【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選
※この記事は2018年4月23日に公開されたものを2021年7月に更新したものです。
こんにちは!
TABIRIN(たびりん)編集部です。
前回はイタリア各都市のシェアサイクルの現状についてご紹介しましたが(コチラ)、今回はスペインの主要10都市を調べてみました!
目次
シェアサイクルとは
シェアサイクルってなに?と思った方は、以下の記事で解説してますのでご覧ください。
スペインでの自転車走行の注意点
スペインでは日本と異なる自転車文化が存在します。
現地でスムーズに自転車移動を楽しむために必要な知識は覚えておきましょう。
自転車専用レーン
スペインの都市には自転車専用レーンが多く設けられています。
自転車専用レーンがある場合はそのレーン内を走行し、自動車と同じ方向へ走行しましょう。
また自転車専用レーンは車椅子の方も利用します。特に狭い道路では通行の際に気をつけましょう。
ロータリー
スペインにはロータリーが非常に多く存在します。ロータリーは反時計回りで通行しましょう。またスペインではロータリーから無理な脱出を試みる車両が多く接触事故も多発しています。
ルールに則っていても事故に巻き込まれる恐れがあるため、周囲を確認しながら通行しましょう。
一方通行
スペインには一方通行の道路が多く存在し、標識も見えにくい位置にある場合があります。
取締りが特に厳しいので、自転車でもよく標識を見て通行するようにしましょう。
道路の混雑
スペインは道幅が狭いことが多く、特にバルセロナ市内は道幅の狭い道が多く存在します。
一般的な通勤時間の平日9時前/夕方18〜19時は道路が非常に混雑しますので、自転車通行の際も気をつけて走行しましょう。
上記は以下のサイトを参考にして記述しています。
内閣府 | 自転車等駐車場の整備のあり方に関するガイドライン
在バルセロナ日本国領事館 | バルセロナで運転する際の留意事項
【スペイン】スペインのシェアサイクルが使える都市10選
1. マドリード MADRID
導入されているシェアサイクル:「biciMAD」
スペインの首都であるマドリードは、人口約325万人、マドリード州の州都であり、太陽の沈まぬ国の中心地です。ヨーロッパ屈指の世界都市であり、王宮をはじめスペイン王家ゆかりのスポットが点在しています。
2. バルセロナ BARCELONA
導入されているシェアサイクル:「Bicing(ビシング)」
バルセロナはスペイン東部カタルーニャ州の州都で、サグラダ・ファミリア大聖堂などガウディ建築を代表する芸術都市であり、サッカーで有名な都市でもありますね。1992年のバルセロナオリンピックを契機に、世界的な観光都市になりました。人口約160万人のこの街は、スペイン国内では人口第2位の都市です。
バルセロナで導入されているシェアサイクル「Bicing(ビシング)」は、行政一体となって運用されています。
そのため地下鉄や道路上など至るところで「Bicing(ビシング)」のポートの看板を目にすることができるほど広く普及しています。
3. バレンシア VALENCIA
導入されているシェアサイクル:「Valenbisi」
バレンシアはスペイン北東部バレンシア州の州都で、人口約81万人、スペイン国内では人口第3位の都市です。
地中海に面するこの港湾都市は、スペインきっての米どころであり、スペインを代表する料理パエリアの発祥の地であるなど、食の都としても人気です。
4. セビーリャ SEVILLA
導入されているシェアサイクル:「bSevici(セビチ)」
セビーリャはスペイン南部アンダルシア州の州都で、1492年のコロンブスによる新大陸発見以降はアメリカ大陸との貿易を独占し、大いに栄えた都市です。
人口約80万人、スペイン国内では人口第4位の都市です。フラメンコや闘牛が本場の街としても有名ですね。
5. サラゴサ ZARAGOZA
導入されているシェアサイクル:「Bizi」
サラゴサは、スペイン北東部アラゴン州の州都であり、スペインの礎といわれるアラゴン王国の古都です。
世界で初めて聖母マリアに捧げられた教会と言われる「聖母ピラール教会」があるなど由緒正しいこの都市は、人口は約67万人、スペイン国内では人口第5位の都市です。
6. マラガ MALAGA
導入されているシェアサイクル:「Malaga Bici」
マラガはスペイン南部アンダルシア州の第二の都市です。地中海に面した有名リゾート地で、太陽の海岸を意味する「コスタ・デル・ソル」の中心地です。
かの芸術界の巨匠・ピカソを輩出した地としても有名なこの街は、人口約57万人、スペイン国内では人口第6位の都市です。
7. ムルシア MURCIA
導入されているシェアサイクル:「muybici」
ムルシアはスペイン南東部にあるムルシア州の州都で、人口は約44万人。スペイン国内では人口第7位の都市です。大学都市として知られるムルシアでは、一風変わったデザインの「muybici」が導入され、約60ものステーションが整備されています。
8. パルマ・デ・マヨルカ PALMA DE MALLORCA
導入されているシェアサイクル:「Mobi Palma」
パルマ・デ・マヨルカは、地中海西部のバレアレス諸島州の州都であり、マヨルカ島南西部に位置しています。
スペイン王室が夏を過ごすことで知られるセレブなリゾートとして有名なこの都市は、人口は約40万人、スペイン国内では人口第8位の都市です。
ガウディが改修したパルマ大聖堂は世界遺産にも登録されています。チャレンジ・マヨルカなど自転車ロードレースも盛んですね。
9. ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア LAS PALMAS DE GRAN CANARIA
導入されているシェアサイクル:「ByBike」
ラス・パルマス・デ・グラン・カナリアはスペイン・カナリア諸島州に属し、サンタ・クルス・デ・テネリフェと共同でカナリア諸島州の州都を務めています。人口は約38万人、スペイン国内では人口第9位の都市です。
10. ビルバオ BILBAO
導入されているシェアサイクル:「bilbon bizi」
ビルバオは、工業と港湾が盛んなスペイン北部バスク州第一の都市です。
また、ワインの産地で知られるスペイン・バスク地方のこの都市は、いわずと知れた世界有数の美食の街であるとともに、近現代の美術の街でもあります。
人口約25万人、スペイン国内では人口第10位の都市です。
スペイン国内でも独自文化を育むバスク地方ですが、自転車ロードレーサーチームである「エウスカルテル・エウスカディ」が、かつて世界最高峰のUCIプロチームであったなど、サイクルスポーツが盛んな地でもあります。
スペインでのシェアサイクルを楽しもう
いかがでしょうか?
イタリア同様、主要な都市のほとんどでシェアサイクル導入されているようですね。一方で、Mobikeやofoをはじめとした中国等のシェアサイクルはまだあまり入っていないようです。
情熱の国スペインをシェアサイクルで楽しんでみましょう。
スペインではサイクルイベントが多数実施されています。
詳細はこちらを参考にしてください。
【フランスのシェアサイクルはコチラ】
【イタリアのシェアサイクルはコチラ】
【日本のシェアサイクルはコチラ】
(執筆:クリス)