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【イタリア】イタリアのシェアサイクルが使える都市10選

※この記事は2018年4月20日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。

近年、日本ではシェアサイクルが盛り上がっていますね!

でも、ご存知でしたか?
実は海外では日本よりも早くシェアサイクルが導入されてきました。

今回はシェアサイクルが導入されているイタリアの10+αの都市を調べてみました。「シェアサイクルってなに?」と思った方は、以下の記事で解説していますのでご覧ください。

イタリアは自転車で観光するのにぴったりの国

実はイタリアはシェアサイクルの導入が世界各国の中でも進んでおり、中国、アメリカ、日本に次いで世界で4番目に導入都市・事業数が多い国となっています(※)。

さらに、サイクリストには嬉しいことに、イタリア国内にはいたるところに自転車専用道路があります。歩道と車道の間に設置された幅1mほどの道路で、自転車だけが走行できるため、安全にサイクリングを楽しむことができます。

有名な観光スポットにはもちろん、山、湖、海沿いなど、自然の美しい風景が楽しめる場所にも設置されています。周辺に駅がなく、電車では行きにくい場所にスムーズにアクセスできることもあり、イタリアは自転車での観光に適した国なのです。

ただ、イタリアでは交通ルールが日本と違うため、自転車を利用する際は注意しておきましょう。ポイントは2つです。1つは、右側通行ということ。特に走行中に曲がる際には注意が必要です。日本の感覚で走行すると事故につながりかねないため、走行ルールを確認しておきましょう。

2つ目は、自転車は自転車専用道路または車道のみ走行可能ということ。日本では例外的に歩道を通行できるケースがありますが、イタリアでは禁止されています。

走行ルールをしっかり確認した上で、自転車でのイタリア観光を楽しみましょう。

※国土交通省「シェアサイクルに関する現状と課題」より

イタリア旅行におすすめのシェアサイクルが使える都市10選

1. ローマ ROME

イタリアの首都であるローマは、人口約280万人、ラツィオ州の州都であり、3000年の歴史を誇る永遠の都です。ローマは直径5kmほどの円の中にすっぽり入るサイズなので、自転車の移動に適した規模の街といえます。

そんなローマでは、シンガポール発の「OBike」が最近導入されたようです。かつて「ROMA BIKE」と呼ばれるシェアサイクルがありましたが現在は撤退したようです。また、香港発の「Gobee Bike」はローマをはじめ欧州各地で展開していましたが、自転車の多くが破壊、盗難、投棄され、欧州から撤退することとなったそうです。

【ローマのシェアサイクルはコチラ】

【イタリア】ローマのレンタサイクル(スポーツ自転車)情報

2. ミラノ MILANO

ミラノはイタリア北部ロンバルディア州の州都で、ファッションとデザインの世界的な中心地です。人口約130万人のこの街は、イタリア国内では人口第2位の都市です。

ミラノでは、ミラノ発の「BikeMi(バイクミー)」、中国発の「モバイク」および「ofo」が導入されています。

〇BikeMi HP

https://bikemi.com

【BikeMiの使い方はコチラから】

〇Mobike 

〇ofo(2018年2月に撤退)

3. ナポリ NAPOLI

ナポリはイタリア南部カンパニア州の州都で、人口約98万人のこの街は、イタリア国内では人口第3位、南イタリア最大の都市です。雄大なヴェスヴィオ火山や紺碧の海が続くサンタ・ルチアの港など、その景観の美しさは世界的に有名です。

ナポリでは、カラーリングが印象的な「Bike Sharing Napoli」が導入されています。

〇Bike Sharing Napoli HP

https://www.cleanap.org/bikesharingnapoli.it/en/

4.トリノ TORINO

トリノはイタリアの北西部ピエモンテ州の州都で、バロック様式の建築物があふれる都市です。人口約87万人、イタリア最大のポー川沿いにあるこの街は、イタリア国内では人口第4位の都市です。

トリノでは「TO BIKE」が導入され、140以上のステーションが整備されています。

〇TO BIKE HP

http://www.tobike.it/Default.aspx

5. パレルモ PALERMO

パレルモは、地中海で最も大きなシチリア島の北西部にある島内最大の都市です。国際色が豊かで、かのゲーテは「世界で最も美しいイスラムの都市」とも称えたそうです。人口は約68万人でイタリア国内では人口第5位の都市です。

パレルモでは「BiciPA」が導入されています。

〇BiciPA HP

http://www.bicipa.it/

6. ジェノバ GENOVA

ジェノバはイタリア北部の地中海に面したリグーリア州の州都であり、貿易で栄えたイタリア最大の港湾都市です。美しい町並みとコバルトブルーの海があることからリゾート地としても有名なこの街は、人口約58万人、イタリア国内では人口第6位の都市です。

ジェノバでは「Mobike」が導入されています。ただし、これは中国発のものではなく、同名称ですがジェノバ発のシェアサイクルのようです。

〇Mobike HP

https://genovaparcheggi.com/mobike/

8. ボローニャ BOLOGNA

ボローニャはイタリア北部にあるエミリア=ロマーニャ州の州都で、人口は約37万人。イタリア国内では人口第7位の都市です。赤いレンガ屋根の街として知られるボローニャでも、最近、中国発の「Mobike」が導入されました。

8.フィレンツェ FIRENZE

フィレンツェはトスカーナ州の州都であり、ルネッサンス第一の都市としても有名です。「花の都」とも称される建築と芸術の都です。人口は約36万人、イタリア国内では人口第8位の都市です。

フィレンツェでは「Mobike」と「Gobee Bike」が導入されていましたが、「Gobee Bike」は最近撤退したそうです。日本のMobikeのアプリでも使用できるようです。

9. バーリ BARI

バーリはイタリア南部プーリア州の州都で、人口は約32万人、イタリア国内では人口第9位の都市です。イタリア人の間でも美しい町として知られるバーリでは「BARI IN BICI」が導入されています。

〇BARI IN BICI HP

https://www.comune.bari.it/web/egov/-/bari-in-bici-sistema-di-noleggio-automatico-di-biciclette

10. ヴェネツィア VENEZIA

イタリア国内で人口第10位のカターニアではシェアサイクルが見つからなかったため、人口第11位のヴェネツィアをご紹介します。

ヴェネツィアはイタリア北部ヴェネト州の州都で、いわずと知れた水の都です。人口約26万人の街ですが、年間2,000万人もの観光客で賑わう街です。

そんなヴェネツィアでもシェアサイクル「Bike Sharing VENEZIA」が導入されています。ただし、観光客で賑わうヴェネツィア本島は自転車や自動車が乗り入れ禁止なので、シェアサイクルは周辺地域での提供となっています。

〇Bike Sharing VENEZIA HP

https://www.comune.venezia.it/it/archivio/37625

イタリア旅行におすすめのシェアサイクルが使える都市-番外編

1. フェラーラ FERRARA

番外編として2都市をご紹介します。一つ目はエミリア=ロマーニャ州にある人口14万の都市フェラーラです。実はこの街、自転車分担率がヨーロッパ全体でもトップクラスのなんと約30%!住んでいる人の3人に1人が日常の移動手段で自転車を使っているという、まさに自転車の街なのです。

フェラーラでは「C’entro In Bici」と「Mi Muovo in Bici」の2種類のシェアサイクルが導入されています。

〇C’entro In Bici HP

http://www.ferrarainbici.it/p/155/bike-sharing.html

〇Mi Muovo in Bici HP

http://www.mimuovoinbici.it/default.aspx

2. パルマ PARMA

番外編として、二つ目の都市は同じくエミリア=ロマーニャ州にある人口18万の都市パルマです。パルメザンチーズと生ハムで有名なこの都市も、自転車分担率が約20%と非常に高い自転車の街なのです。

パルマでも「Mi Muovo in Bici」が導入されています。

〇Mi Muovo in Bici HP

http://www.mimuovoinbici.it/default.aspx

イタリアのサイクル事情まとめ

いかがでしたか?流石は自転車が盛んな国だけあって、主要な都市のほとんどでシェアサイクル導入されているようです。

シェアサイクルを使ってイタリア旅行を楽しんでみたいですね。

【フランスのシェアサイクルはコチラ】

【フランス】フランスのシェアサイクルが使える都市10選

【スペインのシェアサイクルはコチラ】

【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選

【日本のシェアサイクルはコチラ】

シェアサイクル|TABIRIN

(執筆:クリス)

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