【長崎県】島原半島の大自然を感じながら歴史を学び、温泉・グルメを堪能する2日間サイクリング《PR》
島原半島は長崎県の南東部に位置する雲仙岳(普賢岳)を中心とした半島で、半島内は島原市、雲仙市、南島原市の3市で構成され、日本初の「ユネスコ世界ジオパーク」に認定された大自然や温泉、歴史を感じるスポット、豊かな自然に育まれたご当地グルメなど、魅力あふれるエリアです。
そんな島原半島の中から、おすすめの2コースをご紹介します。
島原半島へのアクセス
首都圏や関西圏からのアクセス手段は、飛行機と新幹線があります。
羽田空港から長崎空港へは約2時間、伊丹空港から長崎空港へは約1時間半。長崎空港からはレンタカー利用か、リムジンバス利用で諫早駅から島原鉄道またはバスで半島内各地へ。
新幹線利用の場合は、東海道・山陽新幹線と西九州新幹線を乗り継いで諫早駅から島原鉄道またはバスで半島内各地へアクセスできます。
1日目:雲仙市小浜から南島原市をめぐる58kmコース
1日目は、島原半島西部に位置する雲仙市小浜から半島南部の南島原市をめぐる約58kmのコースです。
小浜温泉観光案内所
1日目のサイクリングスタートは小浜温泉から。
雲仙市に位置する小浜(おばま)温泉は、橘湾に面した海辺の温泉地です。源泉温度が105度という熱さを誇り、放熱量・温度ともに日本一とも言われる名湯として知られています。
小浜温泉観光案内所では、スタイリッシュなe-Bike 「BESV PSA1」のレンタサイクルを利用できます。

町中の至るところから湯気が立ち上る小浜から、坂を登って「とけん山公園」へ向かいます。
とけん山公園
小浜温泉街の背後に位置する自然豊かなとけん山公園は、春には約100本の桜が咲き誇る名所としても有名です。

山頂の生目(いくめ)八幡神社からは、橘湾や温泉街を一望できます。

諏訪の池
雲仙グリーンロードを約8km走って標高250mの台地に位置する諏訪の池へ。
江戸時代に断層地形で生じたくぼ地を利用して造られた、島原半島最大級の農業用ため池で、池の向こうに雲仙岳を望むことができるスポットです。

雲仙岳とは、普賢岳や平成新山など20以上の山々の総称です。雲仙岳の火山の恵みにより豊かな農産物や温泉を半島内各地にもたらしています。
有馬キリシタン遺産記念館
県道30号を南島原方面へ下って、有馬キリシタン遺産記念館へ。

キリシタンの歴史と文化を紹介する博物館で、キリシタンの繁栄と厳しい弾圧、そして潜伏の歴史を学ぶことができる施設です。

原城温泉真砂/はる乃
有馬キリシタン遺産記念館から有明海を一望できる原城温泉真砂(まさご)へ。
美肌効果が期待できるナトリウム塩化物泉で、別名「美人の湯」と呼ばれ、有明海や雲仙の山並みを一望できる大浴場が人気です。
館内のレストラン「はる乃」では、大きな窓から壮大は風景を見ながら食事を楽しめます。

ランチに選んだ南島原の郷土料理「具雑煮(ぐぞうに)」は、江戸時代の「島原の乱」で天草四郎らが約3ヶ月の籠城戦中に、農民から集めた山の幸・海の幸と餅を煮て兵糧としたのが始まりとされています。
熱々具だくさんの美味しさを堪能したあとは、施設前から「海越しの雲仙岳」を望んで、原城跡へ。

原城温泉真砂にもレンタサイクルステーションがあるので、ここを拠点に南島原市をめぐるのもおすすめです。

原城跡
原城跡(はらじょうあと)は、1637年の島原・天草一揆の主戦場となった城跡。世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産で、厳しい禁教時代に一揆軍が籠城した歴史を伝える国指定史跡です。

一帯は約9万年前に起こった阿蘇火山の大噴火による火砕流が堆積してできた小高い丘になっていて、海沿いの散策路や高台にある本丸跡からは有明海に浮かぶ湯島や天草の島々を眺めることができます。


原城は幕府軍により徹底的に破壊されたため、本丸跡からは埋められた石垣が発掘されています。史跡内に駐車場はないので、散策には自転車がとても便利です。

口之津港/イルカウォッチング
口之津港は熊本県天草(鬼池港)と結ぶ島鉄フェリーの拠点で、2020年に新設された「口之津港ターミナルビル」には、観光情報コーナー、売店、資料館があります。



また、早崎海峡に定住する約200〜300頭の野生のミナミハンドウイルカを、船上から間近で鑑賞する人気アクティビティ「イルカウォッチング」の発着港でもあります。

写真提供:一般社団法人 島原半島観光連盟
口之津イルカウォッチングと、南島原イルカウォッチングの2つの事業者を利用することができます。
加津佐前浜海水浴場
約2kmの砂浜が続く遠浅で美しい加津佐前浜海水浴場は、環境省の「快水浴百選」に選ばれた透明度の高い海です。

近くには、廃線となった島原鉄道南線の跡地(島原港駅~加津佐駅間)のうち、南島原市内の約32.1kmを再整備している「南島原自転車道線」の終点があります。

この自転車道は島原半島南部の海岸沿いに向かうルートで、2026年2月現在、約23kmの区間で走行可能となっています。

自転車道各所に配置されているベンチは、自転車スタンドの機能も備わっています。

南串山棚畑展望台
加津佐前浜海水浴場から雲仙グリーンロードを上り、南串山棚畑展望台へ。
南串山棚畑展望台は、3.7mの展望台から、石垣で築かれた約800枚もの見事な棚畑(段々畑)と橘湾のコントラストを一望できる「長崎県だんだん畑10選」の絶景スポット。畑では主にじゃがいもやレタスが生産されています。

夕暮れ時になると、張り巡らされたビニールシートに夕日が反射し、オレンジ色の光が辺りを包む幻想的な光景が広がります。
EBISUYA COFFEE
国道251号へと坂を下り海岸沿いから、懐かしい雰囲気の温泉街を走って小浜へ戻ります。

EBISUYA COFFEEは、老舗旅館をリノベーションした複合施設「ととのい処 ゑびすや」の1階にある、2024年5月オープンした人気カフェです。

お洒落で落ち着いた店内で、美味しいコーヒーやケーキでスイーツタイムを楽しめます。

小浜歴史資料館 本多湯太夫邸
温泉街にある、小浜歴史資料館 本多湯太夫邸 (ほんだゆだゆうてい)は、江戸時代の1844年に建てられた歴史ある邸宅跡で、小浜温泉の発展に尽力した本多家の功績や地域の歴史を紹介する資料館です。
敷地内では、現在も小浜温泉の源泉を間近で見学することができます。

築約180年の建物の湯太夫展示館は、市の重要文化財に指定されていて、広い屋敷の風情を楽しむことができます。


歴史資料展示館では、温泉を管理する代官「湯太夫」としての本多家の歩みや、昔の温泉街の様子、交通の歴史などが展示されています。

小浜温泉足湯 ほっとふっと105
小浜温泉足湯 ほっとふっと105は、日本一長い105メートルの足湯が無料で楽しめます。源泉温度が105度であることにちなみ、全長は105メートルに設計されました。


夕暮れ時には橘湾に沈む美しい夕日を眺めながら足湯を楽しめ、併設の「蒸し釜」や周辺のお店では、温泉の蒸気で卵や野菜を蒸して食べることができます。

小浜温泉観光案内所で自転車を返却し、1日目のサイクリング終了です。
2日目:島原市から南島原市をめぐる32kmコース
2日目は、半島東部の島原市から南島原市、平成新山と島原市内をめぐる約32kmのコースです。
がまだすドーム (雲仙岳災害記念館)
2日目のサイクリングは、島原市のがまだすドームから。

「がまだす」とは、長崎県(島原地方)を中心とした方言で、「頑張る」「精を出す」「汗水たらして働く」という意味。農作業や仕事に励む姿を表す言葉としてもよく使われています。
がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)は、日本で唯一の「火山体験ミュージアム」で、1990年から続いた雲仙・普賢岳の噴火災害の教訓や、自然の脅威・恵みを、最新技術のシアターや体験展示を通して学べる施設です。

島原半島は、日本で初めて認定された世界ジオパークの一つであり、活火山「雲仙岳」と共生する人々の歴史や文化、豊かな自然を体感できます。
また、館内の展望スペースからは、有明海の美しい景色と雲仙岳を望む壮大は風景を望むことができます。

ここからレンタサイクル「島原半島サイクリング イコモン」を利用して、平成新山方向へスタートします。
自転車は、GIANTのe-Bike、FASTROAD E。クロスバイクタイプのスポーティなモデルです。

土石流被災家屋保存公園
がまだすドームから約1.5km、土石流被災家屋保存公園へ。

土石流被災家屋保存公園は、雲仙普賢岳噴火に伴う土石流で埋没・被災した家屋を当時のままの姿で保存・公開している施設です。平均約2.8m埋没した家屋が、屋外と大型テント内に展示されていて、災害のすさまじさをリアルに感じることができます。

道の駅 ひまわり
隣接する道の駅ひまわりは、島原半島唯一の道の駅。2023年4月にリニューアルオープンした、地元の新鮮な野菜や果物、島原名物を扱う売店・レストランです。

旧大野木場小学校被災校舎
南島原自転車道始点を経て、水無川を渡り旧大野木場小学校被災校舎へ。

水無川(みずなしがわ)は、雲仙岳(普賢岳)東斜面から有明海へ流れる全長約4kmの二級河川で、通常は伏流水となっており地表を水が流れない(水がない)ためこの名がつきました。
1990年代の普賢岳噴火で火砕流・土石流の通り道となり甚大な被害を受けました。

現在は、上流側には堤長が870mで日本最長の砂防ダム、下流側には導流提が築かれるなど、防災と復興のシンボルとなっています。
旧大野木場(おおのこば)小学校被災校舎は、雲仙・普賢岳の火砕流で焼失した校舎を当時のまま保存した貴重な災害遺構です。

大規模な火砕流に伴う熱風によって焼失した校舎には、割れた窓ガラスやゆがんだ金属など、当時の生々しい姿がそのまま残っていて、校舎の後ろにそびえ立つ平成新山の近さも感じられ、噴火の恐ろしさを実感します。
警戒区域に指定されていたため、学校や周辺地域の人は避難していて無事でした。

校庭にある銀杏の木は火砕流で一度黒焦げになりましたが、翌年には芽を吹き返し、現在は「希望と再生の象徴」となっています。

平成新山ネイチャーセンター
島原まゆやまロードから、平成新山の大パノラマや火砕流・土石流の跡、日本一の砂防ダム群など、迫力ある風景を望みながら、平成新山ネイチャーセンターへ向かって上ります。

平成新山は、雲仙・普賢岳噴火で形成された標高1483mの溶岩ドームで、日本で最も新しい山です。

1991年5月20日に初めて出現し、約5年に及ぶ噴火活動で成長し、それまでの最高峰であった普賢岳(1,359m)を抜きました。
平成時代に生まれた新しい山であることから、1996年5月に「平成新山」と命名。現在も溶岩ドームの崩落の恐れがあるため、山頂周辺は原則立ち入り禁止(警戒区域)となっています。

平成新山ネイチャーセンターは、山頂の平成新山から約2.5kmという至近距離に位置し、間近に荒々しい溶岩ドームを望みながら、パネル展示や周辺の散策を通じて火山のメカニズムを学べる無料の施設です。

写真提供:一般社団法人 島原半島観光連盟
しまばら火張山花公園
しまばら火張山花公園(ひばるやまはなこうえん)は、平成新山を一望できる広大な景観公園。噴火災害からの復興のシンボルとして砂防指定地を活用し整備され、春はポピーや桜、秋は1,000万本のコスモスとヒマワリが咲き誇る、地域を代表する花の名所です。

園内の動物広場のようなスペースではポニーが飼育されていて、季節や状況によっては、小動物とのふれあいも可能です。

島原ちゃんぽん 宝楽
島原市の市街地へと下りて、島原ちゃんぽん「宝楽」でランチタイム。

島原ちゃんぽんは、鶏ガラ・豚骨ベースに地元の新鮮な海産物を使った「あっさりコク旨」スープが特徴で、生卵トッピングが定番。豚骨や鶏ガラをベースにした濃厚で白濁したクリーミーなスープが特徴の「長崎ちゃんぽん」とは違った味わいです。

島原武家屋敷通り
島原武家屋敷通りは、島原城の西側に位置する、かつて約700戸の下級武士(徒士・鉄砲隊)が住んでいたエリア。現在は約400mが保存地区となり歴史的な雰囲気が感じられます。

鳥田邸など一部は一般公開されていて無料で見学可能。武家屋敷無料休憩所もあります。

島原城
島原城は、1600年代に松倉重政が築いた安土桃山期の様式を残す平城。白壁の五層天守は1964年に復元され、現在は「日本百名城」に認定されています。

250年もの間、島原藩政の中心であり、現在は島原の観光シンボルとして多くの観光客が訪れる名城です。
鯉の泳ぐまち
島原城から南へ約900mにある「鯉の泳ぐまち」は、約100メートルの水路に色とりどりの錦鯉が泳ぐ観光名所。
豊かな湧水を利用した城下町の風情ある水路に、1978年から地域住民によって鯉が放流され、「水の都・島原」を代表する清流の風景として親しまれています。

※鯉の泳ぐまちの道路のうち、しまばら湧水館~湧水庭園四明荘の約60mは9時から17時まで歩行者専用です。自転車は押して通行してください。
浜の川湧水観光交流館 銀水
浜の川湧水観光交流館「銀水」は、名水「浜の川湧水」を活用した特産スイーツ「かんざらし」の老舗です。

かんざらしとは、島原市に伝わる郷土料理で、白玉粉で作った小さな団子を冷たい蜂蜜や砂糖の蜜に浸した素朴なスイーツです。

20年近い休業を経て2016年に復活したこの施設は、昭和初期の面影を残す建物で、湧水で冷やされた伝統的な甘味と、地域住民や観光客の交流の場として親しまれています。

島原九十九島
浜の川湧水観光交流館「銀水」から、島原鉄道を越えて海岸線へ。ちょうど通過した車両には「島原サイクリング イコモン」のヘッドマークが付いていました。

島原の九十九島(つくもじま)を望む海岸沿いを走って、がまだすドームへ向かいます。
九十九島は1792年の「島原大変(眉山の崩壊)」により発生した土砂が有明海に流れ込んだ際にできた海上の岩や島々です。

がまだすドームへと戻り、2日目のサイクリング終了です。
コース紹介
距離:57.6km 累積標高: 1046 m
距離:31.5km 累積標高: 719 m
まとめ
島原半島は、まず雲仙岳の雄大さと美しい海の風景に魅了されます。
歴史については、江戸時代のキリシタン弾圧に始まる様々な出来事を学べるだけでなく、約30数年前という非常に身近に起こった雲仙普賢岳の噴火がもたらした災害と、それによって新しく山ができたという現実も間近で知ることができる、貴重な経験ができました。
そしてその火山がもたらす恵みにより、豊かな農産物や温泉があります。
飛行機とレンタカーを利用すれば、首都圏からでも比較的アクセスの良さを感じられた島原半島には、3つの温泉地(小浜温泉、雲仙温泉、島原温泉)をはじめ、半島内各地に温泉があるので、違った温泉地に2泊し、様々な地元グルメを堪能しながら、サイクリングを楽しむのがおすすめです。
そして、長崎空港への帰り道に時間があれば、島原鉄道 大三東駅(おおみさきえき)にも立ち寄ってみてください。
「日本一海に近い駅」の一つとして知られる無人駅のすぐ横には、有明海が広がる美しさだけでなく、願い事を書いて掲げる「黄色いハンカチ」の風景に出会えます。

執筆:花田 康
広告主:一般社団法人 島原半島観光連盟

