【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》
「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。
一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。
50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。
目次
「フェリーさんふらわあ」とは
2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。
一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。
2022年現在、主な航路はフェリーさんふらわあが「大阪・別府間」「神戸・大分間」「大阪・志布志間」、商船三井フェリーが「大洗・苫小牧間」です。
2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が予定されています。
「フェリーさんふらわあ」の詳しくは下記をご覧ください。
「さんふらわあ ごーるど」の船旅
大分航路の発着点は、神戸六甲アイランドの北東部にある「フェリーさんふらわあ神戸港のりば」。船は「さんふらわあ ごーるど」です。
取材日19:00出航のフェリーには、60分前の18:00に乗船。自転車はクルマやオートバイと同じく係員の誘導によって乗船します。
乗船すれば、すぐにレストランと大浴場が利用できました。
海を眺める船上レストラン
窓から海を眺めることができる、船上レストランは夕食・朝食は共にバイキングスタイル。
新鮮な野菜や果物、シェフ手作りの「四季のお手製料理」やご当地グルメが並んでいます。
人気の「さんふらわあカレー」も楽しめます。
展望大浴場
船上で贅沢な入浴が楽しめる「展望大浴場」も、乗船すれば利用可能です。
広い浴槽からは海を眺めることができ、旅や仕事の疲れを癒してくれます。
入浴時間は乗船時から21:30と、翌朝5:00から。シャワールームは乗船時間内いつでも利用できます。
パブリックスペース
船内プロムナードにはソファがあり、大きな窓から瀬戸内海の景色を楽しめます。プロムナードから上階へと続く階段は、まさに「海上のホテル」を思わせる豪華さです。
プロムナードには、ショップやゲームコーナーもあり、乗船者それぞれの過ごし方ができます。
船内では、就航ルートだけでなくその日の日没・日の出時間、各所の通過時間なども知らせてくれています。
ちなみに、船内は医療機関レベルの空気清浄度を保つ取り組みを行っています。
客室
客室は「デラックス」「スタンダード」「プライベートベッド」「ツーリスト」など各種。
私たちが利用したのは「スタンダード(4人部屋)」。
二段ベッド・洗面台・デジタル放送受信テレビが備わった部屋には、ハンガー・歯ブラシ・タオル・スリッパ・大人用ナイトウェア・救命胴衣も用意されています。
展望デッキ
出航の15分前は「銅鑼の音」で知らせてくれます。
展望デッキへ出れば、神戸の山々に沈む美しい夕陽が見送ってくれます。
19:00ちょうど、ゆっくりと港を離れ、これから時速約40km、約12時間の船旅の始まりです。
神戸の港を出航し約1時間(20:00ごろ)、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐる絶景ポイント。
その後はレストランで食事。
そして大浴場で入浴の後、いつもより早く就寝です。
夜明けと朝食
朝5:00起床、そしてデッキへと出れば、船の後方に美しい朝日が昇ってきます。
レストランで朝食をとり、準備をすれば西大分港が近づいてきます。
6:20 西大分港フェリーターミナル到着。
早朝の港から、早速サイクリングスタート。
こうざき海水浴場
西大分港フェリーターミナルから県道を西へ20km一気に走ると「こうざき海水浴場」。
美しいここの海にはウミガメが産卵に来るそうです。屋根付きのBBQガーデンもあり、設備が整っていて人気がある海水浴場です。
さがのせきサイクリングロード
こうざき海水浴から南へ約1km、佐賀関鉄道の廃線跡を利用した佐賀関の海岸沿いの道「さがのせきサイクリングロード」の起点です。
途中の「道の駅 さがのせき」で一休み、と思いましたがまだ開店前なので、綺麗な海だけ堪能。
1963年(昭和38年)まで運行されていた軽便鉄道の廃線敷をたどる平坦なルートは、当時のままのトンネルや橋を通ることができます。
▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
https://tabi-rin.com/archives/course/39617
佐賀関(さがのせき)
佐賀関港フェリーターミナル手前が、「さがのせきサイクリングロード」の終点。
佐賀関は大分市の東端に位置し、半島部は豊予海峡を経て愛媛県佐田岬半島と相対します。
歴史は古く、神武天皇が東征の際に立ち寄ったという伝説もあります。また、昔から九州と四国、瀬戸内地域・近隣との交流が盛んで海上交通の要所でした。
佐賀関港と四国・佐田岬の三崎港の間には、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号線を海上でつなぐ「国道九四フェリー」が就航しています。
フェリー「涼かぜ」をイメージした、ブルーとイエローで彩ったソフトクリームで一休み。原材料には大分県産のかぼすが使用されています。
黒ケ浜
佐賀関港から、10%を超える坂道を走り佐賀関循環道を走り、黒ケ浜を目指します。
半島先端から坂を下り始めると関崎展望台。
坂を下りきれば、日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている「黒ケ浜」。
蛇紋岩と呼ばれる黒い石のために、海岸が黒く見える「黒ヶ浜」の2km先には、対照的な白砂の海岸である「白ヶ浜」があります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国的にも珍しく古くから景勝地として知られています。
海沿いを少し走れば、ここ数年この「黒ケ浜」が注目されることになったこの風景。
海へと続く(船を下ろす)線路が、「千と千尋の神隠し」のワンシーンに様だとSNSで話題になりました。
その先の「白ケ浜」を見下ろしながら再び佐賀関港方面へ。
佐賀関でイタリアン
佐賀関の古き街並みはこの地の特産物にちなんで「関あじ関さば通り」と呼ばれています。
関あじ関さばも気になるところですが、ここで人気のイタリアンレストランでランチタイム。
ピザ、パスタをシェアするセット(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)を注文。
穏やかな港を見ながら、美味しいイタリア料理で、素敵なひと時を過ごしました。
佐賀関から大分県庁・府内城へ
佐賀関から再びサイクリングロードを走りぬけたところで、大分で1泊する相棒と別れ、一人で大分県庁方面へ。
「大分県庁」から府内城とも呼ばれる「大分城址公園」周辺にある『まちなか芸術発見ルート』を少し走ります。
このルートは多くの銅像や建造物があることから、その名が付いています。
▼まちなか芸術発見ルート
https://tabi-rin.com/archives/course/39583
西大分港
朝6:30にスタートし、約72kmのサイクリングで西大分港へ戻ると、時間はまだ15:00。
19:15発のフェリーさんふらわへの乗船時間は18:15。3時間ほど、ここでのんびり過ごすことに。
まずは「ミントカフェ」で、シフォンケーキとコーヒー。
カフェタイムの後は、美しい港の風景をバックにフォトセッション。
18:00前にターミナルで手続きを済ませて、18:15乗船。
夕陽に送られ朝日に出迎えられる極上の船旅
往路と同時に、15分前の銅鑼の後、ゆっくりと港を離れるフェリーさんふらわあ。
夕食、入浴、早い就寝を経て5:00起床。
ちょうど前方には明石海峡大橋と昇る朝日が出迎えてくれます。
季節や天候に恵まれ、行きも帰りも、夕陽に見送られ、朝日に出迎えてもらえた「極上の船旅」は、6:35 神戸港に到着し終了です。
動画レポート
コース紹介
距離: 72.8 km 獲得標高(登り): 319 m
▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
▼まちなか芸術発見ルート
まとめ
何十年ぶりにフェリーに乗って感じたのは、まさに「船上のホテル」。移動手段としての船ではなく、楽しさと快適さ、そして贅沢さを実感しました。
夜は早く寝て、朝早く起きて、そして港に着いたら即サイクリングを始めることができるうえ、現地0泊は「とにかく身軽」です。
佐賀関サイクリングは、比較的平坦なコースでありながら、佐賀関ではしっかり登り坂もあり、海がきれいなことに驚きました。
電車輪行で行くにはかなり遠い、関西から九州への旅も「フェリーさんふらわあ」を使えば快適ですし、しっかり一日中楽しめます。
大阪南港からは「別府(大分県)」と「志布志(鹿児島県)」の航路もあるので、色々な「自転車×船旅」を楽しんでみてください。
出航の時にデッキに出れば、スタッフの方々が見送ってくれるこのシーン。「船旅」ならではの素敵なひと時でした。
執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ