旅×自転車 記事

【千葉県】「道の駅むつざわ」スタート&ゴールで、いすみ鉄道のサイクルトレインを利用して城やカフェを巡る約48kmコース

TABIRINに掲載している数多くのコース・マップ。
サイクリングマップ「TABIRIN_05_睦沢周辺」の中で紹介している「列車を使って一回りルート」を実際に走った約48kmサイクリングをご紹介。
自転車をそのまま電車に乗せる事ができるサイクルトレインは魅力的です。


TABIRINマップは、千葉県睦沢町にある「道の駅むつざわつどいの郷」でも販売しています。

道の駅むつざわつどいの郷

スタート&ゴールは直売所やイタリアンレストラン、立ち寄り温泉で人気の道の駅です。

自分の自転車を持ってきて走っても良いですし「オリーブの森」でロードバイク・クロスバイク・マウンテンバイクなどをレンタルして楽しむ方法もあります。

ルート内スポット紹介

龍の彫刻がみごとな八坂神社

道の駅から少し走ると小さな神社が左手に見えて来ます。一見何の変哲も無い神社ですが有名な彫刻家の三代目波の伊八による「波に龍」が見られます。
向拝に施された精密な彫刻は一見の価値ありですよ。

フルーツ大福で人気の角八本店

玉前神社の門前で栄えた和菓子屋で、季節のフルーツ大福を購入します。人気のみかん大福は開店してすぐに売り切れるほど!
絶対に入手したい場合は予約して買いに行くことをオススメします。

迷路のような千葉県の県木「イヌマキの生垣」と、のどかな風景

JR外房線の上総一ノ宮駅を過ぎて、一宮町の住宅街を走って南下します。
走っていると四角い生垣が多い事に気付きます。千葉県の県木イヌマキ(槇)は、葉が密集して冬でも葉が落ちず、潮風に強い事から生垣に多く使われています。
人の背丈より高いイヌマキの生垣は、確かに家の様子が見えないほど葉が密集しています。
まるで巨大迷路の中を走っているようでワクワクしますね。
イヌマキの生垣を抜け、国道128号を渡って県道152号に入ります。
しばらくのどかな田園風家の中を走ります。陸橋から見える広々とした景色が気持ち良い。

花びらのようなフルーツパフェが美しい「杢珈琲」と、手作り「きんつば」

JR太東駅近くの商店街に入ると古民家をリノベーションしたカフェが現れます。
注意しておかないと見落としそうな小さな看板が目印です。
珈琲が美味しいのはもちろん、季節のフルーツを美しく飾ったパフェも人気です。
訪れた時に出していた苺のフラワーパフェは、薄切りにした苺が花びらのように広がっています。時期によってフルーツの種類が変わるので行く前に確認して下さい。

カフェで休憩したばかりですが、いすみ市の名物「きんつば」を売っているお店が近くにあるので寄り道します。
「きんつば」という名前ですが、見た目は大判焼き風です…。外房の一部では大判焼きをきんつばと呼ぶらしいです。小ぶりで100円なのでペロッと食べられますよ。補給用にバッグに入れておくのも良いですね。

海の横を走る大原自転車道

カフェを出て、国道128号に合流してそのまましばらく国道を走ります。車が多いので走行に注意しましょう。
夷隅川の江東橋を渡ると「大原自転車道」の誘導看板が出てくるので海側に進みます。
海の真横を走る大原自転車道は、さぞ気持ちが良いだろう!と思って走っていると砂浜の砂が自転車道を覆っている場所に遭遇。海沿いの自転車道では、そういう場所が度々現れます。
自転車を降りて押したりするのも楽しめる人は良いのですが、途中で面倒くさくなったら、1本内陸側の路地を走るのもアリだと思います。

海鮮・浜焼き「海老屋」でランチ

大原駅から列車に乗る前に腹ごしらえです。
大原漁港の「海老屋」では、好みの海鮮をテーブルで焼いて食べることが出来ます。
店内にあるいけすから選べるのも特別感があり楽しいです。
イセエビは大きさによって値段が変わるので、予算に合わせて選びましょう。

「大原駅」からサイクルトレインを利用

いすみ市から大多喜町を走る「いすみ鉄道」では自転車を車両に持ち込むことが出来ます。
持ち込む時は運賃と別に「手回り券」を購入します。自転車用の専用袋(輪行袋)などに入れずに車両に持ち込めるのは魅力的ですし特別感があり楽しいですね。
車内では、自転車が倒れないように注意して座りましょう。

おみくじがある「東総元駅」で下車

大多喜駅で下車せず東総元駅で下車したのは、駅の待合所にある木製の「おみくじ」を見るためです。
待合所にある面白い「おみくじ」は、昔TVの企画で作られたそうですよ。
窓もピンクの桜型で可愛いですね。

珍しい大戸の洗い越し

東総元駅で下車した理由のもう1つに「大戸の洗い越し」を見たい!というのがあります。
洗い越しとは、道の上を川が流れるようにしてある事をいいます。全国に何ヶ所かありますが、大戸の洗い越しはTVでも紹介された事があるのでご存じの人も居るかもしれません。

この時は水量も流れもあり、渡る勇気はありませんでした。
対岸の田んぼに行くための道が川の下に続いています。

道の駅たけゆらの里おおたき

国道297号沿いにある道の駅たけゆらの里おおたきで休憩します。
大きな牛のオブジェ「キャサリン」が目を引きます。
春には筍を使った大多喜里山膳というお弁当が人気です。暑い日には、千葉県産の搾りたて牛乳を使ったソフトクリームがオススメですよ。

大多喜町のシンボル大多喜城

大多喜町に近づくと、遠くに大多喜城が見えてきます。
駅の周辺も城下町の風情が残っているので散策しつつ城に向かいます。
徳川四天王の一人、本多忠勝が大改修した大多喜城。本丸跡に城郭様式で建てられた博物館には、刀や鎧が展示されています。

大多喜ハーブガーデン

国道297号を越え県道27号を走っていると、大きなガラス張りの建物が見えてきます。
全天候型室内ガラスハウスガーデンの中には、ラベンダーやローズマリーなどのハーブが200種類以上植栽されていて、ハウスに入るとハーブの香りで癒やされます!
レストランやカフェなどあり、ハーブの香りを楽しみながら休憩できますよ。他にもハーブ関連の商品も多く販売しているので、お土産に購入しても良いでしょう。

一軒家カフェfuracoco(フラココ)

大多喜ハーブガーデンから西に移動し、県道150号で睦沢町に向かいます。
最後に少しだけ上り坂が出てきますが、比較的ユルいので頑張って走ります。
田園風景の中を走っていると、小さなカフェ看板が見えてくるので右折しましょう。
カフェの中にはお店の人がセレクトした雑貨なども売っています。

道の駅に到着したら「むつざわ温泉つどいの湯」に入ります。
自転車に乗った後の温泉は格別です!

レンタサイクル予約サイト

「道の駅むつざわ」のレンタサイクルは、TABIRINから予約サイトにアクセスできます。

コース紹介

まとめ

道の駅むつざわで販売している「TABIRIN_5_睦沢周辺」のコースを紹介しました。
サイクルトレインにそのまま自転車を乗せられるというのが特別感もあり、楽しめるルートだと思います。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

関連記事




  • この記事がいいねと思ったら
    •  11
  •   この記事のご感想はユーザーのみなさま
  • サイクリングレポート(記事下部)
    サイクリングレポート(記事下部)
    編集部おすすめ
    ランキング