.html
▼日川浜
https://www.city.kamisu.ibaraki.jp/kanko_sports/ss_facility/1002393/1002408/1002409.html
まとめ
夕暮れ時のサイクリングは空の色、風の変化も感じられ、夜景も楽しむことができました。
湿度が高めだったこともあり靄がかった景色は、なんとも幻想的でした。
まだ明るいころと暗くなってからの景色を見比べてみるとより一層感動します。また、日が暮れると路面の状態を確認するのが困難になるので一層の注意が必要だと感じました。
服の色やライトのバッテリーをしっかり確認し、夜間の走行も安全に気を付けて乗ることができればいつもと違った景色を楽しむことができますね。
執筆:水越恭子
茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。 |
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