【わたしのまちの自転車屋】埼玉県・入間市 海外サイクリングの楽しさを発信! 『サイクルショップマスコ』
埼玉県の南西部・入間市はかつて米軍ジョンソン基地があった街。この土地で長きにわたって街の自転車店を営んでいるのが『サイクルショップマスコ』です。
「いわゆるプロショップではなく、地域に密着したお店を目指しています。
“自転車”という切り口で良いものを長く使ってもらいたいという理念で仕事をしています」と話すのは店主の増子登(ますこのぼる)さん。国内のみならず、海外でサイクリングを楽しむことも多いという増子さんに海外サイクリングの魅力を伺ってきました。
有名自転車メーカーの多いイタリアをたびたび訪問
「自転車そのものだけでなく、その土地の文化やライフスタイルを学び、本当にいいものをお客さん伝えるようにしています」。
店主の増子さんは2000年頃から毎年イタリアを訪問。デローザやピナレロ、サンマルコなど多くの老舗自転車ブランドを訪れているのだそう。
現地でサイクリングを楽しむこともしばしばあるといい「ハードルが高い気がするかもしれませんが、意外と大変ではないんです。海外ならではの非日常感あふれるライドを楽しめますよ」と増子さん。
「コロナ前はお客さんと一緒に北イタリアの絶景と食を味わい尽くすグランフォンド『ラ・ピナ サイクリングマラソン』にも参加していたんですよ」。
“グランフォンド”とはイタリア語で“長い距離を移動する”という意味を持つロングライドの自転車イベントで、こちらはイタリアの名門ロードバイクメーカー・ピナレロが主催。北イタリアのトレヴィーゾに世界各国から約5000人ものサイクリストが集まるのだとか。
「速さだけでなく楽しさもあるのがこの大会なんです」とにっこり。日本ではなかなか味わえない絶景を楽しめるのも魅力のひとつだといいます。ぶどう畑の中を駆け抜けたり、古城が立ち並ぶ街並みを見たりしながらサイクリングができるのも海外ならではですよね。
ビギナーからプロまで参加! 海を眺めながらロングライド
もうひとつ増子さんがおすすめしてくれたのが、ハワイで毎年行われる『ホノルルセンチュリーライド』。
このイベントでは、用意された4つのコースの中から自分の体力や当日の体調に合わせて選べるため、本格派ライダーはもちろん、サイクリング初心者やファミリーも気軽に参加することができます。観光では訪れることの少ないオアフ島の東海岸を走れるとあって「特別なハワイに出合うことができますよ」と増子さんもお気に入りの様子。
爽やかな風を全身で切りながら、美しい海と空、雄大な緑を堪能できるなんて最高ですよね。
「走ることだけが目的ではなく、その土地の美味しい食べ物や空気に触れるのも海外でサイクリングをする醍醐味」だと海外サイクリングの魅力を熱く語ってくれた増子さん。
これから海外に行く予定の方はぜひ海外サイクリングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
増子さんが店主を務める『サイクルショップマスコ』では、ジャンルを問わず、さまざまな車種の自転車を販売。スポーツバイクはビギナーモデルからレースモデルまで幅広く揃っています。
最後に「これからサイクリングを始めようと思っている人は、まずアドバイスをしてくれるショップや店主を探すことから始めてみてください。なるべくお店とのつながりを持っていただきたいですね」と話してくれました。
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■サイクルショップ マスコ
住所:埼玉県入間市豊岡3-1-15
TEL:04-2962-2278
営業時間:9〜18時
定休日:木曜
■サイクルショップデータ
取り扱い製品 シティサイクル/電動アシスト自転車/折りたたみ自転車/スポーツサイクル
自転車部品/アクセサリー/ウェア
修理・メンテナンス 可
レンタサイクル なし
執筆:高島夢子
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