【2022年版】人気メーカーオススメの15万円以下のクロスバイク11選!
世界的に自転車人気が高まっている現在、シティサイクルからステップアップして、趣味性の高いスポーツタイプの自転車に興味を持つ人も増えています。
スポーツタイプの自転車は、舗装道路でのスピードを追求した「ロードバイク」と、悪路での走破性を追求したオフロード向けの「マウンテンバイク」、両方のよさを取り入れた「クロスバイク」があります。
そこで、扱いやすくてフレンドリーな「クロスバイク」をフューチャー! スポーツバイクを扱う自転車メーカーがオススメする11台をご紹介します。
※参考価格は記事公開時点の価格となります。
目次
クロスバイクってどんな自転車?
クロスバイクは「クロスオーバーバイク」の略で、軽量でスポーティーな車体、細めながらもちょっとした段差やデコボコ道も安定して走行できるほどよい太さのタイヤ、操作性のよいフラットなバーハンドルを装備しているところが大きな特長です。
ママチャリなどのシティサイクルよりも、一般的に軽量でスポーティー。ロードスポーツモデルよりも前傾姿勢がキツくないので、街中を軽快かつスポーティに走れます。街中の移動から、ちょっとしたサイクリングにもピッタリ。幅広いシーンで活躍してくれます。
メーカーオススメのクロスバイクをご紹介!
スポーツバイクを扱う自転車メーカーは世界中で数多く存在します。今回は日本でも展開する人気の10ブランドから11台ををピックアップしてみました。ブランドのコンセプトや特徴を踏まえつつ、それぞれのメーカーがTABIRIN読者にオススメするクロスバイクをご紹介します!
ANCHOR(アンカー)
日本の自転車産業のトップメーカー「ブリヂストンサイクル」が展開するスポーツバイクブランド「ANCHOR」は、本格的なレース用自転車から街乗り自転車まで幅広くラインアップしています。
【ANCHOR(アンカー)/ RL1 ALTUS MODEL MECHANICAL】
アンカーでは本格的なレーシングライン、日常的にスポーツサイクリングを楽しめるアクティブラインを設定。アクティブラインのロードバイクシリーズが「RLシリーズ」です。
アンカー独自の解析システム「PROFORMAT(プロフォーマット)」を用いて、自転車の推進力の最大化を目指して開発。シリーズ初のクロスバイクが「RL1」です。コンポーネントには日本大手メーカーShimano(シマノ)の最先端技術を落とし込んだSHIMANO ALTUSを採用しています。
LEDライトやワイヤー錠、スタンドなどのパーツを標準装備し、日常での使い勝手のよさも追求。価格もリーズナブルなので、サイクルスポーツのエントリーモデルとしてはもちろん、自転車通勤や通学使用にもオススメです。油圧式ディスクブレーキ仕様もあり。
■RL1 ALTUS MODEL MECHANICAL(RL1アルタスモデル 機械式)
フレーム材質:アルミ |
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TREK(トレック)
アメリカの工業地帯ウィスコンシン州ウォータールーに本社を構える「TREK」は、全米で圧倒的シェアを誇るスポーツバイクブランド。
本社に室内で走行テストができる専用のトレッドミルを製作。国が定める安全基準よりも厳しいテストをおこなっています。クラフトマンシップとサイエンステクノロジーを融合させたボディメイクで、頑丈で壊れにくい車体を実現しています。
【TREK(トレック)/FX3 Disc】
性能はもちろん、乗りやすさを重視した人気のクロスバイクシリーズが「FX Discシリーズ」です。性能とコストのバランスがよいモデルが「FX3 Disc」で、軽量なアルミフレーム、カーボンフォーク、高い制動力を発揮する油圧ディスクブレーキを採用。フロントディレーラーをなくした1×10段のドライブトレインを装備し、変速操作を簡素化しています。
また、フロントフォークに軽量で衝撃吸収性にも優れたカーボンを採用。高度なカーボン成型技術により、強度もしっかり維持。軽くて丈夫で快適な乗り心地を実現しています。
クロスバイクシリーズのなかでスポーツ性の高い「FX Sport シリーズ」、女性用にセッティングした「FX Disc Women’sシリーズ」などもあります。
■FX3 Disc(FX3ディスク)
参考重量:11.38kg(Mサイズ) |
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Cannondale(キャノンデール)
「Cannondale」は、常識にとらわれないユニークな発想で、独自性のある革新的な技術をもつアメリカのブランド。
アルミの加工技術に優れており、軽くて丈夫なアルミ製フレームには定評があります。
【Cannondale(キャノンデール)/TREADWELL 2 Ltd】
「Treadwellシリーズ」はキャノンデールの遊びゴコロを感じるアクティブラインのフィットネスバイク。ダートトラックレーサーを彷彿とさせる幅広のバーハンドル、ロングホイールベースの太いチューブと太めのタイヤが存在感を放っています。
見た目の迫力に反して、ボディは軽量。操作性と直進安定性に優れ、快適な乗り心地を実現しています。また、扱いやすいフレームワークも魅力。またぎやすく、降りやすいレイアウトになっています。前傾姿勢がキツくなり過ぎない、アップライトなポジションもほどよく、デイリーユースできる親しみやすい一台です。
上級モデルの「Treadwell 2」は、油圧式ディスクブレーキ仕様。機械式の「Treadwell 3」は7万円台とリーズナブルになっています。
■TREADWELL 2 Ltd(トレッドウェル 2 リミテッド)
フレーム:アルミ https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/active/fitness/treadwell/treadwell-2-ltd |
TREADWELL 2 Ltd(トレッドウェル 2 リミテッド)の購入はこちら
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SPECIALIZED(スペシャライズド)
1974年、既存の価値観に反抗するカウンターカルチャーが広がり、ヒッピームーブメントの中心となっていたアメリカ西海岸で誕生したのが「SPECIALIZED」です。
「INNOVATE OR DIE(革新か、さもなくば死か)」をコンセプトにした、固定概念に縛られない自由で多彩な開発力が魅力です。
【SPECIALIZED(スペシャライズド)/SIRRUS 3.0 STEP THROUGH】
初心者も親しみやすいエントリーモデルから本格的なロードレースモデルまで、ラインナップが充実。通勤や買い物などの日常の交通手段としても使えるのがアクティブラインです。クロスバイクはフィットネス向けの「SIRRUS」とオフロードも走行したい人向けの「SIRRUS X」シリーズがあります。
オススメなのは、上位グレードの「SIRRUS 3.0 STEP THROUGH」。アルミニウム合金フレームにカーボンフォークをセット。スポーティーな2×9速のコンポーネンツにパワフルな油圧式ディスクブレーキを搭載しています。
トップチューブが下がったフレームデザインで、乗り降りしやすいのがポイント。小柄な女性でも扱いやすいサイズ展開になっています。シンプルなフレームデザインの「SIRRUS 2.0」ならば6万円台で販売されています。
■SIRRUS 3.0 STEP THROUGH(シラス3.0ステップスルー)
フレーム:アルミ |
GIANT(ジャイアント)
台湾は世界中の多くの自転車メーカーやパーツメーカーが生産工場を構えていることもあり、台湾製は高性能でリーズナブル。
コストパフォーマンスに優れた最大手の台湾ブランドとして知られているのが「GIANT」です。ラインナップも豊富で、幅広いユーザーに支持されています。
【GIANT(ジャイアント)/ESCAPE R3】
通勤・通学から街乗り、ロングライドまで使えるGIANT製クロスバイクの定番モデル「ESCAPE R3」。2022年モデルからリアセンターが5mm伸長した新フレームに30mm幅の専用タイヤをセット。手のひらにあたる部分が広く設計されたエルゴノミック形状のグリップと、クッション性の高いサドルで、快適な乗り心地を実現しています。
また、一部コンポーネントにマイクロシフトを採用して価格を抑えた「ESCAPE R3 MS」もラインナップ。6万円台とリーズナブルな価格設定になっています。
■ESCAPE R3(エスケープR3)
フレーム:アルミ https://www.giant.co.jp/giant22/bike_datail.php?p_id=00000038 |
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MERIDA(メリダ)
エントリーモデルからレーシングモデルまで幅広く手掛ける台湾生まれの自転車ブランド「MERIDA」。さまざまな自転車ブランドのOEM生産をおこなってきた高い技術力とデザイン性、入手しやすい価格帯が魅力で、日本でも高い人気を得ています。
【MERIDA(メリダ)/GRAN SPEED 300-D】
独自のハイドロフォーミング製法によるアルミフレームに、油圧ホースを内蔵したフルカーボンフォークをセットしたクロスバイクスタイルの「GRAN SPEED 300-D」。
ロードバイク用のヘッドチューブとトップチューブ、2×10速のコンポーネントを採用。扱いやすいフラットバーハンドルを組み合わせ、フィットネスとコミューティングのためのジオメトリを両立させています。スマートなスタイルと走行性能、長距離走行に対応した軽快さと快適性を高次元で融合させたプレミアムモデルです。
■GRAN SPEED 300-D(グランスピード300-D)
フレーム:アルミ https://www.merida.jp/lineup/cross_bike/gran_speed_300-d.html |
【MERIDA(メリダ)/CROSSWAY 110-R】
小柄な人にオススメなのが「CROSSWAY 110-R」です。コストパフォーマンスに優れたクロスバイクの人気ベーシックモデル「CROSSWAY 100-R」をベースに、小柄な人のために専用ジオメトリーを採用。低めのトップチューブを採用、ハンドル、ステムなどの各部に専用サイズのパーツを取り入れています。
独自のTFS製法によるアルミフレームに、Vブレーキを採用。日常でも使いやすい、キックスタンドを標準装備した日本専用モデルです。
■CROSSWAY 110-R(クロスウェイ110-R)
フレーム:アルミ |
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Bianchi(ビアンキ)
1885年にイタリアで創業した「Bianchi」は、現存する世界最古の自転車メーカーとして知られています。
世界的なレースで輝かしい戦績を残してきた実績あるブランド。イタリアの空の色を模したチェレステカラーがブランドカラーとして知られています。スポーツバイク初心者から上級者まで幅広いユーザーに親しまれています。
【Bianchi(ビアンキ)/C SPORT2 DISC】
フラットなバーハンドルと太めなタイヤが特徴的なMTB寄りのクロスバイクシリーズ「C SPORT」は、フラットバーによる操作性、38mmの太めなタイヤによる走行安定性が特徴。街乗りからエクササイズまで幅広いシーンに対応するスポーツバイクの入門モデル的存在となっています。
オススメする「C SPORT2 DISC」は、軽量アルミフレームに油圧式ディスクブレーキを採用したモデル。ブレーキや変速機のケーブル類はフレームの内部を通す構造になっており、見た目もスタイリッシュです。
■C SPORT2 DISC(Cスポーツ2ディスク)
フレーム:アルミ |
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FELT(フェルト)
アメリカの南カリフォルニアでモトクロスバイクのテストライダー兼エンジニアをしていたジム・フェルト氏が1991年に立ち上げた自転車ブランド。
現在の拠点はアメリカとドイツ。FELT USAで研究開発、デザイン、プロモーションチームが働いています。スピードこそフェルトのDNAとし、フレームの軽量化と乗り心地を追求。数多くのレースで勝利を収めています。
【FELT(フェルト)/VERZA SPEED 40】
ロードモデルFRの開発過程で生まれたシートステーのテクノロジーをフレームに採用。垂直方向の柔軟性を高め、振動吸収性と路面追従性を高めつつ、加速に必要な横方向の剛性を維持しています。フラットハンドルで安定感をプラスし、スピードと快適さを両立させたのが「VERZA SPEED 40」です。
リラックスしたライディングポジションで、低い重心で安定感があり、足つきがいいのも特徴です。シフトやブレーキのケーブル類をフレーム内に内蔵し、雨によるサビなどを軽減。見た目もスタイリッシュです。また、フェンダーやキャリアが取り付けできるダボ穴をフロントとリアアクスルの近くに装備。好みのスタイルにカスタムするのにも便利です。
■VERZA SPEED 40(ベルザスピード40)
フレーム:アルミ |
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GIOS(ジオス)
1948年にイタリアのトリノで創業した「GIOS」は、伝統あるスポーツバイクブランド。創業者のトルミーノ・ジオスは、自転車競技の選手でもあり、ベルリンオリンピックにイタリア代表として参加したことから、GIOS製フレームのヘッドマークには五輪マークがあしらわれています。
精度の高いフレームが特徴で、1970年代に青色のフレーム供給を受けたプロチーム「ブルックリン」が活躍したことから、その名声を受けたフレームカラーが「ジオスブルー」と呼ばれるようになり、現在、ブランドのシンボルカラーにもなっています。
【GIOS(ジオス)/MISTRAL DISC MECHANICAL】
通勤、通学などの街乗りから、ちょっとしたサイクリングまでカバーするGIOSのクロスバイク「ツーリング&アーバンバイクシリーズ」の人気モデル「MISTRAL」のディスクブレーキ仕様。
軽量アルミフレームにクロモリフォークをセット。変速機などのコンポーネントをSHIMANO製でアッセンブルしています。フロント3段 × リア8段変速により、さまざまなシチュエーションでスムーズな変速と安定したブレーキ性能を発揮。32cの太めのタイヤで安定した快適な走りを楽しめます。
人気シリーズなこともあり、油圧式ディスクブレーキ仕様、Vブレーキ仕様やクロモリフレーム採用モデルなど多彩にラインナップ。予算と好みに応じたモデルが選べます。
■MISTRAL DISC MECHANICAL(ミストラルディスクメカニカル)
フレーム:アルミ https://www.job-cycles.com/gios/collection/detail3.php?22-MISTRAL-DISC-MECHANICAL-7 |
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BASSO(バッソ)
ロードレースの本場、イタリアを本拠地とするレーシングバイクブランド「Basso」。1979年に創業した業界では若手ブランドですが、品質の高さが評価されてヨーロッパのトップブランドのひとつとなっています。
プロチームにスポンサーしない方針を掲げる一方で、性能に対する消費者の評価が厳しいドイツマーケットを重視。地元の企業や大学と提携して開発に注力し、フレーム素材のクオリティーの高さを追求しています。
【BASSO(バッソ)/LESMO】
比強度が高く、粘り強さに優れたクロムモリブデン合金を素材にしたBASSOオリジナルのフレームとフォークを採用。初心者でも親しみやすいバーハンドルを装着したクロスバイクタイプですが、細身のシャーシ構成はロードバイク寄りとなっています。
変速機やブレーキ、ホイールなどはSHIMANO製。制動性と扱いやすさ、コストパフォーマンスに優れたキャリパータイプのリムブレーキを採用し、価格を10万円以内に設定。ロードスポーツに興味を持っているけれど予算で悩んでいる人、ドロップハンドルに苦手意識があったり、クロモリ特有の柔らかい乗り味を体験してみたい人にオススメです。
■LESMO(レスモ)
フレーム:クロモリ https://www.job-cycles.com/basso/collection/detail2.php?22-LESMO-1 |
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楽しみの幅を広げてくれるクロスバイク
クロスバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクのいいとこ取りばかりでなく、シティバイクの安全性や利便性も求められるまさにクロスオーバーな自転車。
軽快な走りと安定性がありながら、初心者にも扱いやすいデザインとリーズナブルな価格帯が魅力。フレームやフォークなどの素材やサイズ、タイヤの幅、キックスタンドなどのオプションパーツも多彩にあるので、自分の理想とするライフスタイルに合わせたセレクトが可能です。
運動性が高くなる分、事故などの交通リスクも高くなります。交通ルールやマナーをしっかり守って、豊かなバイクライフを送りましょう!
執筆:守田 二草