【福島県/茨城県】県境にある秘境の天然ブナ林を、クロスバイク等でオフロードサイクリング
茨城県の最北端で福島県と隣接する北茨城市に天然ブナ林があります。
走行距離11km、約90分のコンパクトなサイクリングですが、たっぷりマイナスイオンを浴びることができる、茨城県民でも知る人ぞ知るオフロードも交えたコースをご紹介します。
クロスバイク、グラベルロード、電動アシストのメンバーでのサイクリングレポートです。
小川ブナ林とは
茨城県北茨城市関本町小川は茨城県と福島県の境にある町で、天然のブナ林があります。
林野庁が植物群落保護林に指定していて、貴重な自然が残っています。面積が約67ヘクタールあり、ブナ、ミズナラ、コナラなどがいきています。ハイキングなどでも森林浴で楽しめる場所です。
「朝日山案内」という看板の向かいに駐車スペースがあり、スタート・ゴール地点としました。
この日は、茨城県水戸市から車に自転車を積んで高速にのりました。常磐自動車道・いわき勿来ICで降りて、20分ほどで到着しました。
未舗装区間があるということで、ロードだと不安なのでクロスバイクをお借りして行ってきました。一緒にいった人たちは、グラベルロードと電動アシスト付き自転車で行くことに。
以前インタビュー記事でもご紹介した根本博文さん、フリーアナウンサーの木村さおりさん、水戸商工会議所の古山哲夫さんとのサイクリングです。
向かう途中は下り坂がほとんどで、風を切って走るのは気持ちよかったです。
少し進むと沢の音が聞こえてきて、すぐ側を小川が流れていました。水の透明度に驚きました!
ブナ林へ
ブナ林の入口は砂利道でした。ここからしばらく登りが続きます。
斜度がきつかったので、途中自転車を降り押しながら登る場面もありました。少し登ると平坦なところがあり、休憩しながら写真を撮ったりして楽しみました。
見事なブナ林です。少し紅葉が始まっていましたが、9月下旬ごろまでは緑を楽しめそうです。
県境のみち
また福島県との県境にでて、ここ先からは舗装された道になっていました。
登りを行くことになりますが、このブナ林を走っていると気持ちが良く快適に走ることができました。
途中、ハイキングにきていた地元の方とお会いして話してみると「春夏の頃はもっといい」と教えてくれました。
花も楽しめるし、より緑も青々としていて気持ちが良いそうです。道中、周りは樹々に囲まれているので体感温度は低く感じられました。
ブナ林を抜けると国道289号線にでることができます。国道沿いも稲があって田園風景を眺めながら走りました。
日立市「Café&Dining海音(シーネ)」
サイクリング終了後は、周辺にお店が見当たらなかったので車で日立市に移動し、「うのしまヴィラ」にある「Café&Dining海音(シーネ)」で太田尻海岸を眺めながらランチを楽しみました。
今度は日立市内をサイクリングしてみたいと思いました。
私が食べたのは「オムカレー」で一口発酵スムージーとプチサラダ、味噌汁もセットついてきます。
フライのカリカリとふわふわの玉子の食感も楽しく、丁寧に作られた味にうっとりしました!
コース紹介
※未舗装路のコースは少し曖昧です。
まとめ
茨城県内でも知っている人は少ない秘境で天然のブナ林に癒されるコース。
グラベルロード、電動アシスト付き自転車と様々な自転車で走りましたが、クロスバイクでも、空気圧を低めにすれば何とか走ることができました。
序盤の未舗装路では、みんな「今度はマウンテンバイクで走ってみたい」と言っていました。
ブナ林が続く道は爽快で癒されながらのんびり走ることがでるので、いつもの舗装路をとは違ったサイクリングを、色々な自転車で試してみてください。(ロードバイクはパンクの危険性が高いのでおすすめ出来ません。)
執筆:水越恭子
茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。 |