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【愛媛県】完全離島の「ゆめしま海道」はまさにサイクリングパラダイス!〈後編〉

前編でも「ゆめしま海道」の絶景を楽しめましたが、後編もたくさんの魅力ある風景に出会え、また走りごたえのあるライドとなりました。引き続きレポートをお楽しみください。

再び「弓削大橋」から佐島「Uターンブルーライン」へ

弓削島を満喫した後は再び「弓削大橋」に向かい

自転車を停めて弓削大橋からの南側の展望を楽しみましょう。

左手に見えているのは先ほどお伝えした南北に細長い「佐島」ですが、時間がある方はこの先へ行ってみましょう。

全体的に細い道が多いですが他の島よりもさらにのどかな原風景が広がります。自転車なら素敵な景色を眺めながら快適に楽しめます。

途中は南国の離島を思わせるこんな景色もありますよ♪

そして佐島の魅力と言えば「Uターンブルーライン」です。
サイクリストにとって大事な道しるべとなっているブルーラインに沿って佐島の道を進むとまさかのUターン。
ここだけにしかない珍しいブルーラインです。弓削大島を降りてから約6kmありますがサイクリストの人気スポットとしてクチコミで静かなブーム到来中です。先には美しい隠れビーチもありますので、そのままUターンせずにビーチでゆっくりするのがおすすめです。

佐島からは再び「生名橋」を渡りますが

下をのぞくと?ご覧あれ!この透き通ったエメラルドグリーンの海!! 上島町の海は透明度が高く、本当に美しいです。

生名島に戻り真っ直ぐ行くと出発地の立石港に戻れますが、生名港にあったコンビニエンスストアのポプラを左折して岩城島へ向かいます。

岩城島一周と「積善山」ヒルクライム体験へ

岩城橋は2022年3月20日に完成しました。橋長916m、幅7.5mで総事業費およそ183億円をかけ建設されました。

上からの景色は素晴らしく

正面には岩城島のシンボル「積善山」が聳え立っています。

この三角錐の美しい標高369m「積善山」は桜の名所として有名ですが、サイクリストの間ではヒルクライムが人気です。頂上まで行くことが出来ますので最後に上ってみましょう。

「岩城島」の南側には赤穂根島があります。牛を放牧しており、今治方面からの定期船からは運が良ければ浜辺でくつろいでいる様子も見えるとか。

そのまま西進すると岩城港にある「リモーネプラザ岩城観光センター」に到着です。
「しまひめライドデジタルスタンプラリー2024」のスポット「上島町レンタサイクル 岩城ターミナル」もここにあります。
岩城港には芸予汽船が寄港します。今治港と因島の土生港を結び、大島の友浦港や伯方島の木浦港、上島町ゆめしま海道の島々(岩城島、佐島、弓削島、生名島)に寄港する快速船で1日4便にて今治港と土生港を70分程度で結びます。
フェリーではなく旅客船なので自動車やオートバイ・原付バイクの積載はできませんが一部便を除き自転車は基本的に積載することができます。

リモーネプラザ内にある「いわぎ物産センター」には、岩城島で作られた旬の野菜や特産品を販売しています。他にも、「レモンブッセ」や「サクラブッセ」をはじめ、岩城産レモンを使ったスイーツも多数! こちらもお土産やサイクリング合間のおやつにぴったりです。

隣の「上島町役場岩城総合支所」にもYUMESHIMA全景のパネルがありました。

上島町合併20周年を盛大に祝う上島町合併20周年記念イベント「ゆめしまフェスタ2024」が令和6年9月29日、上島町立岩城小学校グラウンドにおいて盛大に開催され、約1,700人が来場しました。

イベントのスタートは岩城港から会場まで各地区7台のだんじりの練り歩きから始まり、校庭でだんじりの勇壮な一斉差し上げで祝賀ムードを高め上島町に住む元CARAVANのキーボード奏者のデイヴ・シンクレアさんのミニライブや、つるの剛士さんのトークイベントが行われました。



更に西へ岩城島西部海水浴場まで走るとしまなみ海道の生口島と伯方島が見えてきます。

岩城島西部の素敵な海岸線を走り

生口島の洲江港への連絡する「小漕港」に到着です。
洲江港から小漕港までの所要時間は所要時間は5分で午前中は20分毎に三光汽船が運航しています。このフェリーを使って岩城島を中心にサイクリングするプランも素敵です。

岩城島の観光スポットとして欠かせない、島の中央にそびえる「積善山」は標高369mの山頂にある展望台からは360度のパノラマが広がり瀬戸内海の多島美や四国山地、遠くは中国山地まで見渡せます。
春になると、ソメイヨシノやオオシマザクラ、山桜など約3,000本の桜が咲き誇り、桜色の帯が山肌に広がる光景は、「天女の羽衣」とも称され毎年行われる「いわぎ桜まつり」が開かれる4月には1万人を超える人が訪れるそうです。

体力のある方は是非「小漕港」から真っすぐ南下して積善山ヒルクライムに挑戦してみましょう。

岩城環状線を途中右折して頂上を目指します。

積善山山頂直前ににサイクルラックがありますのでここから徒歩で頂上へ向かいます。

積善山の頂上に上がると今まで走ってきた生名島~佐島~弓削島が見渡せます。

「岩城橋」から生名島西海岸サイクリング

「積善山」の展望を満喫したら「岩城橋」を再び渡り

「岩城橋」から北側の素晴らしい展望を見ながら

生名島西海岸の最後のサイクリングコースを満喫しましょう。

穏やかな美しい海はゆめしま海道の魅力の一つであり、

海の直ぐそばを走れる道は絶景なのでおすすめです。

こんな素敵な写真も撮り放題です。

今回愛媛県で開催中の『しまひめライド デジタルスタンプラリー 2024』に合わせて、旅×自転車の情報メディアTABIRINでもTABIRIN アプリによる『しまひめライドフォトコンテスト~自転車で旅しよう!~』が同時開催されています。
フォトコンテストのテーマは「しまひめライド~思い出の風景×自転車旅」です。
是非TABIRIN アプリもインストールしてこの魅力満載の「ゆめしま海道」の自転車旅をお楽しみいただきたくさんの写真の投稿をお願いいたします。入賞者には豪華賞品も用意されていますよ。

『しまひめライドデジタルスタンプラリー2024』のスポット「サウンド波間田」は芝生フリーサイトキャンプ場で

手ぶらでふらっと立ち寄れて特産品のかんきつジビエやレモンポーク&海鮮BBQも楽しめます。

また、すぐ横に防波堤アート「みんなのクジラ」もありました。

さぁ対岸の因島の土生港が見えてきました。

楽しかった「ゆめしま海道」全島一周サイクリングも終わりです。

「ゆめしま海道」の魅力は伝わりましたか?
今回は自身のE-BIKEで素敵な「ゆめしま海道」を満喫しましたが、上島町のレンタサイクルを借りても十分楽しめます。
是非、完全離島のサイクリングパラダイス「ゆめしま海道」を現在愛媛県で開催中の『しまひめライド デジタルスタンプラリー 2024』とあわせてお楽しみいただければ幸いです。

関連リンク

▼【愛媛県】しまひめライドデジタルスタンプラリー2024
https://gse.cycling-ehime.com/shimahime-ride/

▼ゆめしま海道サイクリングコース(CYCLING EHIME公式サイトより )
https://cycling-ehime.com/routes/the_yumeshima_kaido/

まとめ

今回は愛媛県のサイクリングコースのうちの一つである、しまなみ海道の東側に広がる上島町の島々からなる「ゆめしま海道」をご紹介しました。
以前は生名島、佐島、弓削島の3つの島を2つの橋で回るだけでしたが、2022年に開通した「岩城橋」を利用することにより岩城島の積善山のヒルクライムも満喫出来るコースとなりました。
タイトル通り、信号とトンネルが一つもない上に車通りも少なく、道がきれいに舗装されているゆめしま海道はまさにサイクリングパラダイス!
とても走りやすく、ストレスフリーな絶景サイクリングの爽快感をあなたもぜひ体感してみてください!

関連記事

「サイクリングしまなみ 2024Hコース」レポート前編はこちら

「サイクリングしまなみ 2024Hコース」レポート後編はこちら

「ゆめしま海道」レポート前編もあわせてご覧ください。

開催中の「しまひめライドフォトコンテスト~自転車で旅しよう!~」については以下記事をご覧ください。

 

▼TABIRINアプリのインストール▼

 

執筆:日本旅行ビジネスソリューションズ株式会社

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