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【京都府】京都大学周辺をポタリング! 京大生御用達の安旨グルメとデートスポットをめぐる

日本を代表する名門・京都大学。「自由の学風」を謳う京都大学は、学生たちの自主性を重んじており、独特の文化があることで知られています。
京都大学出身の友人に案内してもらい、京大生がこよなく愛する大学周辺グルメと京大生がよく出没するという定番のデートスポットを巡ってきました。

12:00 鴨川デルタで待ち合わせ

まず待ち合わせ場所に指定されたのは左京区・出町柳にある「鴨川デルタ」。
鴨川デルタといえば、東から流れてくる高野川と西から流れてくる賀茂川の合流部分にある三角州で、休日になると、たくさんの学生や家族連れで賑わいを見せる人気スポット。

もちろん、すぐそばに大学がある京大生にとってもなじみのある場所で、講義の合間や、授業のあとに友人や恋人と語らうのが定番なんだとか。

快晴に恵まれたこの日もゆっくりピクニックを楽しむ人の姿がちらほら。

鴨川デルタといえば、川の東岸と西岸を結ぶように配された飛び石も有名。実はこの飛び石、よく見てみると亀や千鳥の形の石が紛れ込んでいるんです。

もちろん私も飛ばないわけにはいきません。軽やかに飛んでいた(ような気がする)学生時代を思い出しながら飛んでみました。
実際に飛んでみると、想像とはまるで違い…。リズミカルに飛べるのは大学生までなのかもしれません。

お遊びはほどほどに京都大学の方向へ自転車を走らせます。

12:15 ハイコスパランチならココ! 京大生溺愛の『ハイライト食堂』

10分ほど走ると1つ目の目的地に到着。まず案内してもらったのは、百万遍のキャンパスの目の前、京大生が足繫く通うという食堂。

『ハイライト食堂』は、地方から出てくる学生にリーズナブルな価格で愛情のこもった料理をお腹いっぱい食べてほしいとの思いで1960年(昭和35年)に創業。
店の外にも「味よし、量よし、値段よし」のキャッチフレーズが。

ここでぜひ食べてほしいとおすすめされたのがジャンボチキンカツ定食660円。ビッグサイズのチキンカツに自家製アメリカンソースがかかっているというもの。

おばちゃんの威勢のいい声とともに到着したのは、私の手のひら2枚分ほどの大きな大きなチキンカツ。
そして、チキンカツの大きさに隠れているものの、ご飯も通常の2杯分くらいの大ボリューム!
「これはちょっと多すぎるな…」と完食を諦めていた自分はどこへやら、気が付いたら大皿の上のチキンカツが残り1切れに。サクフワ食感のカツは思ったより軽い口当たりで、とにかくご飯がすすみます。

甘めのソースも脂っこさを軽減してくれるので、食べてみると見た目ほどのずっしり感がなく、最後までおいしくいただけました。

13:00 京都大学キャンパスに潜入

腹ごしらえが済んだところで、京都大学のキャンパスにもご挨拶。京大は昔から自転車文化が根強いらしく、構内には学生たちの自転車がずらりと並んでいました。

90年近くにわたって京都大学のシンボルとして親しまれてきた時計台とも忘れずに記念撮影。
時計台の中には講演会を行うホールやレストラン、歴史展示室などがあるのだそう。

13:30 “百万遍さん”の愛称で親しまれる『知恩寺』を参拝

活気ある大学の雰囲気にエネルギーをもらって、京大生ゆかりのスポットめぐりはまだまだ続きます。
次に訪れたのが、京都大学の向かいにある知恩寺。知恩寺といえば、浄土宗七大本山の一つで、毎月15日に手作り市が行われることで知られています。
境内には約400もの店が立ち並び、多くの買い物客で賑わうのだとか。

近年京都の社寺でよく見られる花手水も発見。

これからの自転車旅の安全を祈願してお参りしたところで、京大生がよく通っているという喫茶店へと向かいます。

14:00 地元で愛されるコーヒー店『ワールドコーヒーショップ白川本店』

知恩寺から5分ほど走ったところにある『ワールドコーヒーショップ白川本店』が次の目的地。

『ワールドコーヒー』といえば、京都を代表するコーヒーチェーン。その総本山がこの白川本店なのです。ガラス張りの大きな窓からはシャンデリアが煌々と輝いている様子が見えます。
ショーケースに並ぶ昔懐かしいメニューの数々に胸を膨らませながら、いざ入店。

店に入ると、向かって右側がショップ、左側がカフェになっており、ショップには焙煎したての豆や、茶菓子、コーヒー用具など、コーヒーにまつわるあれこれが種類豊富に取り揃えられています。

おやつ時ということもあって、カフェは満席! コーヒー片手に話に花を咲かせているマダム方がたくさんいらっしゃいました。

数あるメニューの中から、私は木苺のミルフィーユとカフェオーレを注文。

木苺ジャムの甘酸っぱさと、クリームの甘さが絶妙にマッチしたミルフィーユは、なんとも懐かしい味わい。カフェオーレとの相性も抜群でした。
このセットで740円と、とにかくお財布に優しいのも京大生に愛される理由のひとつなんだとか。

15:30 『哲学の道』を歩きながら今日一日を振り返る

最後は京大生に人気のデートスポットだという『哲学の道』へ。
銀閣寺と南禅寺の約2㎞にわたる散歩道である哲学の道は、京都大学教授であった哲学者の西田幾太郎がこの道を歩いて思惑に耽っていたことから名づけられたそう。

サイクリングもよいですが、京大生になった気分でお散歩。

途中には休憩できるベンチも。小川のせせらぎに耳を澄ませながら愛を語り合うとは、なんとも素敵ですよね。

楽しかったポタリングの一日を考えながら歩いているうちに、哲学の道も終点に。再び自転車に乗り、沈む夕日に向かって西の方角へ。
帰りは平安神宮を左手に丸太町通りを鴨川方向へまっすぐ進んで、京阪神宮丸太町駅でこの日のポタリングは終了です。

コース紹介

まとめ

午後から京都大学周辺のポタリングを楽しんだこの日は、世代を超えて学生たちに愛されるスポットを訪れることができました。
紹介したスポットのほかにも、このエリアには京大ゆかりのスポットがたくさんあるので、ぜひ探してみてくださいね。

執筆:高島夢子

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