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小型電動アシスト自転車シェアリングサービス「LUUP」の借り方と乗り心地 in 大阪

※この記事は2021年6月18日に公開されたものを2021年10月に更新したものです。

「LUUP」は、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティで、現在は電動アシスト自転車と電動キックボードを用いたシェアリングサービスを展開しています。

今回はそのLUUPの電動アシスト自転車を使ってみましたので、借り方や乗り心地をご紹介します。

LUUPとは?

LUUPは、電動キックボードや電動アシスト自転車を東京、大阪で提供しているシェアリングサービスです。

エリア内に設置されているポートで、電動キックボードまたは電動アシスト自転車を借りることができます。エリア内でのポートは複数あるため、返却時には目的地から歩くことなく利用することもできます。

https://luup.sc/

なお、電動キックボードを利用する際には事前のアプリ登録が必要です。アプリ登録の際には、運転免許証の登録と、道路交通法に関する事前テストを受けます。電動キックボードを利用するには、このテストに全問正解しなければいけません。

LUUPを利用できるエリア

LUUPを利用できるエリアは東京と大阪です。(2021年10月現在)東京では、渋谷区/目黒区/港区/世田谷区/品川区/新宿区/中央区/千代田区で利用することができます。

なお、令和3年10月21日〜令和4年3月31日の期間では、みなとみらい21地区で実証実験が行われます。みなとみらいでお出かけする際は、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。

大阪では、キタ・ミナミエリアで利用できます。利用エリア外での走行は禁止となっており、原則として車道を走行しなければいけません。利用エリアであれば、自転車レーンとサイクリングロードを走行することが可能です。

LUUPの借り方

大阪・心斎橋にある私の事務所近くに、いつしかポートができていたLUUP。今回はLUUPの電動アシスト自転車を借りることにします。ちなみにLUUPの電動アシスト自転車は、キックボードと同じサイズで開発されたそう。

利用に際し、まずは事前にスマホにアプリをダウンロードします。そして手順にそってカード番号などを入力すれば、借りるための準備は完了。かなり簡単です。

ポートに着いたらアプリを立ち上げて自転車のQRコードを読み取ればロックが解除されます。これもまた非常に簡単。ポートにも説明が表示されているので安心です。思いのほか簡単に借りることができたので、早速乗ってみます。

LUUPの小型電動アシスト自転車の乗り心地

早速サイクリングスタート!身長に合わせて調整

今回のLUUPを使用したサイクリングでは心斎橋のポートから御堂筋を南下して難波方向へ、その後千日前通りから堺筋へ出て、中之島を目指すコースを走ります。

まずシートの高さを調整。私の身長は170cmですが、結構小型なのでシートはメモリいっぱいまで上げます。(175cm以上の人にはシートが低く感じると思います。)

ハンドルが近いので、ライディングポジションは、かなり垂直姿勢です。

自転車にはライトも装備されています。

また搭載されているブレーキはディスクブレーキ。街中でも問題なく効きました。

ペダルを踏むと、最初はちょっと”重い”感じがするのですが、すぐに電動アシストが効いてきます。走り始めるととにかくペダルを回さないと進まないです。タイヤが小さく、シングルギアなので仕方ないですね。

今までにないケイデンスでペダルを回しますが、間違いなく20km/hは出ていないです。軽い登りは、しっかり電動アシストしてくれるので全く問題ありません。

御堂筋や堺筋の車道を走るには、それなりにペダルを回さないといけないので、良い運動になります。

LUUPで公園散策

堺筋を北上し、中之島へ。

公園に入ると、そもそもスピードを出す場所ではないので、ここまでの「移動」とは違い、かなり快適です。


ちょうどバラが咲き誇っている時期だったので、この小さなモビリティはとても絵になります。写真映えするので、時間が経つのを忘れてしまいます。

中之島公園から西へ走り、御堂筋へと出て、大阪市役所のモニュメントをバックに写真!

御堂筋を南下して心斎橋へと戻ります。

LUUPの返却方法と料金

サイクリングも終了したところで、LUUPの返却を行います。これもまた非常に簡単。
LUUPの返却方法は自転車のロックをして、返却した写真を送信すれば完了します。

走った距離は、たった4.1kmですが、しっかり走った(回した?)感があります。中之島公園で写真を撮ったこともあり、1時間50分も使っていました。

今回かかった料金は1,760円。初乗り10分間110円(税込)、10分以降は1分あたり16.5円(税込)の計算です。

まとめ

シェアサイクルは事前の申込手続きなど面倒なイメージがありましたが、LUUPではとにかくその“手軽さ”に驚きました。また走り出してからの”アシスト感”もしっかり体験できました。

スポーツ自転車のように「早く走る」「遠くへ走る」目的ではなく、歩いて行くには遠い1~3km程度の移動にはとても便利なアイテムだと思います。

料金は1時間使えば935円です。タイムズカーシェアで自動車を借りたら1時間で880円。割高と感じる方はいると思います。しかし風を感じながら街を走り、写真を撮ってみたり、街中の風景を五感で楽しめるアイテムとしてなら、決して高いとは思いませんでした。

移動手段だけでなく、街の風景をのんびり楽しめるモビリティとして、このシェアサイクルサービスを使ってみてください。次は東京の街を「LUUP」で楽しんでみたいと思います。




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執筆:YASU

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