【アルゼンチン 】絶景!コンドルの展望台と絶滅危惧グアナコに出会う旅。【カチの旅完結編】
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。
今回は、カチの旅の5日目【完結編】です。
パヨガスタから120kmを激走し、カリルの農場へ帰りたいと思います!果たして、無事出発地のカリルへたどり着くのでしょうか。
来た時と同じ道を通るのですが、時間帯も違ったため、壮大な景色は違った表情を見せてくれ、絶滅が危惧されているグアナコ、コンドルの展望台のロス・カルドネス国立公園、クエスタ・デル・オビスポ、エスコイぺ渓谷と素晴らしい景色をお楽しみください。
また、今回の旅の様子はこの記事の最後に紹介していますのでそちらも読んでいただけるとありがたいです。
目次
帰る旅路のはじまり
2021年 8月 29日
日も出たので温かい。結構登ってきたので、朝ごはん休憩にする。キャンプで作った、タッパのパスタを2/3くらい食べた。
9:40出発。30分以上休んでしまいました。ひたすらに登ります。
ようこそ、アグア・デ・ロス・ロロス・サルタと書いてある。ズームして撮りましたが、
ミラドール・デル・コンドル(Mirador del Condor)
自転車で登っている途中、車で停車している人たちが、「すごーい、ガンバレー」と応援してくれた。
グアナコは、ラクダ科ラマ属(こぶのないラクダ類)で体高1m,身長1.6mほどで体重は48-96kgの哺乳動物。主に南アメリカの高地に生息し、特にペルーではインカ時代以前から荷運び用に用いられているようです。
リャマと同様に身を守る二重の厚い毛をまとっていて、その毛は羊と比べてとても軽く、ビクーニャ同様ふわふわしていて、厚さはアルパカよりはやや薄く、アンデスの一部では、肉や皮や毛を取るために乱獲した結果、絶滅が危惧されていますが、アルゼンチンでは貴重な動物であるとされ、丁重に保護されており、世界中のグアナコの95%がアルゼンチンに生息しています。
そのため、野生のグアナコはアルゼンチンでしかなかなか見れない貴重な光景です。
ピエドラ・デル・モリーノ(Piedra del Molino)
13:00に着きたかったのですが、14:00にピエドラ・デル・モリーノに到着。
クエスタ・デル・オビスポ (Cuesta del Obispo)
同じような工芸品は、新規参入で売れなかったりするらしい。また民芸品を自分で作らず、買ってきて売っている人も多いらしい。田舎なので、そういうのはないかと思っていたが、人間関係はどこも難しいんだなあ。
レストランは、今日は空いており、オーナーのマリーが立っていた。
ラムゼイは、今日はアグアネグラで、サッカーをしているとこのこと。今日カリルまで戻らないといけないというと、「えー、大変だね!」と驚いていた。
先日キャンプさせてくれて、ありがとう。と伝えると、「いつでもまた、戻ってきてね、アスタプロント(また後で)」と言ってくれた。
16:00に着きたかったが、最悪17:00にここにつけば、日暮れ前にカリルに帰り着くと思っていたので、すぐに出発!
名残惜しい気持ちもあったが、もう激寒の中、キャンプはしたくないので、マライを後にします。
ケブラーダ・デ・エスコイぺ (Quebrada de Espoipe)
18:00学校に到着。サッカーをしているラムゼイに挨拶をしたかったが、大会が行われているのか、思ったよりたくさんの人が集まっていたので、仕方ないがスルー。ゴールまで後、33km!!
小さな集落をすぎ、ケブラーダ・デ・エスコイぺ終了。
普通の道に出てきました。ここからは、緩やかなまっすぐ坂道が進むため、すごく楽。
夕暮れの畑エリアも綺麗でした。
流石に背中が疲れて痛くなってきたが、漕がなくても時速20kmほどで、ガンガン下っていけます。
19:00カリルの町に到着。
緩やかな、下りはかなり快適に進めて、40kmを2時間で、思ったより早く降ってくることができた。そこから、4km先のゴールの農場まで進む。
やったー、最後はかなり暗くなっていたが、無事に帰ってくることができました。
12時間走り切りました。(休憩含む)
明日は、ちょうど、サルタでお世話になった人の誕生日で、お祝いをすると言うことで、しばしサルタに戻ることにしました。洗濯もしたかったし、壊れた充電ケーブルを買うのと、カメラの修理もしたいのでちょうどよかったです。
シャワーを浴びさせてもらい、ホットショコレートを飲み、クッキーや、ピーナッツを食べる。
何か、ガッツリ食べたい気もしましたが、料理をするのも面倒だったので、明日街でガッツリ食べるのを楽しみにします。
22:00 カリルの農場の温かいベッドで就寝。
まとめ
5日間のカチの旅いかがだったでしょうか。
出発前は、体調が悪く、自転車も不備がありましたが、怪我もなく無事に旅を終えることができました。
全体を通して言えるのは、カリルからカチまで、130km程の道のりですが、驚くほどに景色が綺麗で、見所もたくさんありました。ケブラーダ・デ・エスコイぺ、クエスタ・デル・オビスポ、ロス・カルドネス国立公園と、ほぼ全ての道のりが見所でした。
また、キャンプに関しては、まだ季節が冬だったことから凍えましたが、親切な家族に助けられたりと無事に乗り越えられました。
カチ観光に関しても、2日間で見れるところは全て見たと言う感じでしょうか。ガイドを雇えば、もっと遠くにトレッキングなどにも出かけられるそうですが、それは、また次回ということで。
一旦、サルタへ戻り、準備を整えて、再び、旅を始めたいと思います。
ここからは、カファヤテ、メンドーサと進んでいき、チリに入国したいと思っています。国境はまだ閉まっているようなので、開けばいいですね。
その後は、パタゴニア。
そして、ティエラ・デ・フエゴ(フエゴ島)。アメリカ大陸最南端のウシュアイアを目指す旅は続きます。
今回の記事を気に入ってくだされば、幸いです。
では、また次の記事でお会いしましょう。
アディオス(さようなら)!
本日の走行
2021 年8月29日
Payogasta ~ El Carril
合計 120,29 km
走行マップ
カチまでの自転車旅の様子
カチまでの自転車旅の様子や、カチ観光初日の様子は、下記リンクからご覧ください。
▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】
▲【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】
▲【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】
▲【3日目:世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1】
▲【4日目:UFOの発着場所とインカ帝国の足跡を残す、アンデス高原、標高2,531mのカチ(CACHI)村をレポート2】
▲Hiro インタビュー記事
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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ) 自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム https://www.instagram.com/yukihirotsuda/ |