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【栃木県】茂木町の棚田を見に行こう!約30㎞のサイクリング

関東随一の清流とされる那珂川が流れ、山々に囲まれた茂木町はサイクリングはもちろん、釣りやキャンプなどアウトドアも楽しめる町。
もてぎエンデューロの会場となるモビリティリゾートもてぎがあり、多くのサイクリストが訪れています。また、茂木町には棚田がいくつかあり里山の原風景を残しています。目的地を棚田にしてサイクリングに出かけました。

道の駅もてぎ

朝から多くの人で賑わう道の駅もてぎをスタート地点に。

サイクルラックもありました。朝からサイクリストも多かったです。

敷地内にには直売所やレストラン、遊具のある広場、茂木町防災館などがありました。
道の駅もてぎは栃木県内第1号の道の駅としてオープンしたそうです。
さっそく棚田を見にサイクリングに出発。

真岡鐵道茂木駅周辺には飲食店もありました。

大場パン店

茂木町役場の近くにある大場パン店。

看板の工事中だということでしたが店内が見えたのでわかりました。

ショーケースに何種類ものパンが並んでいました。パンを選ぶと店主が取ってくれます。
お店は長くやっているそうで地元では馴染みの店。
出発して早々ですが、腹ごしらえのためにパンを購入。

購入したのは「バニラパン」。ふわふわの生地の上に、メロンパンのようなサクサクで甘い生地が乗っています。
ほんのり甘くて優しい味は美味しかったです。
エネルギー補給をしたので再び出発です。

街中には小さな川が流れていていくつも橋がかかっていました。山の風景と相まって素敵でした。

緩やかなアップダウンを繰り返し進んでいくとハートなど様々な形に整えられた樹がありました。

広大なトウモロコシ畑も。
那珂川を渡り県道27号から県道338号へ入るところでサイクリストに出会い、石畑の棚田を見に行くと伝えたところ338号線で行く方がいいと教えてもらいました。

上りはあまり得意ではないので、少し気持ちが怯みましたが棚田を目指して上っていきました。
傾斜がきついところはほとんどなく車も少ないので安心。

石畑の棚田

坂道を約4㎞上ったところに標識がありました。各所にあるので迷う心配もありません。

少し下ったところに棚田が広がっていました。
息を整えるように深呼吸し、この風景に目をやると疲れが飛んでいきました。

187枚の棚田は圧巻。石畑の棚田は1999年に農林水産省が選定する「日本の棚田百選」に、そして2022年2月には「つなぐ棚田遺産」に選ばれました。

「とちぎのふるさと田園風景百選」にも選ばれているようです。昔からある風景が見られ、いつまでも見ていたくなります。

写真を撮りに来ていた人が撮ってくれました。茂木町の風景を撮りにきていたそうです。

素晴らしい風景を存分に楽しむことができました。
また、石畑の棚田はオーナー制度があり、年会費3万円でオーナーになれるそう。

静かな山間を走って道の駅方面へ戻っていきます。8月も終わりの頃でしたが暑い日で蝉の鳴き声もしっかり聞こえてきました。

那珂川では鮎釣りを楽しむ人の姿もみられました。

下野中川駅

那珂川を渡ってほど近くに気になる看板がありました。

現在の真岡鐵道茂木駅を起点に作られ列車が通ることがなかった未成線「国鉄長倉線」の「下野中川駅」。
2020年につくられた看板です。幻の駅は、とてものどかな場所にありました。

日光天然かき氷 茂木 満天家

下野中川駅から約7㎞ほどで街中に戻ってきました。

茂木駅の近くに「かき氷」ののぼりがみえました。お客さんが何組か並んでしました。

日光の三大氷室のひとつ「松月氷室」の天然氷を使っているそう。
メニューの中にはメロンを半分にしたものを器にし果肉をたっぷりのせた「まるごとメロン」などインパクトあるものもありました。悩んだ末選んだのは「もも」。

ももの果肉もあり豪華に感じましたが600円という値段。桃色のシロップもたっぷりかかっていてさわやかな甘さでした。
汗をかいたあとのかき氷は最高ですね。

コース紹介

スタート・ゴール:道の駅 もてぎ
車でのアクセス:常磐自動車道 水戸I.Cより約50分 、北関東自動車道 真岡I.Cより約40分
電車利用のアクセス:真岡鐵道「茂木駅」から約1.4km
http://www.motegiplaza.com/

まとめ

初めて棚田を間近で見ることができたのと、山を登ったこともあり達成感のあるライドになりました。
約30㎞の道中はアップダウンがいくつもありますが、斜度がきつい所はなくマイペースにサイクリングすることができました。茂木町内には他にも棚田があるので巡ってみても良いかもしれないですね。
穂が垂れて黄金色に輝く棚田は本当に素晴らしく感動しました。田植えを終えて苗が成長してきた頃に、青々とした棚田も見てみたくなりました。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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