旅×自転車 記事

【東京都】食べること大好き女子が初めてのポタリング 食後に目黒川周辺を散策するもまさかの苦戦!?

東京で桜並木というと真っ先に浮かぶ見どころ、目黒川の桜並木。春になると、中目黒など目黒周辺エリアに多くの人が訪れます。目黒川に映る桜はうっとりするほど綺麗な景色ですが、桜を目的に訪れると、桜をみて満足してしまうなど、周辺をゆっくり散策する機会は案外なかったりするのではないでしょうか。そんな目黒川周辺を、筆者の大好物であるラーメンをランチにポタリングをしてきたのでご紹介します。

ポタリングとは

ポタリングとは説明

レンタサイクルでサイクリングスタート

STYLE-B外観

自転車をレンタルするのは五反田駅近くの「STYLE-B」。駅から歩いて5分ほどです。本当の最寄りは東急池上線の大崎広小路(おおさきひろこうじ)駅で、こちらからだと徒歩1分で到着します。五反田駅から東急池上線が走っている線路高架下の一角にお店があります。

STYLE-B店先の果物

お店に到着すると、自転車店なのに店先で果物も売っていました。新鮮な果物がたくさん並べられていてつい買いたくなりましたが、これからサイクリングなので我慢。

レンタサイクル手続き

レンタサイクルの手続きをします。クロスバイクのレンタルが、3時間1200円。1日レンタルは2200円です。

STYLE-Bのレンタサイクル情報

Pure Cycles

今日は同じTABIRIN編集部のメンバーYさんも一緒にお出かけです。

Pure Cyclesのハンドル

レンタルした自転車は「Pure Cycles」という、カリフォルニア発の自転車。クロスバイクなのですが、ハンドルが弓形になっているなど、かたすぎないデザインが素敵でした。真っ直ぐなハンドルよりは握りやすさもあります。私自身はクロスバイクを既に持っているのですが、また違ったおしゃれな自転車に乗ることができるのも、レンタサイクルの魅力ですね。

目黒川周辺を走る

「STYLE-B」を出発して、目黒川沿いを走ります。お昼時で歩行者も多かったのですが、五反田付近は自転車道が整備されており、とても走りやすいです。

五反田駅前の目黒川

五反田駅付近 自転車道

快適に走るはずが予想外の展開に…

首都高

目黒川沿いを少し走ったあと、首都高沿いを目黒駅方面へ向かいます。

 

快適に走っていた私たちですが…このあと突然、急な上り坂が出現…!変速を1に切り替え、最初は頑張ってこいでいたのですが、徐々に傾斜が強くなり、運動不足である私たちのエネルギーは中腹でゼロに。必死に上っていたので、写真も撮り忘れてしまいました。

 

しかし、思いがけないエネルギーを消費したことにより、ラーメンへの気持ちが最高潮の状態でお店に到着です!

ビブグルマン5年連続選出の名店 至極の淡麗ラーメン「麺や維新」

麵や維新外観ランチのお目当てはラーメン「麺や維新」。ビブグルマンは、ミシュランガイドにおいて「安くてコスパのよいオススメの店」にあたえられる印で、麺や維新は2015年から5年連続で受賞しています。場所は目黒駅から徒歩3分ほどです。訪れた時間は金曜の11:45頃。平日とはいえ、オフィス街の目黒でこの時間となると、多少の混雑を覚悟していたのですが、幸運なことに並ぶことなく入ることができました。

麺や維新の醤油らぁめん注文は迷わずオリジナルメニューの「醤油らぁめん」(800円)。透き通る金色色のスープが美しい…麺や維新はこだわりのスープが特徴で、化学調味料に頼らず食材が持つ自然の旨みでラーメンを作っています。

麵や維新醤油らあめんの麺麺は細麺でつるっとしています。にゅう麺に近い感じ。一気にするっと食べられます。これは私のラーメンあるあるなのですが、最後にスープが残ったときに、もう少しスープを飲むか、いつも葛藤します。大体、健康への気持ちが勝ち最後までは飲み切らずに終える私ですが、このラーメンは化学調味料を使用せず作られたスープ。ということで、今回は最後まで美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

麵や維新 ラーメンのから

食後の運動に目黒川へ

お腹も満たされたところでサイクリングに戻ります。ここからは目的地なく走るポタリングで進みます。目黒駅横を通りすぎ、今度は登った分しっかり下り、目黒川沿いにまた戻ります。

目黒川沿いを走る

目黒川の桜並木川沿いをしばらく走り、中目黒(なかめぐろ)駅近くまでやってきました。写真の向こうに見えているのは、中目黒駅そばにある高層マンションです。桜が咲いたらこの場所も混雑して、きっとこんなにゆっくり眺められないだろうなあ、と思いながら一息。時間もあったので、ここで折り返しです。

おしゃれなウォールアートを発見

折り返して走っていると、突然おしゃれなウォールアートが!軽快に走っていたのですが、思わずブレーキがかかりました。

目黒川沿いのウォールアート

東京都立芸術高等学校の卒業生の作品です。パステルの色味におしゃれな女性の絵、インスタ映え間違いなしですね。いい大人2人が「かわいい」を連呼して大量に写真を撮りました。ちょうどブルーの自転車だったこともあり、映える一枚が撮れました。

こういった思いもよらない出会いがあることが、ポタリングならではです。自分が知らない新しいスポットを発見できると、一段と楽しくなりますね。

かつては〇〇〇だった?「下目黒」エリアへ

目黒川沿いを折り返してきたところで、川沿いから逸れて下目黒(しもめぐろ)エリアに南下してみます。

 

すると、ここでも上り坂にあたることに…目黒エリアってこんなにも坂が多い地域なのですね。くじけずに上っていると、思わず目に留まったバス停がありました。

元競馬場前バス停

その名も「元競馬場前」。実はこの下目黒一帯、昔は「目黒競馬場」だったようです。1907年(明治40年)から1933年(昭和8年)まで、現在の東京都目黒区下目黒に存在した1周1マイル(約1.6km)の競馬場で、現在の府中市にある東京競馬場はこの目黒競馬場が移転したものだそうです。バス停の名前から、歴史事情に触れることができました。

「ふげん社」のコミュニケーションスペース

ふげん社 外観坂を上りきる手前でおしゃれなお店を発見。「ふげん社」という出版社が経営する、ギャラリーとブックカフェが一体になったコミュニケーションスペースです。

ふげん社ブックスペース

ふげん社ギャラリースペース写真集や小説など、幅広いジャンルの本が揃えられていました。3階のギャラリースペースでは展示も行っており、無料で閲覧可能です。ギャラリー、ブックカフェスペースともに、とても洗練された空間でした。

目黒不動「泰叡山 瀧泉寺」

上ってきた坂を下り、不動前(ふどうまえ)方面へ。大通りから少し中道を進んでいくと、瀧泉寺(りゅうせんじ)の看板が見えたので、立ち寄ってみることに。

ただ、まさかのまたまた上り坂…しかも一番ハード。のらりくらりと自転車を押しながら登りました。目黒エリア、要注意ですね。

目黒不動 瀧泉寺目黒不動「泰叡山 瀧泉寺」は日本三大不動のひとつで、有名人も多く訪れるのだそうです。

恵比寿神 大黒天

となりには、「恵比寿神」が祀られていました。元祖山手七福神商売繁盛・五穀豊穣(ごこくほうじょう)をもたらす福の神で、この瀧泉寺含め目黒周辺には「元祖 山手七福神」巡りのコースがあります。また、回り方によってもご利益が変わるのだそうです。徒歩だと約1時間半のコースですが、このコースを自転車で回るのも一つですね。

レンタサイクル返却

STYLE-Bまでの帰り道 自転車道

龍泉寺から首都高速中央環状線沿いに戻ります。道幅が広いかつ、自転車と歩道の区切りが分かりやすく走りやすかったです。このまま真っすぐ突き進むと、東京湾まで行けるようです。この先にはどんな景色が広がっているのか、気になるところです。

走ったコース

走行時間合計:2時間30分(ランチ時間も含め)

 

STYLE-B

東京都品川区西五反田1-22-4

11:00〜19:00(水曜定休)

※修理対応時間は12:00~18:00

麺や維新

東京都品川区上大崎3-4-1 サンリオンビル1F

昼営業 11:00〜15:00
夜営業 18:00〜21:30

ふげん社

東京都目黒区下目黒5-3-12

火 – 金 12:00 – 19:00 / 土 – 日 12:00 – 18:00 (月祝休)

目黒不動 泰叡山 瀧泉寺

 

まとめ

以上、ラーメンを目当てに目黒川周辺をポタリングをしました。麵や維新のラーメンは優しい味の中にもしっかり旨味があり、間違いなくおススメです。目黒エリアは想像以上に坂が多く苦戦を強いられましたが、思わぬ坂の出現により、ラーメンで摂取したカロリーは取り返せたと思っています。このあとしっかり筋肉痛になり、代償も大きかったことは笑い話です。

また、歴史事情やインスタ映えスポットなどの新しい出会いがあり、改めてサイクリングの魅力を実感することができました。目黒川沿い以外に行く際は、多少の苦労を覚悟して訪れてみてください。

関連記事

 

執筆者:まんぷくひよこ

TABIRIN編集部メンバー。東京谷中でTokyoBykeをレンタルしてサイクリングをしたことをきっかけに、街なかサイクリングの魅力に気づく。好きな食べ物はラーメンと餃子の食べること大好き女子。休日は自転車で近所の気になる飲食店やカフェを訪れています。


  • この記事がいいねと思ったら
    •  3
  •   この記事のご感想はユーザーのみなさま
  • サイクリングレポート(記事下部)
    サイクリングレポート(記事下部)
    編集部おすすめ
    ランキング